リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 エックス線は透過力の優れた電磁波で、波長は約0.01nm〜100nmと短く、このナノメートルは、100万分の1mmに相当し、エックス線は一般にレントゲン線と呼ばれています。

 この不可視の放射線は、未知の意味からエックス線と命名されましたが、波長は短いほどエネルギーが大きく、また透過力も大きくなりますが、より危険な波長域ともなります。

 比較的に波長が長く、紫外域に近いものは軟エックス線と呼ばれ、その反対に波長が短く、ガンマ線と波長領域が部分的に重複するエックス線は、硬エックス線とも呼ばれています。

 また単波長から構成されるエックス線を単色エックス線と呼び、様々な波長のエックス線が、混合したものは白色エックス線とも呼ばれています。

 放射線の単位は、Bq:ベクレル、Ci:キュリー、C/kg:クーロン毎キログラム、R:レントゲン、Gy:グレイ、rad:ラド、Sv:シーベルト、rem:レムなどが用いられます。

 放射能の強さは、単位時間内に生じる原子核の崩壊数で示され、線量は放射線照射の度合いを示し、大きさである照射線量と、吸収されたエネルギーを示す吸収線量があります。

 エックス線のエネルギー量を示すには、照射線量が用いられクーロン毎キログラムやレントゲンがあり、例えば、50万レントゲン単位とは、全ての生物を死滅させるほどの線量に相当します。

 しかし、これを熱に換算してみると、人間の体温をわずか1.3℃ほど上げる程度のエネルギーなので、如何に短波長域が危険なものかが分かります。
 エックス線を利用した医療行為と言えば、画像診断を行なうレントゲンや、放射線治療などが医学の分野では代表的なものです。

 また放射線以外の診断法として、核磁気共鳴画像診断法であるMRIや、超音波診断法なども積極的に導入されて活用されています。

 このように放射線診断や放射線医学の分野では、エックス線、アルファ線、ベータ線、ガンマ線、電子線、陽子線などの放射線が用いられています。

 エックス線で撮影した画像診断は、変化している組織を発見する際に役立ちますが、これは解剖学と生理学の両面から、通常とは異なる変化を読み取る診断法です。

 しかし、体の組織は通常のエックス線撮影では、解像できない組織もあるので、硫酸バリウムのような造影剤と併用して、消化管や血管などの造影写真を撮影します。

 エックス線は、光と同様に写真乳剤を感光させますが、物質によるエックス線の吸収は、物質の密度と原子量に依存しているので、原子量が小さい物質ほどエックス線に対して透明になります。

 従って、生体に対してエックス線を照射すると、筋肉よりも重い元素で構成されている、骨の方がエックス線を吸収し易いので、写真乾板には暗い影となります。

 写真はハロゲン化銀の感光性を基本原理としているので、被写体の明暗が反転していることからネガと呼ばれていますが、焼き付け処理を施すと再反転し、ポジになります。

 生体のエックス線撮影像は、体内の空気や骨は、周囲の筋肉と濃淡の異なる像を示しますが、その他の臓器は、基本的にほとんど区別がつきません。

 尿路結石の診断や、異物を誤飲した際にもエックス線は役立ちますが、一言で異物と言っても、人工的なゴム製品は、エックス線撮影では解像できないので過信は禁物です。
電離放射線は自然にも存在するので、微量な電離放射線を受けているが、自然放射線で障害が起こることはなく、問題となるのは人為的な放射線である。
放射線の強度と線量
放射線の性質
尿路結石の診断や、異物を誤飲した際にもエックス線は役立つが、一言で異物と言っても、人工的なゴム製品は、エックス線撮影では解像できない。
エックス線で撮影した画像診断は、変化している組織を発見する際に役立つが、これは解剖学と生理学の両面から、通常とは異なる変化を読み取る診断法である。
光と同様に写真乳剤を感光させるが、物質によるエックス線の吸収は、物質の密度と原子量に依存しているので、原子量が小さい物質ほどエックス線に対して透明になる。
放射線と生物
 エックス線などは電離放射線とも表現できますが、これらは細胞の分子を電離させたり、細胞を変化させる性質を持っています。

 この電離放射線は自然にも存在するので、極めて微量な電離放射線を受けていますが、自然放射線で障害が起こることはなく、問題となるのは人為的な放射線です。

 放射線医学における障害問題は、診断だけでなく治療に関しても同様であり、腫瘍細胞を破壊する放射線が、周囲の正常細胞に損傷を与えるのは、一時的でなければなりません。

 エックス線は生物に対して、突然変異を起させたり、細胞分裂を異常にしたり、致死作用の他、動物の発生を抑制する作用や、奇形を作り出す作用など多くの影響を与えます。

 放射線を応用することで、細胞遺伝学や育種学では新たな変異体を作り出したり、品種改良にも利用されたりしています。

 突然変異が生じた個体は、ミュータントと呼ばれたりしますが、染色体や遺伝子など、遺伝に関係する構造的な変化や表現型な変化を指しています。

 これらは基本的に遺伝子が複製される際の誤りと考えられ、遺伝複製の相違に応じて、ゲノム突然変異、染色体突然変異、遺伝子突然変異などに大別されています。

 ゲノム突然変異は、染色体数が正常のものより増減しますが、ゲノム突然変異が進化において果たす役割に関しては、非常に注目されています。
the_tortoise093001.jpg
 
健康な状態とは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リクガメの飼育法は、まだ確立されてなく、爬虫類の診療ができる動物病院は、限られているのが現状です。病気になってからでは手遅れの場合もあり、早期の発見と治療が重要です。
鼻腔からの分泌物
腫瘍の医学的な定義
甲羅の変形
骨軟化症の原因
下痢‐水様性の便
飼育下のストレス
アレルギー性疾患
薬理作用の基礎知識
上皮細胞の剥離
 
 
 
 
 
 
 
血中カルシウム濃度
雌個体の解剖図例
便秘‐便通過遅延
リクガメの眼疾患
リクガメの脱水症
リクガメの寄生虫
熱中症と応急処置
 
 
 
 
 
 
爬虫類の食欲不振
中毒症状と嘔吐
リクガメの尿路結石
異物の誤飲と腸閉塞
放射線医学X線
腎機能障害
 
インフォメーション