viewja for ER6 (別名 viewja for Series80)

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更新: 2005年1月3日 (Nokia 9500 での動作報告を追加、それにあわせてタイトルを変更) 更新: 2006年5月7日 (近藤の連絡先メールアドレスを変更)

はじめに

viewja はもともと、Psion Series5 (EPOC Release1 搭載機種) が出た頃に、 とりあえず日本語テキストを表示させるために作成した、 簡易な日本語ビュアです。 Psion の携帯端末は、OPL というスクリプト言語を搭載しており、 それを使って実機上で手軽に作成しました。 その後、Psion にも JMemo や Fumibako 等のエディタ・ビュアが数多く登場し、 それまでの繋ぎとしての viewja の使命は終わっていました。

Nokia 9210 Communicator は、 Series80 と呼ばれるプラットフォームを搭載した GSM 電話機です。 同プラットフォームは、 登場当時「EPOC Release 6 (ER6)」とも呼ばれた、 SymbianOS 6.0 の上に構築されています。 同 OS は、Psion で使われていた EPOC の後継に当たることもあり、 Psion で使われてきたスクリプト言語 OPL が搭載されました (2001年8月頭に Symbian が Crystal Reference Design 用の OPL ランタイムのα版と同 SDK のα版 を公開し、 その後オープンソース化)。

この OPL SDK を使って、河邊さんが viewja を Nokia 9210 Communicator で動くように改造してくださいました。 おそらく、SymbianOS 用のフリーソフトウェアとしては、日本で最初だと思います。 viewja は改造版の公開・再配布可能なライセンスを持ちますが、 敢えて河邊さんから近藤のサイトでの公開のオファーをいただきましたので、 ここで公開させていただきます。

  • 著作権は、河邊さんおよび近藤にあります。
  • OPL ランタイム はオープンソース化され、 同プロジェクトのサイトから誰でも自由にダウンロードすることができます。 (2005年1月3日)
  • 実行ファイル・ソースファイルは こちらです。
  • 基本的な使い方などは、 オリジナル版のドキュメントを参照してください。 ER6 版のアーカイブにも、そのまま同梱されています。
  • 以下の環境での動作報告があります。
  • viewja for ER6 を実行だけしたい方には関係ありませんが、 オリジナルのビルド (開発) は河邊さんが Professional メンバ のみに公開されていた Crystal 用の OPL alpha SDK を使って行われました。 おそらく、その後一般公開された OPL developers package も同様に使えると思いますが、未確認です。 (2002年4月23日)

    Nokia 9210 Communicator へのインストール方法

    吉村さんが、viewja for ER6 を実際に Nokia 9210 Communicator 上で動かしてくださいました。 以下、その方法です。

    1. OPL Runtime を D:\ にインストール
    2. c:\system\app\viewjaを作ってそこに必要な4つのファイルをインストール
    3. この状態でExtrasに「わかりませんアイコン」のviewjaが現れる。
    4. 起動する。
    5. D:\Documentsにいれたviewja.txtが起動し読めるようになった。
    6. その後、「読」アイコンは、電池を抜いてリセットすると Extrasに現れました。

    オリジナルからの変更点

    河邊さんによる、オリジナルからの変更点の情報です。

    1. D: ドライブへのインストールに対応。
    2. gでページを指定後リターンまたはgを押しても動かない不具合に対処。
    3. 画面サイズを考慮。
    4. OPL の文字列構造の Unicode 化に伴う変更 (「改造・ビルド手順」の項を参照)。

    改造・ビルド手順

    河邊さんによる、開発者向けの改造とビルド方法の情報です。

    実行にはOPLランタイム(実機)もしく
    は C++SDKとOPLSDKの両方(WINS)が必要です。
    
    さて、そのリビルドですが。
    
    まず、もとのソースをER5デバイスもしくはエミュレータを使ってテキ
    ストにエキスポートし、それをUnicodeに変換します。
    (ちなみにER5までのOPLソースは、ER6エミュレータ上で開く事が出来
    ません)
    
    次にUnicodeテキスト化したソースを 9210エミュレータの適当なフォ
    ルダにコピーします。
    9210エミュレータでそれを開きます。
    
    System.opxの中の PROC名が、Syで始まる様に変更されているので、
    そうします。viewjaの中では、OpenFileDialog$というのを
    SyOpenFileDialog$に変更すれば良いのです。
    
    OPL stringがunicode化された事はviewjaに限って言えばそれほどイン
    パクトは無いのですが、何とOPL stringの先頭は2バイトになりました
    (文字数は255文字まで、というのは変っていませんが、word境界を無
    視したアクセスを許さないCPUをサポートするためにこの様になってい
    るらしいです)。
    そこで、ソース中に一箇所あります
    ret%=IOREAD(handle%, adr&+1, 1)
    というのを、
    ret%=IOREAD(handle%, adr&+1+KOplAlignment%, 1)
    と書き直さねばなりません。
    
    たったこれだけで viewjaが見事にSJISの文書を表示する様になります。
    

    謝辞

    もう使われないだろうと思っていた古いソフトウェア viewja を、 SymbianOS で蘇らせて下さった河邊さんと、 それを 9210 の実機で動作検証してくださった吉村さん、 更に 9500 の実機で動作検証してくださったあきらんさんに感謝します。

    2001年8月10日から 2002年4月23日まで、 本ページ、およびトップページで「ER6 OPL 支援のお願い」を 掲げさせていただきました。 おかげさまで、β版ながら、OPL ランタイムと開発キットが公開されました。 賛同してくださった皆様に、感謝します。


    rey@fb3.so-net.ne.jp 近藤玲史
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