標準的でないモデムを、Psion 5mx で使う (Astel XE-11 を例に)

新設: 2000年11月16日
更新: 2002年8月8日 (切れていたリンクを更新) 更新: 2006年5月7日 (近藤の連絡先メールアドレスを変更)


はじめに

Astel XE-11 という PHS 用 32kbps データカードがあります。 これは通常の設定では 5mx + PC カードモデムアダプタで使えないとのことで、 篠田さんというオーナの方から設定の相談を受けました。 その後の何度かのやりとりを通じて、 かなり強引な方法ですが使えるようになったので、 そのやりとりの過程自体を公開させていただきます。 同じ PHS をお持ちの方はもちろん、 それ以外の標準設定でどうしても使えないモデムをお持ちの方の 参考になれば幸いです。 メール掲載の許可をいただいた篠田さんと彩音五郎さんに、大変感謝します。


2000年9月19日 篠田さん→彩音五郎氏経由→近藤

×××の篠田と申します。
突然メールを差し上げて申し訳ありません。
実は現在、PHSを使ってのPSION 5mxによるメール送受信の設定で
壁にぶつかり、四苦八苦しています。
その過程で
彩音五郎さんの「ハードウェア情報」を参考にさせていただいたところ、
NTTパーソナルの設定説明の箇所で以下のような項目にぶつかりました。

> C:\System\Data\Generic.scr をこのファイルに置き換える。

「置き換える」というのは、「Generic.scr」というファイルが
すでに存在するという意味だと思うのですが、
私のC:\System\Dataには当該ファイルが見当たりませんでした。
これはデフォルトで入っているファイルなのでしょうか。

私自身はアステルのPHSカード XE-11での送受信を試みているのですが、
未だモデムの初期化さえできない状態です。
とある方からは「接続成功」のお知らせをいただいており、
このカードが使えることは間違いないのですが、
初期化さえできないので(ダイアリングにまで進みません)、
もしかすると上記ファイルがないためでは、と推測した次第です
(ちなみにアナログ56kカードではメール送信のみ成功しています)。
もちろん、このファイルの有無とPHSカードの初期化が無関係であれば
原因を別に調べなければならないわけですが。

本来は情報提供のための連絡先であることは十分承知しているのですが、
完全に壁にぶつかってしまったため、
無礼を省みずメールさせていただきました。
ご迷惑でしたら、もちろん無視してください。

最後になりましたが、これまでも彩音五郎さんのホームページで
いろいろなことを覚えました。心からお礼申し上げます。

編注: これが発端のメールです。 文中、太字やリンクは近藤が入れています。 また、Generic.scr については後から出てきますが、 これは Series5 + MessageSuite (ER3 デバイス) 時代の古い情報で、 5mx 等の ER5 デバイスにはありません。
また、彩音五郎さんの「ハードウェア情報」は、 2000年11月16日現在リンク切れ状態のようです。


2000年9月20日 近藤→篠田さん

篠田さん、突然のメール失礼します。近藤と申します。

彩音五郎さんから、篠田さんからの PHS の設定に関するメールについて
御相談をいただきました。
実は、Paldio 321S についての情報は以前に私から
出させていただいたものですので、
僭越ですが私の方から回答させていただきます。


まず、彩音さんのサイトに出させていただいた情報は
実は結構古いもので、私が Series5 で使っていた時の設定なのです。
Series5 には、最初から C:\System\Data\Generic.scr という
ファイルが存在したので、これを書き換えて対処したという次第です。
5mx の場合は、OS が ER5 にバージョンアップしたせいか
このファイルは無くなっています。
ですから、Generic.scr での解決はできないものとお考え下さい。

さて、私は既に Paldio 321S は解約してしまいまして、
現在は H" 端末である Panasonic KX-PH35S というものを使っています。
この端末の内蔵モデムもかなり一般からは外れたもので、
5mx でコントロールパネルの [Internet] で、ログインスクリプトを
この端末専用に書き換えることで、強引に使っています。
現在の (同 H" 端末用の) 設定については私のサイト
    <http://www001.upp.so-net.ne.jp/rey/kxph35s/index.html>
に載せてありますので参照していただくとして、
どのようにこのスクリプトを作ったかについて簡単にご説明します。


まず最初に、実は H" 端末では関係ないので行っていないのですが、
321S の場合にはまず PC カードモデムアダプタ新品の乾電池を入れました (これが意外と重要でした)。
そして、本体と接続します。

次に、該当デバイスがモデムとして認識されるかどうかを確認しました。
これには、本体内蔵の Comms を使っています。
Comms を立ち上げて、[Tools]→[Communication settings] で
シリアルポートの条件を設定しました (最初は HANDSHAKING は全部 OFF)。
この状態で幾つか AT コマンドを叩いて、OK などの反応が返ることや、
キーのエコーバックが返ることを確認しました。
もし、Communication settings の状態を色々変えても反応が無いとすると、
PHS が PC カードモデムアダプタに認識されていない可能性が
ありますが、カードが使えるのなら大丈夫だと思います。
ちなみに私は、Comms 以外にも Hermes もテストに使いました。
こちらは、現在の制御信号線の状態を示す機能があるので、
それなりに便利です。

ここまでで AT コマンドの動作が確認できたら、
次にハンドシェイクとして何が使えるか
Communication settings を変えながら調べました。
ハードウェア的にテスタで調べる方法もありますが、
PC カードモデムアダプタの場合は分解する必要があるので、
各パタンを一つづつ試していったほうが良いと思います。

その後、一旦 AT コマンドを手で叩いて、
ISP にログインできることを確認しました。
その時の叩いたコマンドと返ってきた反応をメモしておいて
(Hermes ならば Capture 機能でファイルに落とすこともできます)、
それを見ながらスクリプトを書き換えたと言う次第です。
なお、スクリプトで使えるコマンドは、Comms のスクリプトコマンドよりも
ずいぶん少ないようなので、ここは手探りでした。


こんな試行錯誤で、H" 端末が使えるようになった訳ですが、
Paldio 321S の時も基本的には似たような感じでした。
お役に立てれば幸いです。

編注: このメール後半は、 KX-PH35S (H") の場合の手順になっています。 この後出てくる解決法は、この手順と知見がベースとなっていますので、 他のモデムにもある程度応用が利くと思います。


2000年9月21日 篠田さん→近藤

初めまして。篠田と申します。
この度は、PHSでの接続に関して、お二人に大変お世話になってい
ます。

Generic.scrに関しては分かりました。ありがとうございます。

さて、近藤さんにお教えいただいたCommsを用いた、デバイス(PHS
モデムカード)認識ですが、嬉しいことに認識しました。
この時、HANDSHAKINGのどれをチェック(またはOFF)しても結果は
すべて同様に認識しました(これはこれでおかしいのでしょうか)。

ATZと打つとOKを返し、さらに、ATD[ISPのアクセス番号]とする
と接続に成功したのです。

> その時の叩いたコマンドと返ってきた反応をメモしておいて

いきなりRimnet(私のISP)と表示され、Login:で入力待ちとなり
ました。

ただし、なぜかCommsに入力した文字は、すべて一回づつ繰り返さ
れます(ATZならば、AATTTZZ)。そのため、ISPに接続後、Loginで
ユーザネームを正しく入力することができないようで、Loginでき
ません。そのくせPasswordは繰り返されないが不思議です。

