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おすすめCD: 日本のポピュラー音楽

最終更新: 2017年9月23日



      Good! おすすめ
      Very good! 非常におすすめ  (この評価はサイト管理者の個人的な好みによるものです。)

 画像アーティスト名/タイトル(発売年)、メモ
 山田耕筰作品集 赤とんぼ山田耕筰/山田耕筰作品集 赤とんぼ (2005)

日本人として初めて交響曲、交響詩、近代声楽曲、オペラ等の西洋クラシック音楽の形式の楽曲を作曲し、欧米でも評価された作曲家・指揮者の山田耕筰(1886-1965)の主に歌曲・童謡・唱歌を中心とする作品集(2枚組CD、全58曲)。「赤とんぼ」(1927年作曲)、「この道」(1927年)、「からたちの花」(1925年)、「ペチカ」(1923年)、「あわて床屋」(1927年)、「鐘が鳴ります」(1923年)、「待ちぼうけ」(1923年)他。日本語の抑揚とアクセントを活かした美しいメロディー。2005年にビクターから発売されたCD。録音年は記載なしのため不明。演奏は小鳩くるみ、郡愛子、ボニージャックス、中村邦子、中村浩子、伊藤京子、東京混声合唱団他
 スター☆デラックス平井英子/スター☆デラックス (2014/1928-1941)

戦前・戦中に童謡・流行歌の分野で活躍した1918年東京生まれの女性歌手、平井英子の録音を収録した編集盤(CD2枚組、51曲)。2014年にビクターから発売。CD1は童謡・唱歌(1928-1934年発売)、CD2は1937-1941年に発売された流行歌・洋楽カヴァーを収録。甲高い、とろけるような陶酔感のある美声。CD1に収録の「證城寺の狸囃子」、「あの町この町」、「こがねむし」、「兎のダンス」等の童謡の大半は野口雨情(作詞)・中山晋平(作曲)の作品で、殆どはこの平井英子による歌唱が初録音。「茶目子の一日」(1929年。ノーカット版)は童謡オペレッタのヒット作(作詞・作曲は佐々紅華)。CD2はジャズ、タンゴ、ハワイアン、ラテンなどを導入したモダンな流行歌の他、戦時歌謡も収録。「タバコやの娘」(岸井明とのデュエット)はコミックソングのヒット曲
 僕の音楽人生服部良一/僕の音楽人生 (1935-1973)

日本のモダンな歌謡曲の創始者、服部良一(1907-1993)のコロムビア在籍時の作品のアンソロジー。淡谷のり子「別れのブルース」(1937年)、渡辺はま子・霧島昇「蘇州夜曲」(1940年)、笠置シヅ子「東京ブギウギ」(1947年)、高峰秀子「銀座カンカン娘」(1949年)、藤山一郎・奈良光枝「青い山脈」(1949年)他収録の3枚組CD
 ブギの女王笠置シヅ子/ブギの女王 (1939-1955)

戦前に少女歌劇の松竹楽劇団(大阪松竹歌劇団/OSKに所属)の花形スターとして歌・踊り・舞台・映画出演などで活躍し、太平洋戦争敗戦後の連合国による占領期には歌手として「東京ブギウギ」をはじめとするブギ歌謡で一世を風靡した稀代のエンターテイナー、笠置シヅ子(1914-1985)のほぼ全ての録音を収録した3枚組CD(未収録は「北海ブギウギ」ほか4曲)。スウィンギーなリズム感とパワフルで張りのあるヴォーカル。楽曲の9割は服部良一の作曲で、米国のジャズをベースにしたモダンな作風。戦前にビッグバンドを従えて録音した「ラッパと娘」(1939)はスウィングジャズ風の佳曲。東南アジアの民謡風の「アイレ可愛や」(1946)は戦中の人気曲(録音は戦後)。「東京ブギウギ」(1947)は霧島昇・並木路子の「リンゴの唄」(1946)と並ぶ終戦直後の大ヒット曲。「ジャングル・ブギー」(1948)は黒澤明監督の映画「酔いどれ天使」の主題歌。「買物ブギー」(1950)とその続編の「たのんまっせ」(1953)はリズミカルな大阪弁ポップスの傑作
 青春歌年鑑 50年代総集編(Various Artists)/青春歌年鑑 50年代総集編 (1946-1960)

1950年代の大ヒット曲をレコード会社の垣根を越えて各年度毎に収録した「青春歌年鑑」(1950年代)シリーズの10年単位の総集編(CD2枚組、全44曲)。収録曲は、

Disc 1:
1. 笠置シヅ子/東京ブギウギ (1948)
2. 並木路子、霧島昇/リンゴの唄 (1946)
3. 藤山一郎、奈良光枝/青い山脈 (1949)
4. 高峰秀子/銀座カンカン娘 (1949)
5. 灰田勝彦/東京の屋根の下 (1948)
6. 市丸/三味線ブギウギ (1949)
7. 藤山一郎/長崎の鐘 (1949)
8. 二葉あき子/水色のワルツ (1950)
9. 小畑実/星影の小径 (1951)
10. 津村謙/上海帰りのリル (1951)
11. 山口淑子/夜来香(イエライシャン) (1951)
12. 渡辺はま子/桑港のチャイナ街 (1950)
13. 美空ひばり/東京キッド (1950)
14. 伊藤久男/イヨマンテの夜 (1949)
15. 織井茂子/君の名は (1953)
16. 三木鶏郎、丹下キヨ子、森繁久彌/僕は特急の機関士で〜東海道の巻〜 (1950)
17. 笠置シヅ子/買物ブギー (1950)
18. 暁テル子/東京シューシャイン・ボーイ (1951)
19. 池真理子/ボタンとリボン (1950)
20. 雪村いづみ/青いカナリヤ (1954)
21. 江利チエミ/テネシー・ワルツ (1952)
22. 美空ひばり/リンゴ追分 (1952)

Disc 2:
1. 美空ひばり/お祭りマンボ (1952)
2. 岡本敦郎/高原列車は行く (1954)
3. 小坂一也/青春サイクリング (1957)
4. 初代コロムビア・ローズ/東京のバスガール (1957)
5. 曽根史郎/若いお巡りさん (1956)
6. 若原一郎/おーい中村君 (1958)
7. 宮城まり子/ガード下の靴みがき (1955)
8. エト邦枝/カスバの女 (1955)
9. 高英男/雪の降る町を (1953)
10. 大津美子/ここに幸あり (1956)
11. 若山彰/喜びも悲しみも幾歳月 (1957)
12. フランク永井、松尾和子/東京ナイト・クラブ (1959)
13. 神戸一郎/銀座九丁目水の上 (1958)
14. フランク永井/有楽町で逢いましょう (1958)
15. 小林旭/ギターを持った渡り鳥 (1959)
16. 石原裕次郎/嵐を呼ぶ男 (1958)
17. 浜村美智子/バナナ・ボート (1957)
18. スリー・キャッツ/黄色いサクランボ (1959)
19. 島倉千代子/からたち日記 (1958)
20. 守屋浩/僕は泣いちっち (1960)
21. 平尾昌晃/星は何でも知っている (1958)
22. ザ・ピーナッツ/可愛い花 (1959)
 オリジナル・ベスト50 悲しき口笛〜川の流れのように美空ひばり/オリジナル・ベスト50 悲しき口笛〜川の流れのように (1949-1989)

太平洋戦争敗戦後間もない1949年に12歳の少女歌手としてデビューし、その後の戦後の昭和歌謡史において最大の人気歌手となった女性ヴォーカリスト。独特の艶のある歌声と卓越した歌唱力。楽曲は演歌が中心だが、ジャズや洋楽ポピュラー音楽に影響されたポップな歌謡曲も多数。1950年代には同世代の女性歌手の江利チエミ、雪村いづみとともに「三人娘」として映画共演などでアイドル的な人気を博した。最初のヒット曲「悲しき口笛」(1949年。同名の主演映画の主題歌)から最後のシングルとなった人気曲「川の流れのように」(1989年)まで、代表的な楽曲50曲を収録したCD3枚組のベスト盤。「東京キッド」「越後獅子の唄」「リンゴ追分」「港町十三番地」「哀愁波止場」「柔」「悲しい酒」他ヒット曲多数。「お祭りマンボ」(1952年)はラテン音楽に影響されたマンボ歌謡の傑作。GS全盛期の1967年にジャッキー吉川とブルーコメッツと共演した「真赤な太陽」はGS風のキャッチーな歌謡曲
 KING RE-JAZZ SWING: CHIEMI SINGS江利チエミ/KING RE-JAZZ SWING: CHIEMI SINGS (2006/1953-1981)

邦楽における洋楽ポピュラー曲のカヴァー歌手の草分けであり、ミュージカルや日本民謡、演歌を含む幅広いレパートリーで知られる、1937年東京生まれの歌手・女優、江利チエミの洋楽カヴァー曲を集めた編集盤(全20曲)。キングレコードのスウィング・ジャズ寄りのポピュラー曲のコンピレーション・シリーズ、「King Re-Jazz Swing」の1つ。有名なデビュー曲の「テネシー・ワルツ」が残念ながら未収録だが、江利チエミの張りのあるハスキー・ヴォイスによるスウィンギーでリズミックな歌唱・スキャットと、ビッグバンドやオーケストラの演奏によるキャッチーな楽曲、「クレイジー・リズム」、「チーク・トゥー・チーク」、「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」、「ブルー・ムーン」、「カモンナ・マイ・ハウス(家へおいでよ)」、「ロック・アラウンド・ザ・クロック」等のジャズ・スタンダードやポピュラーソングの他、見砂直照と東京キューバン・ボーイズの演奏によるマンボ曲3曲が楽しめる。歌詞は英語と日本語。選曲は歌手の土岐麻子
 中村八大作品集 上を向いて歩こう中村八大/中村八大作品集 上を向いて歩こう (1952-1999)

ポピュラー音楽の作曲家/ジャズピアニストの中村八大(1931-1992)が作曲・演奏したオリジナル音源を集めた作品集。水原弘「黒い花びら」(1959年)、坂本九「上を向いて歩こう」(1961年)、坂本九「明日があるさ」(1963年)、梓みちよ「こんにちは赤ちゃん」(1963年)、三波春夫「世界の国からこんにちは」(1967年。日本万国博覧会"EXPO 1970"テーマソング)、シング・アウト「涙をこえて」(1969年。合唱曲の定番)等のヒット曲・有名曲の他、ジャズコンボでの演奏や映画の主題歌、TV番組のテーマ曲、CMソングなども収録した4枚組CD。坂本九の「上を向いて歩こう」(英題「Sukiyaki」)は、1963年に米国の音楽誌、ビルボードとキャッシュボックスの両誌のチャートで1位になった、世界的に有名な大ヒット曲
 スーパー・シック〜雪村いづみ オールタイム・ベストアルバム雪村いづみ/スーパー・シック〜雪村いづみ オールタイム・ベストアルバム (1953-1960/1962-2013)

1950年代に、伸びやかでダイナミックな歌唱と(主にアメリカの)洋楽ポピュラー(スウィング・ジャズ、カントリー、ロカビリー、ブルース、ミュージカルや映画の歌、マンボやチャチャチャなどのラテン音楽)をカヴァーしたモダンなヒット曲の量産で人気スターとなった、1937年東京生まれの歌手・女優、雪村いづみの洋楽カヴァーを中心とする編集盤。CD2枚(全50曲)+DVD。レーベル枠を超えて選曲された初のベストアルバム。歌詞は英語・日本語・スペイン語。デビュー曲「想い出のワルツ」はポピュラーソング「Till I Waltz Again with You」(作詞作曲:シドニー・プローセン、歌:テレサ・ブリューワー)のカヴァー。「ジャンバラヤ」はハンク・ウィリアムスのカントリー曲「Jambalaya (On the Bayou)」のカヴァー。「はるかなる山の呼び声」は「The Call of the Faraway Hills」(映画「シェーン」主題歌)のカヴァー。「青いカナリヤ」は「Blue Canary」(作詞作曲:ヴィンセント・C・フィオリノ)のカヴァー。「マンボ・イタリアーノ」はボブ・メリル作のポピュラーソングのカヴァー。「チャチャチャは素晴らしい」はエンリケ・ホリンの「Milagros del Cha-Cha-Cha」のカヴァー。「ビバップ・ルーラ」はジーン・ヴィンセントのロカビリー曲「Be-Bop-A-Lula」のカヴァー。「フジヤマ・ママ」はアール・バロウズ作のロカビリー曲「Fujiyama Mama」のカヴァー。「ひこうき雲」は荒井由実(松任谷由実)がデビュー前に雪村いづみに提供した曲。キャラメル・ママとの共演で服部良一の曲を歌った1974年のアルバム「スーパー・ジェネレイション」からの3曲も収録。企画監修は佐野元春
 いずみたく作品集 IZUMI TAKU SONGS FOR BEAUTIFUL AGE(Various Artists)/いずみたく作品集 IZUMI TAKU SONGS FOR BEAUTIFUL AGE (1999/1959-1989)

