リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 地球上には海、湖沼、河川、森林、草原、砂漠、寒帯、熱帯など、環境が各々異なった場所があり、様々な環境に応じて異なった生活様式を有する生物が生息しています。

 しかし、環境が変われば生物の生活も変化するわけですが、生理作用が適合する範囲は限界があるので、一定の範囲の環境下でしか生存することができませんから、環境条件の変化の度合に対する適応性を知ることは大切です。

 従って生物を理解するには、その遺伝的な素質と共に、変化する環境に生理的に適合して生活可能となる馴化や、新たな気候条件に変化し適合するような気候馴化についても把握する必要があります。

 本来リクガメは日本国内には生息していない輸入種であり、環境と適応性に対して生物学に理解することは重要なことですから、ここでは飼育下で再現可能な基本環境因子について考察しています。

 まず気候的条件には光因子、温度因子、湿度因子、水分因子、空気的因子があり、土壌的条件には石灰岩に関与した土壌の物理的および化学的性質、そして飼育下で重要なのが食物因子と、春夏秋冬の季節変化に伴う、周期性です。
 緑色植物の光合成で知られるように、生物の運動や、基本成形になどに関与する光因子には、量的性質の照度、日照時間、質的性質の波長組成があり、リクガメにとって最も重要な要因なので、飼育者は正しく理解する必要があります。
 生物の分布、生体内の生理作用の速度などに関与する温度因子は、気温、地温、水温として測られ、物質代謝の速度に影響する重要な因子で、変温動物は環境温度の変化に伴い物質代謝量が左右されます。

 変温動物は体温が降下して物質代謝が衰弱すると、運動も摂食も成長もできなくなり、休眠状態に陥いるしかなく、外界温度が約27℃より下がると、物質代謝量が減少するという現象が起こります。
 陸生動物は元来、水生動物から変化して進化した生物ですから、陸上生活を実現可能とするため、空気の呼吸能力を獲得し、湿度変化の激しさに適応し、体の水分が蒸発して乾燥するのを防ぐ防備を有する必要があるので、皮膚に角質の層を持っています。

 しかし、それは苛酷な条件下にも耐えられるという意味であり、生物の生存に不可欠な水分は、水や水蒸気という形態で供給されるということを忘れてはいけません。
 窒素代謝物の終産物である排泄という行為は、アンモニア態、尿素態、尿酸態、アミノ酸態など様々な形で行われますが、体内に保有して毒作用を与えるアンモニアのまま排泄するか、これを無毒の他の物質に転化して排泄するかは、生物が生息する水分環境と密接な関係があります。

 リクガメのような陸生動物の場合、水分不足でも生存するために頻繁な排泄を行わず、排泄物を長時間に及んで体内に留めるため、アンモニアを無毒な尿素や、尿酸 2・6・8-トリオキシプリンのような物質に転化します。
 呼吸に利用することのできる酸素量は、物質代謝の異化過程に関与する重要な環境因子で、地球上の様々な環境の場所における酸素因子を比較した場合、最も豊富にあるのは陸上で、空気1リットル中には約207ccを含んでいます。

 このように酸素は空気中に十分あり、制限因子になることはありませんが、飼育下の場合は、限られた空間であり、また密閉状態に相当するような環境の場合、不衛生となる傾向があるので、十分に通風性を考慮する必要があります。
 物質代謝の同化過程に関与する最も重要な因子であり、動物は自ら無機界から有機物を合成する能力を持っていませんから、直接あるいは間接的に緑色植物が生産した有機物を摂取しますが、直接摂取するリクガメは植食動物に該当します。

 摂食という行為は、自らの生命と種属を維持繁栄させるだけの食物量を得る必要があり、そのための努力が生活活動の基本であることを理解し、さらに運動や物質合成のために必要なエネルギー源には、各種のビタミンやミネラルを豊富に必要としています。
本来、リクガメは野生動物であり、飼育者は自然下と飼育下の相違点を確実に理解する必要がある。
リクガメは、自ら体温調整ができない変温動物なので、飼育下における温度管理は極めて重要な要因である。
リクガメに自然界と同じ給餌内容を与える事は無理だが、可能な限り多種多様な野菜や野草を給餌したい。
活動的なリクガメには、運動不足にならないように、安全で広い環境を提供し、可能な限り屋外を利用したい。限られた空間のケージ内とは異なる、リクガメらしい行動が観察される。
遺伝的素質と環境因子
リクガメ飼育と光因子
リクガメ飼育と温度因子
リクガメ飼育と湿度因子
排泄に作用する水分因子
リクガメ飼育と酸素因子
リクガメ飼育と食物因子
変温動物であるリクガメにとって環境温度は極めて重要だが、適温を維持すると空気が乾燥するので、温度だけでなく湿度も重要な環境要因である。
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リクガメの飼育概論
リクガメという生物を理解する為、基本的な環境因子について考察することは大切です。気候的条件には、光因子や温度因子、また湿度因子や水分因子、あるいは空気的な因子などがあります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リクガメ科の分類
ワシントン条約
各地の平均日照時間
紫外線の効力と作用
光源の光色と色温度
体感温度と不快指数
最高最低温湿計
オゾン層の影響
地球の大気圏
室内の日照状況
 
 
ライトの分光分布図
植物の蒸散作用
 
蛍光ランプの黒変化
大気と地表の熱均衡
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