T・K邸建築日記 


    

11月18日 今日の御題:雨樋

雨樋(あまどい)も、ずいぶん色々な形の物があります。写真のような一般的な丸形、角型(四角くなっています)、台形?みたいな形など(結構ハウスメーカーなどで使われています)。
まあ、これは性能としては雨を受けるための能力があればいいので、通常はさほど気にしなくて良いと思います。デザインで選んでるって事ですね。
今日板金屋さんがTK邸の樋と破風の鉄板巻きをしに来ていました。そんな中で話していて聞いたことには、丸い雨樋(軒樋のことです)がお薦めなんだそうです。角樋・台形樋共に、樋を支えるための金物(足と言ってます)が長くなってしまうので、構造上どうしても少し弱くなってしまうんだそうです。それをカバーするために足をたくさんつけるため、高くなってしまうらしい(もっとも樋自体も高い)。その点丸い樋は足が短くて済み、また良く使われる商品なので在庫のロスが無い、とマコトに具合がいいんだそうな。TK邸では角樋も検討はしたのですが、長野市内としては雪が多い地域なので丸い樋の採用となりました。あまり自己主張の強い品物では無いので、スッと廻りになじんでくれそうな感じがいいかな、と思います。さしずめ「名脇役」ってところでしょうか?

11月17日 今日の御題:雨

今日はあいにくの雨模様でした。
昨日で大工さんも終わったし、掃除しながら細かい仕事をチョコチョコとやってしまおう・・と思って現場に出かけた私。
着いたときには現場に誰もいない(そりゃそうだ、段取りしてないんだから)。
「今日はのんびりムードかな?」なーんて悠長に構えてたら、そのうちに携帯がやたらに鳴り出す。
「他の現場が雨降っちゃってだめだからそっちに見に行く」と言ってきたのは板金屋さん。
「こんにちはー」11時頃突然来て「もう(仕事)出来るからね」と話をしたら、午後には職人さんを送ってきたのは塗装屋さん(塗装屋さんって今メチャクチャ忙しいはずなんだけど)。
雨が降ると、屋外に関係する仕事の人の段取りは狂ってしまいます。普段はそれで泣かされることが多いのですが、今日に限っては仕事がはかどってしまいました(こんな事はじめて!)。
たまには雨もいいモンですね(でも他の現場が遅れてしまってるんですよねー・・・フクザツ)。

11月16日 今日の御題:やっと「ポストの棚」

大変お待たせいたしました。やっとポストの棚が出来ました。
入ってきた郵便物(回覧板なんかも)が、ストンと下に落ちないようにするための棚です。本当は受け箱を・・と思ってたのですが、回覧板を入れられる大きさの受け箱って無いんですよね(いやホントはあるんだけど、業務用っぽいステンレスそのままの、色気のない物になっちゃうんです)。
その辺の詳細は14日の日記を見ていただくことにして、今日は取付完了の報告です。
・・・どうでしょう?ちょっと画像が荒いので分かりにくいかも知れませんが、下手に箱なんかつけるより良かったかなぁと自分では思ってるんですが。和風っぽい感じも出てますしね。
ちなみに今日で大工さんの工事は終わりです。予想より結構早かったですね。10月23日から造作に乗り込んだので、作業期間は3週間といったところでしょうか?大工さんご苦労様でした。

11月15日 今日の御題:玄関

建物の顔ともいうべき玄関。TK邸では、そろそろその顔が全貌を表してきました。
玄関の1番のチャームポイント(ホントか?)とも言うべき玄関の下屋根が出来てきたのです。
和風の家ということで、下屋根の下部は野地板や垂木を削って(磨く、といいます)表しにしました。こういう木がダイレクトに出るところは(例えば和室なんかもそうですが)、大工さんや私が1番気を遣うところです。
全体像がとれればいいなぁと思っていたのですが、まだ未完成につき、部分ショットでゴメンなさい。
どうです?なんか「和風!」って雰囲気になってきましたよね?

