超音波検査(エコー検査)について

【使用機種】GE ヘルスケア(LOGIC V5 Expert)。

【検査内容】腹部エコー・頚部エコー(頚動脈・甲状腺)

【検査前準備について】

腹部エコー;緊急時以外は空腹で行います。午前中に予約の方は朝食を抜いて、午後に予約の方は昼食を抜いて来院していただきます。

      下腹部の観察がしやすいように、膀胱に尿を溜めて来ていただきます(検査直前に排尿せずに来院していただきます)

頚部エコー;特に制限はありません。

【超音波検査について】

患者さんにとって苦痛がなく、多くの情報が得られます。下記の様々な疾患が診断され治療に役立っています。

@    腹部エコー

肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓・腹部大動脈・膀胱・卵巣・前立腺などの観察が可能で、肝臓癌、膵臓癌、胆嚢・胆管癌、腎臓癌、卵巣癌、膀胱癌、後腹膜腫瘍やリンパ節腫大などの悪性腫瘍や、胆石、腎臓結石などの結石、脂肪肝、肝硬変、慢性腎不全などの慢性疾患、前立腺肥大、子宮筋腫、腹部大動脈瘤など様々な疾患の診断が可能です。消化管の描出には優れませんが、進行した胃癌や大腸癌が発見されたり、急性虫垂炎など急性腹症の診断にも有用です。超音波検査の欠点は、超音波が空気や骨を通らないため、患者さんの体型によっては、肋骨や肺が妨げとなり肝臓の一部が描出しにくい場合や、腸管のガスが妨げになり膵臓などの腸管の裏側の臓器の観察がしにくい場合があること、胃や大腸など消化管の小病変については観察できないこと、探触子から近すぎたり遠すぎたりすると観察できないため、痩せ型の方の体表付近の病変や肥満体型の方の深部の病変が描出しにくくなることなどがあげられます。このような場合には、CTMRIなど他の検査が必要になります。

A    頚部エコー

頚動脈と甲状腺を主に観察します。

頚動脈エコーでは、頚動脈狭窄の有無、動脈壁の厚さから動脈硬化の進行程度を推測し、脳梗塞や心筋梗塞の予防に役立てることができます。甲状腺エコーでは、甲状腺癌など甲状腺腫瘍の診断、甲状腺膿瘍など急性疾患の診断、慢性甲状腺炎・バセドウ氏病など慢性甲状腺疾患の診断、頚部リンパ節腫大の診断に有用です。