リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 飼育の原点は、生存環境を近似的に再現することです。これはリクガメが生息する自然界を忠実に再現するという意味ではなく、リクガメに適した飼育環境を整えるということです。

 飼育下のリクガメが、何か疾患を発症させて病気になる原因は、そのほとんどが不適切な飼育環境の結果と言っても、決して過言ではありません。

 爬虫類であるリクガメを飼育するには、疾患が発症した場合、「どのように対処すればよいのか?」となる前に、「どうすれば病気を予防できるか?」という、常日頃の飼育管理が非常に重要です。 
健康なリクガメの状態
リクガメの状態が悪い場合、獣医師の診察を受けた方が賢明だが、爬虫類であるリクガメが診療可能な動物病院は、極めて少ないのが現状である。
リクガメの飼育を始めたら、万一の場合を想定して、通院可能な距離の動物病院を事前に調べておいた方がよい。
病気でお世話にならなくても、数年も経過すれば、クチバシが伸長したりするので、最初は獣医師の処置を観察して、参考にした方が無難であろう。
飼育下のリクガメが、何か疾患を発症させて病気になる原因は、そのほとんどが不適切な飼育環境の結果と言っても、決して過言ではない。
 リクガメの健康状態を把握する際、最も重要なのは食欲で、リクガメが食欲不振に陥っているということは、飼育環境や何か健康上に問題があって、こうした症状を示していると考えなくてはいけません。
             
 視覚的な観察からは目を見ますが、リクガメの目はパッチリと開いていて、動くものを目で追い、目が腫れていたり、皮膜に覆われてたり、また痒がって目を擦ったり、泣いているように、涙状の液体が認められる場合は要注意です。

 リクガメの鼻腔からも、健康状態は察知できます。健康なリクガメが鼻水を垂らすことはないので、鼻腔からの分泌物は重要な注意信号と解釈する必要があります。

 いわゆる風邪の症状は人間とは比較にならない深刻な問題なので、リクガメが鼻水を垂らしたり、鼻ちょうちんを作ったり、くしゃみをしたりするような症状は要注意です。

 リクガメの口腔を観察することも重要で、健康なリクガメの舌は、血液の正常な循環が反映され、桃のようなピンク色で、よだれを垂らしたり、口で呼吸したり、嘔吐したりすることはありません。

 唾液の量が増えたり、粘液質の分泌が目立ったり、開口呼吸をしてる場合は危険な症状です。これは単なる風邪ではなく、呼吸器系の疾患や口内感染症といった深刻な可能性もあります。

 視覚的な観察から多くの情報が得られますが、リクガメの歩行もチェックします。健康なリクガメは四肢(特に後足で踏ん張ります)で腹甲が地面に接することなく立って、意外に早く歩くものです。

 足を引きずっていないか、また四肢の関節の腫れや、皮膚の傷、しこりやおできのような異物がないか観察します。これらは関節炎や腫瘍、あるいは痛風などに関係した症状の可能性があります。

 リクガメの排泄物を観察する習慣も大切で、尾や総排泄肛は、清潔な状態であるべきです。大抵のリクガメは、ほぼ透明な尿、白いクリーム状の尿酸、やや緑色を帯びた黒色で、硬めの糞を排泄します。

 軟便や下痢、また茶褐色の排泄物といった症状は、給餌内容だけの問題とは限らず、消化作用など、何か問題があると考えた方が無難かも知れません。
健康状態を外観から把握する
 リクガメの反応にも注意しましょう。手で持ち上げると、嫌がって手足をバタつかせたり、怒ったように「シュー」と音を発したり、鼻息が荒なったり、ちょっとした興奮状態になるものです。

 この時に鈍い反応しか示さなかったり、されるがままにじっとしている場合は、よほど人馴れした個体を例外とすれば、普通は健康を害していたり、何か問題があると解釈するべきです。

 リクガメを持ち上げた時には体重の重量感もチェックします。リクガメは見た目の大きさより、どっしりと重量感があるので、見た目の割には軽く感じる場合は、要注意と言えるでしょう。

 この重量感は、見た目が似たような大きさのゴルフボールと、ピンポン球に例えることができます。体重計で数値化するのも大事ですが、因みに排泄後は予想以上に体重が減少します。

 リクガメが適切な環境下で成長しているかは、甲羅の形状と硬さからも判断できます。リクガメの甲羅は、本来つるっと丸くて相当硬いものです。             
リクガメの反応にも注意する
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健康な状態とは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リクガメの飼育法は、まだ確立されてなく、爬虫類の診療ができる動物病院は、限られているのが現状です。病気になってからでは手遅れの場合もあり、早期の発見と治療が重要です。
鼻腔からの分泌物
腫瘍の医学的な定義
甲羅の変形
骨軟化症の原因
下痢‐水様性の便
飼育下のストレス
アレルギー性疾患
薬理作用の基礎知識
上皮細胞の剥離
 
 
 
 
 
 
 
血中カルシウム濃度
雌個体の解剖図例
便秘‐便通過遅延
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