著作権のこと

「プーさんの著作権について」

「A.A.ミルン、ディズニー社、スティーブン・スレシンジャー社との関係」

『クマのプーさん(原題"Winnie-the-Pooh")』は、1926年に発表されたミルンの童話、
及びその童話の主人公の、クマのぬいぐるみの名前です。
童話の挿絵は、E・H・シェパードによって描かれました。
またご存知のように、本作を原作としたディズニー社のアニメーション作品があり、
ディズニー版のタイトルは『くまのプーさん』(原題は"Winnie the Pooh")です。
それに伴い、使用権の争いが色々と起ります。
スティーブン・スレシンジャー社の創始者スレシンジャー氏は1930年代に、
「くまのプーさん」の著者A.A.ミルン氏本人から、米国での使用権を購入しました。
スレシンジャー氏の妻は夫の死後、1961年にディズニーとの使用権許諾交渉に同意し、
1983年には契約を更新しましたが、ディズニーが著作権使用料(数億ドル)を支払っていない
と主張して、1991年にディズニー社に対して訴訟を起こしました。
(2004年5月、ロサンゼルス上級裁はスレシンジャー社の訴えを棄却し、ディズニー社が勝利。)
、そして今度はディズニー社とミルンの娘であるクレア・ミルンは、アメリカにおける
スレシンジャー社から著作権返還をもとめるを裁判所に訴えました。
(カリフォルニア(California)州連邦地裁は略式判決で、プーさんのキャラクター使用権を主張していた
スティーブン・スレシンジャーに使用権を認める判決を2007年に下し、原作者の子孫の敗北が決定した。)

ほかに最近では、版権が非常に高いので製造メーカーが撤退していき
(マイケルカンパニー、ファインアーツのアメリカだけでなく日本でも
たくさんのメーカーが)日本の市場でだんだんと見かけなくなっています。
プーさんが、世界で愛されるそのかわいさのために、
そんな醜い争いの中に巻き込まれていることが本当に寂しく思われます。
以下、新聞記事やウィキペディアの内容を記しておきます。

ウィキペディアより「商品化権の変遷とディズニー社との関係」
* キャラクターライセンス事業の先駆者である、ステファン・スレシンジャーは、スレシンジャー個人と
彼の会社であるスティーブン・スレシンジャー社(後の米国著作権管理会社スレシンジャー社)の権利として、
演劇・朗読・楽曲・アニメ・グッズ製作及び広告に関するクマのプーさんの商品化権を、1930年に取得した。
この権利は大きい利益を生み出すこともなく[要出典]、1953年にスレシンジャーが亡くなった後には、
商品化権はスレシンジャーの妻である、シャーレイ・スレシンジャーに相続された。
* シャーレイは、スレシンジャーの没後も『クマのプーさん』の商品製作を続けたが、1961年、ディズニー社が
スレシンジャー社に権利料を支払うことを条件に、ディズニー社に演劇などの権利使用を認めた。
また同年、ミルンの妻であるダフニ・ミルンも、アニメ化を含む権利使用をディズニー社に認めた。
(キャラクター・データバンクの調査による日本におけるキャラクター商品の販売額において
「くまのプーさん」は、調査開始の1999年は4位、2001年はハローキティに次ぐ2位だったが、
2002年〜2005年まで4年連続で1位を記録している。)

「使用権をめぐる訴訟」

* 「くまのプーさん」の映像や、ぬいぐるみなどの商品はディズニー社に莫大な利益をもたらした
(未就学児童向け商品及びビデオソフトの売上が絶大である)。このため、ディズニー社は自作の商品に加え、
オリジナル童話のシェパードの挿絵により近い「クラシック・プー」を商品化した。ディズニー社における「
くまのプーさん」関連の収入は推定で毎年30億〜60億ドルともいわれ、ミッキーマウス・ミニーマウス・
ドナルドダック・グーフィー及びプルートによる収入の合計額に匹敵すると見積もられる。
なお、2005年時点ではプーさんの売上はミッキーマウスに次いでディズニー社で2位である。

* スレシンジャー社は、ディズニー社が同社と1983年に結んだ契約に違反し、「くまのプーさん」にかかる
売上を偽って報告し、加えて、商品収入にかかる一部の権利料を払っていなかったとして、
1991年にディズニー社に対して訴訟を起こした。この契約によれば、「くまのプーさん」にかかる売上のうち、
98%がディズニー社の収入、残り2%がスレシンジャー社の収入となっていた。
ディズニー社は2億ドル以上の商品化権に対する権利料を払うべきなのに、金額を実際より低く見せかけて
6600万ドルしか払っていないというのが同社の主張であった。この訴訟において、ディズニー社は莫大な
書類を破棄し、証拠隠滅を図ったと認定されたが、一方でスレシンジャー社も調査会社を使って、
ディズニー社のゴミの中から証拠を不正に入手していたことが明らかになったため、2004年5月、
ロサンゼルス上級裁はスレシンジャー社の訴えを棄却し、最終的にディズニー社が勝利した。

* 一方、ディズニー社は、ミルンの娘であるクレア・ミルンの名義により、アメリカにおける
スレシンジャー社の「クマのプーさん」に関する一切の権利を、将来にわたって破棄することを裁判所に訴えた。
これは、原作者一族に権利を戻した上で、ディズニー社がミルン家と独占契約し、
「くまのプーさん」関連のビジネスを自由に展開しようとして行ったものである。
しかし、連邦地方裁判所はスレシンジャー社の権利を認め、さらに2006年6月26日、
米国最高裁判所は原告の訴えを棄却したため、原告の敗訴が確定した。

* シェパードの孫もディズニー社の後押しを受けて、スレシンジャー社から著作権を取戻すべく
1991年に提訴したが、連邦地裁は2007年2月、原告の訴えを退け“権利はスレシンジャー社にあり”の判断を下した。

【ロサンゼルス/米国 17日 AFP】
「くまのプーさん(Winnie the Pooh)」のキャラクター使用権をめぐる裁判で16日、
ウォルト・ディズニー(Walt Disney Co.)側の敗北が明らかとなった。

 「くまのプーさん」の著者A.A.ミルン(A.A. Milne)氏の孫娘クレア(Claire)氏はディズニーの支援を受けて、
現在、「くまのプーさん」の使用権を所有する(Stephen Slesinger Inc)を相手取り、
使用権返還を求める訴訟を起こしていた。

 カリフォルニア(California)州連邦地裁は略式判決で、プーさんのキャラクター使用権を主張していた
スティーブン・スレシンジャーに使用権を認める判決を下し、使用権返還を求めていた原作者の子孫の敗北が決定した。

 スティーブン・スレシンジャー側の弁護士は、「裁判所は再び、ディズニーの訴えは不適切であるという判決を下した。
ディズニーが起こした見当違いの訴えは退けられた。今後は係争中のディズニーによる名誉棄損、著作権侵害、
契約違反、著作権使用料の不当な過少支払いに対する当社からの訴えに集中できる。損害賠償に200億ドル
(約2兆3880億円)超を要求する」との声明を発表した。

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