雑貨屋の秘境案内
第6回;美味いうどん屋さんを探せ!! in 高松市

店主が無性に好きな食べ物の一つに「うどん」があります。だからどうした!!と言われてしまう
とそれまでなのですが(笑)、今でも毎週少なくとも3回は「うどん」で無いと気が済まず、それ
位かなり部類だと申せるでしょう。
また、店主の両親が共に香川県在住経験があり、その上今のように関西に在住していること
もあって、香川&関西という「2大うどん帝国」に生活の基盤を持つと、必然的にうどんにもう
るさくなるのも無理はないでしょうか……(笑)
よく言われるのが「讃岐は麺好き、関西はダシ好き」というのですが、そういう環境の中で両者
ともそれなりに知ってしまった今では、その両者とも実践してしまおうと日夜取り組んでいたり
もして(笑)。

そんな店主が今から2年ほど前に、久しぶりに香川県は高松へ行ったときのこと……
何気なく高松の駅前にある本屋さんを覗いてみたところ、さすがは香川県、うどん関連の本が
平積みされているではないかぁ!!というので手に取った本が、「恐るべきさぬきうどん」たるシリ
ーズ本全3巻。
これは「月刊タウン情報かがわ」というタウン情報誌(まあ、香川県版「関西Walker」、「ぴあ」と
いったところでしょうか)に掲載されている物を単行本化したもので、よくぞここまでディープな
本があるものだぁ!!と、その日の晩、当日泊まった城山温泉で読みふけっていたのでありました。
そこで……いてもたってもいられない店主は、次の日高松から神戸へ戻るまでの約半日、こ
の本を片手に行けそうなところを当たって、高松市内でうどん三昧と相成ったのでありました。

まず最初に立ち寄ったのが、高松駅からバスで20分程行ったところにある「中北」たるお店。
実は、この高松行きの前に目にした一般のガイドブック(「JTBの旅ノート 四国」)に、讃岐うど
んのコラムが書いてありまして(実はこの著者こそが、前述の「月刊タウン情報かがわ」編集長
兼「恐るべきさぬきうどん」の団長さんだったんですねぇ....道理で濃いはずだわ;笑)、そこにこ
の「中北」のことが書いてあり、その観光ガイドブックに書かれるような内容では無い内容に、
是非一度は行ってみたいと前々から思っていたんです。
「恐るべきさぬきうどん」と併せて購入した高松市の地図を手に、一体どの辺にあるのかと思っ
ていたところ、丁度高松南郵便局の近くというので、これは旅行貯金(雑貨屋の簡易郵便局第
一回参照)にもいいや!!ということで、慣れない場所をひた進むことになりました。
しかし、確かに最寄りのバス停は「高松南郵便局の近く」なれども、そこからどうも田圃の中の
細い道をひたすら歩かないといけないようで、しかもクネクネしていることこの上なく、本当にこ
こでいいのかなぁ??と思っていたところ……妙に古い造りの納屋みたいなところに、「中北」の文
字があった!!!!\(^^)/

時はまだ昼前だというのに、既に地元の人が沢山来ており、皆さんそれぞれにうどんをすすっ
ているのが何とも微笑ましい限り。
さっそく私も、まずは「あつあつのうどん小」を購入…となると、普通はお客さんは椅子に座って、
店員さんに「うどん一つ」と頼んで、そこからうどんが来るのをひたすら待つのが大阪でも東京
でも当たり前ですが....ここのお店は、ただ椅子に座って待つのではなく、自分から「うどん一つ」
と厨房(??)の方に頼み込み、その後お店の方がうどんをゆで、そしてしばらくして丼に入ったう
どんだけが出てきて、あとはだしやネギ、オプション(天ぷらやおでん、おにぎりなどなど)など
自分でやっとくれ!!という、実にセルフサービスなお店なのです。
実はこういうお店はここに限った訳ではなく、香川県ではこうした元々製麺屋さんを営んでいる
お店が併せて食堂も営んでいるというところも多く、こういう事情を全く知らないと戸惑うことこの
上ない訳なんですねぇ……
(場所によっては、その場で麺すら自分で湯がかないといけないお店も多々あります)

そこで出てきた「あつあつのうどん」がこの一品!!

早速口にしてみると……最初から喉の中でカウンターパンチがバシバシ炸裂!!!! 無茶苦茶コシ
があって、しかものどごしのなんとすっきりした麺だこと!!!!
こういう状況では、ただただ「美味い!!」と唸るしか無いのが正直なところ。 しかもこれがたった
の150円というのですから、さすがは香川県、うどんバンザイ!!と訳の分からないことも思ってし
まうのですが....(^^;;;
さすがは打ちたて&ゆがきたての麺だけあって、そのコシの強さは絶品でしたし、またスルッと
抜けるような食感は、さすがは関西ではお目にかかれない一品でした。
余りにも美味しかったので、今度はうどん本来の食感をより楽しむために、生しょうゆだけで頂く
ことにしたところ……しょうゆと麺がなんとも絡み合って、麺本来の味が何とも絶妙な一品!!&喉
ごし感がまた違う!!
我が家では祖母(これまた香川県出身)がよくこういった本格的な食べ方をしており、私はそうい
う食べ方もあるのだとは知っていたのですが....やはり、お年寄りの意見はちゃんと耳にしておくべ
きですよね(^^)。
また、オプションのコロッケも、商店街でよくある揚げたての風味で、実にうどんとマッチしている
のがまた美味でした。
これだけたらふく頂いて、お勘定が500円にも満たない!!というのも、また貧乏人の店主には嬉し
い限り(^^)。

