2006年
1月1日日曜日
あけましておめでとうございます。
あー、まだ年賀状一枚も書いてないやー。
って感じです。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
目標:人気連載。
1月3日火曜日
今年一発目に観に行った映画は【東京ゾンビ】です。
キルビルのチャーリー・ブラウン役でお馴染み、佐藤佐吉の長編映画監督デビュー作。
デビュー作であることを差し引かなくても、なかなか魅力ある、楽しめる映画だと思う。不思議な気持ち良さのある映画だ(わかりやすいシーンを除いても)。結構好みの映画です。
とはいえ、同じく佐藤佐吉脚本であり、日本映画界屈指の名作アホ映画であるところの【極道恐怖大劇場 牛頭】に比べるとさすがに、インパクトもアイデアもその他なんやかんやもだいぶ足りないように思え、まあこれが監督としての今現在の力量の差かなあと。
これ、全体をB級テイストに染めないで、後半の闘技場の美術だけでもディテールにこだわってドカッとお金使ってたなら、あと前半のゾンビシーンの一部だけでも本当に怖かったなら、もしかするととんでもない傑作になってたのかもしれないなあ。
スタイルとしては、それほど明確にではないけど【フロム・ダスク・ティル・ドーン】に近いかもしれない。
でもまあとりあえずなにはともあれ新春に観るには相応しい映画ですね。一富士って感じで。
1月4日水曜日
セールが始まったのでシェラックでジップアップのシャツを買って、家に帰って着てみたら、おかしいないつもサイズ44でなんとか大丈夫なんだけど、これはあまりにもピチピチだ。
体重計に乗ってみたら、先週60.5キロだった体重が、正月を挟んだだけで65キロになっていました。。。
1月9日月曜日
新年早々久しぶりに大きめの風邪ひいて寝込んじまってましたよ極山です。やっぱ体重が増えると反応するなあマイボディー。気をつけよう。
1月10日火曜日
さて、去年封切りで観た映画の個人的NO.1は結局、 まあ年末観たくて観れなかった映画がいくつかあるからそのせいもあるんだけど、いや、でもやっぱ一位は変わらなかっただろうなあ。
つまり【SIN CITY】でした。
せっかくだからベスト3まで挙げてみる。
1:SIN CITY
2:親切なクムジャさん
3:運命じゃない人
って感じ。次点でコーヒー&シガレッツってとこかな。
1月11日水曜日
そろそろブーツの踵を修理しようと珍しく午前中に出てみると、すぐ近所を鑑定団の岩崎さんが歩いてた。
元々この辺りで一番目撃しやすい有名人だってのは聞いてたんだけど、今まで見なかったのはどうやら行動時間帯の問題だったんだろうなあ。
とゆうわけで今年一発目の有名人目撃情報でした。
2月4日土曜日
THE有頂天ホテル】観てきました。
面白かったです。
ちょっとサービス過多というか、詰め込み過ぎてるせいで収束にキレがないように感じはしたけども、面白かったです。
時間的な問題か、一つ一つのエピソードを練り切ってないように思えて、「上手い!」って印象は全体的にあまり持てなかったんだけど、面白かったです。
出演者が豪華過ぎて、編集大変だったろうなあとかも感じつつ、いやホント、なぜか貶してるような書き方になってしまってますが、とにかく面白かった。気持ちのいい映画でした。
それにしても役所広司はやっぱ上手いなあ。戸田恵子もいい!