CMソング、歌謡曲、フォークソング、ミュージカル、アニメソングなどの幅広いジャンルで15,000曲にも上る膨大な楽曲を作曲し、民謡のように世代を超えて親しまれる大衆的なメロディーの多数のヒット曲、スタンダード曲で知られる、1930年東京生まれの作曲家、いずみたくの有名曲を収録した編集盤(2枚組CD、全51曲)。「手のひらを太陽に」(童謡。杉並児童合唱団のピアノ伴奏版を収録)、沢たまき「ベッドで煙草を吸わないで」、佐良直美「世界は二人のために」(オリコン週間2位。結婚式の定番曲の1つ)、「いいじゃないの幸せならば」(2位)、ザ・ドリフターズ「いい湯だな(ビバノン・ロック)」(TV番組「8時だョ!全員集合」のエンディングテーマに使用された曲)、ピンキーとキラーズ「恋の季節」(1位)、熊倉一雄「ゲゲゲの鬼太郎」(TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」オープニングテーマ)、由紀さおり「夜明けのスキャット」(1位)、青い三角定規「太陽がくれた季節」(1位)、中村雅俊「ふれあい」(1位)、ドリーミング「アンパンマン音頭'89」(TVアニメ「それいけ! アンパンマン」より)他。CMソングは、スリー・グレイセス「チョコレートは明治」(明治製菓)、ブラック・キャッツ「伊東に行くならハトヤ」(ハトヤホテル)他19曲を収録
 青春歌年鑑 60年代総集編(Various Artists)/青春歌年鑑 60年代総集編 (1961-1969)

1960年代の大ヒット曲をレコード会社の垣根を越えて各年度毎に収録した「青春歌年鑑」(1960年代)シリーズの10年単位の総集編(CD2枚組、全40曲)。収録曲は、

Disc 1:
1. 坂本九/上を向いて歩こう (1961)
2. 橋幸夫、吉永小百合/いつでも夢を (1962)
3. 梓みちよ/こんにちは赤ちゃん (1963)
4. 坂本九/見上げてごらん夜の星を (1963)
5. 越路吹雪/サン・トワ・マミー (1964)
6. ザ・ワイルド・ワンズ/想い出の渚 (1966)
7. 西郷輝彦/星のフラメンコ (1966)
8. ザ・ピーナッツ/恋のフーガ (1967)
9. マイク真木/バラが咲いた (1966)
10. ザ・スパイダース/夕陽が泣いている (1966)
11. ザ・ブロードサイド・フォー/若者たち (1966)
12. 荒木一郎/空に星があるように (1966)
13. 伊東ゆかり/小指の想い出 (1967)
14. 黛ジュン/恋のハレルヤ (1968)
15. 森山良子/この広い野原いっぱい (1967)
16. ジャッキー吉川とブルー・コメッツ/ブルー・シャトウ (1967)
17. ザ・カーナビーツ/好きさ好きさ好きさ (1967)
18. ザ・フォーク・クルセダーズ/帰って来たヨッパライ (1967)
19. ピンキーとキラーズ/恋の季節 (1968)
20. 黛ジュン/天使の誘惑 (1968)

Disc 2:
1. ザ・タイガース/花の首飾り (1968)
2. パープル・シャドウズ/小さなスナック (1968)
3. ザ・ゴールデン・カップス/長い髪の少女 (1968)
4. ヴィレッジ・シンガーズ/亜麻色の髪の乙女 (1968)
5. ザ・テンプターズ/エメラルドの伝説 (1968)
6. 小川知子/ゆうべの秘密 (1968)
7. いしだあゆみ/ブルー・ライト・ヨコハマ (1968)
8. 黛ジュン/夕月 (1968)
9. ザ・フォーク・クルセダーズ/悲しくてやりきれない (1968)
10. カルメン・マキ/時には母のない子のように (1969)
11. 五つの赤い風船/遠い世界に (1969)
12. ビリー・バンバン/白いブランコ (1969)
13. 由紀さおり/夜明けのスキャット (1969)
14. 弘田三枝子/人形の家 (1969)
15. 新谷のり子/フランシーヌの場合 (1969)
16. はしだのりひことシューベルツ/風 (1969)
17. トワ・エ・モワ/或る日突然 (1969)
18. 佐良直美/いいじゃないの幸せならば (1969)
19. 奥村チヨ/恋の奴隷 (1969)
20. ザ・キングトーンズ/グッド・ナイト・ベイビー (1968)
 幻の名盤解放歌集 Victor編 渚の歓喜(エクスタシー)(Various Artists)/幻の名盤解放歌集*ビクター編 渚の歓喜(エクスタシー) (1964-1980)

湯浅学(音楽評論家)・船橋英雄(ライター)・根本敬(マンガ家)が結成した「幻の名盤解放同盟」監修による、日本の歌謡曲の珍品を集めたオムニバス作品。発情した年増のジェーン・バーキンのような喘ぎ・囁き唱法が濃厚な應蘭芳(オウ・ランファン)のお色気歌謡、「渚の歓喜」ほか全5曲を中心に、テンプテーションズを下品にしたようなR&B風ムード歌謡「中川浩夫とアンジェラス/ヨコハマ物語」、純朴な高校柔道歌謡「倉丘伸太郎/花の対抗試合」、本宮ひろ志のマンガの主人公との自己同一化による明朗歌謡「山田銀次郎/硬派銀次郎」、超絶ファルセットが強烈なムードコーラス歌謡「マハロ・エコーズ/どうしたの」、謎の大阪人による自作自演の料理指南歌謡「屋台のおっさん/変な串かつ教室」などを収録。この歌集はシリーズ化されており、他にも多数の珍曲が「解放」されている
 散華都はるみ/散華 (1964-2000)

1964年に16歳でデビューし、1960年代後半〜1970年代にヒット曲を量産して国民的歌手となった女性演歌歌手。力強いこぶし回しとヴィブラートをきかせた繊細な唱法が特徴。最初のヒット曲「アンコ椿は恋の花」、「涙の連絡船」、「好きになった人」、「北の宿から」、「大阪しぐれ」、「ふたりの大阪」(宮崎雅とのデュエット)、「浪花恋しぐれ」(岡千秋とのデュエット)、「夫婦坂」、「小樽運河」(1990年の復帰シングル)他、代表曲を網羅したベスト盤(2枚組CD、全26曲)
 CHIYO! コケティッシュ爆弾奥村チヨ/CHIYO! コケティッシュ爆弾 (1994)

1965年にデビューした女性歌手、奥村チヨの編集盤(2枚組CD)。奥村チヨのファンを自認するマンガ家・イラストレーターのみうらじゅんが選曲し、1994年に発売された。1965-1971年頃の曲を中心に40曲を収録。奥村チヨのなまめかしくも官能的なヴォーカルをフィーチュアした演歌/GS風の昭和歌謡。シングル曲、「ごめんね ジロー」(1965年)、「北国の青い空」(1967年。ザ・ヴェンチャーズ(The Ventures)「Hokkaido Skies」のカヴァー)、「恋の奴隷」(1969年。最大のヒット曲)、「終着駅」(1971年)他収録。昭和歌謡を好む方におすすめ。作曲は鈴木邦彦、筒美京平、浜圭介他。「ルック・オブ・ラブ」はバート・バカラック(Burt Bacharach)のカヴァー。「オー・シャンゼリゼ」は有名なフレンチ・ポップスの曲「Les Champs-Elysées」の日本語詞カヴァー
 グレイテスト・ヒッツ アビーロード・スタジオ・マスタリング加山雄三/グレイテスト・ヒッツ アビーロード・スタジオ・マスタリング (1965-1990)

1960年代に主演映画「若大将」シリーズで映画スターとなり、ミュージシャン(ギタリスト、歌手)としても先端的な活動を行っていた加山雄三の代表曲24曲を収録した編集盤。曲は全部自作で、カントリー&ウェスタン、ロカビリー等をベースにしたメロディアスな曲が多い。「君といつまでも」は大ヒット曲。「加山雄三とザ・ランチャーズ」名義でリリースされた「ブラック・サンド・ビーチ」はヴェンチャーズ風のエレキギター・インストロックの傑作。「お嫁においで」はウクレレを使用したハワイアン風の佳曲
 コンプリート・シングルズザ・スパイダース/コンプリート・シングルズ (1965-1970)

グループ・サウンズ(GS)と呼ばれた初期の国産歌謡ロックの先駆者。田辺昭知(ds)、かまやつひろし(vo、g、作曲)、堺正章(vo)、井上順(vo)他在籍。全シングルA・B面完全収録の2枚組CD。キンクス等に似た洋楽ロック寄りのポップな佳曲あり。「フリフリ」「モンキー・ダンス」「青春ア・ゴーゴー」「サマー・ガール」「なればいい」「なんとなく なんとなく」「真珠の涙」「黒ゆりの詩」他
 カルトGSコレクション [クラウン編] VOL.1(Various Artists)/カルトGSコレクション [クラウン編]VOL.1 (1965-1969)

60年代英米ガレージ・ロックに似た音のGSの曲を集めたオムニバス。田辺昭知とザ・スパイダース「フリフリ」、ザ・レインジャーズ「レッツ・ゴー・レインジャーズ」、ザ・クーガーズ「テクテク天国」「J&A」他収録
 カルトGSコレクション [クラウン編] VOL.2(Various Artists)/カルトGSコレクション [クラウン編]VOL.2 (1965-1969)

同クラウン編Vol.2。ザ・プレイボーイ「シェビデビで行こう」、ザ・レンジャーズ「赤く赤くハートが」、ザ・ジェノバ「サハリンの灯は消えず」、ザ・クーガーズ「アフロデティ」他収録
 Japanese Rockin' Psyche & Punk '65-'71: Psychedelic Man(Various Artists)/昭和元禄トーキョーガレージ JAPANESE ROCKIN' PSYCHE&PUNK '65-'71 コロムビア編〜サイケデリック・マン (1965-1970)

ユニバーサル・コロムビア・キング・ビクター・テイチク・徳間・東芝EMIの7社が共同企画し、1965-1971年にリリースされたサイケロック・ガレージパンク寄りのGS曲を集めたコンピレーション・シリーズ、「昭和元禄トーキョーガレージ JAPANESE ROCKIN' PSYCHE&PUNK '65-'71」のコロムビア編。ジャッキー吉川とブルー・コメッツ「サイケデリック・マン」、ザ・モージョ「クレイジー・ミッドナイト」、内田裕也とザ・フラワーズ「ラスト・チャンス」、エミー・ジャクソン「涙のゴーゴー」、海道はじめ「スナッキーで踊ろう」、鈴木やすし「ゴキブリ天国」、ジャックス「いい娘だね」、弘田三枝子「シェーク・アンド・ロール」、フラワー・トラヴェリン・バンド+日野皓正クインテット「クラッシュ」他(全25曲)。ファズギターやオルガンをフィーチュアしたサイケでイカしたナンバー多数収録
 風狂歌人〜ザ・ベスト・オブ嘉手苅林昌〜嘉手苅林昌(かでかるりんしょう)/風狂歌人〜ザ・ベスト・オブ嘉手苅林昌〜 (2000/1965-1983)

第2次大戦後の沖縄民謡界の草分け的な存在の歌手、嘉手苅林昌(かでかるりんしょう)(1920-1999)が絶頂期に録音した名演18曲を収録したベスト盤。唄・三絃(さんしん。沖縄の三味線)は嘉手苅林昌。歌詞は主に沖縄方言(ウチナーグチ)。登川誠仁(唄、三絃)、知名定繁(三絃、琉琴(沖縄の琴))、知名定男(三絃、唄)、普久原恒勇(胡弓)、照屋林助(太鼓、ベース)、大城美佐子(三絃、唄、三板(さんば。沖縄のカスタネット))他、沖縄の有名なミュージシャンが多数参加。監修はビセカツ(キャンパスレコード代表・作詞家・音楽プロデューサー)
 ゴールデン☆ベスト シングルス加藤登紀子/ゴールデン☆ベスト シングルス (1966-1987)

