リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 食欲不振に陥っている飼育個体が、哺乳類である場合、その原因は、大抵ビタミン不足か、あるいは、精神的な心理問題かの、何れが原因として考えられますが、爬虫類であるリクガメの場合は少々複雑です。

 考えられる食欲不振、あるいは拒食の原因として、幾つかの要因が考えられますが、食欲不振の原因が定かでないと解決し難い場合が多く、対応策はあっても解決策は意外と少ないものです。

  1.血液中の尿素が適正値を越えている場合

  2.購入直後に起きる環境変化の相違による場合

  3.不適切な温度環境下による場合

  4.寄生虫が増殖して感染している場合

  5.何らかの感染症に冒されている場合

  6.代謝性疾患に陥っている場合

  7.尿路結石を患わせている場合
何が食欲不振の原因か
リクガメの偏食は、飼育していると必ずといってよいほど経験するものだが、特に適切な処置というものはなく、根気強くお気に入りのメニューを探すのが最善策かも知れない。
各々の個体によって性格は異なるので、環境が変化しても全く物怖じしない個体もいれば、環境に慣れるまでに時間を要する個体もいる。
給餌内容は、決してマンネリ化することなく、飼育者は多種多様なメニューを考案し、春から秋は積極的に野草を取り入れたいものである。
芳香の強い果実や配合飼料を与え過ぎると、葉野菜に全く興味を示さなく場合があるので、給餌には注意を要する。
 最も多いのが不適切な温度管理下で飼育された状態のリクガメで、これは食欲不振から他の病気を発症させてしまう基本的な問題です。

 また飼育環境の照明に影響する個体もおり、高輝度タイプの眩しい照明を用いると非常に良好な食欲を示す個体もいれば、その反対に明る過ぎる環境を嫌い食欲不振の原因となる種もいます。

 眩しい状態の環境を嫌う個体の場合、爬虫類専用の蛍光灯もW数を落としたり、場合によっては本数を減らしたり、また保温電球もレフ球より赤外線タイプの方が良好な結果が得られたりします。

 ペットショップで購入した直後の場合、新たに変化した環境に慣れるまでに何日間かを必要とする個体は多いので、この場合は2〜3日様子を見てみることです。

 また購入先では具体的に何を給餌していて、実際に何を食べていたか、また基本的な飼育環境の温度や湿度だけでなく、場合によっては現在と昼と夜の時間帯が逆転していることもあるので、照明の点灯時間や消灯時間も確認すると良いかも知れません。

 リクガメの偏食は、飼育していると必ずといってよいほど経験するものですが、特に適切な処置というものはなく、根気強くお気に入りのメニューを探すのが最善策かも知れません。

 体力の乏しい幼体や若い個体は例外ですが、リクガメが拒食を示し1週間程度の絶食期間があったとしても、急激に衰弱することはありません。

 それは自然界という過酷な環境下において、常に満足できる食物を摂取できるとは限らないので、健康なリクガメは生き抜く手段の一つとして、体内に水分や脂肪を蓄えているからです。

 ただし、食欲不振あるいは拒食という行為が、寄生虫や感染症、あるいは代謝性疾患等に起因している場合は、治療を優先的に行なわないとリクガメは急速に痩せ衰えてしまい、眼の周囲が窪んだり体重も急速に減少してしまいます。

 もしリクガメの様子に異変を感じたら、迷わず獣医師の診察を受けるのが最善の判断であり、このような異変に気づくためにも、毎日リクガメを詳細に観察することが大切です。
疾患が影響しているか否か
 以下の項目は、リクガメに対して快適な環境が提供されているか否か確認したり、必要に応じて飼育者が改善可能な項目です。

  1.十分に運動ができる程度の飼育スペースが提供されているか?

  2.生理的活動に適した環境温度が確実に維持されているか?

  3.複数飼育によって内向的な性格の個体が犠牲になっていないか?

  4.昼行性リクガメに対して昼は明るく夜は暗くという光周期の区別をしているか?

  5.ケージ内に頻繁に人影が入り込むような場所にケージを設置していないか?

  6.必要以上にリクガメに触れる機会が多くないか?

  7.テレビやステレオ等の音響機器の近くにケージを設置していないか?

  8.通常の葉野菜に興味を示さなくなるほど配合飼料や果実を与えていないか?

  9.マンネリ化したメニューばかりを与えていないか?

 また拒食に関連して、強制給餌の方法が紹介されている場合もありますが、これは経験豊富な飼育者や、獣医師が行なう様子を一度は見てから行なうべきで、見よう見真似で行なうのは、危険が伴います。

 これは給餌カテーテルや、チューブを胃に挿入するのですが、挿入位置も注意が必要ですし、挿入箇所を誤って気管に流入させてしまうと、肺炎を発症させてしまう危険があるからです。
環境が影響しているか否か
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健康な状態とは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リクガメの飼育法は、まだ確立されてなく、爬虫類の診療ができる動物病院は、限られているのが現状です。病気になってからでは手遅れの場合もあり、早期の発見と治療が重要です。
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