3月4日土曜日
クラッシュ】を観てきました。
前情報を一切入れてなくて、勝手にアクションバイオレンス映画だとばかり思っていたので、ちょっと入り込むのには時間かかってしまったけど、なかなかの傑作だねこれは。
押し付けがましくないのがいい。
人種差別も含有する多民族国家に於ける普通を、多分凝縮しているとはいえあくまでも普通に描いている、少なくともそう思わされる作りが、直接的にではなく被差別的なのがいい。
運命的にも思える偶然の輪がもたらす結果の、その中途半端なサイズが、観た人の納得に大きな違いを生むことはあるだろうけど、まあとりあえずオススメ。
3月16日木曜日
なんかまた映画観に行った時しか日記書かなくなってるなあと反省しつつもまあとりあえず置いといてやっぱり映画。銀座で【ヒストリー・オブ・バイオレンス】。
クローネンバーグにしてはメロディアスというか、要するに映画として普通な印象があり、元々特別クローネンバーグ好きではないオレにはその普通さが結構心地良く、最後までそれなりに楽しく観ることができた。個人的には嫌いじゃない。
が、趣味嗜好を差っ引くと評価は難しい。とゆうか正直それほどレベルの高い作品だとは思えない。すごく面白い映画でもない。
ディテールに凄くこだわってるシーンと、ディテールどころか大まかにすらちゃんと考えてないんじゃないかと思えるパート。キレのいいアクションと、テンポが微妙に悪いその編集。立ちまくっているキャラと、それを使い切っていない脚本もしくはなんらかの制約。 なんだかいろいろとチグハグな感じがする。
三時間ぐらいあればストーリー的にももっと深められるんだろうけどね。惜しい。
せっかくの銀座だからマルコリーニでパフェ食べようと思ったんだけど、あいかわらずの行列で食べられませんでした。
4月1日土曜日
映画鑑賞。
ナイト・ウォッチ
一言で言うと、ロシアが作ったヴィジュアル系SF映画。それ以下ではあっても今のところそれ以上ではなさそうだ。
ロシア人はかつて自分たちがハリウッドなんかより全然優れたSF映画を創ってたってことをすっかり忘れちまってるんだろうか。ソビエト連邦の崩壊がここで初めて悔まれる。
4月13日木曜日
日記をあまりにもサボりすぎているので近況などを。
いつの間にか67キロまで戻っていた体重を2週間で60キロまで戻しました。今回の武器はマルハの魚肉ソーセージです。二食をこれプラスアルファぐらいで抑えておけばもう一食はある程度食べてもちゃんと痩せるようです。
最近の購入物:『キューブリックの写真集』『スキャリーガールの限定版(入荷待ち中)』『ナンバーナインのバングル』『バニのミュール(入荷待ち中)』『KMRiiのレザートート』『アヴィレックスの半袖ジャンプスーツ(アヴィレックスなのに侮れなくかっこいい。作りはさすがにショボいけど)』
最近食べてる店:近所のふぐすっぽん料理屋(ふぐとすっぽんは食べたことない)『まつ』、西荻窪のカレー屋『Y's cafe』と『AMA』、あとは天ぷら『ハゲ天』か『つな八』
そんな感じです。
4月29日土曜日
映画を観に行こうと思ってその前に腹ごしらえをとAMAでカレーを食ったら食いすぎて動けんくなったから荻窪でルミネの便所に寄ったついでにちょっと休憩しようと漫喫でグーと寝てたら夜中になってた。
5月4日木曜日
ブロークン・フラワーズ】を観てきた。
長編としては随分久しぶりに思える、ジャームッシュらしい、乾いて優しく絶妙に微妙な空気感のある映画で、心地よく、楽しめました。
言われているようなジャームッシュの最高傑作だとは個人的には思いませんが、でも洗練されていることは確かだと思え、傑作の一つであることは間違いないと思います。キュートです。小奇麗すぎるとも言えなくはないですが。
ビル・マーレイと同世代ぐらいのお父さんたちにも是非観てほしい、と、そんなふうに感じたりしました。
5月13日土曜日
銀座で【柔道龍虎房】を観てきました。
パーツパーツで見るといかにもジョニー・トーらしくはあるんだけど、全体で見るとちょっといつもよりまとまりがないというか、まだ完成してないようにも感じられる。