フォーク、シャンソン、南米のフォルクローレ、ロシアやアジアの民謡などの多彩なスタイルの楽曲で知られるシンガー・ソングライター。1966年のデビュー曲「誰も誰も知らない」から1987年のヒット曲「百万本のバラ」まで、シングル曲36曲のオリジナル録音を収録したベスト盤。「ひとり寝の子守唄」「知床旅情」「時代おくれの酒場」「灰色の季節」など有名曲多数。「愛のくらし」はドイツのタンゴ奏者、アルフレッド・ハウゼとトミー・チルドレンによる曲。「灰色の瞳」(長谷川きよしとのデュエット)はアルゼンチンのケーナ奏者、ウニャ・ラモス作のフォルクローレの名曲をカヴァーした大ヒット曲。「この空を飛べたら」は中島みゆき作曲。「時には昔の話を」はアニメ映画「紅の豚」のエンディングテーマ曲。「百万本のバラ」はラトビアの作曲家、ライモンズ・パウルスが作曲し、ロシアの女性歌手、アラ・プガチョワがロシア語でヒットさせた曲
 COMPLETE BEST BLUES OF LIFEザ・ゴールデン・カップス/COMPLETE BEST BLUES OF LIFE (1967-1969)

R&Bやブルース/サイケ/ガレージ・ロックの影響を強く受けた本格洋楽ロック志向のGSバンド、ザ・ゴールデン・カップスのベスト盤。「リード・ベース」と呼ばれたルイズルイス加部の超絶ベース、デイヴ平尾のソウルフルなヴォーカル、ファズを多用したエディ藩のサイケなギターが聴きどころ。歌詞は英語と日本語。「ヘイ・ジョー」(ジミ・ヘンドリクスもカヴァーしたガレージ・バンド、ザ・リーヴスの曲)、「ショットガン」(ジュニア・ウォーカー&ジ・オールスターズ)、「ミッドナイト・アワー」(ウィルソン・ピケット)、「ストレンジ・ブルー」(ザ・クリーム)、「ルシール」(リトル・リチャード)、「ワン・モア・タイム」(ゼム)、「泣かずにいられない」(ザ・ブルース・プロジェクト)等のカヴァー曲の他、「ジス・バッド・ガール」「LSDブルース」「過ぎ去りし恋」等のオリジナル曲、「長い髪の少女」等の歌謡GSヒット曲も収録
 VINTAGE COLLECTIONザ・ダイナマイツ/VINTAGE COLLECTION (1967-1969)

1965年に東京都杉並区阿佐ヶ谷で結成されたGSバンド、ザ・ダイナマイツのすべてのスタジオ録音(唯一のアルバム「ヤングサウンド・R&Bはこれだ!」(1968年)の全12曲とシングル曲8曲)を収録した編集盤。瀬川洋(vo)、山口冨士夫(g。後に村八分に参加)在籍。1960年代のR&Bとローリング・ストーンズ、ゼムなどのブリティッシュ・ブルースロックの影響が強い演奏。楽曲は鈴木邦彦・すぎやまこういち他作曲のGS曲と洋楽R&B・ロック・ポップスのカヴァー多数。「マサチューセッツ」はビージーズ、「デイドリーム」「恋の終列車」はモンキーズ、「ウォーキング・ザ・ドッグ」はルーファス・トーマス、「マイ・ガール」はテンプテーションズ、「マーシー・マーシー・マーシー」はジョー・ザヴィヌルのカヴァー。デビューシングル「トンネル天国」は和製ガレージ・パンクの古典。「恋はもうたくさん」とエキゾチックな「真夏の夜の動物園」はGSの佳曲
 紀元貮阡年ザ・フォーク・クルセダーズ/紀元貮阡年 (1968)

加藤和彦(vo、g)・北山修(vo、b)・端田宣彦(vo、g)の3人編成時に発表した唯一の公式スタジオ録音アルバム。テープの早回しによる甲高いヴォーカルのコミカルな曲「帰って来たヨッパライ」はアングラ・フォーク・ブームの発火点となった大ヒット曲。「悲しくてやりきれない」は叙情的なメロディが美しい名曲
 世界はボクらを待っているザ・タイガース/世界はボクらを待っている (1968)

沢田研二/ジュリー(vo)、加橋かつみ/トッポ(g)、森本太郎/タロー(g)、岸部おさみ/サリー(b)、瞳みのる/ピー(ds)の5人組。GSの中で最も大衆的な人気が高かったバンドの一つ。同名の主演映画のサウンドトラックとして発売されたアルバム。甘いメロディの歌謡ロック。シングル曲「僕のマリー」「シーサイド・バウンド」「モナリザの微笑」「君だけに愛を」「銀河のロマンス」「花の首飾り」収録。楽曲提供は橋本淳(作詞)・すぎやまこういち(作編曲)
Very good!ジャックスの世界ジャックス/ジャックスの世界 (1968)

早川義夫(vo、g)在籍。日本のアングラなロックのルーツ的存在。日本のフォークやGS、ドアーズ等に似た音。「からっぽの世界」収録の1st
 '67-'69 STUDIO et LIVE裸のラリーズ(Les Rallizes Dénudés)/'67-'69 STUDIO et LIVE (1991/1968-1969)

1967年に水谷孝(vo、g)を中心に結成された、轟音フィードバック・ノイズ・ギターで知られるサイケデリック・ロックバンド、裸のラリーズの最初期の録音(1968-1969年、京都)。海外では「Les Rallizes Dénudés」(レ・ラリーズ・デニュデ)というフランス語風の名前で知られている。当時はアマチュアのアングラ劇団「現代劇場」(別名「モダンアートソサエティ」)とも共演していた。結成当時のメンバーだった若林盛亮(b)は1970年に共産主義者同盟赤軍派による日航機「よど号」ハイジャック事件に加わり北朝鮮に亡命。1曲目の「Smokin' Cigarette Blues」は轟音ノイズのインスト曲で、オリジナルメンバーによる演奏で唯一残っている音源。その他はガレージ・ロック風の曲とアシッド・フォーク風の曲。ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやジャックスを好む人におすすめ。公式にリリースされたアルバムは1991年にCDで発売された本作と「Mizutani-Les Rallizes Dénudés」、「'77 LIVE」(CD2枚組)の3作だけ。いずれもごく少数の限定発売で入手は極めて困難
 ベスト・ヒット和田アキ子/ベスト・ヒット (1968-2001)

高校を中退しジャズ喫茶で歌っているときにホリプロにスカウトされ、1968年に歌手デビュー。TVタレントとしても有名な芸能界の大御所。「あの鐘を鳴らすのはあなた」他のヒット・シングルを網羅する16曲入りベスト盤。日本の伝統的な通俗歌謡曲のメロディーとパワフルでブルージーなヴォーカル、ソウル/ファンク風のアレンジを融合させた初期(1960年代後半〜1970年代前半)の楽曲(「どしゃぶりの雨の中で」、「笑って許して」、「天使になれない」、「古い日記」等)は和製R&Bの源流の一つ。「古い日記」はジェイムズ・ブラウンを歌謡曲にしたようなファンキーな曲
 わたしを断罪せよ岡林信康/わたしを断罪せよ (1969)

フォーク歌手の岡林信康の1stアルバム。初期のボブ・ディランに影響を受けた日本語によるフォークの古典的作品。1stシングル「山谷ブルース」は東京山谷地区の日雇い労働者の悲哀を歌った歌。「手紙」は部落差別問題をテーマにした歌。アメリカのフォークソングの日本語詞カヴァー3曲、「ランブリング・ボーイ」(トム・パクストン「Ramblin' Boy」)、「カム・トゥ・マイ・ベッド・サイド」(エリック・アンダーソン「Come to My Bedside」)、「戦争の親玉」(ボブ・ディラン「Masters of War」)収録。中川イサト(g)、ジャックスのメンバー3人〜谷野ひとし(b)・つのだひろ(ds)・木田高介(p、organ)〜他参加
 APRYL FOOLエイプリル・フール/APRYL FOOL (1969)

元フローラル(GS)の小坂忠(vo)、菊池英二(g)、柳田ヒロ(key)と元バーンズの細野晴臣(b)、松本隆(ds)が結成したバンドの唯一のアルバム。60年代末の英米ブルース/サイケデリック・ロックの影響が色濃い音。歌詞は英語と日本語。日本のロックの黎明期の記録
Very good!かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう早川義夫/かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう (1969)

ジャックス解散後の1stソロ。アコースティックギター、ピアノ、オルガンの伴奏。シンプルな音の歌モノ。「サルビアの花」収録
 家宝 〜歌のお子様ランチ〜(Various Artists)/家宝 〜歌のお子様ランチ〜 (1969-1999)

1960年代末〜1990年代の主に子供向けTV番組発の大ヒット曲を集めたオムニバス(全16曲)。日本の童謡ヒット曲の元祖、「黒ネコのタンゴ」(皆川おさむ、1969年)の原曲はヴィンチェンツァ・パストレッリ(Vincenzo Pastorelli)の「Volevo Un Gatto Nero」(「黒い猫が欲しかった」の意。イタリアの子供向けの音楽コンクール「ゼッキーノ・ドーロ」入賞曲。作曲はフランチェスコ・パガーノ)。「ピンポンパン体操」(金森勢・杉並児童合唱団、1971年)はフジTV「ママとあそぼう! ピンポンパン」の放送曲。「およげ! たいやきくん」(子門真人、1975年。キンクスの「Sunny Afternoon」によく似た曲)、「いっぽんでもニンジン」(なぎらけんいち、1975年)「パタパタママ」(のこいのこ、1976年)はフジTV「ひらけ! ポンキッキ」の放送曲。「山口さんちのツトム君」(1976年)はNHK「みんなのうた」の放送曲(歌:川橋啓史(東京放送児童合唱団))を当時の子役スターの斉藤こず恵が歌ったもの。「ビューティフル・サンデー」(田中星児、1976年)は英国人歌手、ダニエル・ブーンの曲の日本語詞カヴァー。「ビューティフル・ネーム(ニュー・ヴァージョン)」(ゴダイゴ、1999年)はNHKで1979年に放送された「国際児童年」キャンペーンソングの再録音。「めだかの兄弟」(わらべ、1982年)はTV朝日のホームコメディー「欽ちゃんのどこまでやるの!?」の挿入歌で、編曲は坂本龍一。「おどるポンポコリン」(B.B.クィーンズ、1990年)はTVアニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマ。とんねるずの「ガラガラヘビがやってくる」(1991年)、「がじゃいも」(1992年)はフジTV「とんねるずのみなさんのおかげです」のオープニング曲。「勇気100%」(光GENJI、1993年)はTVアニメ「忍たま乱太郎」のオープニングテーマ。「ILE AIYE 〜WAになっておどろう〜(NHKみんなのうたVersion)」(1997年)は角松敏生の覆面バンド、AGHARTAによるアフロラテン・クロスオーバー・フォーク(長野冬季五輪公式テーマ曲。V6のカヴァーヴァージョンも有名)。「だんご3兄弟」(速水けんたろう・茂森あゆみ・ひまわりキッズ・だんご合唱団、1999年)はNHK教育TV「おかあさんといっしょ」の放送曲。「でたらめな歌」(爆チュー問題、1999年)はフジTV「ポンキッキーズ」の爆笑問題のコントコーナーから生まれた曲
Good!30th Anniversary Special Edition MICCHI 100% 〜あしたがすき〜堀江美都子/30th Anniversary Special Edition MICCHI 100% 〜あしたがすき〜 (1969-1991)

TVアニメ・特撮TVシリーズの主題歌を中心に800曲以上を録音し、「アニメソングの女王」と異名をとる女性歌手、堀江美都子の代表的な録音75曲を収録したCD3枚組のベスト盤(アニメ歌手デビュー30周年記念盤)。伸びのある澄んだ美声。「紅三四郎」(TVアニメ「紅三四郎」OPテーマ)は12歳のときに録音したアニメ主題歌デビュー曲。「アクビ娘」(TVアニメ「ハクション大魔王」EDテーマ)は1960年代洋楽ポップス風の傑作曲。「進め! ゴレンジャー」(特撮TVシリーズ「秘密戦隊ゴレンジャー」OPテーマ)は佐々木功とのデュエット。「たたかえ! ガ・キーン」(TVアニメ「マグネロボ ガ・キーン」OPテーマ)は水木一郎とのデュエット。「キャンディ キャンディ」(TVアニメ「キャンディ・キャンディ」OPテーマ)は100万枚を超える売上げを記録した大ヒット曲。その他、「ボルテスVの歌」(TVアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」OPテーマ)、「花の子ルンルン」(TVアニメ「花の子ルンルン」OPテーマ)など有名曲・佳曲多数収録
 ムッシュー〜かまやつひろしの世界かまやつひろし/ムッシュー〜かまやつひろしの世界 (1970)

