リクガメ飼育の情報サイト-THE TORTOISE
 食中毒とは、細菌や化学物質、自然毒などが食物によって体内に侵入し、急性感染症や中毒症状を起こすことですが、細菌性食中毒は、感染型と毒素型に分類することができます。

 感染型は、サルモネラ菌や腸炎ビブリオ菌などによるもので、細菌が腸の中で増殖し急性胃腸炎を起こしますが、潜伏期間は半日から1日程度で、激しい腹痛や吐き気、また下痢や嘔吐などの症状を起こしたり発熱します。

 このサルモネラ菌は、多くの場合はネズミやゴキブリなどの排泄物から感染しますが、熱に弱いので加熱すれば予防となり、また腸炎ビブリオ菌は夏期に発生し、主に魚介類が汚染されます。

 毒素型は、ボツリヌス菌や黄色ブドウ球菌などによるもので、細菌が出す毒素によって急性胃腸炎を引き起こし、既に毒素で汚染されているので、潜伏期間は一般に半日以下と短時間です。

 しかし、毒素は熱に極めて強いので、一般的な加熱では菌は死滅しても毒素は残存するので、発熱はないものの腹痛や下痢、あるいは嘔吐などの症状が認められ、時には神経麻痺症状や呼吸麻痺を引き起こす場合があります。

 サルモネラ菌(Salmonella)とは、腸に疾患を起こす細菌の1属で、サルモネラ属の細菌は、腸炎菌、腸チフス・パラチフス菌、またブタコレラ菌などに分類され、抗原性については2000以上の血清型があります。

 腸チフス・パラチフス菌は、それぞれ腸チフスとパラチフスを起こし、ブタコレラ菌は主に豚に感染し、人間に感染するもので最も多いのは、腸炎菌や血清型のネズミチフス菌による食中毒です。

 また腸炎ビブリオ(Vibrio Parahaemolyticus)は、国内で起こる食中毒の中では最も多い原因菌で、この菌に汚染された魚介類を食べて、食中毒を引き起こすのが典型的な特徴です。
種 類
原因菌
サルモネラ菌
(ゲルトネル菌)
中毒原因
家畜、ネズミ、納豆、かまごこ、あん
潜伏期間
通常10〜24
時間
症 状
感染症
飲食物に
付着して
いる細菌
そのもの
による
下痢、吐気、嘔吐、腹痛、時に発熱(39℃以上)、1〜2日で回復、重症の場合→脱水症状、ショック症状→死亡(1%前後)
腸炎ビブリオ
刺身類(イカ、タコ、アジなど)
10〜20時間
腹痛、下痢、嘔吐、吐気、頭痛、発熱(40〜60%)、1〜2日で回復(稀に死亡)
カンピロバク
ター
家畜、鶏、生肉処理の手指・容器
36〜51時間
下痢、腹痛、胃腸炎、時に発熱、頭痛
毒素型
飲食物に
付着して
いる細菌
が増殖す
る際に産
出する毒
素による
ぶどう球菌
化膿巣、シュークリーム、おなぎり
1〜6時間
平均3時間
頭痛、唾液分泌の増加、吐気、嘔吐、腹痛、下痢、1〜3日で回復
ボツリヌス
土壌、動物の糞便、いずし、水産食品
12〜36時間
吐気、嘔吐、腹痛、下痢、視力低下、言語障害、呼吸困難、窒息、4〜8日以内に死亡(26%)
その他
細菌酵素
によって
飲食物の
タンパク
質が分解
されて生
じた物質
によって
起こる/
腐敗中毒
ウェルシュ菌
人、動物の腸管、炒飯、魚介類加工品、加熱調理品の長時間の自然放置
A型
8〜22時間
F型
2〜3時間
下痢(水様便)、腹痛、24時間くらいで回復、嘔吐、下痢(血便)、脱水症状、重症の場合→腸出血で12〜50時間で死亡
病原性大腸菌
健康保菌者(経口伝染)、井戸水、簡易水道、食品
10〜30時間
(乳幼児は短い)
下痢(粘液水様性便)、半数以上に発熱、頭痛、腹痛、数日後に回復(重症、死亡例あり)
細菌性食中毒
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生物体が生存するため、体外から取り入れる物質を栄養素と言いますが、飼育下のリクガメは何が不足し、何が過剰かを飼育者は把握し、これらをバランス良く調整する必要があります。
栄養素の輪廻
 
 
 
 
 
 
 
 
栄養素の種類と働き
糖質:炭水化物
炭水化物の種類
ビタミン概論
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脂質の概要
タンパク質の概要
無機質:ミネラル
 
 
 
 
 
 
 
 
ビタミンAの概要
ビタミンB1/B2
ビタミンB6/B12
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ビタミンDの概要
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