しかし、接続に成功したので、改めてアプリケーションで接続し直
すと、残念ながらこれまでどおり、モデムの初期化ができない、と
返されてしまいます(モデムの初期コマンドはAT&FやATZ、AT&F\Q
等を試みています)。
とにかく、ダイヤリングがまったく始まらないのです。PHSの表示
画面が変化しないのです。

XJMailでは「hostResolver Get ByNameA failed」と返ってきます
が、ダイヤリングがないのですからサーバが見つる見つからない以
前の問題ですよね。

ちなみに、モデム設定の初期化コマンドの欄にATD[ISPのアクセス
番号]を入れると、ダイヤリングが始まり、すぐに切断されてしま
います。

カードが利用可能であることは、お教えいただいた方法で確認でき
ました。本当にありがとうございました。
あとは、モデム設定欄に入れた初期化コマンドをいかにカードに送
信するか、なんですね。モデム設定項目のModem → Connect via
は[Serial]が選択されているので、問題ないと思うのですが。

尚、Hermesというツールはどれなのか、私には見つけられませんで
した。

> 新品の乾電池を入れました(これが以外と重要でした)。

ACアダプタをつないで使用していますので、これもクリアだと思い
ます。

以上、お礼とご報告まで。
せっかく貴重な情報をいただきながらComms以外では接続できず、
申し訳ありません。本当にありがとうございます。

編注: Comms を使って、とにかく「モデムが認識されている」ことが 確認できました。これが、非常に重要です。 特に PC カードモデムアダプター はそれ自体が CPU を内蔵していて、 それが認識できないモデムだと何をやってもダメなので、 この確認が先決です。


2000年9月22日 近藤→篠田さん

近藤です。篠田さん、村上さん、こんばんは。

篠田さん:
> さて、近藤さんにお教えいただいたCommsを用いた、デバイス(PHS
> モデムカード)認識ですが、嬉しいことに認識しました。
> この時、HANDSHAKINGのどれをチェック(またはOFF)しても結果は
> すべて同様に認識しました(これはこれでおかしいのでしょうか)。

おめでとうございます。
ハードウェア的には全く問題ないことが証明されましたので、
せっかくですから、インターネット接続できるところまでやってしまいましょう。

HANDSHAKING がどれを設定しても認識されたのは、
今回の PHS が PC カードモデムとして真っ当に作られている証だと
考えていただいて良いと思います。


> ただし、なぜかCommsに入力した文字は、すべて一回づつ繰り返さ
> れます(ATZならば、AATTTZZ)。そのため、ISPに接続後、Loginで
> ユーザネームを正しく入力することができないようで、Loginでき
> ません。そのくせPasswordは繰り返されないが不思議です。

パスワードも、自分が入力した内容がエコーバックされるということですね?
おそらく、Comms の [Tools]→[Translate codes] で、
「Local echo」がチェックされているからだと思います。
これがチェックされたままだと、自分が打ったキーと、PHS からの応答とが
ダブって表示されてしまいますので、チェックを外してみてください。
これで文字がダブらないようになるならば、
この事はインターネット接続できないこととは無関係です。


> しかし、接続に成功したので、改めてアプリケーションで接続し直
> すと、残念ながらこれまでどおり、モデムの初期化ができない、と
> 返されてしまいます(モデムの初期コマンドはAT&FやATZ、AT&F\Q
> 等を試みています)。
> とにかく、ダイヤリングがまったく始まらないのです。PHSの表示
> 画面が変化しないのです。

ここからは、お使いの PHS の AT コマンドの一覧表が必要になりますが、
お手元にお持ちでしょうか?
5mx のダイヤリング機構は、送出した AT コマンドに対して
一つでもエラーが返ってくると、途中でダイヤルを放棄してしまうようです。
また、初期化コマンドで設定したコマンド以外に、
FAX レベルの設定コマンドを勝手に送出してくれます。

もし、お使いの PHS が FAX 機能をサポートしていない場合は、
ちょっと面倒な設定が必要になります (私の KX-PH35S がそうでした)。
その辺の情報を確認してみてください。


> 尚、Hermesというツールはどれなのか、私には見つけられませんで
> した。

今回はもう使う必要は無いと思いますが、ご参考までに以下にあります。
Psion 用としては、かなり使いやすいシリアル端末・telnet ソフトです。
    <http://www.iota.demon.co.uk/psion/hermes/hermes.html>

編注: 「FAX レベルの設定コマンドを勝手に送出してくれます。」については、 その後反証が見つかったそうです。 まだ追試していませんが、ご参考まで。


2000年9月22日 篠田さん→近藤

近藤さん、再度のメールありがとうございます。

> せっかくですから、インターネット接続できるところまでやって
> 
この言葉が私にとってどんなに嬉しかったか。本当にありがとうご
ざいます。モバイルツールは最近、Palmも購入しましたが、やはり
キーボード入力のできるPsion 5mxに愛着を抱いています。なんと
か接続できるようにしたいと思いますので、どうか厳しくご指導く
ださいm(_ _)m

> ダブって表示されてしまいますので、チェックを外してみてくだ
> さい。これで文字がダブらないようになるならば、

無事シングルバイトになりました。感謝します。

> ここからは、お使いの PHS の AT コマンドの一覧表が必要になり
> ますが、お手元にお持ちでしょうか?

持っています。それをみながら、まずATコマンドの後に「Z」を入
れたり、「&F」(設定を標準値に戻す)を入れたりしています。

実は、現在私が用いてる設定に関しては、私と同じPHSモデムカー
ド(アステル東京の XE-11)で接続しているという方から得た情報
を元とにしています。その時もいろいろ教えていただいたのですが、
結局ダイヤリングに至らず、「もうお手上げ」と見放されてしまっ
た状態です(^_^;
その時に教えていただいたモデムの設定は以下の通りです(長くな
ってすみません)。

Modem
  Name:         rim-phs
  Speed:         38400
  Connecti via:     Serial
Fax class:         Auto
Options
  Loudspeaker in use:  Never
  Volume:        Quiet
  Pause time for",":   4
Initialisaticn
  Init.(reset)string:  AT&F
  Date init.string:   空白
  Fax init.string:   空白
Advanced
  Flow control:     Hardware(RTS/CTS)
  Terminal detect(DSR/DTR):チェックあり
  Carrie detect(DCD):   空白
  Modem type:      Mobile 
             ↑ ここをFixed Lineにすると、速効
               で「モデムが初期化できない」と
               返ってきます

上記設定では、やはりInitialisaticn以外に触るべき項目は見当た
らないと思うのですが。

尚、アナログ56kモデムカードでの接続は取り敢えず成功していま
すので(と言っても、何故かメール受信中に停まってしまい、最後
はタイムアウトで切れてしまうという現象に陥っていますが。これ
はISPのサーバの問題でしょうか)、本体に問題はないと考えてい
ます。