1939年東京生まれのミュージシャン(歌手・作曲家・ギタリスト)、かまやつひろしがGSバンドのザ・スパイダース在籍時の1970年に発表した初の本格的なソロアルバム。アシッド・フォーク、後期ビートルズ(The Beatles)風のサイケデリック・ロック、ボサノヴァ、GSなどの様々なジャンルの楽曲を含む、気だるい雰囲気の実験的なアルバムで、当時は世界的にも珍しかった「一人多重録音」による制作。かまやつは全曲を作曲・歌唱(ゲスト・ヴォーカルの曲を除く)・プロデュースし、すべての楽器(ギター、ドラム、ベース、キーボード他)を演奏している。歌詞は日本語(一部英語)。ザ・タイガースのアルバムで既発表の3曲(「ミスター・タックス」、「ソー・ロング・サチオ」、「ムッシュー&タロー」)を含む全12曲。「ノー・ノー・ボーイ」はザ・タイガースの曲のセルフカヴァー。「豚ごろしの歌」は歌詞の問題で放送禁止となった曲で、未収録の再発CDあり(2016年の再発CDには収録されている)
Good!溶け出したガラス箱吐痙唾舐汰伽藍沙箱(西岡たかし・木田高介・斉藤哲夫)/溶け出したガラス箱 (1970)

フォーク・グループ、五つの赤い風船のリーダーの西岡たかし(vo、g、perc、作詞作曲)、元ジャックスの木田高介(ds、fl、ts、perc、編曲)、フォークシンガーの斉藤哲夫によるスタジオ・プロジェクト、吐痙唾舐汰伽藍沙箱(溶け出したガラス箱)の唯一のアルバム。URCからの発売。海外のサイケ/ガレージ・ファンにも愛好されているジャパニーズ・サイケ/アシッド・フォークの名盤。エフェクト処理を駆使した音。当時は「プログレッシヴ・フォーク」と呼ばれていた。加藤和彦(g)、竹田和夫(g)、細野晴臣(b)他参加。かっこいいです
 DARKNESS I浅川マキ/DARKNESS I (1970-1990)

ブルース/フォーク/ジャズを基調とするダークな歌世界と独特のハスキー・ヴォイスで、1960年代後半〜70年代前半に「アングラ」と呼ばれた日本のカウンターカルチャーの歌姫的存在となった女性歌手。自選ベスト盤シリーズ「DARKNESS」の第1弾。1970年代の録音を集めたDISC1「初期作品集」と、近藤等則・本多俊之・山下洋輔等のジャズ・ミュージシャンが参加した1980年代の録音を集めたDISC2「JAZZ VERSION」のCD2枚組。デビュー曲「夜が明けたら」他収録。「ゴビンダ」はインド民謡のカヴァー。「セント・ジェームス病院」はニューオーリンズの伝承曲「St. James Infirmary」の日本語詞カヴァー
 青春歌年鑑 70年代総集編(Various Artists)/青春歌年鑑 70年代総集編 (1970-1979)

1970年代の大ヒット曲をレコード会社の垣根を越えて各年度毎に収録した「青春歌年鑑」(1970年代)シリーズの10年単位の総集編(CD2枚組、全36曲)。収録曲は、

Disc 1:
1. 皆川おさむ/黒ネコのタンゴ (1970)
2. 由紀さおり/手紙 (1970)
3. ヒデとロザンナ/愛は傷つきやすく (1970)
4. 尾崎紀世彦/また逢う日まで (1971)
5. はしだのりひことクライマックス/花嫁 (1971)
6. 堺正章/さらば恋人 (1971)
7. ビリー・バンバン/さよならをするために (1972)
8. 吉田拓郎/旅の宿 (1972)
9. 平田隆夫とセルスターズ/悪魔がにくい (1972)
10. ペドロ&カプリシャス/別れの朝 (1972)
11. 青い三角定規/太陽がくれた季節 (1972)
12. ガロ/学生街の喫茶店 (1973)
13. かぐや姫/神田川 (1973)
14. 天地真理/恋する夏の日 (1973)
15. 浅田美代子/赤い風船 (1973)
16. 小坂明子/あなた (1974)
17. 中村雅俊/ふれあい (1974)
18. フィンガー5/恋のダイヤル6700 (1974)

Disc 2:
1. 布施明/シクラメンのかほり (1975)
2. 小坂恭子/想い出まくら (1975)
3. ダウン・タウン・ブギウギ・バンド/港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ (1975)
4. 岩崎宏美/ロマンス (1975)
5. 子門真人/およげ! たいやきくん (1976)
6. 太田裕美/木綿のハンカチーフ (1976)
7. あおい輝彦/あなただけを (1976)
8. 山口百恵/横須賀ストーリー (1976)
9. 荒井由実/あの日にかえりたい (1976)
10. 森田公一とトップギャラン/青春時代 (1977)
11. 研ナオコ/あばよ (1976)
12. ハイ・ファイ・セット/フィーリング (1977)
13. 堀内孝雄/君のひとみは10000ボルト (1978)
14. ピンク・レディー/UFO (1977)
15. キャンディーズ/微笑がえし (1978)
16. サーカス/Mr.サマータイム (1978)
17. ジュディ・オング/魅せられて (1979)
18. 西城秀樹/YOUNG MAN (1979)
 満足できるかな遠藤賢司/満足できるかな (1971)

ニール・ヤングのようなフォーク。ヒット曲「カレーライス」収録の2nd
Good!風街ろまんはっぴいえんど/風街ろまん (1971)

日本語によるロックの開拓者。大瀧詠一(vo)、鈴木茂(g)、細野晴臣(b)、松本隆(ds)在籍。バッファロー・スプリングフィールド、モビー・グレイプ等の米西海岸ロックと日本のフォークのハイブリッド。2nd
 SATORIフラワー・トラヴェリン・バンド/SATORI (1971)

ジョー山中(vo)在籍のハードロックバンド。米国、カナダでもリリースされ、カナダのアルバムチャートでは8位になった2ndアルバム。レッド・ゼッペリンやブラック・サバスのような英国ハード・ロック的な音。東洋的なメロディー。歌詞は英語。プロデュースは内田裕也と折田育造
 ごあいさつ高田渡/ごあいさつ (1971)

岡林信康と並び日本を代表するフォーク歌手の一人、高田渡のメジャーデビュー盤。ピート・シーガー等のアメリカン・トラッド・フォークに影響された牧歌的で素朴なフォークソング。昭和の壮士演歌の草分け、添田唖蝉坊(1872-1944)の流れを汲むユーモラスで辛辣な作風。山之口貘他の現代詩に曲を付けた作品もある。はっぴいえんどのメンバー(大瀧詠一(g)、鈴木茂(g)、細野晴臣(b)、松本隆(ds))が4曲のバックの演奏に参加。編曲は早川義夫
 教訓加川良/教訓 (1971)

URC(アングラ・レコード・クラブ)勤務、フォーク・シンガー高田渡のマネージャーを経てソロデビューしたシンガー/ソングライター。「教訓I」、アメリカ民謡の日本語詞カヴァー3曲収録の1st。米国のカントリー/ブルース(ミシシッピ・ジョン・ハート)、トラッドフォーク(ランブリン・ジャック・エリオット)の影響が色濃い音。高田渡、早川義夫、はっぴいえんど(大瀧詠一、鈴木茂、細野晴臣、松本隆)、あがた森魚、鈴木慶一他参加。日本のフォークの名盤の一つ
 GOLDEN☆BEST 筒美京平を歌う南沙織/GOLDEN☆BEST 筒美京平を歌う (1971-1994)

米国の施政権下の沖縄で生まれ、1971年に来日しアイドル歌手としてデビュー。洋楽ポップスに影響された筒美京平の楽曲とCBSソニーレコードの酒井政利のプロデュースによりヒット曲を量産。その後の日本のアイドル歌謡〜Jポップへの影響は大。デビュー曲「17才」他筒美京平作曲のシングルAB面完全収録の2枚組
 Julie Special 〜沢田研二 A面コレクション〜沢田研二/Julie Special 〜沢田研二 A面コレクション〜 (1971-1985)

タイガース解散後の1971年にソロ歌手としてデビュー後、GS直系の歌謡ロック路線で歌謡界に君臨。1985年までのシングルA面完全収録の3枚組。「危険なふたり」「勝手にしやがれ」他ヒット曲多数。「TOKIO」はYMOの「テクノポリス」にインスパイアされたテクノポップ寄りの曲。バックバンド、EXOTICSを率いた1980年代前半は「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」など英国ニューウェイヴに接近した曲あり。「晴れのちBLUE BOY」はアダム・アンド・ジ・アンツにそっくりのジャングルビート歌謡
 foreverかぐや姫/forever (1971-1974)

南こうせつ(g、vo)、伊勢正三(g、vo)、山田パンダ(b、vo)の3人組フォーク・グループ。いわゆる「四畳半フォーク」の大ヒット曲「神田川」、「22才の別れ」、「なごり雪」等の代表曲を収録した2枚組ベスト盤
Good!大瀧詠一大瀧詠一/大瀧詠一 (1972)

はっぴいえんど在籍中に発表された1stソロアルバム。はっぴいえんどの他のメンバー、細野晴臣(b)・松本隆(ds)・鈴木茂(g)が全面参加しているが、はっぴいえんどよりもポップス色が強い音。ロックンロール、フォーク/カントリー・ロック、ビーチ・ボーイズ風など多彩な作風。「それはぼくぢゃないよ」、「おもい」、「指切り」など佳曲多数。「いかすぜ! この恋」はエルヴィス・プレスリーの「I Got Stung」、「ウララカ」はフィル・スペクターがプロデュースしたザ・クリスタルズの「Da Doo Ron Ron」をそれぞれ下敷きにした曲。1995年に3rdシングル「空飛ぶくじら」(ビートルズ風の曲)を含むボーナス・トラック10曲入りのCDが再発されている
Good!A LONG VACATION大瀧詠一/A LONG VACATION (1981)

フィル・スペクター、ブライアン・ウィルソン等の米国偏執ポップの影響下、メロディアスなポップス性を前面に出し、ロングセラーになった極上のポップ・アルバム。1982年には世界初のCDとして発売された。「君は天然色」「恋するカレン」他収録
 EACH TIME大滝詠一/EACH TIME (1984)

前作「A LONG VACATION」のスタイルを発展させた、緻密かつ重厚な音のポップアルバム。オリコンアルバムチャート1位。楽曲自体は穏やかでメロウな曲が多く、「A LONG VACATION」に比べれば地味。2004年の再発CD「EACH TIME 20th Annniversary Edition」は音質が最高で、オリジナルLP未収録のシングル曲2曲、「Bachelor Girl」「フィヨルドの少女」とボーナストラック3曲も入っているのでおすすめ。特に「ペパーミント・ブルー」と「Bachelor Girl」は名曲
 休みの国 (1972年盤)休みの国/休みの国 (1972年盤) (1972)

シンガーソングライターの高橋照幸(vo、g)の個人バンド。結成当初の1960年代末から1970年代初頭にかけては、早川義夫を除く後期ジャックスのメンバー〜谷野ひとし(b)・つのだひろ(ds)・木田高介(fl、vib、sax、tp、key)〜がバックの演奏に参加していた。このアルバムは、1969年に「岡林信康リサイタル」とのカップリングでURC会員配布限定盤としてリリースされた1stアルバム「休みの国」(ディレクターは早川義夫)からの7曲に、1972年に制作された(が、発売されなかった)2ndアルバム「FY FAN」からの5曲を加え、URCが1972年に1枚のアルバムとしてリリースしたもの。虚無感を湛えたサイケ/アシッドなフォーク・ロック。ジャックスを好む方におすすめ。「第5氷河期」「追放の歌」「悪魔巣取金愚」「マリー・ジェーン」収録
 元気です。吉田拓郎/元気です。 (1972)

