リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 クレプスの<3カルボン酸回路>は、酸化経路として重要であるばかりでなく、各栄養素間の変化の連絡点とて、極めて重大な意義を持っています。

 つまり、回路の一員ある<α-ケトグルタル酸>は、NH3と作用して容易にアミノ酸の一種である<グルタミン酸>となり、次いでそのアミノ基を他のケト酸に与えて各種のアミノ酸を合成します。

 またアセチル・コエンチームAから全ての<脂肪酸>が導かれ、逆に<タンパク質>や<脂肪>が酸化される場合には、各種のアミノ酸は、まず脱アミノしてケト酸となります。

 これが変化してピルビン酸(ピロブドウ酸)、α-ケトグルタル酸、オキザロ酢酸の何れかとなってクレプスのサイクルに入り、脂肪酸は次々に<アセチル・コエンチームA>となって利用されます。

 従って、下記の図が示すように、<光合成>と<クレプス>の両回路によって各栄養素が結び付けられ、栄養素の輪廻が完成されていると考えられています。
炭水化物と他の栄養素との関係
カロチンやカロチノイドなどの色素は、市販野菜類であれば、ニンジンやカボチャなどの緑色や黄色の野菜類に含まれている。
カロチンやカロチノイドは、体内で分解されてビタミンAに変換されるが、草食性リクガメが主食としている植物には、十分なカロチンが含まれている。
β-カロチンは、α-やγ-カロチンに比べて、約2倍近い効力がある。草食性リクガメには、カルシウムとリンの比率だけでなく、食物繊維にも気を使うとよい。
給餌内容物のカルシウムとリンの割合が適切でないと、骨や甲羅などの発育に影響を及ぼしてしまう。
 リクガメ飼育では、給餌内容物のカルシウムとリンだけに着目してしまう傾向が多々ありますが、草食性リクガメにとって、食物繊維は排泄に関与した重要なものです。

 給餌メニューに野草を添えることは望ましいことですが、飼育者のライフスタイルや、居住地域によっては困難な場合もあると思います。

 市販野菜類は、リクガメの食餌としては「代用品」に相当するので、リクガメにとって、多くの野菜はカルシウムが不足しており、食物繊維も十分とはいえないものです。

 カルシウムなどは、添加剤と併用することで、比較的に容易く補うことができるものですが、基本的に食物繊維は植物から摂取するものなので、給餌内容物は工夫する必要があります。
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生物体が生存するため、体外から取り入れる物質を栄養素と言いますが、飼育下のリクガメは何が不足し、何が過剰かを飼育者は把握し、これらをバランス良く調整する必要があります。
栄養素の輪廻
 
 
 
 
 
 
 
 
栄養素の種類と働き
糖質:炭水化物
炭水化物の種類
ビタミン概論
カルシウムの概要
脂質の概要
タンパク質の概要
無機質:ミネラル
 
 
 
 
 
 
 
 
ビタミンAの概要
ビタミンB1/B2
ビタミンB6/B12
ビタミンCの概要
ビタミンDの概要
ビタミンEの概要
ビタミンKの概要
その他のビタミン
 
クエン酸サイクル
 
 
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