> もし、お使いの PHS が FAX 機能をサポートしていない場合は、

説明書を見る限り、FAX機能のサポートはなさそうです。となると、

> ちょっと面倒な設定が必要になります (私の KX-PH35S がそうで

と言うことでしょうか。ただ、先ほど述べたように、すでに接続に
成功された方から、特別なスクリプトが必要だったとは聞いていな
いのですが。

AT\Sで現在の設定値とメモリに保存されている値を呼び出しました
ので、参考までに記しておきます。

ACTIVE INFO:
E1 Q0 U0 V1 &C1 &D2 &E0 &K3 &S0 \K5 \V1 \W0 \X0 
                                            \Z0 %C2 #M0 #SB1
S00=000 S02=043 S03=013 S04=010 S05=008 S07=050 
            S12=050 S32=017 S33=019 S86=016 S88=000 S103=002
STRED INFO:
E1 Q0 U0 V1 &C1 &D2 &E0 &K3 &S0 \K5 \V1 \W0 \Z0 %C2 #M0
S00=000 S02=043 S07=050 S12=050 S103=002

なんだか、「接続できるところまでやってしまいましょう」の言葉
に甘えてしまいましたが、もし何か私が勘違いしている点があれば
お時間の許す範囲でアドバイスをいただけると助かります。


余談ですが、近藤さんはXJMailのメーリングリストで活発な発言を
なさっている近藤さんなんですね。先日気が付きました。いつも参
考にしています(と言っても、現実使えていないのですが)。

あと、彩さん。ご紹介くださってありがとうございます。ご覧の通
り、依然すがりついている状態です。

編注: 上記で篠田さんが書かれている「うまく行かなかった設定」も、 別に試してみる価値があると思います。


2000年9月26日 近藤→篠田さん

近藤です。週末は外出していたので返事が遅くなりました。

篠田さん:
> > ダブって表示されてしまいますので、チェックを外してみてくだ
> > さい。これで文字がダブらないようになるならば、
> 無事シングルバイトになりました。感謝します。

これは良かったです。


> 実は、現在私が用いてる設定に関しては、私と同じPHSモデムカー
> ド(アステル東京の XE-11)で接続しているという方から得た情報
> を元とにしています。その時もいろいろ教えていただいたのですが、

なるほど、動いている機械があるというのは心強い情報ですね。
ただ、ファームウェアのバージョンの違いなどにより
全く同じ設定では動かないという可能性も考えられますので、
試行錯誤は必要かも知れません。
アステルの機種には全く疎いのですが、もしかして
機種名の後ろに A や mark2 などの添え字が付いているということは
ありませんよね?


> と言うことでしょうか。ただ、先ほど述べたように、すでに接続に
> 成功された方から、特別なスクリプトが必要だったとは聞いていな
> いのですが。

これはなかなか貴重な情報ですね。
FAX 機能無しのモデム (PHS) を使うのに
特別なスクリプトが要らないと言うことは、
私の知らない設定条件があるのだと思います。
この条件が判れば、多くの方に朗報になると思います。
ところで、この成功されている方の機種は、やはり 5mx なのでしょうか?

さて、引用順が前後しますが、


> その時に教えていただいたモデムの設定は以下の通りです(長くな
> ってすみません)。

いえ、詳しい情報こそありがたいです。
ところで、この設定を使った時に、
コントロールパネルの Internet で Login タブで
"Use login script" をオンにして、更に "Display window" もオンにしておくと
接続の時に状況表示のダイアログは出ますでしょうか?
多分ダイアログが出る前にエラーになるとは思うのですが、

> Advanced
(中略)
>   Modem type:      Mobile 
>              ↑ ここをFixed Lineにすると、速効
>                で「モデムが初期化できない」と
>                返ってきます

この挙動が気になっています。
もしかして、「実はモデムの初期化は済んでいるのだが
別の箇所のエラーが表示されている」可能性もあるかなと思うのです。
ダメ元でお試しください。


あと、関係すると思われる箇所としては、

>   Flow control:     Hardware(RTS/CTS)
>   Terminal detect(DSR/DTR):チェックあり
>   Carrie detect(DCD):   空白

これらを全部オフにするとどうなるでしょうか?
篠田さんのお話では、Comms でハンドシェイクの設定を全部オンにしても
使えたということでしたが、以前何かの実験をしていた時に、
Comms で接続の途中にハンドシェイクの設定を変えても
うまく反映されなかった経験がありますので、念のため。


> 尚、アナログ56kモデムカードでの接続は取り敢えず成功していま
> すので(と言っても、何故かメール受信中に停まってしまい、最後
> はタイムアウトで切れてしまうという現象に陥っていますが。これ
> はISPのサーバの問題でしょうか)、本体に問題はないと考えてい
> ます。

こちらは、コントロールパネルの Internet の設定で、
"If idle, stay online for" を 05:00 くらいにすると
回避できるかも知れません。
混雑して反応の遅いプロバイダで、同様の経験をしたことがあります。


> 余談ですが、近藤さんはXJMailのメーリングリストで活発な発言を
> なさっている近藤さんなんですね。先日気が付きました。いつも参

はい、実はそうだったりします :-)
ぜひ、PHS を使えるようにして、XJMail も使ってやってください。

編注: ここはちょっと手詰まり状況で、 いろいろ思いつくところを書き並べたという感じになっています。


2000年9月26日 篠田さん→近藤

近藤さん、お世話になっています。

> 週末は外出していたので返事が遅くなりました。

とんでもありません。こちらこそ、何度もすみません。

> 機種名の後ろに A や mark2 などの添え字が付いているということは
> ありませんよね?

カードは XE-11 とあるだけです。
また PHS 本体にもそのような記載はありません。
また別のメーカの機種(本体)でも試してみましたが、
結果は同じ(接続しない)でした。

> ところで、この成功されている方の機種は、やはり 5mx なのでしょうか?

と聞いています。

> ところで、この設定を使った時に、
> コントロールパネルの Internet で Login タブで
> "Use login script" をオンにして、更に "Display window" もオンにしておくと
> 接続の時に状況表示のダイアログは出ますでしょうか?

何も出ませんでした。相変わらずダイヤリングも始まらないまま
Problem initialising modem
Modemu settings may incorrect 
と返ってくるだけでした。

> >   Modem type:      Mobile 
> >              ↑ ここをFixed Lineにすると、速効
> >                で「モデムが初期化できない」と
> >                返ってきます
> 
> この挙動が気になっています。
> もしかして、「実はモデムの初期化は済んでいるのだが
> 別の箇所のエラーが表示されている」可能性もあるかなと思うのです。

「速効」というのは「ダイヤリング開始と同時に」という意味です。
ここを Mobile としておくと、数回ダイアリングを試みた後、前掲
の「初期化失敗」のコメントが表示されます。
もしかすると伝え方が悪かったかも知れません。
通常、ここは Mobile でいいんですよね?

> >   Flow control:     Hardware(RTS/CTS)
> >   Terminal detect(DSR/DTR):チェックあり
> >   Carrie detect(DCD):   空白
> 
> これらを全部オフにするとどうなるでしょうか?