1970年代前半に当時はまだマイナー/アングラだったフォークソングを大衆音楽としての「ニュー・ミュージック」へと昇華させ、その後の日本の大衆音楽に多大な影響を与えたシンガー/ソングライター。アルバム・チャート1位を13週独占した本作は初期の代表作。フォーク、ロック、カントリー、ブルース等をベースにしたポップで柔軟な音楽性。「旅の宿」(アルバム・ヴァージョン)収録
 み空金延幸子/み空 (1972)

日本の女性シンガーソングライターの古典的名盤。細野晴臣全面参加(b、p、g、アレンジ他)の1st。アコースティック・ギターによる弾き語り。シンプルで清涼感あふれる音。ジョニ・ミッチェルのようなフォーキーでメロディアスな作風。大瀧詠一作曲のシングル曲「空はふきげん」収録
 大阪へやって来た友部正人/大阪へやって来た (1972)

詩人としての活動歴もあるフォークシンガー。URCから出た1st。ボブ・ディランの影響を強く受けた、繊細で滋味あふれる音。タイトル曲はトーキング・ブルース調の曲
 にんじん友部正人/にんじん (1973)

初期の名盤として名高い2nd。トーキング・ブルース/バラード調の弾き語り。ヴォーカル、ギター、ハーモニカのみのシンプルな音。音楽的にはボブ・ディランの直系。シングル曲「一本道」は名曲
 春夏秋冬泉谷しげる/春夏秋冬 (1972)

性格俳優としての認知度も高いフォークシンガー。加藤和彦プロデュースの2nd。初期の出世作。激しくかき鳴らすアコースティック・ギターと叫ぶようなぶっきらぼうな唱法
 ひらく夢などあるじゃなし三上寛/ひらく夢などあるじゃなし (1972)

後のパンクにも通じる過激な音楽性のフォークシンガー。都会的で軟弱なフォークに対するアンチテーゼ。藤圭子のヒット曲「圭子の夢は夜ひらく」の「怨歌」バージョン収録
 乙女の儚夢あがた森魚/乙女の儚夢 (1972)

1st。大正浪漫と大道芸を題材にしたノスタルジックなフォーク。早川義夫の影響大。ヒット曲「赤色エレジー」は林静一の同名のマンガがモチーフ
 頭脳警察1頭脳警察/頭脳警察1 (1972/1975/2001)

パンタ(vo、g)とトシ(perc)の2人編成時にライヴ録音された1st(1972年、京都府立体育館)。新左翼過激派シンパの頃のアジテーション色の強いロック。歌詞の問題等でレコード会社が自主規制し発売中止となり、75年に自主制作盤として限定発売。その後2001年に公式発売。いわゆる「革命三部作」(共産主義者同盟赤軍派の宣言文を絶叫する「世界革命戦争宣言」、ブレヒトの詩を翻案した「赤軍兵士の詩」、「銃をとれ」の3曲)を収録。ヘッセの詩を翻案した「さようなら世界夫人よ」はメロディーが美しい佳曲
 GOLDEN BEST井上陽水/GOLDEN BEST (1972-1998)

独特のメロディアスな音楽性と歌唱力で息の長い人気を誇るシンガー/ソングライター。「傘がない」「氷の世界」「夢の中へ」「リバーサイドホテル」他、フォーク〜ニューミュージック〜Jポップの各時代の主要曲を網羅する2枚組ベスト盤
 氷の世界井上陽水/氷の世界 (1973)

日本レコード史上初の100万枚を超えるミリオンセラーとなったアルバム。「氷の世界」「心もよう」、忌野清志郎との共作「帰れない二人」収録。「自己嫌悪」はポリドールの再発盤CD(1996年版)には収録されていない(歌詞の問題でポリドールが自主規制したため)
 The★Bestキャロル/The★Best (1972-1975)

矢沢永吉(vo、b)、ジョニー大倉(g、vo)を中心とする4人組ロックンロールバンド。1972年にミッキー・カーティスのプロデュースによるシングル「ルイジアンナ」でデビュー。英語派(内田裕也)と日本語派(はっぴいえんど)に分裂していた1970年代前半の日本のロックシーンにおいて、大ヒット曲「ファンキー・モンキー・ベイビー」等の日本語歌謡ロックにより、大衆レベルで国産ロックンロールのアイデンティティを確立。オリジナルアルバム未収録曲5曲を含む代表曲完全網羅の25曲入りベスト盤
 2000 millennium BEST チューリップ・ベストチューリップ/2000 millennium BEST チューリップ・ベスト (1972-1984)

財津和夫(vo、g)を中心とするフォークロック/ポップ・グループ。ビートルズ/ポール・マッカートニー直系の甘いメロディーとソフトロックのようなコーラス・ハーモニー。ニューミュージックと呼ばれた1970年代の和製ポップスのなかでは比較的洋楽志向の音。大ヒット曲「心の旅」、「銀の指輪」、「サボテンの花」、「虹とスニーカーの頃」などの東芝EMI在籍時代の代表曲15曲を収録した編集盤
 abc〜ピコ・ファーストピコ/abc〜ピコ・ファースト (1972)

1969年にヴォーカル/コーラス・グループのシング・アウトのメンバーとしてデビューし、その後は作曲家として幅広い分野で活躍しているピコ(本名:樋口康雄)の唯一のソロアルバム。ブラス・セクションを導入したA&Mサウンドのようなソフト・ロック。作曲、編曲、ヴォーカル、キーボード演奏をピコ本人が一人で手がけている。名曲「I Love You」収録。「I Love You」は1990年代後半にクラブ・シーンを中心にリヴァイヴァル・ヒットし、2000年にCDとして再発された本アルバムは大ヒットを記録した。歌詞は日本語。1970年代ジャパニーズ・ポップスの珠玉の名盤
 J・A・シーザー・リサイタル 国境巡礼歌J・A・シーザー/J・A・シーザー・リサイタル 国境巡礼歌 (1973)

1970年代に寺山修司主宰のアングラ劇団「天井桟敷」に参加し、音楽を担当した作曲家、J・A・シーザーの唯一のオリジナル・アルバム。1973年2月3日に日本青年館ホールで行われた、J・A・シーザー(エレクトーン、ギター、琴、和太鼓)と彼のバンド「悪魔の家」によるリサイタルのライヴ録音。構成・演出は寺山修司。天井桟敷のメンバーが合唱や詩の朗読で参加。童謡や民謡のような日本的なメロディーが特徴の、暗く土俗的な情念を湛えたヘヴィーなサイケデリック・ロック。ブラック・サバス(Black Sabbath)やピンク・フロイド(Pink Floyd)の影響が伺える音。J・A・シーザーのリード・ヴォーカルと森岳史のギター、女声合唱をフィーチュアした1曲目「越後つついし親不知」は代表曲の一つで、J・A・シーザーの音楽の原型といえる曲
 天井棧敷音楽作品集J・A・シーザー/天井棧敷音楽作品集 (2008/1970-1978)

J・A・シーザーが1970-1978年に演劇実験室天井棧敷のために作曲した音楽作品を収録したCD5枚組のボックスセット。「越後つついし親不知」、「東京巡礼歌」、「和讃」などの初期の代表曲を含む、ブラック・サバス(Black Sabbath)的なヘヴィーなサイケデリック・ロック寄りだったJ・A・シーザーの初期の音楽が堪能できる貴重な音源集。ディスク1・2は「J・A・シーザー・リサイタル 国境巡礼歌」の完全盤を収録。1973年発売のLP(約54分)は9曲収録だが、完全盤(約138分)は未発表曲を含む20曲を収録(完全盤は2013年に新たにミックス、マスタリングを施されて2枚組CDとして単独でも発売)。ディスク3は演劇「青少年のための無人島入門」(1971年)の音楽を収録。ディスク4は「走れメロス」(1972年のミュンヘン・オリンピック芸術祭にて上演)の音楽と1972年のNHK青森のラジオ放送のための演奏「恐怖の音楽」を収録。ディスク5は演劇「こども狩り」(1979年。副題は「子どものためのロックミュージカル」)の音楽を収録。「こども狩り」の音楽はポップで軽快な異色作。ボックスセットの総合プロデュースは井上誠(元ヒカシュー)
 HOSONO HOUSE細野晴臣/HOSONO HOUSE (1973)

はっぴいえんど解散後の1stソロアルバム。埼玉県狭山市の自宅に16トラックの録音機材を持ち込み制作された。フォーク、カントリー、ニューオリンズR&Bをベースにした、ザ・バンド(The Band)やジェイムス・テイラー(James Taylor)に似たシンガーソングライター色の強い音。矢野顕子、レイ・ハラカミがカヴァーした「終わりの季節」、矢野顕子、中村一義、サニーデイ・サービスがカヴァーした「恋は桃色」などメロディックな佳曲多数。「パーティー」はピチカート・ファイヴがカヴァーした曲。演奏は細野晴臣(bass, flat mandlin, flat vocal, melodion)、松任谷正隆(piano, Fender Rhodes, acordion)、鈴木茂(electric guitar)、林立夫(drums and percussion)、駒沢裕城(steel guitar)
 泰安洋行細野晴臣/泰安洋行 (1976)

3rdソロアルバム。通称「ボン・ボヤージュ」。ニューオリンズR&B、沖縄民謡、カリプソ等々。エキゾチックでトロピカルな無国籍音楽の傑作
 はらいそ細野晴臣&イエロー・マジック・バンド/はらいそ (1978)

YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)結成前夜に「細野晴臣&イエロー・マジック・バンド」名義でリリースされたソロ。アルバム「トロピカル・ダンディー」(1975年)、「泰安洋行」(1976年)に続いて「トロピカル」3部作の最後を飾る傑作。ファンキーなリズムのオリエンタル・ポップ。林立夫(ds)、坂本龍一(synths)、高橋幸宏(ds)他参加。「ジャパニーズ・ルンバ」はグレン・ミラー作の曲のカヴァー。「安里屋ユンタ」は有名な沖縄民謡。「フジヤマ・ママ」はアール・バロウズ作のロックンロール曲のカヴァー。「シャンバラ通信」はリズム・ボックス(エーストーン)とガムランのゴングを使用したインストゥルメンタル曲
 フィルハーモニー細野晴臣/フィルハーモニー (1982)

YMO在籍中の1982年に自身が設立したYENレーベル(アルファレコード)からリリースした6枚目のソロアルバム。E-MU社のイミュレーターI(サンプラー)やローランドのMC-4(シーケンサー)を使用してほぼ一人で制作し、自身のプライベートスタジオ「LDK」で録音。内省的なシンセポップ。ミニマル的な音の実験的なアルバムだが、細野自身がヴォーカルを担当したポップな楽曲3曲を含んでいる。歌詞は英語(一部日本語)。「フニクリ、フニクラ」はイタリアの大衆歌謡(カンツォーネ・ナポレターナ)のカヴァー。「ホタル」はガムラン風の曲。「L.D.K」はスライ&ザ・ファミリー・ストーン(Sly & The Family Stone)風のファンキーな曲。2005年にデジタル・リマスター盤CDが発売されている
 S-F-X細野晴臣/S-F-X (1984)

YMO散開後に「ノンスタンダード」レーベルから発売された6曲入りソロアルバム。デジタルシンセのDX-7、イミュレーター、リンドラム(リズムマシン)を使用した、ヒップホップ/アンビエント風のテクノ。YMOのテクノポップを発展させた先進的な音。「BODY SNATCHERS」収録
 omni Sight Seeing細野晴臣/オムニ・サイト・シーイング(omni Sight Seeing) (1989)

13作目のソロアルバム(Epic)。日本民謡、アラビック・ポップ(ライ)、ラテン音楽、ブライアン・イーノ(Brian Eno)的なアンビエント・ミュージックの要素を含むワールド・ミュージック風のエレクトロニカ/シンセポップの秀作(Epic)。「Esashi」は日本民謡の「江差追分」の引用を含む曲。「Andadura」はアラビック・ポップ。「Caravan」はデューク・エリントン(Duke Ellington)とファン・ティゾール(Juan Tizol)作曲のエキゾティックなジャズのスタンダード曲のカヴァー。「Laugh-Gas」はローランドのリズムマシンTR-808を使用したアシッド・テクノ風の曲。「Andadura」と「Laugh-Gas」でチュニジア出身のシンガー・ソングライター、アミナ・アナビ(Amina Annabi)のアラビック・ヴォーカルが聴ける。歌詞は日本語、英語、フランス語、アラビア語
 ゴールデン☆ベストフィンガー5/ゴールデン☆ベスト (1973-1978)

