■どんぐりの虫■

■甲虫類・ゾウムシ科(Curculionidae)



■どんぐりを、採ってくると中から白い幼虫がでてくる事がありますよね
これらは「ゾウムシ」の幼虫です

■どんぐりに卵を産みつけるゾウムシの仲間には、
コナラシギゾウムシ 学名:Curculio dentipes
体長:約10mm
クヌギシギゾウムシ 学名:Curculio robustus
体長:約10mm
ハイイロチョッキリ 学名:Mechoris ursulus
体長:9mm
などがいます

ハイイロチョッキリは名前のとおり、コナラやクヌギに産卵したあと
枝を切り落とします、まだ青いどんぐりのついた小枝が落ちていたら
それは、ハイイロチョッキリが切り落としたものです
シギゾウムシたちは枝を切り落とさないで自然に落ちるのを待ちます

■これらの虫は、どんぐりが、まだ青くて小さいやわらかいうちに
頭の先にある口吻(こうふん)で穴をあけ、おしりの産卵管を
さしこんで、どんぐりひとつに一個の卵を産みます



■卵から孵った幼虫は、どんぐりの中身を食べて成長して
秋になって、地面に落ちたどんぐりから出て、土の中にもぐって
さなぎになって、冬を越します
そして翌年の夏になると成虫になって、地面から出てきます



■シマリスは、この「蜂の子」のような白い幼虫が、大好きです
自然界のシマリスたちも、好んで食べていると思われます
(ただ、自然界にいる昆虫ですので、寄生虫の心配がありますが)

■ゾウムシの仲間は、栗やハトの餌にもいるので、ご覧になった
ことがある方も多いと思います
栗にいるゾウムシは「クリシギゾウムシ」
ハトの餌にいるのは「コクゾウムシ」です、どちらも害虫だったりします(^^;)
クリシギゾウムシの幼虫


■ドイツのボンゼルス原作の小説「みつばちマーヤ」のアニメ化作品
「みつばちマーヤの冒険(製作:日本アニメーション)」にも、
どんぐりに一生懸命に穴をあけるゾウムシが、時々、脇役で
出ていたのをご存知の方も多いでしょうね(^-^)鼻声の・・・・



参考文献:どんぐりノート(文化出版局)、まるごとどんぐり(草土文化)、ファーブル昆虫記(小峰書店)他