なにも変化ありません。
また、Software(XON/XOFF)を選択すると、返ってくるコメントが
No response from modem
Ensure modem is connected and switched on
となります。やはりダイヤリングまで至らずです。

ところで、先ほど Modem type は「Mobile でいいんですよね」、
と書いて気になったのですが、Dialling の設定で注意すべき点は
ありますますでしょうか。
ここでも Location タブで Mobile を選択し、
Tone dalling タブは初期設定のまま、
Country タブは Japan を選択していますが、
Location タブの右側に Edit ボタンがあるのが気になっています。
このボタンを押して開くと、やはり Location タブがあり
Name:      Mobile
Connection type: Mobile
となっています(初期設定のまま)。
このConnection type を Fixed Line にすると
その下にCountry と Area code が表示され、
さらにDial out など複数のタブが表示されます。

この Dialling 設定の Mobileを  Fixed Line に変更すると、
Modemu 設定で Fixed Line を選択した場合と同様、
ダイヤリング開始直後に例の「モデムの初期化に失敗」との
コメントが返ってきます。

そんなこんなで、未だ原因が分からないままです。
何度も面倒な質問ばかりしてすみません。
もし何かお気づきの点があれば、ご連絡ください。
お手数をおかけします。

2000年9月27日 近藤→篠田さん

近藤です。こんばんは。

篠田さん:
> > 機種名の後ろに A や mark2 などの添え字が付いているということは
> > ありませんよね?
> 
> カードは XE-11 とあるだけです。
> また PHS 本体にもそのような記載はありません。

(中略)
> > ところで、この成功されている方の機種は、やはり 5mx なのでしょうか?
> 
> と聞いています。

了解しました。
それならば、ほぼ同じ条件で考えられると思います。


> > ところで、この設定を使った時に、
> > コントロールパネルの Internet で Login タブで
> > "Use login script" をオンにして、更に "Display window" もオンにしておくと
> > 接続の時に状況表示のダイアログは出ますでしょうか?
> 
> 何も出ませんでした。相変わらずダイヤリングも始まらないまま
> Problem initialising modem
> Modemu settings may incorrect 
> と返ってくるだけでした。

なるほど、完全にモデムの初期化で失敗しているのですね。
条件がかなり絞れてきたと思います。
この条件で一つ思いついたことがあるのですが、
Series 5mx Mobile Connectivity Update v1.1 は
インストールされていますか?
5mx 発売直後に欧州ではかなり話題になったので、
このインストールは、必須だと考えています。

    <http://www.psion.com/downloads/series5_index.asp>



> > >   Modem type:      Mobile 
> > >              ↑ ここをFixed Lineにすると、速効
> > >                で「モデムが初期化できない」と
> > >                返ってきます
> > 
> > この挙動が気になっています。
> > もしかして、「実はモデムの初期化は済んでいるのだが
> > 別の箇所のエラーが表示されている」可能性もあるかなと思うのです。
> 
> 「速効」というのは「ダイヤリング開始と同時に」という意味です。
> ここを Mobile としておくと、数回ダイアリングを試みた後、前掲
> の「初期化失敗」のコメントが表示されます。
> もしかすると伝え方が悪かったかも知れません。
> 通常、ここは Mobile でいいんですよね?

はい。私が試した限り、Fixed Line と Mobile の差は、
    Fixed Line →現在発信している場所が、
        電話先の国際電話番号・市外局番と同じだったら、
        それを使わない。
    Mobile →無条件で、市外局番をダイヤルする。
です。これ以外の (私が知らない) 挙動があれば別ですが、
通常 PHS から発信する場合は Mobile で良いと思います。


> ところで、先ほど Modem type は「Mobile でいいんですよね」、
> と書いて気になったのですが、Dialling の設定で注意すべき点は
> ありますますでしょうか。
> ここでも Location タブで Mobile を選択し、
> Tone dalling タブは初期設定のまま、
> Country タブは Japan を選択していますが、
> Location タブの右側に Edit ボタンがあるのが気になっています。
> このボタンを押して開くと、やはり Location タブがあり
> Name:      Mobile
> Connection type: Mobile
> となっています(初期設定のまま)。
> このConnection type を Fixed Line にすると
> その下にCountry と Area code が表示され、
> さらにDial out など複数のタブが表示されます。

これは、先ほど書いた市外局番を検出するための
機構のようです。通常は関係ないと思います。

編注: Series 5mx Mobile Connectivity Update v1.1 は、 それほど話題にならないのですが、 5mx で通信できないときには真っ先に試すべきパッチだと思います。 ただし、これは 5mx/5mx PRO 専用なので、 それ以外の機械 (series5 , revo, series7, netBook 等) に 適用してはいけないようです。


2000年9月27日 篠田さん→近藤

篠田です。こんなに素早くお返事いただき、恐縮です。

> Series 5mx Mobile Connectivity Update v1.1 は
> インストールされていますか?

してあります。インストール後、接続しないので、
いったん外して、再度インストールしてみたりしました。

本当に気にかけていただき、ありがとうございます。

> 通常 PHS から発信する場合は Mobile で良いと思います。

安心しました。

気にかけていただき本当にありがとうございます。

2000年9月28日 篠田さん→近藤

近藤さん、こんばんは
昨日 Mobile Connectivity Update v1.1 について尋ねられ、
その時にふと思ったんですが、
反対に、何らかのプログラムが導入されているために、
それによってモデム初期化ができないということはあり得るのでしょうか
(Macintosh でいうコンフリクト障害が起きるとか)。

そこで、改めて Add/remove を開いてみたのですが
system component 4種類、すなわち
EPOC Messaging 2.00 、Updated Printer Drivers 5.00、
Comms componentss(TCP/IP)2.00、File Viewers 1.00 の他に、
EPOC Web 2.00(以上は多分、5mx 購入直後に
PsiWinを使って導入したものだと思います)、
そして、日本語アプリの JMemo や KEdit、XJMail と、
これらを動かすために必要なプログラムであると添付の Readome 
に書かれていた opx 群(計8種)、ktkawabe patch類
さらに、Sysback for EPOC や MMU 5.05(メモリの Defrag を解消
するプログラムだそうです)が並んでいました。
どれも、特に問題になりそうなプログラムには思えません。

唯一、導入した記憶にないプログラムとして、
Email synchronizarion 1.14 というのがありましたが、
プログラム名から推測して、
これが障害要因になっているとは思えないのですが。

この際、一度すべてのプログラムを remove して、
再導入してみようかとも思い始めています。
ただ、opx 群はそれぞれ依存関係がありそうで、
勇気が出ないのですが・・・。

2000年9月28日 近藤→篠田さん

近藤です。こんばんは。

篠田さん:
> 昨日 Mobile Connectivity Update v1.1 について尋ねられ、
> その時にふと思ったんですが、
> 反対に、何らかのプログラムが導入されているために、
> それによってモデム初期化ができないということはあり得るのでしょうか
> (Macintosh でいうコンフリクト障害が起きるとか)。

