【使用機種】オリンパス下部消化管内視鏡(PCF H290ZI11.8mmNBI 拡大観察)。

【検査実績】大腸内視鏡検査、大腸ポリープ切除術(日帰り手術)を施行。

大腸癌・大腸カルチノイドなどの悪性腫瘍、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)が診断され、早期癌は内視鏡的に切除しています。

【大腸内視鏡検査について】

内視鏡の進歩によりカメラが細くなり、挿入時の苦痛は屈曲部の一部で軽い痛みを伴うのみのことが多くなりました。しかし、子宮・卵巣など産婦人科の手術や虫垂炎などの手術歴があり、腸に癒着がある場合、S状結腸に多発憩室がある場合、腸の炎症が強く狭窄がある場合や、細身の体型で非常に腸が長くて屈曲が強い場合など、一部の患者さんでは、挿入時に痛みの強いことがあります。このような場合は、緊張をほぐすためにも、鎮静剤を使用して検査を行うことがあります。

【前処置について】

(1)検査前の下剤について

大腸内視鏡検査で最も煩わしくて大変なのは、下剤による腸の洗浄処置です。当院では、下記の2通りの方法で施行しています。殆どの方は@の方法で施行しています。

@    通常の前処置:検査前日の食事は検査食とし、夕食後下剤内服(軽い下剤)。検査当日は朝から絶食で水溶性下剤1800mlを約2時間かけて飲用。

A    大量の下剤を飲めない場合:検査前々日の就寝前に下剤内服(軽い下剤)。検査前日の食事は検査食とし、夕食後に3種類の下剤(強い下剤)を服用。検査当日は絶食で水分のみ飲用可能。

検査は午後2時から行っています。@の方法で前処置する場合、検査当日の下剤の飲用は、患者さんの状態や都合に合わせて、朝9時から病院で飲用するか、自宅で飲用して午後2時に来院するかを相談して決めています。

(2)前処置薬について

腸の動きを止める薬を筋肉注射して行います。

鎮静剤は通常は使用せず、検査前から希望のある方と、検査中に苦痛や緊張が強い一部の方のみに静脈注射をしています。