リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 日光浴という行為は、我々にとっても健康の増進や疾病の治療に用いられることから、日光療法とも呼ばれています。

 医学的療法として用いられたのは、1902年に脾臓手術後の悪性肉芽に用いて効果を得たのが最初で、後に外科的結核に用いてから、療法として広く知られるようになった経緯があります。

 さて、リクガメは変温動物ですから、自ら体温を上昇させて維持することができませんし、摂取した食物を消化可能な温度まで、体温を上昇させる必要があります。

 自然界におけるリクガメの日光浴という行為は、まず太陽光線に含まれている<赤外線>の効果によって体を温めることです。

 赤外線領域の電磁波(波長0.0008〜0.4mm程度)は、物体に吸収されて、主として熱的作用を与えることから、熱線とも呼ばれます。

 また太陽光線には、波長の短い電磁波の紫外線も含まれており、体内でビタミンD3を作り出し、それを蓄積する大きな役割もしています。

 大気中で日射が減衰する原因は、大気中の様々な成分による吸収と空気分子、また埃による散乱と考えられています。

 太陽放射は、まず100km〜300kmの高さの電離層で酸素原子や酸素分子等の吸収を受けて、非常に短い波長の紫外線を失います。

 さらに20km〜50kmの高さで、酸素分子の吸収によって130nm〜240nmの波長の紫外線を失い、これと同時に光化学作用によってここでオゾンが作られ、320nmくらいまでの波長の紫外線をほとんど吸収してしまいます。

 このオゾン層の破壊に関しては、人体への影響を含めて地球環境問題で指摘されていることですが、自然界の生態問題も危惧されることなのです。

 対流圏では水蒸気や炭酸ガス等によって、太陽放射の赤外部が部分的に吸収されますが、可視光線の部分は大気によって、ほとんど吸収されることはありません。
 
屋外飼育では、カラスや猫などの外敵にも注意し、異物を摂取しないように安全な環境を提供するとよい。
リクガメは脱走の名人なので、行方不明にならないよう外界が見えないような、柵や塀で確実に管理する必要がある。
春から秋にかけて暖かい季節は、可能な限り屋外で飼育し、直射日光を最大限に利用するとよい。
リクガメの行動範囲は相当広いので、限られた空間のケージ内と異なり、屋外では非常に活発に活動する姿が、飼育下でも観察できる。
太陽光の電磁波スペクトル
 昼光性動物であるリクガメにとって、太陽光の可視光線は自然そのものであり、皮膚や甲羅、あるいは全身の抵抗力の増進など、総合的に体に作用し、健康を維持するには欠かせないことです。

 従って、冬場のような外気温が低く屋外に出せない時は、窓ガラス越しの太陽光でもリクガメは室内で気持ち良さそうにしているので、窓ガラス越しが無意味とは言えないということです。

 最近の爬虫類専用ライトは確かに優れていますが、それでも太陽光線を得られない時の補助程度と考えて使用するべきでしょう。

 日光浴の際は、日向と日陰の場所を作ることで、リクガメは適温を求めて移動しますが、真夏の炎天下は熱射病(日射病)等の事故によって、生死に関わる危険があるので、必ず日陰の部分を作ります。

 真夏は日差しがあまり強くない午前中とか、園芸用の遮光ネットを張って日差しを和らげる方法もありますが、地域によってはリクガメの適正温度を上回る場合もあるので、十分に注意します。

 またベランダなどのコンクリート表面は、非常に温度が上昇するので、人工芝やウッドデッキを敷くなど、何かしらの工夫が必要です。

  日光浴の為に屋外に出せるのは、外気温が18℃くらいを目安にすると良いでしょう。冬場は無理に日光浴を行う必要はありませんが、風の無い晴天時は窓を開けて、室内に入り込んだ日差しを浴びさせてあげています。

 春から秋にかけて暖かい季節は、可能な限り屋外を利用した飼育が理想的ですが、カラスや猫などの外敵に対する安全対策は欠かせません。

 またリクガメは、口に入るサイズの物を誤飲する可能性があるので、異物を摂取しないように安全な環境を提供する必要があります。

 リクガメは脱走の名人でもあり、予想外の場所から抜け出して、行方不明になってしまう事故を未然に防ぐ為にも、外界が見えない柵や塀などを用いて管理する必要があります。
太陽光に勝るものはない
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草食性リクガメの食餌
 
自然界と異なり、人工的な管理下でリクガメを健全に育成させることは意外と難しく、不適切な環境下では甲羅が変形したり、また内臓に疾患を発症させたりして、容易く体調を崩してしまいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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