これは、無いと思います。


> そこで、改めて Add/remove を開いてみたのですが
> system component 4種類、すなわち
> EPOC Messaging 2.00 、Updated Printer Drivers 5.00、
> Comms componentss(TCP/IP)2.00、File Viewers 1.00 の他に、
> EPOC Web 2.00(以上は多分、5mx 購入直後に
> PsiWinを使って導入したものだと思います)、
> そして、日本語アプリの JMemo や KEdit、XJMail と、
> これらを動かすために必要なプログラムであると添付の Readome 
> に書かれていた opx 群(計8種)、ktkawabe patch類
> さらに、Sysback for EPOC や MMU 5.05(メモリの Defrag を解消
> するプログラムだそうです)が並んでいました。
> どれも、特に問題になりそうなプログラムには思えません。
> 
> 唯一、導入した記憶にないプログラムとして、
> Email synchronizarion 1.14 というのがありましたが、
> プログラム名から推測して、
> これが障害要因になっているとは思えないのですが。

MMU と Email synchronization 以外は、
全て私の 5mx にも入っています。
実は、現在私の 5mx で Add/Remove を見ると、
150個を超えるエントリがあります。
こんな状態でも、問題なく PHS (H") を使えています。


-------------------
さて、これまでの状況を考えると、
「他に同じ PHS で使えている方」と同じ設定での接続は
結構難しいのではないかという気がしてきました。
この原因としては、例えば PHS のファームウェアのバージョンの違い
などが考えられます (もちろん、確かなことは何も判っていないのですが)。

そこで、既に Comms を使って
手動でのダイヤルには成功されているのですから、
方針を変更して「特別なスクリプトを使う」方法で
接続できるようにするというのはどうでしょうか?
一度接続してしまえば、そこから順に条件を変えることで
他の方法も試しやすくなります。

「特別なスクリプト」というのは、前にも挙げた、私が KX-PH35S (H"端末)
で使っているスクリプトとコントロールパネルの設定のことです。
    <http://www001.upp.so-net.ne.jp/rey/kxph35s/index.html>
ダイアルまでは、おそらくそのままで使えると思います。
変更が必要なのは、
    ・ISP の電話番号
    ・ログイン名
    ・パスワード
    ・もし、ISP の反応が全然違う場合は、その文字列
くらいです。
こちらは、標準の環境とは異なり
ダイヤルの最初から経過状況がダイアログ表示されるので、
デバッグも楽だと思います。
いかがでしょう?

編注: Add/Remove に 150個もエントリが並んでいるのは、 この頃ちょうどレビューのためにソフトをインストールしまくっていたためです。 通常は、こんなに入れません。


2000年9月28日 篠田さん→近藤

篠田です。

> 方針を変更して「特別なスクリプトを使う」方法で
> 接続できるようにするというのはどうでしょうか?

この方法でチャレンジしてみます。
本日はPSIONを持たずに仕事に出たままなので、
明日以降試してみます。

> 変更が必要なのは、
>     ・ISP の電話番号
>     ・ログイン名
>     ・パスワード
>     ・もし、ISP の反応が全然違う場合は、その文字列
> くらいです。

あと、記憶ではモデムの設定で Modem Type が
Ficed Line が選択されていて、何故だろうと思ったのですが、
ここは Mobile でいいのでしょうか(いま手元になくてうろ覚えな
のですが)。

また、いろいろとご質問させていただくと思いますがよろしく
お願いします。

2000年9月29日 近藤→篠田さん

近藤です。こんばんは。

> > 方針を変更して「特別なスクリプトを使う」方法で
> > 接続できるようにするというのはどうでしょうか?
> 
> この方法でチャレンジしてみます。
> 本日はPSIONを持たずに仕事に出たままなので、
> 明日以降試してみます。

私の方はまた週末ずっと出かけてしまうので、
月曜夜までメールは読めないと思います _o_


> あと、記憶ではモデムの設定で Modem Type が
> Ficed Line が選択されていて、何故だろうと思ったのですが、
> ここは Mobile でいいのでしょうか(いま手元になくてうろ覚えな
> のですが)。

これはとりあえず、私の設定にあわせて
Fixed Line にしておいていただけますか?
私が試した範囲では、この項目の違いは
    ・Fixed Line →相手先の国・市外局番と、自分がいる場所とを判断して
                国際番号や市外局番をダイヤルするかどうかを制御する。
    ・Mobile →常に市外局番をダイヤルする。
のようなので、今度の使い方 (スクリプトの中に
電話番号を直に書いてしまう方法) では関係ないと思います。
でも、もしかすると私の知らない他の条件があるといけないので、
なるべくあわせておいた方が無難です。

少なくとも、「モデムを家の中で使っているか、外出先で使っているか」
には関係ないことだけは確認済みです :-)

それでは、頑張ってみてください。

編注: Fixed Line/Mobile の記述について、 より詳しいことをご存知の方がいたら教えてください。


2000年9月29日 篠田さん→近藤

近藤さん、村上さん、できました! 繋がりました。
近藤さんのスクリプトを流用して遂に接続できました。
変更が必要だったのは唯一Advancedタブの
Allow plain text authenticatinのチェックが必要だったこと。
これも、ダイアログが返ってきたので
即座に問題個所がわかり、あっさり解決。
XJMailのビュアに受信メ−ルが表示された時は、
感動のあまり叫びそうになりました。
本当に、本当にありがとうございます。

最後まで見捨てず教えてくださった近藤さん、
そして無遠慮なCc: に耐え見守ってくださった村上さん、
本当に感謝してもしきれません。
PSION を通してとても素晴しい方に出会えたと思っています。

今、XJMailで書いています。
今後、使い方をどんどんマスタしていくつもりです。。
その過程でまたご迷惑をおかけするかも知れませんが、
その時はどうぞよろしく。

尚、もしよろしければ
この成功の結果を是非ホ−ムペ−ジで発表してください。
アステルのカ−ドを使っている人には朗報です。

以上、お礼とご報告まで。
本当に嬉しいです。ありがとうございました。

編注: ということで、「特別なスクリプト」を使って接続できました。 ただしこれは、スクリプト中の応答文字列がたまたま 篠田さんの使っている ISP に適合していたからだと思うので、 場合によっては同じモデムでも、 「Comms で接続」した時の反応を見ながら 変更する必要があると思います (変更の必要な ISP がどの程度存在するのかは知りませんが)。


2000年9月30日 篠田さん→近藤

アステルのPHSカードに関して続報です。
アステル初のPHSモデムカード「XN-11」でも接続できました。
近藤さんのスクリプトはPHSモデムカード用スクリプトとして
極めて汎用性の高いものだということですね。驚きました。

ところでこれは参考のためにお聞かせください。
今回、Internet設定のAddressesタブで
Get DNS Addrees from server をチェックONにして
DNSアドレスを書かずに接続できましたが、
これは何故可能だったのでしょうか。
これまで、DNSアドレスがないと接続拒否されるものと
解釈していました。
スクリプトの中にもその記述は見当たらないようですし。

編注: XN-11 というデータカードも、設定は同じで行けるようですね。


2000年10月3日 近藤→篠田さん

近藤です。週末は不在だったので、返事が遅くなりました。

篠田さん:
> 近藤さん、村上さん、できました! 繋がりました。
> 近藤さんのスクリプトを流用して遂に接続できました。

それは良かったです。
祝杯をあげさせていただきます (今ビールを取ってきました ^^;)


