リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
基本的な飼育環境
一般に市販されているマルギナータは、大抵が幼体から若いブリード個体ですが、配合飼料などは与えず、葉野菜と野草を中心に給餌し、急成長させることなく緩慢に育成させたい種です。

特に若い個体ほど相当量のカルシウムの供給を必要とするので、調整感覚でカルシウム剤を添加したり、給餌内容を工夫する必要があります。

春から秋にかけては人工照明などに依存せず、太陽光だけを利用して育成する気持が必要と表現しても、マルギナータの場合は決して過言ではありません。

従って、@.給餌内容であるメニューの考案、A.太陽光の恩恵を最大限に利用すること、B.ストレスを与えないように広い空間を提供して十分に運動させること、こうした環境が整えられればマルギナータは健やかに成長し、この種にとって最大の醍醐味である、フレアー状の甲羅も見事な広がりを呈してくれるでしょう。
冬季はリビングで放し飼いにし、春から秋にかけては雨でも降らない限り庭で放し飼いにしているので、現在では飼育ケージは夜間帯の寝床としてしか使用していませんが、以下の内容がケージの基本的な環境設定です。
飼育ケージ
マルギナータは若い個体でも相当活発に動き回るので、小さい個体であっても少なくとも120cm位のケージを必要としますし、成体ともなれば一部屋を提供したり、庭やベランダなどの安全で広い屋外を提供できないと、マルギナータのようなタイプのリクガメの場合、狭い空間では個体があまりにも気の毒です。
飼育温度
これはケージ内における全体の環境温度を指し、サーモスタットは25℃の設定なので、昼夜を問わず年間を通して最低温度である25℃が保たれます。しかし、飼育個体が幼体や若い個体の場合、昼夜で極端な温度差を設けない方が、環境温度を設定する際は無難です。
ホットスポット
飼育温度とは別に部分的に温度を上昇させた領域を指し、サーモスタットのセンサーは熱源から離した32℃の設定なので、電球の真下は実質的に32〜35℃を再現しています。ケージ内で温度勾配を再現するには、通気性に優れたある程度大きいケージでないと、ケージ全体の温度が上昇してしまいます。
環境湿度
地中海リクガメ属の個体は、乾燥系のリクガメに例えられることが多々ありますが、30%を下回るような日本の冬季は明らかに乾燥し過ぎです。これは乾燥した環境にも耐えられるという意味であり、実質的には過酷な環境に晒されている状況と言えるでしょう。

従って、乾燥した冬季は気化式の加湿器などを稼動させて、おおよそ50〜60%を目安にして湿度を維持すると良いでしょう。また保温や保湿の際にケージにフタをして密閉させると効果的かも知れませんが、空気がこもって極めて不衛生な生活空間になってしまうので注意を要します。

また日本の梅雨時や夏季は、湿度が80%を越えて極めて不快になる場合がありますが、このような高湿度の環境になるとマルギナータの活動が鈍くなったりする事があります。
このような場合、一時的に屋内で除湿器やエアコンのドライ運転などで除湿した環境下で過ごさせてあげると効果的です。
飼育のポイント
幼体や若い個体の場合はカルシウムの供給に注意しないと、代謝性骨疾患を引き起こす場合があります。
幼体や若い個体の場合は温厚な性格をしていますが、成体サイズに近づくにつれて、特にオスの個体は好戦的になります。
20cm位までの成長は比較的に早く、25cmを越えると成長速度はかなり緩慢になります。
野菜や野草を中心としたメニューを給餌し、十分な運動と太陽光を最大限に利用するのが飼育のポイントです。
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飼育個体の紹介
 
1994年から飼育を始めた、マルギナータのプリマを紹介しています。現在では甲長も30センチをこえましたが、リクガメ飼育を始めた当時は、試行錯誤を繰り返す日々が続き、リクガメ飼育は前途多難な時代でした。
 
 
 
 
 
 
94年当時のプリマ
プリマの飼育環境
プリマの1日
現在のプリマ
追悼と悔恨-流星
8年間の追憶-姫子
 
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