リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 94年当時のプリマは、手のひらの上に載せられる小さいサイズでしたが、現在では手のひらの上に載せられるようなサイズではないので、片手で何とか支えているといった状態です。

 小さい頃は1日の睡眠時間も長く、ケージ内で大人しく過ごしていたのですが、性別が雄と判明し甲長も15cmを越えた頃から急激に動き回るようになり、もはや120cmのケージでは役割不足になって来ました。

 ケージの外に出て動き回りたい時は、ケージのガラス窓に向かって突進し、甲羅をガンガン当てて意志表示をしますが、この状態を放置しておくと、ケージ内で暴れ出すようになってしまいました。

 その暴れ方は半端ではなく、水皿や給餌皿は引っくり返し、温湿度計は外し、サーモスタットのセンサーを引き抜き、排泄物を撒き散らして、ケージ内を滅茶苦茶にする暴れ様です。

 特に深刻だったのは、当時使用していた床材のウッドチップを大量に掘り返し、しかもバスキングライトを設置している高さまで跳ね飛ばしてしまうので、発火の危険性が生じたことです。

 暖かい季節は庭で過ごせますが、冬期はリビングを提供するしかなく、現在でも家を30分でも留守にする時は、ケージ内で暴れられると大変な惨事になってしまうので、必ずケージから出して外出しています。

 成長に伴い行動範囲は唖然とするほど広がり、現在では床暖房を備えた20畳のリビングと、15畳程度の芝生の庭を合わせた、約35畳の空間を提供して自由にさせていますが、それでも手狭に感じるほどです。

 あらゆる所を探索するのが好きですが、だいたいコースは決まっている様子で、一日の行動を観察していると、自分の縄張りを巡回しているという表現が適切かも知れません。

 天気の良い日は自分で勝手に庭に出て行きますが、夕方になると必ずリビングの中に帰って来て、最終的に落ち着く場所はリビングの端や角なので、夕方から朝方までは木製ケージの中で寝かせています。

 現在では120cmの木製ケージも、もはや寝床の役割しか果たしていない状態なので、マルギナータのように行動範囲が広く、呆れるほど活動的なリクガメを飼育するには、相当広い空間を提供できる環境が必要だと思います。

 地中海リクガメ属の個体は、成長するに伴い気性が荒くなる傾向が強いのですが、特に雄の場合は好戦的な性格が顕著に表れ、他のリクガメと遭遇すると、甲羅で激突したり噛み付いたり、かなり攻撃的な行為を仕掛けます。

プリマの日中の行動範囲を観察していると、ある程度決まったコースを巡回する場合が多いので、俗に言う「縄張り意識」というものを感じたりする時があります。

 余談ながら、プリマが雄と判明したのは、尻尾が長いことと排泄肛の位置や腹甲のへこみ等ですが、決定的な証である生殖器を初めて見た時は、内臓が飛び出してしまったのかと錯覚するほど、想像を絶する大きさに驚愕したものです。
現在のマルギナータリクガメのプリマ
10年の歳月を経て成体サイズに成長した雄のマルギナータリクガメのプリマ。
この圧倒的な甲羅のフレアーがマルギナータリクガメの魅力であり、飼育の醍醐味でもある。
マルギナータを健全に育成するには、可能な限り庭などの広い屋外を提供したい。
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飼育個体の紹介
 
1994年から飼育を始めた、マルギナータのプリマを紹介しています。現在では甲長も30センチをこえましたが、リクガメ飼育を始めた当時は、試行錯誤を繰り返す日々が続き、リクガメ飼育は前途多難な時代でした。
 
 
 
 
 
 
94年当時のプリマ
プリマの飼育環境
プリマの1日
現在のプリマ
追悼と悔恨-流星
8年間の追憶-姫子
 
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