> 尚、もしよろしければ
> この成功の結果を是非ホ−ムペ−ジで発表してください。
> アステルのカ−ドを使っている人には朗報です。

そうですね、情報共有のためにも、XN-11 でも使えたということとあわせて
公開させていただきます。

あと、できることならば、篠田さんと私の間のメールのやり取りを、
署名やメールアドレスなどの個人情報は削除した上で
そのまま公開させていただけませんでしょうか?
他の方が、他の機種で試そうという時に、結果だけでなくて、
そこに至るまでの過程も判ると、参考になるかもしれないと考えています。

# 私が、まとめるのが難しそうという理由もありますが。

ぜひ、ご検討ください。

2000年10月3日 近藤→篠田さん

近藤です。

篠田さん:
> ところでこれは参考のためにお聞かせください。
> 今回、Internet設定のAddressesタブで
> Get DNS Addrees from server をチェックONにして
> DNSアドレスを書かずに接続できましたが、
> これは何故可能だったのでしょうか。
> これまで、DNSアドレスがないと接続拒否されるものと
> 解釈していました。
> スクリプトの中にもその記述は見当たらないようですし。

これは、ISP 側の設定によります。
幾つかの ISP では、DNS アドレスが変更になることを想定して
DNS アドレスを IP アドレスと同時にクライアント (この場合は Psion) に
通知してきます。
この場合は、Get DNS Address from server をチェックしておけば
自動的にその情報を使います。

これに対して、一部の ISP では、DNS アドレスは
クライアント側で指定するようになっています。
このような設定をする理由は、各 ISP に問い合わせないと判らないのですが、
想像するに
    ・確か昔は、DNS アドレスを自動取得できないマシン・OS があったので、
      その頃の名残りでそのままになっている。
    ・DNS サーバをユーザ毎に決めておくことで、負荷分散を図る。
あたりではないかと思います。

この辺は、「DHCP」をキーワードにして検索すると
より詳しい答が得られるかも知れません。

編注: 後半の「設定の理由」は近藤の推測ですので、 本当かどうかの保証はありません。 DNS アドレスの設定方法が二種類あること (DHCP サーバから通知 or クライアントで設定) は、本当です。


2000年10月3日 篠田さん→近藤

篠田です。

> 祝杯をあげさせていただきます (今ビールを取ってきました ^^;)

というメールを同じくビールを飲みながら読んでします(^0^)/

> あと、できることならば、篠田さんと私の間のメールのやり取りを、
> 署名やメールアドレスなどの個人情報は削除した上で
> そのまま公開させていただけませんでしょうか?

何だか自分の無知を晒すようで恥ずかしいですが、
ここは人柱となる覚悟を決めます。
もしかすると誤字脱字があったかも知れませんので、
フォローをお願いしますね。

話題は前後しますが、XN-11の方は、
その後何故かAC電源を使った場合のみ使用可能なことが判明しました。
電池を新品に取り換えても結果は同じでした。
消費電力の関係でしょうか(XN-11は数年前のカードです)。
まったくPSIONは奥が深いです
(などと、OPLにもチャレンジしない輩が言ってはいけませんね)。

余談ですがthe book of PSION拝見しました。
ここに登場されている近藤さんは、
今私がメールを出させていただいている近藤さんなのですね。
前回も書きましたが、近藤さんといい、村上さんといい、
PSIONのお蔭で大変すばらしい方々と出会うことができました。
感謝です。

編注: ここまでで、ひとまず解決しました。 この後、もう一回トラブルがあるので、 そちらに続きます。


2000年10月11日 篠田さん→近藤

篠田です。
その節は大変お世話になりました。お陰様であれ以来快適なPSION生活
を送っていた、はずなのですが、昨日からなぜか突然不具合が発生し、
またまた接続不能になってしまいました。
と言うのは、流用させていただいたスクリプトの内容がISP側に送り出
せず、そのまま停止し、最後はタイムアウトになってしまうのです。

止まってしまう箇所は、パスワードの送出の箇所で、
Password:
Password:
と二回Passwordの文字が表示された箇所でスクリプトが停止し、そのま
まタイムアウト。10秒後に
HostResolverGetByNameA failed
とのダイアログが表示されます。

最初は、ISP側の問題かと疑い、確認のために
手持ちのPalmで接続したところあっさり接続。疑いは消えました。

念のためにInternet設定のスクリプトを開き
再度パスワードを入れ直しましたが改善が見られず、
さらに
password:
       SEND "MYPASSWORD"+<0x0d>
!       SEND login_pass$+<0x0d>
        WAIT 10         ← を30に変えてみましたが、
                    設定通り30秒で時間切れ。

試みにデタラメなパスワードを入れてみると、
なんとそのまま進行するではありませんか!
(パスワード文字列は表示されないのでわかりませんが、
送出‐改行までは進んでいるようです)
ただしパスワードがデタラメなので、
Bad Password とのコメントが一瞬表示され、切断。
「Internet 設定を見直せ」とのダイアログが返ってきます。

近藤さんのホームページのスクリプトと、
流用スクリプトを見比べましたが、
IPSの電話番号、ログイン名、そしてパスワードの箇所以外は完璧に
同じ。再度、その内容を貼り付け、上記箇所を書き換えて使用してみ
ましたが、やはりパスワード送出のところで止まってしまいます。

昨日まで使えていたものが突然使えなくなった不思議と、正しいパス
ワードを入れるとそれが送出されなくなる理由がわかりません。

ちなみに、Internet 設定のAccountタブにも同じログインネームと
パスワードを入れる箇所があるので、試しにこのパスワードを削除
しても見ましたが、状況に変化はありませんでした
(ちなみに、スクリプトにある
!       SEND login_pass$+<0x0d>
の部分は、このAccountタブに書かれたパスワードを読みにいって
いるのでしょうか?)

そのほか、Modems設定でSpeedを落としてみたり、
ハードリセットをかけたりもしましたが、効果ありません。

接続成功、と大騒ぎしてからわずか一週間で座礁してしまい情けない
ったらありゃしません。もし、解決策があるようでしたら、お時間の
空いている時で構いませんのでお教えください。

ということで、再度のトラブルです。


2000年10月12日 近藤→篠田さん

近藤です。こんばんは。

篠田さん:
> その節は大変お世話になりました。お陰様であれ以来快適なPSION生活
> を送っていた、はずなのですが、昨日からなぜか突然不具合が発生し、
> またまた接続不能になってしまいました。
> と言うのは、流用させていただいたスクリプトの内容がISP側に送り出
> せず、そのまま停止し、最後はタイムアウトになってしまうのです。

それは困りましたね。
パスワードの場合はエコーバックが無いので、
    (a) パスワード文字列が送られていない
    (b) パスワード文字列は送られたのだが、その後 ISP からの反応が無い
のどちらか判らないのが曲者です。
とりあえず、以下のように判断していただけませんか?

