稽古場 of 花柳琢次郎 official website



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利休の求めた「空間」

銘、司耕庵


戦国時代の茶聖、千利休が作ったとされる待庵(たいあん)は現存する最古の茶室であり、侘びと寂びの世界観を極限まで体現した室内空間です。

僅か二畳程の茶席と勝手の間、次の間の全てを合わせても四畳半程度という狭小空間に茶道の原点はもちろんの事、利休の持っていた宇宙観、哲学、芸術、美意識、それら全てが込められました。

当稽古場も広さは九畳程で隣室の和室は四畳半。稽古場としては決して広い空間ではありません。稽古場と名のつく場所に良くありがちな鏡もない本当に簡素な空間です。

平成二十三年秋に稽古場を新装するにあたり、踊りと稽古の本質を更に深く究めたいと思い、利休の待庵に倣って本稽古場を「司耕庵(しこうあん)」と名付けました。

司耕庵とは自らの心身を司(つかさど)り人生そのものを耕す(開拓する)場所という意味を持ち、司耕は思考であり、また試行を繰り返す、志向を探る、嗜好を嗜む、そして至高を目指す空間の意味でもあります。

稽古空間「司耕庵」、皆様のお越しを心よりお待ちしております。


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稽古場 司耕庵は多彩な顔を持っています。

「司耕庵」では設計の段階でもう一つの顔をもたせました。通常では日本舞踊の稽古に使用されますが、視点の向きを九十度変える事によって瞬時にその表情を変えます。

仕切りの襖を外すと和室空間が客席となり、稽古場空間は小さな劇場となります。

入口の神棚に守られて、喧騒な日常の中にあって神聖で静かな時間をお過ごしになるには最適の空間と自負しております。

劇場 司耕庵 に関する詳細はアトリエ公演 をどりの座のページを御覧下さい。




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