まあでもこれは、日本人として少々冷静に見れてない部分があるからなのかもしれないので、この映画の評価は他の国の人にまかせるべきなのかもしれない。
主人公がやる気になって歩き始めた時の柔道ステップは、凄いかっこよかった。
ところで、一緒に行った友人が、館内にジョニー・トーがいたとか言ってた。オレも顔は知ってるけど全然気づかなかったし、真相は定かではないけど、でもやっぱあんな小さな映画館に香港からわざわざ視察に来るとは思えないしなあ。まあ見間違いでしょうな。
5月19日金曜日
そういえば久々にGファンタジーに君ロボを描いてます。だいぶ適当な漫画ですがよろしければ見てやってください。VOL.17 【君のロボット】
極道恐怖大劇場 牛頭5月22日月曜日
【渋く、薄汚れ。(滝本誠著)】とゆう本の中に、デイヴィッド・リンチがヤクザVシネを撮ったらどうなるかってのが【牛頭(三池崇史監督作品)】のコンセプトだったと書いてあった。初耳というか初目だったわけだけど、これが事実だとしたら、リンチと牛頭のどっちもを心からかなり特別な位置で好きなオレとしては、「なるほどねえ、なんで考えてもみなかったんだろう」 と思うと共に、騙されたというかからかわれたというか、そんな気持ちになってちょっとだけ真面目に悲しくなったりした。
オレが三池崇史作品を追っかけているそもそもの一番大きな原因であるところの【牛頭】、その【牛頭】を好きな理由が実はそこにあったんじゃなかろうかと、一瞬だけホントにわからなくなったからだ。
でもやっぱね、とはいえ【牛頭】の面白さはやはり、リンチ的というよりもあくまでも三池的なモノだよなあと思ったので、結局愛は醒めませぬ。
右の絵はだいぶ前にGファンの映画コーナー用に描いてボツになった【牛頭】イラスト。下部は【喧嘩の花道】より。
6月1日木曜日
ヤンガンで新しく始まった映画コーナーに、イラストだけですが描いてます。
6月3日土曜日
嫌われ松子の一生】を観てきた。
【下妻物語】の時もオープニングのCM的詰め込みが面白かったんだけど、今回は全編に亘って終始そのノリが続いてて、少々脳みそがチカチカしながらも楽しめました。
これはあれだよね、ここんとこいろんなジャンルで国際的に一部評価されているジャパニーズポップの集大成的な作品でもありながら、オレも含めた大多数のオチコボレ人間にとってはヒーリングムービーとしても十分機能してるんじゃなかろうか。多分宗教的なそれと似た類の癒しとして。
中島監督の映像の面白さはもう当然のこととして、今作はそれ以上に、それ以外の部分でも能力を見せられたような気がする。
それなりに複雑というか作りづらいとこも多そうな構成でありながら、無駄な物をくっつけないシェイプされた形のままそれでいて全然わかりにくくなっていないシナリオも編集も見事だと思う。
惜しいと思う部分も(実は大きく)あるにはあるんだけど、まあそれはいいか。とにかく期待してた以上だったと思います。
6月4日日曜日
二日で五千円分のチョコレートを食べてしまった。。。
6月11日日曜日
近所の寿司屋がいつの間にか鉄板焼き屋になっていた。
でも店名にはまだ寿司とついているし、実際寿司もやっている。いろいろ食べられて便利だなあとも思ったんだけど、お好み焼きと焼きそばと一緒に一応注文してみたお造りは、当然鉄板の端に置くことになり、すぐにホカホカになってしまった。
6月14日水曜日
渋谷でオリエンタルラジオが小規模なロケをしていた。のを横目で眺めつつシアターイメージフォーラムへ。
インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜
うーん、寂しいことですがここ何年かの三池映画にはなかなか「これだ!」っていう当たりがありません。残念ながら今作もまた然り。そろそろでっかい当たり(オレにとっての)がほしいとこです。
アメリカで上映中止になった理由はよくわかりましたが。(と思ったらどうもその理由は拷問シーンにあるってことになってるらしいね。いや問題は幼児と胎児でしょう?違うの?)
