■エゾリス■
冬毛のエゾリス
エゾリス
学名:Sciurus vulgaris orientis
属名:リス属

頭胴長:22〜23cm  尾長:17〜20cm  体重:300〜410g

生息地:北海道全域の平野部から標高約1700mまでの常緑針葉樹林・落葉広葉樹林

繁殖:年1〜2回  産子数:1〜7子 交尾期:2〜6月
妊娠期間:38〜39日

■北海道のほぼ全域の森林に生息しているエゾリスは
ユーラシア大陸の北方森林地域に生息するキタリスの一亜種です
ペットショップで、エゾリスとして販売されているのは、このキタリスです

ニホンリスよりやや大型で、毛深く、黒みの濃い毛色をしています
「ベルクマンの法則」によれば、「同じ種類の動物は寒い地方の方が大型になる」
ということを実証しています(例外もあります)

エゾシマリスと違い冬眠はしません
夏、冬で毛がわりをします、冬は耳の毛が伸びます
(夏でも耳の毛が伸びた個体は、その年うまれの子供です)

おもに樹上で生活をして、巣は針葉樹はエゾマツ、トドマツの木の中間より、
すこし上の枝の付け根に作ります
それはラクビーボールの大きさで、細い枝とコケ(サルオガセ)で作られて
巣の内側に、やわらかい樹皮がしかれています

広葉樹の場合はキツツキの古巣、または洞(うろ)に作ります

エゾリスは天敵の、猛禽類のクマタカや、地上ではキタキツネに狙われます
子リスは、巣の中のダニによって命をおとすこともあります

エゾリスは交尾をしてから約45日で出産します、メスの乳首は8個で
5匹ぐらいの子供を産みます

エゾリスの餌は、オニグルミ、コクワ、ヤマブドウ、ドングリ、イチイなどです
そして冬に備えてクルミなどを地面に埋めておきます
冬のあいだは地面に埋めた木の実、やわらかい木の皮、冬芽、枝に生えたコケ
キノコなどを食べて飢えをしのぎます

エゾリスの縄張りは、長い方の直径が300mの楕円形をしています
ここに母親、父親、数匹の子リスが生活しています
縄張りの見張りは、おもに母リスで、父親は交尾が終わると
ねぐらに戻ってしまいます、時には父親は遠くに行ってしまう事もあります
この、縄張りは、春から秋にはしっかり守られていますが
森が雪に閉ざされる冬にはなくなってしまいます

■ペットショップで売られている「エゾリス」「キタリス」は
中国や朝鮮半島にいる種が原産のようです

飼育にはかなり大きなケージを用意して農薬に汚染されていない木の枝
(ヤナギ、カシワ、クヌギ、クリ、ケヤキなど)を入れ巣箱は上の方に設置します
餌は、ハトの餌、文鳥用の殻つき餌などの雑穀を中心に、ヒマワリの種、クルミ
など、野菜類は小松菜、チンゲン菜、生のサツマイモ、果物はリンゴなどを
与えます、数日に一回、ドッグフード、煮干、ゆで卵の黄身などの動物性たんぱく質
を与えます、生シイタケなども好物のようです




参考書籍:リスクラブ(誠文堂新光社)、エゾリスの森(あかね書房)ほか