Rey's Psion 5mx PRO page

最終更新: 2006年5月7日 (連絡先メールアドレスを変更)


5mx PRO とは?

5mx PRO は、 Psion GmbH がドイツで販売している、5mx の亜種です。 別段新製品という訳ではなく、 5mx の登場後暫くしてから発売された覚えがあります。 基本的に同じ製品ですが、 以下のような点で 5mx (US版) とは異なります。

  1. “クリーンコンピュータ”としての側面
    1. 5mx は OS (EPOC) を ROM に搭載しているが、 5mx PRO はハードリセット時に OS を CF から RAM に読み込む (netBook と同様の手法)。 OS を格納した 16MB CF が同梱されてきた。
    2. 搭載 RAM 容量が大きい。 登場した頃は 24MB だったと記憶しているが、 近藤が購入したものは 32MB。 ただし、OS が読み込まれるので、実質使えるのは 21MB 程度になる。
    3. OS のバージョンが異なる。 現在 Psion GmbH からダウンロードできる 最新版 OS イメージは、 Version 1.05(319) である。
  2. ドイツ語版 5mx としての側面
    1. OS はドイツ語版で、メニューやメッセージ等はドイツ語表示される。
    2. キーボードもドイツ語版で、US 版と比べると Y と Z の配置が入れ替わっている等の違いがある。
    3. ショートカットキーの割り当ても異なる。 例えば、System スクリーンでの Ctrl+Q は、 US 版ではディスクの移動に割り当てられているが、 ドイツ語版では Einstellungen (初期設定) である。 また、問い合わせダイアログにも、Y/N ではなく J/N で答える (Ja と Nein) 必要がある。
    4. ディレクトリ名も一部異なる。 例えば、文書のデフォルトフォルダは US 版では \Documents だが、 ドイツ語版では \Dokumente である。
  3. 5mx Pro 日本語版のベース機種としての側面
    1. 2001年末にエヌフォーから発売された 5mx Pro 日本語版は、 この 5mx Pro がベースになっています。
    2. ハードウェア的には、キーボードが US 対応に、 画面下段のシールが日本語または英語表記に、 エンブレムの表記が日本語版に、 それぞれ変更されているようです。
    3. ソフトウェア的には、起動時にロードする OS イメージが 日本語版になっています。

    日本語化

    基本的に 5mx と変わるところの無い機械ですが、 UniFEP は ROM バージョンに依存する珍しいソフトなので、 一通り試してみました。

    1. UniFEP for EPOC
      使えました。 ただし、メニューのドイツ語特殊文字 (エスツェット等) が四角として表示されてしまうので、 読みづらくなります。 これは、UniFEP のフォントが、 UTF-8 と被る 0x80-0xff 部分のほとんどのグリフを 持っていないためだと思われます。 もちろん、S5 以外の機種で知られている不具合 (revo の項を参照) もそのままです。
    2. UniFEP for 5mx
      使えませんでした。 コントロールパネルに UniFEP のアイコンが出てきません。
    3. UniFEP V2 + サービスアップデート
      同上、使えませんでした。

    その他のソフトウェア状況

    基本的に 5mx ですし、ドイツではそれなりに売れている機械なのですから、 普通のソフトの動作については心配していません。 幾つかゲームを起動してみましたが、 特に問題になる点は見当たりませんでした。

    ただし、日本語関係のソフトは、 UniFEP に依存するものが多いため、やや心配があります。 日本人が作られたソフトについて、思いついたものを軽く試してみました UniFEP for EPOC をインストールした状態です。

    1. 動いたソフト
      • KEdit private patch by ktkawabe (kedit_991110b.zip)
      • JMemo private patch by ktkawabe (jmemo_20000827b.zip)
      • pB ver0.31b
      • pV ver0.12
      • JNP 0.52b
      • msh ver 0.25
      • Typrov ver 1.4
      • Kalc ver1.00
      • UniED ver. 0.02
      • Fumibako バージョン 3.01
      • Keyaki Version1.1.0
      • Tsugi 0.31
      • Shiori Ver0.12
      • Railmap デモ版
    2. 問題のあったソフト
      • Note V1.03
        →UniFEP V2 が動かないので、日本語が表示できなかった。
      • hsViewer 0.15
        →Fehlercode USER, Fehlernummer 23 でエラーとなり、 起動できなかった。 MC218 ではそのまま CF 差し替えで動いており、原因不明。
      • TaniK さんの JTV シリーズ
        • JTV for KEdit (JTVK) Ver0.8.1b
        • JTV for UniFEP (JTV) Ver0.9.3b
        • JTV Delta (JTVD) Ver 0.8b
        →これらは全て、ページ送りキーの割り当てられている Z キーが US 版と違う位置にあるため、片手で操作できなかった。 機能自体は問題ないので、キー割り当てをカスタマイズすれば解決。

    注: 私の CF に入っていたソフトで試したので、最新版でないものもあります。


    なぜ買ったのか?

    ここまで書いて判るように、実用性という点では 国内で売られている正規品の 5mx (US版+UniFEP V2) には及びません。 当然、「なぜ国内版よりも高い 5mx PRO を買ったの?」と質問されます。

    一番のきっかけは、友人がドイツに出張に行くというので、 買い物をお願いしました。 その時は単純に「面白そうだったから」なのですが、 一応こんな理屈も付けてみました ;-)


    rey@fb3.so-net.ne.jp 近藤玲史
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