7月30日土曜日
ひどいもんだね、また一ヶ月以上日記書いてない。そもそも映画の感想ぐらいしか書いてないんだから、せめて映画くらいはちゃんとこまめに観に行かなくちゃいけないなあと思いました。行きました。
ローズ・イン・タイドランド
ギリアム版【不思議の国のアリス】。そのコピー自体は間違ってはいないんだけど、映画館で見てた劇場予告編から期待したものとはまるで違う映画でした。あの予告編は結果的に作品の評価を大きく下げてると思うなあ。間違った先入観を持たずに観たかったというのが正直な感想。
タイドランドという単語には『境界線』という意味があるらしい。その境界線は【不思議の国のアリス】に於ける夢と現の境界線、またはバックボーンも踏まえての少女と大人の境界線などではなく(なくはないか)、あくまでもノーマルとアブノーマル、光と闇の間に重く置かれているものだと思える。退屈からの逃避と孤独からの逃避、その差異はこんなにも大きい。ギリアムの真骨頂とも言えるのでしょう。
いや、正直言うとね、観たすぐ後には先入観のせいもあって、ギリアムまたつまんなかったなあとか思ってたんだけど、一夜明けると、なんでだろう、これもしかしたら傑作だったんじゃないかしらとか思えてきました。
まあいずれもう一度冷静に見直してみようと思います。とりあえず保留。
より正確なコピーをオレが付けるとするならば、『本当は恐ろしい Papa told me』ってとこかな。
(注:冗談です。Papa told meは恐ろしくなどありません。)
7月31日日曜日
近所の魚角で昼飯を食べてたら、普通に持ってただけの茶碗が割れた。すでに4分の3は食べていた大盛りご飯(卵付き)を新しい大盛りご飯(卵付き)と取り替えてくれたけど、痩せたい身としてはありがた迷惑と言えなくもない。どうせならビールのジョッキが割れればいいのに。
恐竜にかまれる極山8月2日水曜日
友達に飛び出す絵本をもらった。写真で見ると実物(恐竜の実物という意味ではなく実物の絵本)以上に妙に迫力がある。→
8月3日木曜日
亀田興毅の世界戦がえらい物議を醸していますね。まあバッシング自体は亀田の日頃の行いというか態度(親の言いなりになってるだけのようにも思えるけど)が影響している部分もあるんだろうから仕方ないとして、でも判定に関しては、個人的には(もちろん素人意見ですが)そんな滅茶苦茶違和感のある判定でもないように思いました(まあ最初と最後が良くなかったから印象が悪いのは事実だけど)。少なくとも審判団を日本人で固めた某格闘イベントの判定なんかよりは遥かに。
ちょっとかわいそうなのは、今日のスポーツ新聞。普通世界チャンピオンになった翌日のスポーツ新聞なんかは、本人や家族は大切にスクラップして取っておいたりするもんなんじゃないかと想像するんだけど、その新聞の写真がほとんどダウンさせられたシーン、見出しは「変だ」や「ぶざま」、これは正直つらいだろうなあ。真剣に同情を禁じ得ません。
まあこのつらさをバネに、これをいつか笑い話にできるぐらいがんばってくれれば(ついでにせめて対戦相手とチャンピオンや元チャンピオンぐらいには敬意を持てる人間になってもらえれば多少は素直に応援しやすいんだけど。チャンピオンをリスペクト出来ないこの人は一体何になりたいんだろうなと思っちゃうんだよな)、いいのではと思いつつ、一番思うのは、「そろそろ親離れしてもいいんじゃない?」だったりもする。
8月6日日曜日
今度はHERO'Sに於ける桜庭の試合が物議を呼んでいますね。
でもこっちはなあ、正直見てる側からしてみると「止めるの早すぎだろ」ってことの方が多かったりするからなあ。実際昨日の桜庭の試合でも、まあもちろん無責任で非情な意見ではあるんだけど、「まだ止めんでくれ」って思ってたりしたもんなあ(これでなんで止めないんだろうと不思議に思ったことも事実ですが)。