沖縄出身の玉元兄弟による5人組のティーンエイジ・アイドルグループ、フィンガー5のベスト盤。アメリカン・ポップス、ソウル、ソフトロック等の影響を強く受けた洋楽志向の音。「個人授業」(オリコン1位)、「恋のダイヤル6700」(1位)、「学園天国」(2位)は有名なヒット曲。楽曲提供は都倉俊一、井上忠夫他。1973年から1978年にかけてフィリップス、ポリドールの両社で発表したシングルA面曲全曲(クリスマス・シングルは除く。「上級生/恋の大予言」は途中でA・B面が入れ替わったため両方収録)と「個人授業」「恋のダイヤル6700」「学園天国」のカラオケ3曲を収録
 GOLDEN☆BEST PLAYBACK MOMOE part 2山口百恵/GOLDEN☆BEST PLAYBACK MOMOE part 2 (1973-1982/1994)

1970年代のトップアイドル歌手。TVのオーディション番組「スター誕生!」出場を経て1973年に歌手デビュー。デビュー当時は同番組出身の森昌子、桜田淳子とともに「花の中三トリオ」と呼ばれていた。千家和也(作詞)・都倉俊一(作曲)による初期のキャッチーな「青い性」路線(「としごろ」「青い果実」「禁じられた遊び」「ひと夏の経験」「夏ひらく青春」等)を経て、谷村新司、さだまさし等が楽曲を提供したニューミュージック〜フォーキー路線(「秋桜」「いい日旅立ち」等)と阿木耀子(作詞)・宇崎竜童(作曲)による大人っぽい「女の情念」路線(「横須賀ストーリー」「プレイバックpart2」等)でヒット曲を量産。デビューから1980年の引退までのあいだのシングルA面を完全網羅したLP3枚組のベスト盤「THE BEST PLAYBACK MOMOE」(82年)を復刻した2枚組CD。ただし「謝肉祭」は収録されていない。1994年にシングル発売されたリメイク版「惜春通り」を追加収録
 ライブ村八分/ライブ (1973)

元ザ・ダイナマイツ(GS)の山口富士夫(g)とチャー坊/柴田和志(vo)が裸のラリーズを経て結成したロックバンド。唯一の正式アルバムであるライヴ盤(京大西部講堂)。ガレージパンクのような音のブルースっぽいR&R
 センチメンタル通りはちみつぱい/センチメンタル通り (1973)

はっぴいえんどと並ぶ日本語ロックの草分け。鈴木慶一(vo)を中心とするムーンライダーズの前身バンドの唯一のスタジオ録音。ザ・バンド等に影響されたメロディアスでアコースティックな音。名盤です
 扉の冬吉田美奈子/扉の冬 (1973)

女性シンガー・ソングライターの吉田美奈子のソロ・デビュー盤。ローラ・ニーロによく似た音。伸びやかで透明感のあるヴォーカル。バックの演奏は松任谷正隆(key)・林立夫(ds)・鈴木茂(g)・細野晴臣(b)の4人からなる演奏家集団、キャラメルママ
 ひこうき雲荒井由実/ひこうき雲 (1973)

女性シンガー・ソングライターの荒井由実が多摩美術大学在学中の19歳のときにリリースした1stアルバム。後の松任谷由実名義作品のような大衆向けポップ路線とは異なり、ヨーロッパのポピュラー音楽の影響を強く受けたジャジーでメランコリックな雰囲気の音。歌謡曲でも演歌でもフォークでもない邦楽の新しいスタイル(1970年代以降に「ニューミュージック」と呼ばれ、後にJポップと総称された)を切り拓いた、邦楽史上画期的な作品。バックの演奏は松任谷正隆(key)・林立夫(ds)・鈴木茂(g)・細野晴臣(b)の4人からなる演奏家集団、キャラメルママ。2000年にデジタルリマスター盤CDが発売されている
 ゴールデン☆ベストキャンディーズ/ゴールデン☆ベスト (1973-1978/1989/1998)

伊藤蘭(ラン)、田中好子(スー)、藤村美樹(ミキ)の3人組アイドル・コーラスグループ。渡辺プロの東京音楽学院〜スクールメイツのメンバーを経て73年に歌手デビュー。洋楽ポップスに影響された良質の楽曲と甘酸っぱい歌詞、爽やかで明朗快活なキャラクターでヒット曲を連発。「あなたに夢中」「危い土曜日」「年下の男の子」「ハートのエースが出てこない」「春一番」「やさしい悪魔」「微笑がえし」他シングルA面全曲とその他の主要曲を網羅する2枚組CD。作曲は穂口雄右他。「ラッキーチャンスを逃がさないで」はTV番組「プロポーズ大作戦」のエンディングテーマ。「Candies Beats (Extended Version)」は「Candy Pop Posse」(キャンディ・ポップ・ポッシュ)名義で出たハウスリミックス盤(松浦雅也プロデュース)に収録のメドレー
 TWIN BESTオフコース/TWIN BEST (1973-1982)

1970年のデビュー当時は小田和正(vo、key)・鈴木康博(vo、g)を中心とするフォーク・グループだったが、その後バンド編成となり、1970年代後半〜1980年代に国民的人気バンドの地位を確立。小田和正の澄んだハイトーン・ヴォーカルとソフトロックのようなコーラス・ハーモニーが特徴の清涼感あふれる音。「さよなら」「愛を止めないで」「Yes-No」「I LOVE YOU」等、1982年の活動休止までの大ヒット曲とその他の代表曲を収録した2枚組のベスト盤(全30曲)
 ベスト外道外道/ベスト外道 (1973-1980)

加納秀人(g、vo)を中心とするスリーピースのロックバンド。日本のロックの草分け的なバンドの一つ。1974〜75年のライヴ音源を中心とする初期の録音を集めたベスト盤。ハードロック、グラムロックをベースにしたR&R。シンプルかつリズミカルなギター・リフ。クリームのようなブルースロック、プログレ風、ポップソングやダンスナンバーなど多彩な曲調。1973年のデビュー曲「にっぽん讃歌」他の代表曲をライヴ音源を中心に18曲収録
 黒船サディスティック・ミカ・バンド/黒船 (1974)

加藤和彦(vo、g)、高中正義(g)、高橋幸宏(ds)他在籍のポップでファンキーなバンド。クリス・トーマス・プロデュースの2nd。「タイムマシンにおねがい」収録。1975年にはロキシー・ミュージックと共に英国ツアーを敢行
 一触即発四人囃子/一触即発 (1974)

日本のプログレッシヴ・ロックの名盤。メンバーは森園勝敏(g、vo)、中村真一(b) 、岡井大二(ds)、坂下秀実(key)の四人。ピンク・フロイド等に影響された繊細で叙情的な音。佐久間正英(b)加入後のシングル「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」(76年)も追加収録
 Magical Powerマジカル・パワー・マコ/マジカル・パワー (1974)

マジカル・パワー・マコ(本名:栗田誠)が18歳のときに制作した1st。ミュージック・コンクリートの手法(テープ・レコーダーを使用した多重録音)による、現代音楽風の奇抜でアヴァンギャルドな音宇宙。猫の鳴き声や津軽三味線、津軽弁の語り、祭り囃子、叙情派フォーク調の曲等々。灰野敬二(vo)参加。日本のプログレッシヴ・ロックの名盤の一つ。現代音楽の作曲家、武満徹が「音楽に存在するみせかけの階級区分を打ち砕く美しい石」と評した一枚
 ひらひら中山ラビ/ひらひら (1974)

ボブ・ディランの影響が強い女性シンガー・ソングライター。名盤として名高い2ndアルバム。飾り気のない自然体ヴォーカルと簡素なバンド演奏によるフォーク・ロック風の音。乱魔堂の洪栄龍(g)、安田裕美(g、arr)、元ジャックスの木田高介(el-p、fl、synths)他参加
 ゴールデン☆ベスト シングルス大橋純子/ゴールデン☆ベスト シングルス (1974-1982)

ジャニス・ジョプリンに影響を受けた伸びやかでパワフルなヴォーカルと高い歌唱力で知られる女性歌手、大橋純子の初期のシングル曲、1974-1982年のシングルA面曲19曲と「シルエット・ロマンス」のオリジナル・カラオケを収録した編集盤。1976-1980年には、佐藤健(key)や土屋昌巳(g)が参加していたバックバンド「美乃家セントラル・ステイション」を率いて活動していた。デビュー曲「鍵はかえして!」、「ペイパー・ムーン」、「シンプル・ラブ」(オリコン44位)、「たそがれマイ・ラブ」(2位)、「サファリ・ナイト」(20位)、「シルエット・ロマンス」(7位)他収録。楽曲提供は佐藤健、筒美京平他
 Golden Best: Complete Singles Collection太田裕美/GOLDEN☆BEST コンプリート・シングル・コレクション (1974-2001)

1974年にピアノの弾き語り曲「雨だれ」でデビューした女性シンガー・ソングライター。初期は松本隆(作詞)・筒見京平(作曲)が手がけたフォーク〜ニューミュージック寄りの歌謡曲が多かったが、1980年代前半はテクノポップ〜ニューウェイヴに接近した曲もあり。2001年までの全シングル曲を収録したベスト盤(2枚組CD)。「木綿のハンカチーフ 」「赤いハイヒール」「しあわせ未満」「九月の雨」他ヒット曲多数。大瀧詠一作曲の「さらばシベリア鉄道」は名曲。「恋人たちの祈り(GET AWAY)」はゴスペラーズとの共作。「風をあつめて」ははっぴいえんどのカヴァー。「キャンディー」は原田真二のカヴァー
 WOMANISM COMPLETE BESTアン・ルイス/WOMANISM COMPLETE BEST (1974-1989)

1956年にアメリカ人の父と日本人の母とのあいだに生まれた女性歌手。1970年代前半はアイドル歌手のようなスタンスだったが、1980年代に洋楽ロック、特にハードロックに影響されたキャッチーな「歌謡ロック」スタイル(同時期の沢田研二に似た)のヒット曲を量産した。DVD付きCDとして発売されたベスト盤。CDは「グッド・バイ・マイ・ラブ」(1974年)、「女はそれを我慢できない」(1978年)、「リンダ」(1980年。竹内まりや作曲)、「恋のブギ・ウギ・トレイン」(1980年。山下達郎作曲)、「ラ・セゾン」(1982年。沢田研二作曲)、「六本木心中」(1984年。NOBODY作曲)、「あゝ無情」(1986年。NOBODY作曲)他の代表曲19曲を収録。DVDは10曲のミュージックヴィデオを収録
 GOLDEN☆BEST Complete Best 1974-1997憂歌団/GOLDEN☆BEST Complete Best 1974-1997 (1974-1997)

内田勘太郎(g)と木村秀勝(vo、g)を中心とするアコースティック・ブルースバンド、憂歌団のベスト盤。デビュー曲「おそうじオバチャン」他、在籍レコード会社3社(トリオレコード/フォーライフレコード/ワーナーミュージック)からリリースされた代表的な録音35曲を収録した2枚組CD。「サマータイム」はジョージ・ガーシュウィンのカヴァー。「イフ・アイ・ディドゥント・ラブ・ユー」はリル・グリーンのカヴァー(ジョー・マッコイ作曲)。「ALL OF ME」はジェラルド・マークスが1931年に作曲したスタンダード曲のカヴァー。「スティーリン」はガス・キャノンのカヴァー。「渚のボード・ウォーク」はザ・ドリフターズの1964年の全米No.1ヒット曲「Under the Boardwalk」のカヴァー。「嘘は罪」はビリー・メイヒューが1936年に作曲したスタンダード曲「It's a Sin to Tell a Lie」のカヴァー。「心はいつも上天気」はアーサー・ジョンストンが1936年に作曲したスタンダード曲「Pennies from Heaven」のカヴァー。「SLOW BOAT TO CHINA」はフランク・レッサーが1948年に作曲したスタンダード曲「On a Slow Boat to China」のカヴァー。「君といつまでも(ステイ・ウィズ・ユー・フォーエバー)」は加山雄三のカヴァー。「ファンキー・モンキ・ベイビー」はキャロルのカヴァー
 センチメンタル・シティ・ロマンスセンチメンタル・シティ・ロマンス/センチメンタル・シティ・ロマンス (1975)

