リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 有毒植物とは、植物体や植物の一部に有毒成分を含んでいる植物を指し、人間や動物が有毒植物に触れたりすると、皮膚に炎症を起こしたりします。

 また有毒植物を誤って摂取した場合、中毒症状や生命の危機に陥るものもあり、広義にはキノコ類を含めることがあります。

 有毒植物は、植物全体の莫大な数から見れば、その数は少数ですが、それでも植物のうち100種に1種は有毒と考えられています。

 しかし、全植物の毒性は解明されていないので、日本だけでもおよそ数百種類はあるので注意を要します。

 例えば、比較的に森に多いドクウツギは、果実が赤色から紫黒色に変化するので目を引き易く、少々甘味がありますが、誤食すると中毒症状を引き起こす危険な植物です。

 またハシリドコロは、強い作用の薬草として知られるナス科の多年草で、湿った林内や谷川に生えています。

 芽出しが柔らかで水々しく、一見すると山菜と誤認し易く、全草にアトロピン系のアルカイドを有する名高い毒草で、汁液が眼に入ると瞳孔が開いたままの状態になります。

 有毒植物は、トリカブトやドクゼリあるいはペヨーテのように、都会では滅多に見かけないものもありますが、アゼムシロやカルミアなどは身近な公園にも生えている場合があります。

 また栽培種でも有毒植物は存在するので、ロベリアやベラドンナ、またスズランやレンゲツツジのように、身近な植物にも危険な種が存在することを知っておく必要があります。

 しかし、有毒植物と薬用植物を明確に区別するのは難しく、薬用植物も用量を誤れば生命を失う危険な「毒」になる場合があります。

 その反対に有毒植物も適切な成分と用量を用いれば「薬」になるので、この類の植物は「摂取量」によって作用が異なる場合が多々あります。
ジギタリスは、観賞用の花としても栽培されているが、強心利尿剤の薬用としても栽培されており、ジギタリスの葉には注意を要する。
ハシリドコロは、薬用効果として鎮痛薬にもなるが、根茎には有毒なアルカロイドを含んでいる、代表的な有毒植物である。
 科名
植物名と主な部分
主な成分
症状
 ゴマノハグサ科                   ジギタリスの葉  ジギトキシン、ギトキシン  心臓毒            
 ナス科  チョウセンアサガオの葉と種子
 スコポラミン、ヒヨスシアミン、
 アトロピン
 心臓毒
 ナス科  ハシリドコロ全草  アトロピン、スコポラミン  中枢神経麻痺
 ナス科
 ベラドンナの葉  アトロピン、スコポラミン  中枢神経麻痺
 ツツジ科  アセビ、ネジキ、ハナヒリノキの葉  アンドロメドトキシン  呼吸中枢麻痺
 セリ科  ドクゼリの根、その他全草  シクトキシン  痙攣毒
 セリ科  ドクニンジンの果実、その他全草  コニイン  呼吸静止作用
 ウルシ科
 ヌルデ、ヤマウルシ、ハゼ等の
 樹液
 ウルシオール  皮膚の炎症
 ドクウツギ科  ドクウツギの果実  コリアミルチン、ツチン
 呼吸促迫、
 心機窒息
 バラ科  モモ、スモモ、ウメ等の未熟種子  アミグダリン  青酸中毒
 ケシ科  ケシの未熟果実の汁液  モルヒネ系アルカロイド  中枢神経麻痺
 モクレン科  シキミの果実  シキミアミン  痙攣毒
 キンポウゲ科  キンポウゲ、センニンソウ類全草  プロトアネモニン  皮膚刺激
 キンポウゲ科  トリカブトの根、その他全草
 アコニチン、メサコニチン、
ヤパコニチン等
 神経中枢麻痺
 キンポウゲ科  フクジュソウの根  アドニン  心臓毒
 ヒガンバナ科  キツネノカミソリの鱗茎  リコリン  嘔吐、胃痛
 ユリ科  バイケイソウ、コバイケイソウの根  プロトベラトリン、エルビン  神経中枢麻痺
 ユリ科  スズラン全草
 コンバラマリン、コンバリン、
 コンバラトキシン
 心臓毒
 イネ科  ドクムギの果実  テムリン  神経系統機能障害
明確な区分が困難な有毒植物と薬用植物
ツツジ科には多くの種類があるが、このレンゲツツジには花だけでなく、全木に毒性の強いグラヤノトキシンやロードヤポニンが含まれている。園芸用として交雑種も非常に多い植物なので注意したい。
ユリ科のスズランには全草に有毒な配糖体が含まれており、園芸種として流通しているドイツスズランにも注意を要する。
代表的な有毒植物の種類と成分
有毒植物と呼ばれる毒性成分と特徴
 有毒植物か否かを判断する明確な基準はなく、毒性を有する種は、地理的な分布域や生育環境、また植物学的系統も様々ですが、毒性成分として20種以上が確認されています。

 大抵の有毒成分は有機物であり、例えばマメ科、ナス科、ケシ科、ユリ科等は、アルカロイドが含まれているので麻痺することが多く、グリコシドやサポニン、レジノイドの他、シュウ酸エステルやセレニウム、硝酸塩などの無機化合物です。

 ドクニンジンのように毒性が植物全体に及ぶ種もあれば、ヒガンバナの根やドクウツギの果実、シャクナゲやシキミの葉のように、ある特定の部分にだけ毒性がある植物もあります。

 毒性成分は、イラクサのように皮膚に炎症を起す種や、ノウゼンカズラやウルシのように、アレルギー反応を生じさせる種もありますが、大抵の有毒は摂取することで体内に入ってから毒性反応が生じるものです。

 高等植物でないキノコ類は、有毒成分を含む代表的なものですが、成分的にも不明なものが多いので注意を要しますし、身近な園芸植物であっても有毒成分を含む種も存在します。

 従って、リクガメに市販野菜以外を給餌する場合は、植物の花、葉、茎、根に関しては、安全なものか否か最低限の知識は必要でしょう。

 有毒植物の中には、摂取すると消化管に急性作用を及ぼしたり、血液に吸収されて肝臓を通して影響を与えたりします。

 しかし、有毒植物と呼ばれていても、適量であれば薬剤となり、有毒植物となるか薬用植物となるかは紙一重の場合があります。

 アルカロイドを含有する植物は神経系に影響を及ぼす場合が多く、アルカロイドは植物塩基や類塩基とも呼ばれ、塩基性の窒素を含有する有機化合物ですが、少量で動物に強い生理作用を引き起こします。

 これまでに2000種以上のアルカロイドが発見され、人工的にも合成されていますが、カネ科のキナに含有されるキニーネは、マラリアの特効薬ですし、ケシの実にはアヘンアルカロイドと呼ばれる、多数のアルカロイドが含有されていますが、代表的なのが鎮痛麻酔作用があるモルヒネです。
ロベリアはキキョウ科のミゾカクシ属の総称で、ラテックスと呼ばれる特有の乳液を出す。特にロベリアソウはロベリンと称される、有毒なアルカロイドを含有している。
キョウチクトウは真夏の炎天下でも芳香のある花が咲き、園芸品種も非常に多いが、キョウチクトウの枝や葉には強心作用の配糖体を含有している。
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草食性リクガメの食餌
 
自然界と異なり、人工的な管理下でリクガメを健全に育成させることは意外と難しく、不適切な環境下では甲羅が変形したり、また内臓に疾患を発症させたりして、容易く体調を崩してしまいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
主食と副食の分類
配合飼料と添加剤
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モロヘイヤの毒成分
鶏卵と貝殻の利用
市販野菜の成分表@
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