しかし、しょっぱなからこんなに飛ばして大丈夫かよ!!…という不安を抱きつつも、とりあえずは高
松駅まで戻って、その後はレンタサイクルを使って高松市内を縦横に駆けめぐることにしました。
うどん屋さんに入ってうどんを頂く→途中で郵便局を見つけて旅行貯金をする→うどん屋さんに
入ってうどんを頂く→途中で郵便局を見つけて旅行貯金をする……このサイクルが約2回ほど
続いた時に(笑)、次に立ち寄ったのが、かの有名な栗林公園の近くの路地裏に、ひっそりと位
置するお店の「谷本」。
実は前日に「恐るべきさぬきうどん」の本を読破して、場所的にもまだ出向きやすく(この本で紹
介されているところは、妙に駅から遠かったり、妙に人里から離れていたりしていますので、なか
なか出向ける場所が無かったんです)、しかも前述の「中北」以上にそのお店の雰囲気がディー
プだ!!というのが、妙に店主の心をぐさっと掴み(笑)、これまた期待大だったのですが....
しかし、自転車で駆けめぐっても、駆けめぐっても、路地裏に入り倒しても、なかなかなかなか見
つからない!!
これも一つの運動がてらだと思いつつ、高松栗林郵便局の近くをくまなく探していたところ………
妙に狭い路地が一本あり、その中に米屋さんの看板と共に、やたらと小さく「谷本」の文字があっ
たではないですかぁ!!!!\(^^)/

こういういかにも下町的なお店って、大阪とかでもありそうなのですが、ここまでディープな雰囲
気のお店というのは初めてみたような気がします。
しかも、お店には野外に(!!)テーブルが一つ、椅子は4つしか無い上、お客さんはその野外テーブ
ル以外にも皆さん道のブロックでうどんをすすっており、その桁外れな生活感に溢れた雰囲気と
いうのがまた涙物です(;;)。
(そんなお店ですから、雨の日はお客さんが少なくなるのだとか;苦笑)
早速、今日6玉目のうどんを購入。ここはセルフでは無いみたいで、ちゃんとだしから何から全て
お店の方が仕切って頂けるので、妙に楽なのですが....そんな中で出てきたのがこの一品(^^)。

これがまた……本日6玉目にもかかわらず、するっといけるような麺がたまらなく美味いのも特筆
物ですが、何といっても本日のお店の中で、最もだしに品とコクが出ており、たまらなく美味い!!
ダシはやはりどこか関西的な物を感じさせるのでしょうか、今までの中でもっともすんなりと馴染む
ような味で、それが麺とあわさって絶妙な味を出していたのが、これまた白眉物でした。
正直なところ、麺は美味くてもダシが今ひとつかなぁ、というお店が多かった中で、ここのダシはま
ず間違いなく合格点が出せるもので、「関西人はダシ好き」の私にはズバッとインパクトを与えたお
店でした。

結局この日、フェリーに乗るまでに平らげたうどんは全部で8玉(全7店)……いくら何でも胃の中
がパンパンでフェリーの中ではもがき苦しんでいたことは言うまでもありません(爆)。
しかし、そんな中でも翌日の朝の「はなまるマーケット」には、何とタイミング良くうどん特集が組ま
れており、しかも「恐るべき」シリーズで出てきた名店がいくつも出てきているではないですか!!
それを見た途端、また今日の昼もうどんにしよう!!と思ってしまった、相当なうどん好きな店主の一
日でした(笑)。

交通案内

やはり、こういう隠れた(??)お店というのは実際に足を棒にして探して頂きたい物ですので(意地
悪??)、住所等は述べずにヒントだけ述べておきたいと思います。

・「中北」--高松駅のバスステーションからバスで約20分程乗ると、「田中」というバス停があります
ので、そこで降り、高松南局(バスで通り過ぎています)を少し通り過ぎたところまで歩くと、東の方
に細い道がありますので、それをひたすら10分ほど歩き、余程注意して周りを見ると「中北」の看
板が目に見えるでしょう。

・「谷本」--栗林公園の公園東門(JR高徳線栗林駅から徒歩15分位)から東に少し行くと、高松栗
林郵便局という特定郵便局が見えてきますが、それをまっすぐに行くとクリーニング屋さんがあり
ますので、そこの細い路地を曲がると、「谷本」のあのひさしが見えてくるでしょう。

お奨めサイト


「麺通団のアジトへようこそ!」
前述の「月刊タウン情報かがわ」や「恐るべきさぬきうどん」を発行している部のオフィシャルページ
(??)で、少しながらもその雰囲気が味わえます。
また、更にディープな情報を得たい方には、このページからリンクされているページ(必見!!)も実に
ためになること受け合いでしょう。
あと、何度も登場している「月刊タウン情報かがわ」や「恐るべきさぬきうどん」もこちらから通信販
売で購入することが出来るようになっています。



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