リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 市販されている野菜類で、草食性リクガメの食餌として使用できるものは限られていますし、また選り好みをする個体の偏食には、飼育者は何かと悩まされるかも知れません。

 本来が野生動物であるリクガメにとって、未だかつて食べたことのない未知のものは、容易く食べてはくれませんし、生息地に自生している植物と異なり、多くが品種改良された葉野菜に馴染めなくても不思議ではありません。

 飼育下のリクガメに対して、自然界と同様の食餌を用意することは不可能ですし、特に偏食傾向を示している場合、限られた市販野菜類だけでは、十分な内容とは言えないものです。

 もし野菜や野草をバランスよく摂取してくれるのであれば、飼育下であっても、本来は配合飼料などに依存することなく、草食メニューだけで育成したいものです。

 しかし、個体によっては信じ難いほどの頑固者もいますし、選り好みによる偏食を示す個体に対して、配合飼料は必需品ではありませんが、一助となる場合があります。

 ただし、配合飼料は、全ての種に適している訳ではなく、メーカーによっては大豆などを原料としている場合があるので、あくまでも補助食材として考えるべきでしょう。

 畑の肉と称される大豆は、草食性のリクガメに対して、植物性タンパク質の摂取量が増加傾向となり易いので、給餌量と給餌頻度が過剰にならないよう、与える場合は注意を要します。
配合飼料は必需品ではないので、偏食などの問題がなければ、特に給餌する必要はない。
草食性のリクガメには、基本的に野草や葉野菜を中心に給餌するが、果実は偏食の原因になるので注意を要する。
水飲み場から直接水を飲むだけでなく、個体が浸れるサイズの水容器であれば、体温調整にもなる。
通気性に優れたケージを使用し、風通しの良い環境であれば、水飲みを常設しても全く問題はない。
配合飼料は必需品ではない
 もし配合飼料を給餌して、尿酸を頻繁に排泄する場合、その個体は必要以上のタンパク質源を摂取している状態と、飼育者は解釈するべきでしょう。

 従って、配合飼料の影響で、このような尿酸排泄に変化した状態が観察された場合は、速やかに配合飼料の給餌を中止するべきです。

 特に水分因子である湿度を必要とする個体に対して、乾燥した冬季などに十分な水分供給が行えなかったりすると、容易く尿路結石を発症させてしまう種もいるので注意を要します。

 このように配合飼料は、あくまでも草食メニューを中心にした補助食材として考えて給餌しないと、独特な芳香を有する配合飼料に偏ってしまい、葉野菜に見向きもしなくなる個体がいます。

 私達の感覚で見ると、リクガメの食餌内容は、相当粗食に見えるかも知れませんが、極端な例えですが、大型の草食動物を代表する象が、草食中心であの巨体を維持している事を考えれば、草食動物がどういう生物か理解できると思います。

 多種多様な野菜や野草を給餌していれば、特にビタミン剤を添加しなくても問題ありませんが、カルシウムは丈夫な骨や甲羅を形成する為には不可欠なものなので、カルシウム剤は調整感覚で使用するとよいでしょう。

 リクガメに使用するカルシウム剤は、リン酸カルシウムが含まれていない、主成分が炭酸カルシウムのタイプを使用します。

 カルシウム剤は調整感覚で少量を添加しますが、この添加量に関しては、間違っても真っ白になるほど一度に与えてはいけません。

 ビタミンDとカルシウムは密接な関係にあるので、いくらカルシウムを与えても実質的にビタミンDが不足していると、リクガメは体内で有効に使うことができません。

 カルシウム剤の中には、ビタミンDが添加されたタイプがありますが、適正用量が定かでなく、脂溶性ビタミン類の多給には注意を要します。

 ビタミンDは医療行為のように投与するのではなく、紫外線を浴びることで、必要量をリクガメ自身が体内で形成して蓄えるという認識が必要です。

 またリクガメは摂取した葉野菜から、必要な水分を取り入れることができますが、リクガメには発汗作用というものがないので、失った水分を随時補給する必要がありません。

 リクガメの腎臓は、我々が尿として排出するものを水分と尿酸化合物を含有する、クリーム状の白色物質に分けることができるので、リクガメの体内の水分は過剰時だけ排出される仕組みになっています。

 しかし、腎臓に尿酸塩が蓄積した時や、腎臓から不必要な物質を洗い流すために、水をがぶ飲みすることがあります。
配合飼料を給餌する場合
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草食性リクガメの食餌
 
自然界と異なり、人工的な管理下でリクガメを健全に育成させることは意外と難しく、不適切な環境下では甲羅が変形したり、また内臓に疾患を発症させたりして、容易く体調を崩してしまいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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