蛍光灯のガラス管中央部の下側付近に、黒化現象を示す場合があ
ります。これは風が直接当たったりして、ガラス管が局部的に冷却化
されることで発生する現象です。

 水銀は蛍光灯のガラス管内において、最も冷えた場所に濃集する
性質があるので、蛍光灯の寿命や特性には問題ありません。
 長期間に及んで蛍光灯が点灯されなかった場合、点灯直後に電極
付近に付着した水銀が瞬間的に蒸発して、黒化現象を示す場合があ
ります。

 蛍光灯をしばらく点灯すると黒化現象は消滅しますが、これは温度が
上昇することで水銀が蒸発した結果です。このような現象を示したとし
ても、蛍光灯の寿命や特性には何も問題ありません。
 速やかに点灯するラピッドスターター形の蛍光灯には、内面導電性
被膜が施されているので、これと水銀粒子間の微放電によって蛍光
物質が変色し、黒化現象が起こります。

 内面導電性被膜と蛍光物質との反応で黄変現象が生じますが、大
抵はエアコン等の風が蛍光灯に直接当たり、ガラス管が冷却されるこ
とで水銀が付着し易い状態に起因しています。
 蛍光灯の電極付近に発生するスポット状の黒化現象で、点灯時間
の経過に従って電子放射性物質が飛散して、電極付近のガラス管内
側に付着して発生したものです。

 通常は長時間の点灯によって発生するものですが、初期に発生する
場合は、電源電圧あるいは安定器の不適正、過剰な点滅の繰り返し、
不完全な装着状態などが考えられます。
 蛍光灯の口金付近の端から数センチの所に発生し、ガラス管の中
央に向かって灰色から黒色の帯状を示す黒化現象を指します。

 蛍光灯を長時間点灯させた後に発生するもので、点灯中のエミッタ
ー(電子放射性物質)の蒸発によって発生する、微量ガスと水銀との
化合物質で、蛍光灯への影響はほとんどありません。
リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 蛍光灯は、ガラス管内の空気を抜いた低圧力の状態で、少量のアルゴンと、水銀を封入して放電させますが、水銀分子は、253.7nmの紫外線を発生するので、この紫外線をガラス管の内側に塗布した、蛍光体に照射します。

 照射された蛍光体は、可視光線に変換されるので、このような基本原理が、応用された照明器具が
蛍光灯です。

 抵抗線を加熱して点灯させる白熱電球と比較した場合、蛍光灯の方が、光エネルギーに変換される効率が高いので、同じ電力でも蛍光灯の方が明るく、加熱によるフィラメントの劣化が少ないので、照明器具としての寿命も長いという利点があります。

 水銀とアルゴンを封入した蛍光灯は、点灯中の管内温度が40度ぐらいで設定されていますが、この理由は、効率的に紫外線を発生する温度が、およそ5度から40度の範囲だからです。

 通常の蛍光灯は、発光原理の影響により、白熱灯より紫外線が増加しますが、紫外線は化学線とも呼ばれるように、物質によっては、色が退色したり、変色してしまう可能性あります。

 一部の染料では、紫外線によって化学反応を起す物質が使用されているので、このような場所では蛍光灯は不向きなので、紫外線を吸収する膜をガラス管に付着させた蛍光管が用いられたりします。

 その反対に、光化学反応を利用する青写真や、シリコーン反応に使用する場合は、波長が300nmから400nmの近紫外線を多く発生する蛍光灯を使用して、光化学反応を利用します。

 また、多くの昆虫は、近紫外域とブルーの波長域の光を目がけて飛来するので、この帯域の光を多く発生する蛍光灯を設置すれば、捕虫用として利用することができます。

 リクガメ飼育で使用するのは、紫外線を照射する蛍光灯ですが、およそ300nm前後の紫外線は、我々には日焼けの原因になりますが、ビタミンDの合成作用があります。

 爬虫類専用の蛍光灯は、生物にとって有害な270nm以下の紫外線を吸収させて、これより長い波長の紫外線を多く発生するタイプで、屋内飼育の健康管理だけでなく、治療にも使用されます。

 ブラックライトは、主に紫外線を透過させて、大抵の可視光線を遮断するので、着色されたガラス管が使われ、美術品の鑑定などにも利用されますが、リクガメ飼育で有用な波長域とは異なります。

 このように一般的な蛍光灯は、発光効率を重視しているので、グリーンの波長が強い傾向がありますが、希土類を含む蛍光物質を利用して、波長を調整したものが三波長発光型です。
エンドバンド
アノードスポット
内面導電性被膜(黒化と黄変)
電極付近の水銀付着
ガラス管中央付近の水銀付着
蛍光灯の基本的な発光原理
紫外線を供給する照明装置は幾つか種類があるが、爬虫類専用の蛍光灯は、飼育に適した色温度や、紫外線の出力値など、使い易い製品である。
水銀とアルゴンを封入した蛍光灯は、効率的に紫外線を発生する温度が、約5度〜40度の範囲なので、点灯中の管内温度は40度ぐらいで設定されている。
紫外線を供給するタイプの蛍光灯は、次第に照射強度が減衰するので、点灯していても、使用頻度に合わせて、交換する必用がある。
爬虫類専用の蛍光灯は、生物にとって有害な270nm以下の紫外線を吸収させて、これより長い波長の紫外線を多く発生するタイプである。
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リクガメの飼育概論
リクガメという生物を理解する為、基本的な環境因子について考察することは大切です。気候的条件には、光因子や温度因子、また湿度因子や水分因子、あるいは空気的な因子などがあります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リクガメ科の分類
ワシントン条約
各地の平均日照時間
紫外線の効力と作用
光源の光色と色温度
体感温度と不快指数
最高最低温湿計
オゾン層の影響
地球の大気圏
室内の日照状況
 
 
ライトの分光分布図
植物の蒸散作用
 
蛍光ランプの黒変化
大気と地表の熱均衡
インフォメーション