リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 温浴には幾つかの目的と効果がありますが、この温浴を大変喜ぶ個体もいれば、飼育種によっては温浴を極端に嫌がる個体もいるので、温浴は必ず実施しなければならないというものではありません。

 温浴や水浴を好む個体の場合、温浴の頻度は週に一度とか一日おきとか飼育者によって様々ですが、適温の湯に浸かって欠伸をしたりして、個体がとても気持ちよさそうにしているならば、毎日の日課であっても問題ありません。

 但し、個体によっては温浴を極端に嫌う場合もあり、強制的な温浴は相当なストレスになり、温浴によって未消化の便や軟便を排泄したりする場合があります。

 このような個体に対しては、決して強制的に温浴を行わず、温浴の頻度を調整したり、場合によっては温浴そのものを中止する必要があります。

 しかし、温浴を好む個体であれば新陳代謝を活性化させたり、一時的な加湿状態にしたり、また汚れを落として清潔にするなど様々な目的があります。

 飼育下のリクガメの場合、食餌も排泄行為も<ケージ>という限られた空間内で行なうわけですから、やはり衛生的に保つ必要があります。

 当然のことながら、リクガメは自ら背甲や腹甲に<手が届かない>わけですから、飼育者が優しく衛生管理の世話を心掛けなくてはなりません。

 個体によっては温浴時に湯水を飲んだり、温浴時に排泄する習慣となる個体もいるので、温浴が便秘予防として役立つ場合もあります。

 温浴場所は冬季の場合は特に注意し、リクガメが冷え込んだ空気を急に吸い込まないように注意する必要があります。

 幼体や若い個体の場合はケージ内を利用したり、成長に合わせて洗面所のドレッサーや浴室を利用することになると思います。
 
温浴の目安は、一般に5分から10分程度だが、温浴時間は個体差があり、同種によっても異なるものである。
温浴時の湯量は、リクガメが四肢で立った際に、鼻で楽に呼吸ができる程度を目安にして給湯するとよい。
個体によっては温浴を嫌う場合があり、無理に温浴をさせるとストレスになるので、頻度を調整したり、場合によっては温浴そのものを中止する。
温浴は、排泄を促進させるだけでなく、一時的な加湿状態にしたり、個体を衛生的に保つ目的もあるが、絶対に強制的に実施してはならない。
衛生的な管理と代謝促進
温浴を好む個体と嫌う個体
 温浴時間は一般に5分から10分間程度が目安ですが、温浴を好む個体は30分以上も湯に漬かっているので、温浴時間は個体の状態を観察しながら判断します。

 温浴を実施する際の湯量は注意する必要があり、水位はリクガメが自然な姿勢で呼吸が出来るような位置まで給湯します。

 水位は首から下くらいを目安にし、溺れてしまうので鼻腔と口腔は必ず無理な姿勢を取ることなく湯から出ている状態を確認してください。

 慣れないうちは嫌がって暴れる個体もいるので、ストレスを与えないように徐々に時間を延長したりして、常に個体の状態を観察しながら慎重に判断してください。

 湯の中でリラックスした状態から動き始めたら終了の目安で、排泄したら湯は素早く取り替えて、最後は湯冷めしないように、水気を丁寧に乾いたタオル等で拭き取ってあげます。

 給湯温度は暖かい時期で35℃前後で給湯し、厳冬期は40℃位で給湯してちょうどよい湯加減になりますが、室温や温浴に使用している容器によって異なります。

 給湯温度の維持は住環境によって異なりますが、冬季の浴室は冷え込んでいるので、浴室暖房をしないと空気が冷た過ぎるかも知れません。

 排泄後のお風呂の容器は、アルコールスプレー等を利用して消毒してからよくすすぎ、晴天時は直射日光でさらに殺菌消毒するようにしています。

 リクガメの甲羅に油分や汚れが付着していると、体温調節が効かなくなってしまうので、常に清潔にしてあげるようにしましょう。

 また、いくら甲羅が美しいからといって、光沢を出す感覚で油分やクリーム等を絶対に塗布してはいけません。

 排泄物は健康状態を示すバロメーターでもあるので、排泄日の記録をつけたり、糞の色や硬さ、また尿や尿酸の色も観察するとよいでしょう。

 尿酸が頻繁に排泄される場合は、給餌内容にタンパク質が多いことが考えられ、この尿酸が砂混じり状である場合は、体内の水和状態が適切に保たれていない可能性があります。

 また排泄される便の色は主に摂取物に影響されますが、未消化物や軟便が認められた場合は、飼育温度を確認したり、他の疾患を検討するようにします。
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草食性リクガメの食餌
 
自然界と異なり、人工的な管理下でリクガメを健全に育成させることは意外と難しく、不適切な環境下では甲羅が変形したり、また内臓に疾患を発症させたりして、容易く体調を崩してしまいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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