リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 リクガメの性別を見分けるには、幾つかの外観上の特徴から複合的に判断する必要がありますが、リクガメは種によって個体差が著しいので、場合によっては例外もあり得るというのが主な理由です。

 飼育者にとって飼育個体の性別は気になるところですが、幼体のリクガメではオス(♂)かメス(♀)か分かりませんから、少なくともある程度は成長した個体でないと、外見上の差異を確認することは困難です。

 しかし、将来的に繁殖を目指す場合や、同種個体を複数飼育している場合など、性成熟したオスとオス、あるいはオスとメスを同じケージ内で年中同居させるわけにはいかない場合もあるので、やはり飼育個体の性別は把握しておきたいものです。
 これは大抵のリクガメに該当する特徴で、通常オスの尾は長く、総排泄腔は縦長の形状をしており、また歩行の際は、この長い尾を横に折り曲げます。

 またメスの場合は、オスとは対照的に尾は短くて丸みを帯びていて、総排泄腔も丸くすぼまっており、尾を横に折り曲げるほど長くないので、歩行の際も尾は下向きの状態のままでいることが多いのが特徴です。
 リクガメのオスは交尾の際にメスの甲羅の上に乗り上がるので、交尾がし易いように腹甲の形状は窪んでいる傾向が多々あります。

 このようなオスとは対照的に、通常メスの腹甲形状は平坦なので、ある程度成長した個体であれば、腹甲の形状は性別を判断する際の指標となります。
 リクガメには最大甲長が何センチといった目安がありますが、成体時のサイズを基にオスとメスを比較した場合、通常はオスよりもメスの方がサイズは大きくなる傾向があります。

 しかし、これにも例外の種が存在し、例えばケヅメリクガメなどはメスよりもオスの方が大きくなる傾向があるので、成体時のサイズはあくまでも指標であり、全ての種に該当するわけではありません。
 オスとメスを並べて比較しないと分かり難い場合もありますが、一般にメスのリクガメの甲羅は山形で、甲羅の高さはオスよりも高くなる傾向があり、甲羅の幅もオスよりも幅広になる傾向がありますが、必ずしも全ての種に該当するとは限りません。 
ホウシャガメのメス(下)とオス(上)。オスのリクガメの腹甲は、メスと交尾し易いようにへこんでいるのが特徴だが、幼体や若い個体の判別は困難である。
ビルマホシガメのメス(下)とオス(上)。オスとメスでは肛甲板の形状が異なるのも特徴である。
キタクモノスガメのメス(下)とオス(上)。オスの尾は長く、歩行の際は横に折り曲げるほど長いのが特徴である。オスとメスでは肛甲板の形状が異なる。
尾の形状と長さ
腹甲の形状
成体時のサイズ
甲羅の形状と甲羅の幅
幼体や若い個体の性別判定は困難である
 しかし、この特徴は正常に成長したリクガメであれば、多くの種に該当しますが、不適切な環境下で飼育され、本来とは異なる変形した甲羅を持つ個体の場合は、例外と考えなくてはなりません。

 また全ての種に該当するわけではありませんが、例えば、ビルマホシガメの場合、オスとメスでは「肛甲板」の形状が異なるのが特徴なので、成長した個体であれば尾の長さも異なるので、容易く見分けられます。

 リクガメの性別は、何か一つの外見上の特徴だけで判断するのではなく、幾つかの複合的な要素からオスかメスかを見分けた方が確実です。

 オスが成熟期に入ると、内臓が飛び出したと錯覚するような、想像を絶するサイズのペニスを出したりするので、オスの個体は時期が来れば、比較的容易に性別を確認することができるでしょう。

 このようにリクガメの雌雄に関しては、上記の事々を指標として判別しますが、幼体では性別は全く判りません。

 またメスと思っていた個体が成長したらオスだったとか、その反対にオスと思っていた個体が成長したら実はメスだったとしても、驚くような出来事ではありません。

 雌雄判定は、こうした指標を複合的に判断しますが、ある程度成長した個体でないと、確実に判断を下すことはできません。
インドホシガメのメス(左)とオス(右)
ビルマホシガメのメス(左)とオス(右)
ホウシャガメのメス(左)とオス(右)
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活性型ビタミン生成
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尿酸の生化学
飼育下では、自然界と同様の環境は再現できませんが、飼育者は食物因子や、春夏秋冬の季節変化に伴う、周期性に関与した問題など、試行錯誤をしながら、様々な工夫する必要があります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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