甲羅

他の脊椎動物にはみられない、カメ特有の解剖学的特徴が甲羅です。
甲羅は骨板と呼ばれる骨の上を、甲板(我々の皮膚・爪・毛に近いタンパク質で作られています)
とよばれる角質が覆ってつくられています。
骨板の内側には、脊椎骨が張り付くように存在しています。
次に、カメの甲羅を構成している各甲板(一枚一枚のタイルですね)の名称に
ついて、述べます。

背甲(carapace)

 N : 項甲板(nuchal)
 C : 椎甲板(centrals)
 M : 縁甲板(marginals)
 Co : 肋甲板(costals)
 S : 臀甲板(supracaudals)


腹甲(plastron)

 G: 喉甲板(gular)
 H: 肩甲板(humeral)
 P: 胸甲板(pectoral)
 Ab: 腹甲板(abdominal)
 F: 股甲板(femoral)
 An: 肛甲板(anal)


ほとんどの種類のカメで、この基本的な構成・数はほぼ同じです。
普通にカメを飼育する人は、こんな事はどうでもよいのですが、
この各甲板の有無・数は、カメの種の分類・特定に役立ちます。

特殊な例として、ワニガメの上縁甲板が挙げられます。
これは縁甲板と肋甲板の間に存在する3対の甲板で、現生するカメで
これを持つのはワニガメだけです。

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