元乱魔堂のギタリスト、告井延隆(g、key、vo)をリーダーとして1973年に結成されたロックバンド。細野晴臣プロデュースの1st。「カントリー・ロック」と呼ばれた1960年代後半〜1970年代前半のアメリカン・ウェストコースト・ロックの影響が強い。はっぴいえんどやはちみつぱいにも通じる抒情的で繊細な音。歌詞は日本語。ギタープレイ、コーラスワーク、メロディー、アレンジ…どれも秀逸
 カルメン・マキ&OZカルメン・マキ&OZ/カルメン・マキ&OZ (1975)

「時には母のない子のように」のヒット曲で知られる女性歌手のカルメン・マキが春日博文(g)等と結成したロックバンドの1stアルバム。ジャニス・ジョプリンに影響された入魂のヴォーカル。ハード・ロック/プログレ的なドラマティックな音。日本初の本格的な女性ロックヴォーカルのアルバムとして定評のある作品。演歌ロック風のシングル曲「午前1時のスケッチ」、名曲「私は風」他収録
 HORO小坂忠/HORO (1975)

フローラル、エイプリル・フールに在籍していたシンガー/ソングライター。最高傑作の呼び声が高い一枚。和製ブラコンの元祖的なR&B風の曲あり。細野晴臣との共同プロデュース。「機関車」は名曲
 SONGSシュガー・ベイブ/SONGS (1975)

山下達郎(vo、g、key)、大貫妙子(vo、key)が在籍していた伝説的なバンドの唯一のアルバム。アメリカン・ポップの影響が色濃いメロディアスな音。コーラス・ワークが絶妙。プロデュースは大瀧詠一・山下達郎。山下の曲のレベルが高い。「DOWN TOWN」収録
 BAND WAGON鈴木茂/BAND WAGON (1975)

元はっぴいえんどの鈴木茂(g、vo)の1stソロ。元サンタナ・バンドのダグ・ローチ(b)、元スライ&ザ・ファミリーストーンのグレッグ・エリコ(ds)、タワー・オブ・パワーのデヴィッド・ガリバルディ(ds)、リトル・フィートのビル・ペイン(key)、リッチー・ヘイワード(ds)、ケニー・グラッドニー(b)、サム・クレイトン(conga)参加。ベイエリア・ファンク・サウンドをバックに鈴木茂のスライドギターと日本語詞ヴォーカルが歌いまくる1枚
 有頂天サンハウス/有頂天 (1975)

菊/柴山俊之(vo)と鮎川誠(g)を中心とする5人組。「めんたいビート」と呼ばれた博多出身のロックバンドの元祖。1st。ブルースっぽいストレートなロックンロール。鮎川のソリッドなギターがかっこいい。「レモンティー」はロックンロールのスタンダード曲「The Train Kept A Rollin'」(タイニー・ブラッドショウのジャンプ・ブルースが原曲)の改作
 ザ・ベスト・オブ・ルージュルージュ/ザ・ベスト・オブ・ルージュ (1975)

阿部卓也(vo)、尾塩雅一(g)を中心とする5人組。ローリング・ストーンズに影響されたロックンロールバンド。加藤和彦がプロデュースした唯一のスタジオ録音盤。ニューヨーク・ドールズに似たキッチュなグラムロック風の音。ドールズが好きな人にはおすすめ
 飛・び・ま・す山崎ハコ/飛・び・ま・す (1975)

女性シンガーソングライター、山崎ハコが18歳のときに発表したデビュー・アルバム。ギターの弾き語りが中心。暗い情念を湛えた、ゆったりとしたテンポのフォークソングが多く、中島みゆきとはまた違った味わいがある。代表曲「望郷」「サヨナラの鐘」「気分を変えて」収録
 Caramel Mamaティン・パン・アレー/キャラメルママ (1975)

「キャラメルママ」は1973年に活動を開始した松任谷正隆(key)・林立夫(ds)・鈴木茂(g)・細野晴臣(b)によるプロデューサー・スタジオミュージシャン集団。吉田美奈子「扉の冬」や荒井由実(松任谷由実)「ひこうき雲」等のアルバムをプロデュースし、1974年にグループ名を「ティン・パン・アレー」に改称した後、荒井由実、雪村いづみ、いしだあゆみ他のバッキング演奏とプロデュースを担当した。これは「ティン・パン・アレー」名義の1stアルバム。ファンキーなフュージョン風、オリエンタルなポップ、抒情的な日本語ロックなど。歌詞は日本語と英語。サディスティック・ミカ・バンドの後藤次利(b)・今井裕(key)・高中正義(g)、シュガー・ベイブの山下達郎(cho)・大貫妙子(cho)、斉藤ノブ(perc)他参加
 ハワイ・チャンプルー久保田麻琴と夕焼け楽団/ハワイ・チャンプルー (1975)

1949年京都生まれのミュージシャン、久保田麻琴(lead vocals, acoustic guitar)が自身のバンドの夕焼け楽団とともに1975年にハワイで録音し同年にリリースしたアルバム。フラ(ハワイの歌舞音曲)、ニューオーリンズR&B、ウチナー・ポップ(沖縄の現代ポピュラー音楽)、マリアッチ(メキシコの楽団演奏)などの要素を混合した、同時期の細野晴臣の「トロピカル」3部作と並ぶエキゾティックで南国志向の「チャンプルー」(ごちゃまぜ)音楽の傑作。歌詞は主に日本語で一部英語と沖縄語(ウチナーグチ)。「ウォーク・ライト・イン」はガス・キャノン作のカントリーブルース曲のカヴァー。「ハイサイおじさん」は喜納昌吉&チャンプルーズ作のウチナー・ポップの先駆的な名曲のカヴァー。「サンフランシスコ・ベイ・ブルース」はジェシー・フラー作のフォークソングのカヴァー。「上海帰り」はフォークシンガーの南正人のシングル曲のチャイニーズ風アレンジによるカヴァー。「国境の南」(South of the Border)はジミー・ケネディ/マイケル・カー作のポピュラーソングのカヴァー。プロデュースは細野晴臣と久保田麻琴
 SECOND LINE久保田麻琴と夕焼け楽団/SECOND LINE (1979)

久保田麻琴と夕焼け楽団名義での最後のアルバム。ニューオーリンズのR&B、セカンドライン・ファンクをベースにした音。「HEY! POCKY A-WAY」はザ・ミーターズのカヴァー。「DIXIE CHICKEN-SWING LOW, SWEET CHARIOT」はリトル・フィートのカヴァー。「ROOCHOO GUMBO-HOODOO CHANKO」は沖縄民謡風(細野晴臣との共作)。「CHINA BOAT SONG(黄河舟歌)」は中国民謡の日本語詞カヴァー。ドクター・ジョンのカヴァーでも有名な「IKO IKO」の原曲はジェイムズ・シュガーボーイ・クロフォード作の「Jock-O-Mo」。細野晴臣、林立夫、スティーヴ・クロッパー、レヴォン・ヘルム他参加
 ぼくたちの失敗〜森田童子/ベスト・コレクション森田童子/ぼくたちの失敗〜森田童子/ベスト・コレクション (1975-1982)

1970年代後半〜1980年代前半に活動した東京出身の女性シンガー・ソングライター。1970年代前半の学生運動の挫折と終焉を背景にした喪失感あふれる内省的な歌曲多数。か細く繊細な歌声の囁くようなヴォーカル。1993年にTBS系TVドラマ「高校教師」の主題歌として使用された「ぼくたちの失敗」がリヴァイヴァル・ヒットとなり、森田童子再評価の起因となった。「ぼくたちの失敗」、「さよなら ぼくの ともだち」(ライヴ・ヴァージョン)他代表曲を収録したベスト盤(全13曲)
 ベストセレクション岩崎宏美/ベストセレクション (1975-1992)

1970年代後半〜1080年代前半に国民的人気歌手となった女性ヴォーカリスト。伸びやかな歌声と高い歌唱力。楽曲は日本の歌謡曲の典型的なスタイル。阿久悠作詞・筒美京平作曲の初期シングル曲はキャッチーでおすすめ。「二重唱(デュエット)」、「ロマンス」、「センチメンタル」、「ファンタジー」、「未来」、「熱帯魚」、「思秋期」、「二十才前」、「シンデレラ・ハネムーン」、「スローな愛がいいわ」他、1992年までの主なシングル曲を収録した2枚組CD。「聖母(マドンナ)たちのララバイ」はNTV系「火曜サスペンス劇場」主題歌。「銀河伝説」はアニメ映画「ヤマトよ永遠に」の主題歌。「愛を+(プラス)ワン」はTVアニメ「ママは小学4年生」OPテーマ
 Singles中島みゆき/Singles (1975-1986)

日本的な情念のようなものをテーマにした暗く重い独自の作風で息の長い人気を誇る女性シンガーソングライター、中島みゆきの初期(1975-1986年)の全シングル曲(A・B両面)40曲を収録したCD3枚組のベスト盤。デビュー曲「アザミ嬢のララバイ」、「時代」、「わかれうた」(オリコン1位)、「悪女」(オリコン1位)他
 寒水魚中島みゆき/寒水魚 (1982)

日本的な情念のようなものをテーマにした独自の作風で息の長い人気を誇るシンガー/ソングライター。82年に日本で最も売れたLP。「悪女」(アルバム・バージョン)収録
 白と黒谷山浩子/谷山浩子ベスト 白と黒 (1975-2003)

1972年に15歳でデビューし、その後も息の長い活動を続けている女性シンガー・ソングライター。ピアノの弾き語りをベースにしたシンプルで親しみやすい楽曲と透明感のある歌声。作風はフォークソング、童謡、幻想的な物語や演劇風など。矢野顕子によく似たスタイルの曲もあり。本人が選曲した34曲を収録したベスト盤(2枚組CD)。ディスク1(白)は、「ねこの森には帰れない」、「河のほとりに」、「カントリーガール」、「風になれ〜みどりのために〜」、「恋するニワトリ」、「まっくら森の歌」他の代表曲を収録。ディスク2(黒)には主にシュールでエキセントリックな楽曲を収録
 TWIN BEST ピンク・レディーピンク・レディー/TWIN BEST ピンク・レディー (1976-1981/1993)

ミー(本名:根本美鶴代)とケイ(本名:増田啓子)がTVのオーディション番組「スター誕生!」出場を経て結成したポップ・デュオ。都倉俊一(作曲)・阿久悠(作詞)によるフックの効いたキャッチーな楽曲とユニークな振り付けで全国的に大ブレイクし、国民的アイドルとなった。「ペッパー警部」「S・O・S」「カルメン'77」「渚のシンドバッド」「ウォンテッド(指名手配)」「UFO」「サウスポー」「モンスター」「透明人間」「カメレオン・アーミー」等、81年の解散までのシングルA面全曲とその他の主要曲を網羅する2枚組CD。CMソングのメドレー(牛乳石鹸のシャワラン・ビューティー、日清焼きそばUFO他)も収録。「Kiss in the Dark」は、アメリカの音楽誌、ビルボードのチャートで37位にランクインした英詞ディスコ・ポップ(マイケル・ロイド作)
 多元宇宙への旅ファー・イースト・ファミリー・バンド(FAR EAST FAMILY BAND)/多元宇宙への旅(PARALLEL WORLD) (1976)

宮下文夫(vo、g)を中心として1973年に結成されたプログレッシヴ・ロックバンド、ファー・イースト・ファミリー・バンド(FAR EAST FAMILY BAND)の2ndアルバム。メロトロン、モーグシンセ、ハモンドオルガン等を多用した、精神志向的でスペイシーなプログレ。ピンク・フロイド(Pink Floyd)と、タンジェリン・ドリーム(Tangerine Dream)やアシュ・ラ・テンペル(Ash Ra Tempel)等のジャーマン・プログレ(クラウトロック)の影響が強い。プロデュースはクラウス・シュルツェ(Klaus Schulze)。英国オックスフォードシャーのマナー・スタジオ(ヴァージンレコード)で録音された。2009年にリマスター盤CDが発売されている。バンド解散後、リーダーの宮下文夫(宮下富実夫に改名)はミュージックセラピスト、「ヒーリング・ミュージック」のアーティストとして活動。キーボード奏者の高橋正則は「喜多郎」と改名し、「ニュー・エイジ・ミュージック」の分野で世界的な人気を獲得した
 シングル・マンRCサクセション/シングル・マン (1976/1980)

結成当初は忌野清志郎(vo)中心のフォーク・グループ。1970年代のソウル/R&Bの影響下、独自のスタイルに転換しはじめた頃のアルバム(3rd)。清志郎の搾り出すような独特の唱法がすでに確立されている。米国のファンク・バンド、タワー・オブ・パワー参加。発売当時はまったく売れず廃盤となったがその後1980年に公式再発。名曲「スローバラード」収録
 RHAPSODYRCサクセション/RHAPSODY (1980)

