リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 日本という国は、よく島国と例えられますが、周囲を海洋に囲まれているので、周辺地域との境界というものが一目瞭然であり、帰化植物に対する概念も理解し易い環境にあります。

 しかし、陸続きで国境によって区分された地域では、植物分布と国境は何の関係もないので、帰化植物や外来植物という概念は、理解し難い部分があります。

 日本で見かける野草は、ほとんどが帰化植物であり、貿易などで私たち人間が介在し、本来の自生地から、他の地域に持ち込まれて、そこで野生化した植物を指します。

 帰化植物は、外来植物とも呼ばれる場合があり、その他にも移生植物とか、馴化植物とも表現されますが、何れの場合も自然に繁殖して分布した植物は、帰化植物には該当しません。

 かつて江戸時代では、鎖国という政策から侵入経路が限定されていたので、わずかな数しか帰化植物は存在しなかったようですが、開国を境に貿易も盛んになり状況は変わりました。

 植物が移生した渡来時期や、渡来方法などによって、帰化植物を分類する方法もあり、一般的には、自然帰化植物や逸出帰化植物、また史前帰化植物などに区分されることもあります。

 しかし、実際には知らない間に持ち込まれて、気がついたら帰化状態となったものが多く、侵入時期も不明なので、 自然帰化植物と帰化植物は、同義として解釈されることが多いようです。

 例えば、花粉症の原因とされるブタクサやオオブタクサ、リクガメ飼育でお馴染みのオオイヌノフグリ、その他にもマメグンバイナズナ、オオクサキビ、オオアレチノギクなどが相当します。

 また牧草や飼料用、食用や観賞用などとして、様々な目的で日本に持ち込まれ、栽培されていた植物が、栽培状態から野生化したものを逸出帰化植物と呼んでいます。

 逸出帰化植物の多くは、国内に持ち込まれた渡来時期は把握されているものの、野生化した時期が曖昧なものが多く、俗に人為帰化植物とも呼ばれています。

 大群落を形成し、有毒植物で名高いセイタカアワダチソウや、ウマゴヤシ、ノヂシャ、クレソン、、オオキンケイギク、ニワゼキショウ、ホテイアオイなど、市販されている野菜も含まれています。
本来の自生地から移生して野生化した帰化植物
リクガメの飼料作物として栽培したい野草
タンポポ、オオバコ、ヒメジョオンなどが、冬季はロゼット状態になる。タンポポの主根は太くて長いので、この状態の時に移植すると定植し易い。
大抵の場合、野草を根元から掘り起こして、株分けのような状態で移植したりするが、株分けが不向きな植物もあり、一般に株分けは休眠中に行うと定植し易い傾向がある。
牧草はイネ科とマメ科の植物が利用されるが、生草としての魅力だけでなく、採食時に踏みつけられても、これに耐えて再び生えてくるという実用性もある。
ロゼットとは、短い茎から出た根出葉が地面に接して、放射状に広がった状態を指すが、これは越年草が冬の間に過ごす典型的な状態で、春になると節の間が広がる。
 リクガメ飼育で役立てば野草、飼育に役立たなければ雑草と呼んだりして、飼育に関連して都合よく解釈していますが、道端や空き地で見かける野草は、何れの場合も日当たりの良い場所です。

 国内で見かける大抵の野草は帰化植物ですから、リクガメ飼育に役立つ野草は、種を採集したり根から掘り起こして移植し、ベランダや庭を利用して栽培することができます。

 飼料作物とは、一般に草食家畜の餌として栽培される植物を指し、例えば、青刈作物などは耕地で栽培された一年生の草本植物を与える方法です。

 俗に言う牧草は、多年生の植物を草地で栽培し、生草としての魅力だけでなく、採食時に踏みつけられても、これに耐えて再び生えてくるという実用性もあります。

 牧草はイネ科とマメ科の植物が利用されますが、代表的なイネ科の牧草には、寒地タイプと暖地タイプがあり、チモシー、オーチャードグラス、ライグラスなどは、典型的な寒地向けの牧草です。

 またダリスグラス、バヒアグラス、ローズグラスなどは暖地向けの牧草で、代表的なマメ科の牧草には、アルファルファ、シロツメクサ、アカツメクサなどのクローバー類があります。

 イネ科とマメ科の植物を混在させる手法を用いると、庭で野草を栽培する場合も、効率が高まるので、例えば、アルファルファやイタリアングラスなどを組み合わせて育成したりします。

 しかし、混在育成という手法は、栽培の生産性は高まりますが、イネ科の植物を好む草食性のリクガメは限られているので、実際には飼育個体の嗜好性に大きく左右されるかも知れません。

 大抵の場合、野草を根元から掘り起こして、株分けのような状態で移植したりしますが、株分けが不向きな植物もあり、一般に株分けは休眠中に行うと定植し易い傾向があります。

 例えば、ロゼットとは、短い茎から出た根出葉が地面に接して、放射状に広がった状態を指しますが、これは越年草が冬の間に過ごす典型的な状態で、春になると節の間が広がります。

 リクガメ飼育で役立つ野草では、タンポポやオオバコ、ヒメジョオンなどが該当しますが、特にタンポポの主根は太くて長いので、このロゼット状態の時に移植すると定植し易い傾向があります。

 野草の育成状態は、地域差があるので一概には言えませんが、ヒメジョオンやハハコグサは、秋に発芽して越冬し、翌年に開花する典型的な越年草です。
the_tortoise009001.jpg
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
野草を給餌する
一般的な夏の野草
一般的な冬の野草
葉の形状と配列
野草と飼料作物
一般的な秋の野草
植物の色素体
豊富な食物繊維
栄養価の問題以外にも、繊維質が豊富な野草は、リクガメにとって非常に好ましい食餌として役立てることができ、繊維質に乏しい野菜だけを給餌した場合、 リクガメは軟便や便秘などの症状を示す傾向があります。
野草のスライド
有毒植物のスライド
 
一般的な春の野草
インフォメーション