リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 ビタミンAは、化学名をアクセロフトールと呼び、幾つかのタイプに分類されますが、網膜にある光受容体に関与した、神経細胞を構成するものや、皮膚などの粘膜を保つものがあります。

 ビタミンAの中でも、ベータカロチンなどのカロチノイドは、毒性もなく、食物として摂取することができ、緩慢に体内でビタミンAに変換される性質を持っています。

 腸で脂肪が吸収され難くなると、ビタミンAの吸収作用が減少してしまい、肝機能障害を引き起こすと、ビタミンAが蓄積できなくなるので、欠乏症を患わせるリスクが高まります。

 このビタミンが欠乏すると、初期症状として認められるのは、網膜障害や眼球乾燥症などですが、通常は発育が止まり、皮膚がカサカサに乾燥したりします。

 一般的には、細菌の伝染に対する抵抗力が弱くなるので、このビタミンは、上皮保護ビタミンとも呼ばれるので、目の諸症状として、角膜乾燥症や角膜軟化症を引き起こし易くなります。

 薄暗い所で、視力が利かなくなる現象を鳥目、または夜盲症とも呼びますが、これはビタミンAが、網膜細胞の感光色素の成分として、必要不可欠だからです。

 ビタミンAの過剰摂取には、十分に注意する必要があり、ビタミンAそのものの添加は、医療行為に相当するので、過剰摂取は数週間でも有害作用が発生し、毒性が生じてしまいます。

 カロチノイドという成分は、体内でビタミンAに変換されるので、安全な物質と言えますが、安易に大量摂取をしてしまうと、カロチノーシスと呼ばれている、皮膚の黄変が発生します。

 極度に大量のビタミンAを摂取してしまうと、わずか数時間で皮膚が剥離したり、昏睡状態に陥る場合もあり、長期間にわたって、過剰摂取を続けると、皮膚の乾燥や剥離が生じます。

 植物はビタミンAを含みませんが、植物体には、ビタミンAを生成する、プロビタミンAという物質が含まれていて、これはカロチンやカロチノイなどの色素で、緑色や黄色の野菜類に含まれています。

 カロチンには、α-カロチン、β-カロチン、γ-カロチンがあり、またカロチノイドとして、クリプトキサンチンがありますが、カロチンやカロチノイドは体内で分解されてビタミンAとなりますが、β-カロチンはα-やγ-に比べて約2倍近い効力があります。

 またカロチノイドの中には、ビタミンAにならないものもあり、ビタミンAは、酸化を受け易い化合物ですから、酸化されると生理作用を失ってしまいます。
 淡水魚の肝油からは、ビタミンA1と共に、同様な性質作用があり、吸収スペクトルが少々異なる、極大波長351nmが分離され、ビタミンA2と命名されました。
 
 

 
 
ビタミンAの欠乏症と過剰症
 肝臓、その他、動物体内に存在するビタミンAは、根源を探れば、プロビタミンAに由来するものであり、むしろ、プロビタミンAを真のビタミンAと考えるべきかも知れません。
 

 
 
ビタミンAは、上皮保護ビタミンとも呼ばれ、このビタミンが欠乏すると、皮膚の乾燥や眼疾患を引き起こしたりする。
植物はビタミンAを含まないが、植物体には、ビタミンAを生成するプロビタミンAが豊富に含まれている。
カロチンやカロチノイドなどの色素は、ニンジンやカボチャなどの緑色や、黄色の野菜類に含まれている。
カロチンやカロチノイドは体内で分解されてビタミンAとなるが、β-カロチンは、α-やγ-カロチンに比べて、約2倍近い効力がある。
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生物体が生存するため、体外から取り入れる物質を栄養素と言いますが、飼育下のリクガメは何が不足し、何が過剰かを飼育者は把握し、これらをバランス良く調整する必要があります。
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