リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 太陽の動きに伴う日光の向きや強さなどの変化は、昼光性動物であるリクガメにとって生物学的に重要な関係があります。一般に日照とは日当りや日影の問題を指し、強度を含めた受熱などの場合は日射を指しますが、ここでは広義の意味で日照を用いています。

 爬虫類であるリクガメが日照効果によって得るものは多大ですが、日照は昼間の光の根源であり、この太陽の動きや強さは私たちの日常生活における時計のような存在でもあり、リクガメは日本の四季を通して変化する日照時間や温度変化を敏感に察知します。

 リクガメを飼育する際、冬季を除く暖かい季節は安全な屋外が理想であり、年間を通して日照条件に恵まれ、十分な運動が促された環境で育成された個体は、理屈抜きに健全な成長を遂げるものです。
 日照を語るには強度も考慮して評価するものですが、一般的には便宜上、一日のうち日照のあった時間を各地で測定し、統計したものが日照時間、あるいは日照時数と称して月別などで報告されています。

 しかし、日照時間は天候や季節、その土地の緯度や地形などの影響を受け易いので、天候の影響だけを考慮する場合は日照率の検討となり、これは<日照時数>を太陽が朝出てから夕方に沈む迄の時間である可照時数で除したものです。

 住環境や飼育者のライフスタイルの都合などで、屋内飼育を前提としたフルスペクトルライトへの依存度が高い場合、毎日の照射時間にも影響しますが、有効な照射効果を期待するなら点灯の有無に関わらず、使用時間に合わせて確実に交換する必要があります。
昼光性動物と日照の関係
室内の日照状況の模式
日照時間と日照率
冬季は外気温が低いので、屋外には出せないが、太陽の高さが低いので、室内に日差しが入るので、ガラス越しでも太陽光を利用したい。
冬季でも風が弱く、外気温が比較的に高い日は、窓を開けて室内に入る直射日光を満喫することができる。
冬季に屋内で放し飼いにする際は、温度管理に十分注意し、冷え込み易い床付近の温度には注意を要する。
リクガメは典型的な昼光性動物なので、冬季は窓ガラス越しであっても太陽光の恩恵を最大限に利用したい。リクガメは太陽の動きに合わせて移動しながら、日差しを求める。
(数字は時刻で矢印は窓からの採光)
 りクガメは成長に伴い運動量が大幅に増加するので、現在使用している120cmの木製ケージ程度では役割不足なので、冬季の日中は南側のリビングを提供し、春先から秋にかけてはリビングから自由に出入り出来る、テラスと芝が生えた庭をリクガメに提供しています。

 このような生活空間を提供すると、リクガメたちは太陽の動きに合わせて活動する様子が観察されます。草食動物は食物を探す活発な行動そのものが生活ですから、温度の上昇と共に活動を始め、日差しの動きに合わせて一日の活動を終えます。

 屋内飼育を想定した場合、室内の日照状況を検討した一例が下記の図で、南向きの部屋の場合、冬季は室内の奥の方まで一面に日が差し込みますが、夏場は窓際だけしか採光が得られず、また上階の庇の有無によっても日照条件は変化します。

 その反対に、東向きあるいは西向きの場合、冬は朝方に多少日が差し込み、室内の大部分が日光を受けませんが、しかし、夏場はかなり室内の奥まで日が当たります。また、南東向きあるいは南西向きの場合、年間を通して比較的まんべんなく日差しが入ります。
室内の日照状況
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リクガメの飼育概論
リクガメという生物を理解する為、基本的な環境因子について考察することは大切です。気候的条件には、光因子や温度因子、また湿度因子や水分因子、あるいは空気的な因子などがあります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リクガメ科の分類
ワシントン条約
各地の平均日照時間
紫外線の効力と作用
光源の光色と色温度
体感温度と不快指数
最高最低温湿計
オゾン層の影響
地球の大気圏
室内の日照状況
 
 
ライトの分光分布図
植物の蒸散作用
 
蛍光ランプの黒変化
大気と地表の熱均衡
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