ちなみに昨日紹介したポストの棚はまだ付いてませんでした。次回ご期待あれ!(そのうちに「つづく」とか書きそうだよね・・・)

11月14日 今日の御題:ポストの棚

今日の御題は「ポストの棚」です。
最近の住宅のポストって、ポスト口があって、コの字形した下足入れの棚の上に郵便物が落ちることになるパターンが多いのですが、いったんそれを崩すと意外とその処理に困るんですよね(受け箱が意外といいものがないんです)。今回のTK邸では、見事にこの崩れパターンにはまっています。
ポストに入った郵便物をどうやって受けるか。内側に受け箱をつける事になります。しかも、「回覧板を入れられること」という条件が御施主様から課せられました(これがかなりヤッカイな課題。こうなると体裁のいい受け箱はない)。
そこで出した結論が、受ける棚をつくろう!という計画。実は何で作るかまでは、あまり考えてなかったのですが・・・。
そして今日の朝、社長と相談する。「TK邸の郵便棚、何で作ろうか?」「じゃー、これから探そう」。向かった先は当社の倉庫。いつからここにあるんだか分からないようなシロモノが眠ってたりします。その中に、これまたいつそんなものを切り出したか分からないような板が何枚もありました。
「この辺でどうだ?」ホコリでブ厚く化粧された板を指して社長はいいます。いいもわるいも、何がなんだかさっぱり分からないような状態の木を見ても、私にはそれが何の木かすら分かりません。形だけを気にして「ウン、この形ならいける」ってな具合で、その板の一部を切り取ってしまいました。
話はそれで終わらない。
それから、その板を仕上げる作業が始まります。まず、自動カンナと呼ばれる機械に板をかけ、板にカンナをかけます(いうほど簡単じゃなかった)。ふつうカンナってのは大工さんが手でかけるものだとフツウの人は思ってるかもしれませんが、実はあれはあんまり使いません(効率が悪い)。電動工具(というか機械)が発達してるので、ほとんどは機械によって仕上げられるのです。機械がかからない(かけられない)部分だけ、しょうがないので大工さんが手でかけます。今回の板は巾が広かったため、この機械にかけられる許容寸法を超えてしまっていました。当社の機械では間に合わず、仲のいい他の工務店の機械を借りに行ってしまいました。そこまでが荒削りの段階の話。仕上げの段階では、近所の建具屋さんに行き、そこで仕上げ用カンナ(もちろん電動機械)をかけさせてもらい、最後にサンドペーパーで磨きました(何で建具屋さんかっていうと、建具屋さんにはいろいろな道具がそろっているので、こういった(半分趣味の)イタズラをするのに最適なのだそうです・・・社長談)。
じつはよく分かってなかったのですが、この板は槐(えんじゅ)の木らしく、私の実家の座敷の床柱をとった残りだとか・・。おいおい、俺の実家は'77年完成だゾ?何年寝てた木なんだ?
まあ、こんな物があるあたりが、ウチの材木屋としての強みなのかも知れません(普通の建築屋さんだったら集成材の棚板だったでしょうね。ちょっと自慢してみた)。
・・・ということで、明日あたり棚を付ける予定です。