(1) Comms で接続して、ログイン名とパスワードを手で入力する。
    この時、パスワード+エンターキーに 対する ISP の応答が
    何が帰ってくるかを確認する。

(2) とりあえず、何があっても接続するように、
    スクリプトの以下の箇所をコメントアウト (頭に "!" を付加) してから
    試してみる。
    もし、ISP の応答が変わったことによる問題ならば、
    これで繋がるかも知れません。

-----ここから-----ここから-----ここから-----ここから-----
password:
    SEND "MYPASSWORD"+<0x0d>
!    SEND login_pass$+<0x0d>
        WAIT 10
!       {
!               "OK" success
!               "HELLO" success
!               "GO" success
!               "IP" success
!               "ddress" success
!               "ocol" protocol
!               "nvalid" failure
!               "rror" failure
!               "ncorrect" failure
!               "ad Password" failure
!       }
!       EXIT KErrTimeOut$

protocol:
        SEND "PPP"+<0x0d>
        EXIT
-----ここまで-----ここまで-----ここまで-----ここまで-----


> 最初は、ISP側の問題かと疑い、確認のために
> 手持ちのPalmで接続したところあっさり接続。疑いは消えました。

前記 (2) で懸念しているような、ISP 側の応答が変わったことによる
問題だとすると、Palm で接続できてもこのスクリプトでは
接続できないことも考えられます。
ただ、その場合はウィンドウへの何らかの表示がある筈なので、
その可能性は高くないと考えていますが。


> ちなみに、Internet 設定のAccountタブにも同じログインネームと
> パスワードを入れる箇所があるので、試しにこのパスワードを削除
> しても見ましたが、状況に変化はありませんでした
> (ちなみに、スクリプトにある
> !       SEND login_pass$+<0x0d>
> の部分は、このAccountタブに書かれたパスワードを読みにいって
> いるのでしょうか?)

これは、確かに login_pass$ で送出されることを狙っていたのですが、
実際に試してみるとうまく行かなかったので、
これは "!" でコメントアウトして、代わりにパスワードをスクリプト中に
直に書くようにしました。
以前、Psion-ml でも同じように login_pass$ が送出できないという
方がいらっしゃいましたので、多分そういうものなのだと思います。


ちなみに、先日お話した「やりとりを web で公開したい」件ですが、
週末に一応ページを作ってみたものの、
実はメール文面がうまく再現されていないことが判ったので
まだちょっと止まっています。
これは、私が HTML をちゃんと理解していなかったことによるものなのですが、
できれば今回の問題を解決する頃にはこちらも解決して、
公開できるようにしたいと思います。

2000年10月12日 篠田さん→近藤

篠田です。お返事いただきありがとうございます。

その後、一つだけ状況が変わりました。
それまで
password:
password:
で停まっていたものが、
password:
から先へ進み、
Login incoreect
と一瞬表示されて一方的に切断されるという状況になりました。
入力パスワードが間違いないことは確認しているのですが、変です
よね(とりあえず、同じパスワードでPC等で接続できていますし、
また、万が一PSIONのキーボードと実際に入力できる内容が異なり
はしないかとJMemoで表示してみたのですが、きちんと出力されて
います)

> (1) Comms で接続して、ログイン名とパスワードを手で入力する。
>     この時、パスワード+エンターキーに 対する ISP の応答が
>     何が帰ってくるかを確認する。

Login incoreect と表示され、さらに
Login: Login: と重なって返ってきます。

>     スクリプトの以下の箇所をコメントアウト (頭に "!" を付加) してから
>     試してみる。
>     もし、ISP の応答が変わったことによる問題ならば、
>     これで繋がるかも知れません。

コメントアウトしてみましたが、パスワード送出力後に切断され、
HostResolverGetByNameA failed 
と返ってきます。

> ちなみに、先日お話した「やりとりを web で公開したい」件ですが、
> 週末に一応ページを作ってみたものの、
> 実はメール文面がうまく再現されていないことが判ったので
> まだちょっと止まっています。
> これは、私が HTML をちゃんと理解していなかったことによるものなのですが、
> できれば今回の問題を解決する頃にはこちらも解決して、
> 公開できるようにしたいと思います。

楽しみしています。それまでには、おっしゃられたように私の方も
解決していたいと願っています。

それにしても、今回の現象は分からないことだらけです。
ISP側の対応が変わったというような印象はないのですが。

この時の状況は、次のメールで訂正されますので、ご注意ください。


2000年10月12日 篠田さん→近藤

篠田です。昨晩、状況(画面表示)が変化したとご報告いたしましたが、
それは
    SEND "MYPASSWORD"+<0x0d>
    SEND login_pass$+<0x0d>
と、二行目もコメントアウトしなかったためでした。
コメントアウトすると、やはり
password:
password:
で停止し、最後はタイムアウトとなります。
すみません。

ちなみに、一行目をコメントアウトして、二行目をアウトしないと
Bad password
と返ってきて切断さます。
ということは
    SEND以下の文字列が送られているということでしょうか。
試みに、一行目の""囲みを外すと
    SEND MYPASSWORD+<0x0d>
!    SEND login_pass$+<0x0d>
返りもなく切断されます。

また、いろいろ試してみます。

2000年10月13日 篠田さん→近藤

こんばんわ、篠田です。
今晩も何度か試してみて、結局、徒労に終わったのですが、
そこでふと考えてみました。
もしかするとパスワードは送られていて、
そこから進まないのではないか、と。

と言うのは出鱈目なパスワードを入れると
違ってるぞ、と叱られるわけですから、
正しいPassword も実は送られていて、
ただ、認証はできたけれど進まない
という事態になっているのではないかと推測したのです。

早速検証すべく、IPS接続用のパスワードを変更して
その変更したパスワードでアクセスしてみると
やはり
password:
password:
と表示され、
password: の後ろでカーソルが点滅したまま停止します。

直前まで使用していたパスワード(つまり現在では出
鱈目ということになる番号)を使うと、
間違っている、と返ってきます。
(以前の番号で使っていた文字列が送られないのではないかとも疑
ってみたのでそれを使ったわけですが、これで疑いは消えました)

認証はできたけれど、許可が下りない(返らない)ということは考
えられるのでしょうか。

以上、素人判断ですが念のためにご連絡させていただきました。
いろいろすみません。

近藤が原因を考えあぐねていて、 篠田さんからの状況報告が続いています。 このメールで、状況が変わりはじめました。


2000年10月13日 近藤→篠田さん

近藤です。こんばんは。

篠田さん:
> 早速検証すべく、IPS接続用のパスワードを変更して
> その変更したパスワードでアクセスしてみると
> やはり
> password:
> password:
> と表示され、
> password: の後ろでカーソルが点滅したまま停止します。
> 
> 直前まで使用していたパスワード(つまり現在では出
> 鱈目ということになる番号)を使うと、
> 間違っている、と返ってきます。
> (以前の番号で使っていた文字列が送られないのではないかとも疑
> ってみたのでそれを使ったわけですが、これで疑いは消えました)

なるほど、やはり文字列までは送られていたのですね。


> 認証はできたけれど、許可が下りない(返らない)ということは考
> えられるのでしょうか。

昨夜のメールで書きましたが、

>     (b) パスワード文字列は送られたのだが、その後 ISP からの反応が無い

という可能性があるのではないかと思っています。
これを検証するには Comms での手動接続が一番楽なのですが、

> > (1) Comms で接続して、ログイン名とパスワードを手で入力する。
> >     この時、パスワード+エンターキーに 対する ISP の応答が
> >     何が帰ってくるかを確認する。
> 
> Login incoreect と表示され、さらに
> Login: Login: と重なって返ってきます。

