リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 市販野菜類とは異なる自然な魅力を持つ野草は、リクガメにとって非常に好ましい主食として役立てることができます。

 特に繊維質に乏しい市販野菜だけを給餌した人工環境下の場合、 リクガメは軟便や便秘などの症状を示す傾向があるので、栄養価の問題以外にも繊維質が豊富な野草は適した食材です。
 採集場所は排気汚染が懸念される沿道付近や、 除草剤等の薬剤散布や犬猫の糞尿にも注意し、自家栽培する場合も化学肥料の使用は避けましょう。

 この野草集は、一般的に見かける採集可能な野草を掲載していますが、生育状況は地域により異なるので、季節の分類は目安としてください。野草を給餌メニューの主食に添えて、豊富な献立を用意してあげましょう。
 帰化植物とは、様々な原因で渡来した外国産の植物が繁殖して生育し、広範囲ないし局部的に野生化したものを指します。

 外来種であっても一般に栽培されている植物は除外されるので、日本に見られる帰化植物は約800種程度と考えられています。

 一般に帰化植物は種子が小形で伝搬力が大きく、発芽力も強く、生育可能の環境条件が幅広いのが特徴です。

 イネ科、キク科、マメ科、アブラナ科、ナス科、シソ科などが多く、ハコベ、ナズナ、チドメグサ、エノコログサなどは石器時代の帰化植物で、史前帰化植物と呼ばれています。

 また広く世界的に分布する種類には、ナズナ、イヌビユ、シロアカザ、ニワヤナギ、スベリヒユ、スズメノカタビラなどが見られます。

 今日見る畑地や水田の野草のうち、ネザサの類やオモダカ科のアギナシは日本固有種ですが、他は全て帰化植物です。
 野草は数種から数十種が混生して群落を構成していますが、この群落は前年に落ちた種子や、土に埋もれて残存する種子や根茎、あるいは散布侵入した種子などが育つのですが、野草間の生存競争や協同現象の結果として、単なる混生ではなく体制化されるのが特徴です。

 日本の野草は夏季の6〜8月が最大となり、その発生株数では夏季一年生である早晩生と冬期一年生が、それぞれの発生期に相当する春、盛夏、秋の3つをピークとした発生大期があります。

 牧草として考察すると最も種類が多いのはイネ科ですが、草食性リクガメに適した野草はイネ科をはじめマメ科や一部のキク科が多く、再生力が強いだけでなく、必要なタンパク質や石灰質に富み、栄養価値が高いのが特徴です。

 特にアルファルファやクローバーなどのマメ科植物は、根に共生する根粒バクテリアの働きにより、多量の窒素を固定するので、痩せた土地でも成育して跡地を肥えさせるので、地力培養にも寄与する利点があります。
長期飼育を実現するために
給餌メニューの主食として
在来種より一般的な帰化植物
野草の主な特徴
野草間の生存競争や、協同現象の結果として、単なる混生ではなく、体制化されるのが特徴である。
栄養価の問題以外にも、繊維質が豊富な野草は、リクガメに適した食材である。
採集場所は排気汚染や除草剤の薬剤散布、また犬猫の糞尿にも注意したい。
帰化植物とは、様々な原因で渡来した外国産の植物が繁殖して生育し野生化したものを指す。
 テリトリー、即ち縄張りとは、文字通り縄を張って、占有する領域の境を示したことに由来するものですが、実際には、資源を競合する相手から守ることで、独占できた一定の勢力範囲を指します。

 動物界では、生き抜くために必要な餌や、繁殖場所としての営巣を確保する必要があるので、時には、縄張り争いのために戦ったり、力を試したりする攻撃的な行動をすることがあります。

 草食性リクガメの場合、こうしたテリトリー意識は、地中海リクガメ属のオスが顕著ですが、自然下で力の弱い個体は縄張りが持てなかったり、理想的でない場所にしか縄張りが得られません。

 しかし、自然界におけるテリトリーは、強いものが生き残れることを意味し、適応性が劣る個体の繁殖を制限する働きもあるので、他より勝る個体が子孫を残せることになります。

 大抵の動物は、採食や繁殖など、生息するための領域を必要とし、このような日常的に行動している場所で、同種の他個体などと、共に生息している場所を行動圏と呼んでいます。

 さらに行動圏の中でも、特定の採餌場所など、他個体との重複を認めない、独自の勢力圏をテリトリーと呼び、鳥類や哺乳類をはじめ、爬虫類や昆虫類などにも見られます。

 こうしたテリトリーは、同種間において、採食場所や営巣を巡って形成されるものですが、何れの場合も、優劣関係の順位によって場所が決定されるという特徴があります。

 地中海リクガメのオス個体は、気性が激しいリクガメと、例えられることが多いのですが、幼体の頃と一変し、性成熟の頃を境に噛み付いたり、甲羅を使った攻撃的な一面を見せたりします。
テリトリーと行動圏
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野草を給餌する
一般的な夏の野草
一般的な冬の野草
葉の形状と配列
野草と飼料作物
一般的な秋の野草
植物の色素体
豊富な食物繊維
栄養価の問題以外にも、繊維質が豊富な野草は、リクガメにとって非常に好ましい食餌として役立てることができ、繊維質に乏しい野菜だけを給餌した場合、 リクガメは軟便や便秘などの症状を示す傾向があります。
野草のスライド
有毒植物のスライド
 
一般的な春の野草
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