11月13日

ちなみに今日はキムタクの誕生日だそうです。さっき「スマスマ」で言ってました。
まーそんなことはどーでもいいのですが(2回目)、TK邸もそろそろ仕上げのクロスを決める時期になってきました。
当社ではコーディネートボードと呼ばれるクロスの提案をお施主様にしています。最初にこれをしないでぜーんぶお施主様がクロスを選ぼうとすると、チョー苦労することになると思います。ナゼって?クロスの見本帳って、ものすごく分厚いんですよ(写真にちょっと写ってますが)。普通の人は、何がなんだかさっぱり分かんなくなっちゃうと思います。
今回、事前に提出したコーディネートボードをたたき台として、お施主様に気に入ったものを選んでいただきました。・・・が、ちょっと再考した方がいいかな、という印象を正直言って受けました。
クロスとかの色見本って、1つ1つが小さいんですよね。なかなかそこから全体をイメージするのは難しいものです。それに、大きな面積に貼ってみるとずいぶんと明るく(白いものはかなり白っぽく)見えるものなのです。ですから、いくらか色が付いているなぁという程度の白系を選ぶと、実際に貼ってみたら完全に真っ白に見えてしまった、なんて事になってしまいます。今回選ばれた中にはずいぶんと明るい白系が多かったので、キチンと説明しておかないとその問題が起こってしまいそうです。
たまたま、社長が担当しているN邸現場が似たような雰囲気の和風住宅で、クロスまで仕上がった状態になっていましたので、今日はTK邸のお施主様に見ていただきました。
小さな見本で見た印象と、実際に壁に貼ったものではかなり印象が違います。同じクロスなのに、並べてみても違う色なんじゃないかと錯覚をしてしまうぐらいです(ホントに違う色に見えるんです!)。これにはお施主様もかなりショックだったようですねー(写真でも分かりますよね?)。再度考え直す、ということになりました。少し濃いめかな、という色を選んでも、実際には意外とそんなに気にならないものなのです。
最近はパソコンソフトなどで手軽に3D画像が作れたりして、建物外観や中の様子がどんな感じだか分かりやすく説明することが出来るようになりました。実際のクロス柄をそこに貼り付けることも可能ではありますが、所詮画面の中の世界なので、現実とのギャップは避けられません。そこが我々のナヤミでもあります。

11月11日

ちなみに今日はポッキーの日だそうです。CMでモー娘。が言ってました。
まーそんなことはどーでもいいのですが、今日は玄関ホールの顔とも言うべき飾り棚が形になってきたので紹介しましょう。
このお宅はテーマ(?)が新和調ということで、玄関廻りも結構和風っぽい物が多いのです。後に紹介することになるであろう玄関の顔とか、上がり框、廊下の床板なども、しっかり和風してます。しかし、それに対して天井・壁は和風テイストのクロスを使い、また下足入れも雰囲気を乱さない程度の洋風の物を採用し、少し軽めの「和」をねらっています。
そこに位置する飾り棚。どんな感じにするか結構悩みましたが、あまり重くなく、あっさりつくった和調の棚にすることにしました。
杉の面皮丸太(これにはナグリ加工が施してあったがくどかったため製材し直した)を立て、棚板にヤニ松(木目がウネってます)の板を用い、あまり飾り立てずシンプルに作りました。壁はやはりクロスで仕上げます。造りがシンプルな分、花などを飾れば引き立って見えそうです。仕上がりが楽しみですね。

11月10日

今日は前からある家の方の、外壁のモルタルをはぎに行きました。
何でそれをはぎに行ったのでしょう?
実は古い方の家の外壁は、モルタルを塗った後にしっくい(あの白いヤツですよ)を塗ってあったのです。そこに今回吹き付け塗装をしてしまうわけにも行かないので、「いっそ全部はいでしまえ!」ってな具合になったのです。
やってみると、結構簡単にはげるものです。ハンマーなどでクラしつけて(方言?:なぐりつけて、の意)少し穴を空け、バールなどを差し込んで見ると、バリバリはげてしまいます。まあ、構造上そういうものなので、べつにそれが悪いわけでもありません。
外壁としてのモルタルは必ずヒビが入るので、定期的にその辺を含めたお手入れが必須なのですが、それは別にモルタルに限ったことでもないのです。今かなり普及している「サイディング」と呼ばれる物(いわゆる洋風住宅のほとんどがこれです)も、板と板の間をコーキングで処理しているのですが、このコーキングが果たしてどの程度の耐久性を持つのか?これはかなり疑問です。少なくとも、メンテナンスが不要ではないことを覚えておいた方が良いでしょう。