とのことなので悩んでいます。
これは、パスワードが間違っていた時の反応ですよね。
今回パスワードを変更されたとのことですから、
変更後のパスワードで、もう一度 Comms を試してみていただけませんか?
ログインスクリプトのように、パスワード入力後反応がなくなるのか、
それとも別の反応が返ってくるのかによって、状況が絞れると思います。


> 以上、素人判断ですが念のためにご連絡させていただきました。
> いろいろすみません。

いえいえ、情報が増えると、いろいろな見方ができるので助かります。
例えが良くないのですが、今回ノーベル賞を受賞された白河氏は、
学生が間違えて 1000倍の濃度で実験したことがきっかけになったと
新聞で読みました。
何でもやってみるものなのだなぁ、と私は妙に感心してしまいました。

2000年10月14日 篠田さん→近藤

こんばんわ、ユーザ会の準備等でお忙しいことと存じます。
さて、そんなお忙しい近藤さんにご報告です。

なんと、接続することができました。苦節3日間、近藤さんを巻き込み、
さらに仕事を貯めに貯めてのタッチ&トライがやっと報われました。
が、吃驚仰天なのは、接続できたスクリプトについてなのです。
少し長くなりますが以下、接続できたスクリプトを見てください。

----
(前略)
login:
        SEND "MY USER NAME"+<0x0d>      ←(1)
!       SEND login_name$+<0x0d>
(中略)
        EXIT KErrTimeOut$

password:
        SEND "MY PASSWORD"+<0x0d>       ←(2)
!       SEND login_pass$+<0x0d>
(中略)
        EXIT KErrTimeOut$

protocol:
        SEND "PPP"+<0x0d>
        EXIT

success:
        EXIT
failure:
        EXIT 
start:                    ←(3)
LOOP 3                    ←(4)
{
WAIT 10
{
"name" login
"ogin" login
}
SEND <0xd>
}

login:
SEND login_name$+<0x0d>       ←(5)
WAIT 10
{
"assword:" password
"nvalid" failure
"rror" failure
"ncorrect" failure
}
EXIT KErrTimeOut$

password:
SEND login_pass$+<0x0d>       ←(6)
WAIT 10
{
"OK" success
"HELLO" success
"GO" success
"IP" success
"ddress" success
"ocol" protocol
"nvalid" failure
"rror" failure
"ncorrect" failure
}
EXIT KErrTimeOut$

protocol:
SEND "PPP"+<0x0d>
EXIT

success:
EXIT
failure:
EXIT KErrLoginFail$

----

(前略)(中略)は、近藤さんのスクリプトのままなので、
このメールでは省略しました。
その上で、まず(1)と(2)、これはこの通りに記述した内容です。
私のユーザ名 ×××@×××.×.×× もパスワードも書いてありません。
そして(3)以下の記述ですが、実はこれを書いた記憶がないのです。
近藤さんのホームページに書かれているスクリプトを丸々コピーして貼り付け、
ATD〜、とlogin:、そしてpassword:だけを書き換えて使ってきましたから。

今回、改めて、上記の手法で近藤さんのスクリプトを流用して、
そのときATD以下のISPの電話番号は書き換えたのですが、
うっかりlogin:とpassword:を書き換えずに、そのまま接続。
そしたら、見事ログインできてしまったのです!

初めに、ログインの様子を見ていたら、ユーザ名とパスワードが
近藤さんのスクリプトのままで流れていき、さらに

Bad pasword
***

と一瞬表示されたので、初めて書き忘れに気が付き、
スクリプトを修正しようと思ったら、
なんとXJMailが必死にメールを取り込んでいるではありませんか。

ポイントは(1)(2)の箇所。
正しいユーザ名とパスワード以外ならばどんな文字列でもOKです。
これで、以前から出鱈目のパスワードを入れると
ISP側に文字列が送られた理由が分かりました。
ただし、その時はユーザ名が正しかったために(!)
接続できなかったというわけです(推測ですが)。
根拠のない推測ですが、(5)と(6)の箇所で、もしかすると
Internet 設定のAccountタブの記述を読み込みにいってるのでは?

(3)以下は、何故記載されたのか、まったく分かりません。
恐らくユーザ名とパスワードが出鱈目なので、
再帰し直した痕跡かも知れません
(でも、勝手に書き込まれるなんてありえるのでしょうか)

とにかく接続できました。理由はまったく不明ですが、
上記のスクリプトであまりにもあっけなく。
お騒がせしました。また沢山教えていただきました。ありがとうございます。

Xファイルとして、どうぞ保管してください^_^;)

ということで成功です。 また、幾つかの重要な示唆も含まれています (まだ追試・検証できていませんが)。


2000年10月14日 近藤→篠田さん

近藤です。篠田さん、再接続おめでとうございます。

篠田さん:
> なんと、接続することができました。苦節3日間、近藤さんを巻き込み、
> さらに仕事を貯めに貯めてのタッチ&トライがやっと報われました。
> が、吃驚仰天なのは、接続できたスクリプトについてなのです。
> 少し長くなりますが以下、接続できたスクリプトを見てください。

login と password のラベルが二箇所にある
ちょっと見ると不思議なスクリプトになっている訳ですね。


> 根拠のない推測ですが、(5)と(6)の箇所で、もしかすると
> Internet 設定のAccountタブの記述を読み込みにいってるのでは?

動作からして、その通りだと思います。
これは驚きというか、朗報ですね。


> (3)以下は、何故記載されたのか、まったく分かりません。
> 恐らくユーザ名とパスワードが出鱈目なので、
> 再帰し直した痕跡かも知れません
> (でも、勝手に書き込まれるなんてありえるのでしょうか)

よく判りませんが、コントロールパネルのあの狭い
ログインスクリプトのエディットボックスで作業していると、
Ctrl+V で間違って二重に貼り付けてしまう可能性も無いとは
いえないと思います。
私もよく作業ミスをしたので、最後の方は必ず
別のエディタで全体を編集してからまとめて貼り付けるようにしています。

それでは、また。

以上が、篠田さんとのやりとりの全貌です。 使えるか否か不明なモデムであっても、 このように手順を踏んで考えていけば 使える可能性があるということがお解りいただけたかと思います。


ご注意

  1. 苗字以外の個人情報は、「××」などで隠してあります。
  2. この記録は、多くの方に情報を公開することで 個別の質問を減らそうという意図があります。 基本的に、近藤に直接ご相談を持ち込まれても、 お答えできない場合がありますのでご了承ください。
  3. 基本的に質問は、以下のような多くの方が見ていらっしゃる場所で されることをお勧めします。 その方が、個人宛に質問するよりも、 的確な答が得られる可能性が高くなります。 他に、私は普段は見られないのですが、 以下の箇所でも活発な情報交換が行われています。

関連リンク

  1. Astel XE-11 (今回接続に成功した PHS データカード)
  2. 近藤の、5mx と KX-PH35S (H") との接続設定。

rey@fb3.so-net.ne.jp 近藤玲史
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