やっぱ、特にプロレスラーの試合に関してはね、死ぬまでもしくは死んでも立ち上がってほしいってのがさ、ファンとしての希望であり、幻想であったりもするわけで(酷い?)。そういえば試合が始まる前、桜庭にとってのHEROとして佐山聡の名前が挙がってたけど、その佐山だってまさにそこから始まってるわけだしさ。
今回の件から、鼻血が出ただけで負けになるようなシステムとか、まあさすがに日本じゃそこまではならないだろうけど、とにかくあんましガチガチに厳しくなったりしないことを願うばかりです。
レフェリーが迷った時には選手を離してカウント取ればいいんじゃないかなあ、とも思う。
9月2日土曜日 注:映画グエムルについてネタバレあり。
グエムル 漢江の怪物】を観てきた。
それなりに見所もあるし、楽しめはしたんだけど、最後がちょっと。。。
少なくとも数トンはあると思われる怪物の突進を鉄パイプ一本で受け止めてしまう父親、それ自体は映画として特に問題があるとも思わないんだけど、ただ、そうゆうレベルで撮っていながら娘を死なせてしまう必要性が全くわからない。そこまでも全体的には決してバランスのいい映画だと思っていなかったけど、このラストで完全にバランスが崩れてしまったように感じた。怪物を倒すまでの短い連鎖がかっこよかっただけに非常に残念。
『押し込まれる父親を後ろから支える、実は死んでなかった娘』、そんな一見安っぽいラストシーンをオレは寧ろ観たかったな。そうしてればきっとこんなに、実質的に安くはなっていなかったんじゃないだろうか。
9月16日土曜日
希須林で中華を食べて、代官山で買い物をして、そんで渋谷で映画。
太陽の傷
舞台挨拶があったから生三池崇史と生哀川翔、生佐藤藍子と生他一名(知らない人)も見れた。
ここ最近の三池作品の中では一番良かったと思う。こうゆう、ある意味で普通の映画をもスムーズに作り上げることが出来る、三池崇史のスキルを感じられる。
ただ、哀しさがイマイチ伝わってこなかったのがちょっと残念ではある。哀川翔の持つ、冷静で、追い込まれていてもどこか飄々としたキャラクター、これは多分精神的に強い人間だけが持つキャラクターだと思えるんだけど、要するに今回もまあそんな感じで、実はこれは、現実社会に置き換えて考えるならば、可能性の一つとしてある種正しい意味でのリアリティーがあるとも言えるんだけど、映画として観た時にはどうしても哀しみが物足りないように感じてしまう。だからこそ見ていられないほどの痛々しさを感じなくて良かったんだとも思えなくはないし、実際ちょっと安心出来た部分もあったりはするんだけど、まあなんというか、結局は痛々しさをアピールし過ぎていた舞台挨拶に問題があったのかもしれない。
もう一つ。加害者側の目線を、加害者の両親も含めて、もっと描いてくれていたなら、もっとタイムリーに、社会派というか、正義も悪も、今のこの世界をしっかりと掴み取ることが出来たのかもしれない。より大きなダメージを伴って。
9月17日日曜日
もういっちょ公開中の三池崇史監督作品を観に六本木へ。またはギロッポンへ。
46億年の恋
難しい。いや、ストーリーは至ってシンプルなミステリーだと思うんだけど、なんつーか、スタイルがね。評価が、難しい。
たとえばこれを撮ったのが多作で有名な三池監督でなく、どこかの寡作な大御所監督だったり、またはたとえば別ジャンルとかからの鳴り物入りの新人監督だったりしたならどうだろう。印象が全く違っていたのかもしれない。素直に「流石!」と手を叩ける作品であるのかもしれない。
じゃあ多作の中にこんな作品をポンッと作ってしまう三池崇史こそをそのまま素直に評価すればいいじゃんとも思うんだけど、それはたしかにそうなんだけど、ただホント、特殊なスタイルであるが故に、そしてそれが三池崇史監督作品であるが故に、そもそもこの映画が面白いのか面白くないのか、特にトータルバランスとか完成度とか、三池贔屓が強いオレでは正直言って計りかねるのです。
ただ、何年か経って思い返したとき、三池作品の傑作を問われた時、その10本に入る可能性は十分にある、そんな映画。

隣の席の外人が、ジャムパンという言葉が出る度にクスクス笑うのが気になった。