リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 動物と植物との区別には、植物の細胞と動物の細胞が最も重要な特徴となり、細胞壁に取り囲まれている植物は、この壁によって細胞が保護され、外界の環境に対して抵抗力が生じます。

 植物の細胞壁は、何種類もの化学物質から構成されていて、その中でもセルロースは特に重要であり、セルロース分子が結合して微小繊維となって、細胞壁の構造となっています。

 細胞壁の構成物質には、硬度に影響するリグニン、細胞の水分減少を防ぐ役割りをするクチン、またスベリンのようなロウ質の物質も含まれています。

 食物連鎖の関係では、草食動物は第一次消費者と呼ばれていますが、植物は自ら栄養を生成することができる生物なので、食物連鎖において基礎的な位置に相当します。

 植物は多細胞の緑色生物であり、これらの細胞は、主としてセルロースで構成された硬質なものなので、草食性のリクガメにとって、繊維質は欠かすことのできない摂取物です。

 このように植物は、細胞が細胞壁に包まれているので、環境の変化に対して抵抗し易いものの、外界の刺激に対しては敏感ではありませんが、光に対する刺激感応性は敏感です。

 従って、最も重要な性質は光合成の能力であり、光エネルギーを化学エネルギーへ変換することによって、無機物から栄養を得て独立栄養を営む生物と換言することができます。

 植物の光合成は、クロロフィルとも呼ばれる緑色の葉緑素を含む、細胞小器官で行われますが、この色素体は、葉緑体とも呼ばれている細胞内の組織です。
 植物は水分を吸収して、炭酸ガスと水から糖分やデ
ン粉などのような、複雑な化合物を光のエネルギーに
よって生成します。

 この炭酸同化作用は、葉緑素の働きによって生成さ
れるもので、そのために植物は緑色をしており、葉緑
素の緑色は、動物には全く見られないものです。

 葉緑素は光エネルギーを化学反応によって、化学エ
ネルギーに変換する光合成に必要な色素で、光を吸
収する性質を持っています。

 植物が緑色として知覚されるのは、葉緑素が可視光
線における赤、紫、青色の光を選択的に吸収し、緑色
の光を選択反射した結果です。

 葉緑素は葉に大量に含まれており、茎などにも多少
含まれるので、植物の茎は緑色に見えます。

 しかし、葉緑素が他の色素によって隠されているもの
もあり、例えば、秋の紅葉は、樹木の葉の葉緑素が衰
えて、他の優勢な色素を見ている状態です。

 炭素と水素で構成された葉緑素は、中心のマグネシウム原子が、窒素を含むテトラピロール環に囲まれ、光合成が起こる細胞組織である葉緑体の内膜につながっています。

 葉緑素には幾つか種類があり、分子構造が異なるので、吸収される光の波長も多少は異なりますが、最も一般的なのはクロロフィルaと呼ばれている葉緑素です。

 クロロフィルaは、緑色の植物に含まれている葉緑素の約75%を構成しますが、クロロフィルbは植物の補助色素で、吸収した光エネルギーをクロロフィルaに伝達します。

 また葉緑体は、クロロフィルである葉緑素を含んだ小体で、植物が緑色に見えるのは、葉緑体が細胞中に含まれているからであり、日光を遮られると葉緑素を失い白色体になってしまいます。

 緑色をした植物の細胞内組織である葉緑体は、光合成が行われる部分であり、葉肉細胞には多くの葉緑体が含まれていて、受光し易い方向を向いています。

 色素体は様々な方法で、エネルギーの蓄積に関与していますが、葉緑体にはカロチノイド色素も含まれており、炭素化合物の結合によって光合成が行われます。

 白色体は色素を含んでいませんが、重要なデン粉や油脂、またタンパク質の合成に関与しており、有色体はカロチノイドを生成する働きをしています。
動物と植物の区別
葉緑体が細胞中に含まれることで植物は緑色に知覚される
植物は気温と降水量によって分布域が異なるが、日本では降水量が多いので、気温の変化に対応しているのが特徴である。
植物の葉は、主要な光合成を行う器官である。内部はすき間のある細胞で構成され、二酸化炭素を吸収し酸素を放出する。
葉の内部は葉肉と呼ばれ、葉身の表と裏を表皮組織で覆われた間にある。細胞壁に水を供給したり、光合成の栄養産物を運搬する働きもしている。
植物は自ら栄養を生成することができる生物なので、食物連鎖の関係において、基礎的な位置に相当する。
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野草を給餌する
一般的な夏の野草
一般的な冬の野草
葉の形状と配列
野草と飼料作物
一般的な秋の野草
植物の色素体
豊富な食物繊維
栄養価の問題以外にも、繊維質が豊富な野草は、リクガメにとって非常に好ましい食餌として役立てることができ、繊維質に乏しい野菜だけを給餌した場合、 リクガメは軟便や便秘などの症状を示す傾向があります。
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一般的な春の野草
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