リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 空気中に含まれる水蒸気量の度合を湿度と言いますが、空気の諸成分の中で、水蒸気以外の主な気体混合比は地球上では一定しています。

 しかし、水蒸気だけは発生量も場所によって著しく変化し、また水や氷などにも変化することから、気象変化にも大きな影響力を持っています。

 水面や氷面と空気が長時間に及んで接触していると、その空気中には水蒸気が充満しますが、この時の温度に対して、最大限の水蒸気を含んだ状態の水蒸気圧のことを飽和水蒸気圧と言います。

 一般に私達が「空気が乾いている」とか「空気が湿っている」という感覚は、水蒸気圧の大小よりも、この飽和水蒸気圧から隔たっている度合によります。

 従って、一般に湿度と言った場合は相対湿度を指し、これは現在の気温に対する飽和水蒸気圧と現在の空気中の水蒸気圧との比です。

 これに対して絶対湿度とは、1立方メートルの容積内に含まれた水蒸気の質量(単位グラム)を意味します。

 湿度は著しく変化しますが、一日中の変化としては通常は気温の変化とは反比例し、日中は比較的に低く夜間に高くなる傾向があります。

 水蒸気圧は一般的に気温が高いほど大きくなり、緯度が高くなるほど小さくなり、年間を通して冬に低く夏に高いものですが、砂漠地方や雨季や乾季のある地方では例外となります。

 このように温度と密接な関係にあるのが湿度ですが、湿度の分布と変化を確認する為、ケージ内にはホットスポット下と中央の2箇所に温湿計を設置していますが、リクガメが生活する高さに合わせて設置することが大切です。
冬季は保温器具が昼夜を問わずフル稼働の状態になるので、湿度が低い冬季は、乾燥を助長してまう悪循環が生じる。
ホットスポット直下は約35℃、ケージ中央の温度が25℃、湿度が60%という感じて、ケージ内の場所によって温度勾配を上手に再現するとよい。
リクガメは爬虫類なので、脱皮をするが、ビタミンAを過剰投与すると、皮膚が剥離する場合がある。乾燥した冬季は加湿器などを利用して、50%〜60%は維持したい。
体内の水和状態が適切に保たれていないと、尿酸が砂混じり状になったり、皮膚も俗に言う乾燥肌になる。地域によって乾燥の度合いは異なるが、加湿器は優れた保湿効果を発揮する。
相対湿度と絶対湿度
 冬季に乾燥する度合いは、地域によって異なりますが、例えば、温度はホットスポット下で35℃あっても、湿度が30%では低すぎ、このような場合は、加湿器などで調整する必要があります。

 またケージの中央にセットしている温湿計は、例えば、温度が25℃で湿度が60%を示すように、ホットスポットの設置によって、このような温度勾配を作ることができるので、リクガメはケージ内を移動して適温を求めて行動します。

 湿度は季節や気候によって変化しますが、部屋の中でも隅と中央でも違いますし、2段にした木製ケージの上下階ですら差があります。

 ホットスポットの熱源は湿度を取り除いてくれるので、梅雨時や夏場は実に効果的なのですが、冬場の乾燥した季節は乾燥を助長させてしまいます。

 温度と湿度は種や個体差によって異なりますが、私の経験だと通気性が良ければ、高い湿度はそんなに神経質になる必要はないと思います。

 梅雨時から夏場は70%を超えることがありますが、こうなるとエアコンで除湿しないと湿度は取れませんし、逆にエアコンによって乾燥してしまうので、自然風を利用して通風しています。

 梅雨時の高温多湿時にはカビが発生し易く、冬季の低温乾燥時に風邪が流行したり火災が発生するように、リクガメも湿度が30%を下回るような冬季の乾燥時の環境管理が非常に重要です。

 この時期は加湿器によって適度に潤いを与えると効果的で、湿度の数値の目安は種により異なるものの、大抵は50%以上、可能な限り60%は維持する必要があります。

 また飼育者は意識的に水分補給を心掛け、温浴、ケージ内の霧吹き、水分量の多いメニュープラン等と適温適湿の環境づくりは欠かせません。

 冬季の乾燥した時期は、このように工夫をして水分供給を行わないと、体内の水和状態が適切に保たれなくなります。

 初期症状として排泄される尿酸が砂混じりのように硬くなり、場合によっては脱水症を引き起こしたりするので、水分因子に関する管理は重要です。

 また乾燥した環境によって、体内の水和状態が適切に保たれていないと、俗に言う「乾燥肌」となり、皮膚が不自然に剥離する場合があります。

 これは通常の脱皮とは異なり、ビタミンAを過剰投与した場合も、不自然な皮膚の剥離が認められる場合があります。
湿度は気温の変化と反比例する
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リクガメを飼育するには、各々の個体が必要としている、最適な環境を提供する必要があります。変温動物で昼光性であることを理解し、自然下と飼育下の相違点を把握する必要があります。
 
木製の飼育ケージ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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