元古井戸の仲井戸麗市(g)加入後、ロックバンドとして再生し、ライヴハウスで人気が出始めた頃のライヴ盤(久保講堂)。「雨あがりの夜空に」収録
 RHAPSODY NAKEDRCサクセション/RHAPSODY NAKED (1980/2005)

RCサクセションの「RHAPSODY」は、1980年4月5日、久保講堂(東京)でのライヴから9曲を収録した、日本ロック史に残る名ライヴ盤。この「RHAPSODY NAKED」は、当日に演奏された全18曲を編集なしの状態で収録した完全実況録音盤。CD2枚組+ライヴ映像収録のDVDの3枚組。ソウル/R&B/ロックンロールと日本語の歌詞を融合させた独自の音楽性。ジャニス・ジョプリンのような女性歌手、金子マリとの共演4曲を含む。2大名曲、「スローバラード」「雨あがりの夜空に」収録。「ラプソディー」はレゲエのリズムによる佳曲。「上を向いて歩こう」は坂本九の世界的なヒット曲のR&Rカヴァー。「お墓」「指輪をはめたい」はフォーク編成の頃から演奏していた古い曲
 GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA山下達郎/GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA (1976-1982)

シュガー・ベイブ解散後ソロ・アーティストとなったシンガーソングライター・作曲家・アレンジャー・音楽プロデューサーの山下達郎のRCA・AIRレーベル在籍時代(1976-82年)の自選ベスト盤。R&B、ソウル、ファンク等の米国音楽をベースにした良質の楽曲多数。最初のヒット曲「RIDE ON TIME」(オリジナル・シングル・ヴァージョン)、名バラード「潮騒」他収録
 TREASURES山下達郎/TREASURES (1983-1995)

1983年のムーン・レコードへの移籍後から1995年までの主にシングル曲を中心とするベスト盤。「RIDE ON TIME」以来8年ぶりのベスト10ヒット曲「ゲット・バック・イン・ラブ」(TVドラマ「海岸物語」主題歌)、クリスマスの定番曲となった大ヒット曲「クリスマス・イブ」(JR東海クリスマスキャンペーンソング)のほか、「高気圧ガール」(ANA沖縄キャンペーンソング)、「世界の果てまで」(TVドラマ「ベスト・フレンド」主題歌)、「蒼氓」など佳曲多数。「クリスマス・イブ」の間奏のコーラス・メロディーはパッヘルベルの「カノン」の引用。「鉄腕アトム」をモチーフにした曲「アトムの子」はマンガ家の手塚治虫へのトリビュート・ソング
 ゴダイゴ・グレイト・ベスト1 〜日本語バージョン〜ゴダイゴ/ゴダイゴ・グレイト・ベスト1 〜日本語バージョン〜 (1976-1982)

1970年代後半に国民的な人気を誇ったポップ志向のロックバンド。メンバーは3人の日本人、ミッキー吉野(key、作曲、元ゴールデン・カップス)、タケカワ・ユキヒデ(vo、作曲)、浅野孝己(g)と2人のアメリカ人、スティーヴ・フォックス(b)とトミー・スナイダー(ds)。ビートルズ/ポール・マッカートニー直系のキャッチーなメロディー。オリジナルの歌詞はすべて英語(一部のシングル曲は日本語版もあり)。ヒット曲はCMタイアップ曲やTV番組・映画の主題歌など多数。「僕のサラダ・ガール」(カネボウ化粧品CM曲)、「モンキー・マジック」(TVドラマ「西遊記」オープニング曲)、「ガンダーラ」(「西遊記」エンディング曲)、「ビューティフル・ネーム」(1979年「国際児童年」キャンペーンソング)、「銀河鉄道999」(アニメ映画「銀河鉄道999」主題歌)他の代表曲16曲の日本語版を収録したベスト盤(「僕のサラダ・ガール」、「モンキー・マジック」は英語版のみのため英語版を収録)。この「ベスト1」の収録曲のオリジナルの英語版を収録した「ゴダイゴ・グレイト・ベスト2 〜英語バージョン」もあります
 CharChar/Char (1976)

ロック・ギタリストのChar(チャー)/竹中尚人(たけなかひさと)のソロデビュー作。シングル曲「NAVY BLUE」は演歌ロック風のポップソングだが、その他の曲はフュージョン/ジャズロック風のファンキーでスタイリッシュなギターロック。特に「SMOKY」がかっこいい。歌詞は日本語と英語。1970年代の国産ロックの名盤の一つ
 密航佐井好子/密航 (1976)

暗い情念を湛えた幻想的な歌で知られる、1953年奈良県生まれの歌手・作曲家・詩人、佐井好子の2枚目のアルバム。佐井好子のヴォーカルとギター、ベース、ドラム、ピアノ、キーボード、ヴィブラフォン、フルート、チェロ、シタール、タブラ、ストリングスによる演奏。ブルージーでアシッド・フォーク寄りの音。異国への航海を題材にした、オリエンタルでエキゾティックな雰囲気のトータル・アルバム。全曲の作詞作曲は佐井好子。編曲はクニ河内。浅川マキや早川義夫(ジャックス)を好む方におすすめ
 スロー・モーション葡萄畑/スロー・モーション (1976)

青木和義(mandolin, ukulele, gut guitar, vocals, chorus)を中心とするロックバンド、葡萄畑の2枚目のアルバム。1stアルバム(1974年)は米国のカントリーロック寄りだったが、このアルバムは10cc、ロキシー・ミュージック(Roxy Music)、デフ・スクール(Deaf School)、セイラー(Sailor)等のブリティッシュ・ポップ/グラムロック/アートロックや米国のポップバンド、スパークス(Sparks)の影響が強いモダン・ポップの名盤。シニカルなユーモアに満ちあふれた音楽。10曲目「恐怖のこまわり君〜悶絶バージョン」は、10ccの「Silly Love」を下敷きにして、山上たつひこの人気ギャグ漫画「がきデカ」の主人公、こまわり君をテーマにしたシングル曲(作詞:山上たつひこ)の別ヴァージョン
 Murasaki Forever + 2紫/MURASAKI FOREVER + 2 (1976-1978)

1970年、米軍統治下の沖縄でリーダーのジョージ紫(key)が城間俊雄(b)、城間正男(vo)、下地行男(g)、比嘉清正(g)、宮永英一(ds)とともに結成したロックバンド。ディープ・パープルの影響が強い正統的な本格ハードロック。歌詞は英語。全10曲収録のベスト盤。「Lazy」はディープ・パープルのカヴァー
 PRISMプリズム/PRISM (1977)

和田アキラ(g)を中心とする日本初の本格的なフュージョン・バンド。元四人囃子の森園勝敏(g)在籍時の1st。ベース・ドラム・ギター2本・キーボード2台によるインストゥルメンタル。演奏テクニックと曲の構成力が凄い。J-フュージョンの古典的名盤
 Neue Musik松任谷由実/Neue Musik (1978-1998)

「ニューミュージック」と呼ばれた70年代以降の和製ポップスの大御所。ファン選曲による2枚組ベスト盤。「守ってあげたい」(映画「ねらわれた学園」主題歌)「BLIZZARD」「サーフ天国、スキー天国」「DESTINY」「リフレインが叫んでる」「春よ、来い」(NHK連続TVドラマ主題歌)「シンデレラ・エクスプレス」(JR東海イメージソング)他
 海のYeah!!サザンオールスターズ/海のYeah!! (1978-1998)

桑田佳祐(vo、g、作詞作曲)を中心とする長寿バンド。洋楽・邦楽を消化した独自の歌謡ロックでヒット曲を量産し、国民的バンドの地位を確立。大衆的でキャッチーな曲多数。意味よりも語感優先の歌詞を英語まがいの発音と巻き舌で歌うしゃがれ声のヴォーカル。「勝手にシンドバッド」、名バラード「いとしのエリー」、「匂艶THE NIGHT CLUB」、「真夏の果実」、「エロティカ・セブン EROTICA SEVEN」他、98年までの代表曲を網羅する2枚組ベスト盤
Very good!千のナイフ坂本龍一/千のナイフ (1978)

YMO結成直前にリリースされた1stソロ。クセナキス等の現代音楽の影響が色濃いテクノ。日本テクノの黎明期の記録
 サマー・ナーヴス坂本龍一&カクトウギ・セッション/サマー・ナーヴス (1979)

ジャズ・ギタリストの渡辺香津美を中心とするセッション・グループ、KYLYNのメンバーの他、豪華メンバー多数参加のフュージョン風スタジオ・レコーディング・セッション。坂本龍一(key、synths、vo)、小原礼(b)、高橋ユキヒロ(ds)、鈴木茂(g)、大村憲司(g)、渡辺香津美(g)、ペッカー(perc)、浜口茂外也(perc)、矢野顕子(vo)他。プロレスファンにはおなじみの「カクトウギのテーマ」、矢野作曲の「Sleep on My Baby」収録
Very good!B-2 UNIT坂本龍一/B-2 UNIT (1980)

YMO在籍時の実験的なソロアルバム。ダブ的な手法によるアブストラクトな音。XTCのアンディ・パートリッジ(g)参加。エンジニアはデニス・ボーヴェル他
 左うでの夢坂本龍一/左うでの夢 (1981)

YMO在籍時の3rdソロアルバム。生演奏と打ち込みシンセを融合させた独特の音。アジア/アフリカの民族音楽のようなドラムとパーカッションが印象的。シンプルでポップなメロディー。全10曲中6曲が坂本自身のヴォーカル入り。エイドリアン・ブリュー(g)参加。ロビン・スコット(M)との共同プロデュース
 音楽図鑑坂本龍一/音楽図鑑 (1984)

YMO散開後の第一弾ソロアルバム。フュージョン/イージーリスニングのような、ポップで落ちつきのある音。フェアライト(サンプラー)を全面的に導入。聴きやすいので初心者にはおすすめ。英国盤「Illustrated Musical Enyclopedia」はシングル曲の「フィールドワーク」(トーマス・ドルビーとの共作)や「ステッピン・イントゥ・エイジア」を加えた編集盤で、オリジナルの日本盤とは収録曲が違う
 Field Work + Steppin' Into Asia + The Arrangement坂本龍一/Field Work + Steppin' Into Asia + The Arrangement (1982/1985)

3つの12インチ・シングル、「FIELD WORK」(トーマス・ドルビーとの共作。「FIELD WORK」のlong London mixとlong Tokyo mix、「EXHIBITION」。1985年)、「STEPPIN' INTO ASIA」(「STEPPIN' INTO ASIA」、同urban mix。1985年)、「THE ARRANGEMENT」(ロビン・スコットとの共作。「THE ARRANGEMENT」、「THE LEFT BANK」、「JUST ABOUT ENOUGH」、「ONCE IN A LIFETIME」。1982年)からの9曲に「FIELD WORK」のシングル・ヴァージョン2曲(London mixとTokyo mix)を加えた全11曲収録の編集盤。「FIELD WORK」はトーマス・ドルビーのヴォーカルをフィーチュアしたシンセポップ。「EXHIBITION」はアンビエント風の長いインスト曲。「STEPPIN' INTO ASIA」は浅野智子のタイ語ラップと矢野顕子のヴォーカルをフィーチュアしたアジア風のヒップホップ・テクノ。「THE LEFT BANK」、「JUST ABOUT ENOUGH」、「ONCE IN A LIFETIME」はアルバム「左うでの夢」(1981年)の3曲(「Venezia」、「Relâché」、「Tell'em to Me」)にロビン・スコットのヴォーカルを加えたリミックス・ヴァージョン
 未来派野郎坂本龍一/未来派野郎 (1986)

イタリア未来派(マリネッティ、ルッソロ)をモチーフにしたアヴァンギャルドなポップ・アルバム。デジタルシンセのDX-7とフェアライト(サンプラー)を全面的に使用。アート・オブ・ノイズやインダストリアル・テクノに似た攻撃的で人工的なビート。メイシオ・パーカーJr.(as)、バーナード・ファウラー(vo)、パール兄弟の窪田晴男(g)、吉田美奈子(vo)、かの香織(vo)他参加
 NEO GEO坂本龍一/NEO GEO (1987)

アジア(沖縄民謡、インドネシアのケチャ)と西洋(クラシック、ポップ、ファンク)の音楽を融合させたエレクトロなエスニック・サウンド。ブーツィー・コリンズ(b)、ビル・ラズウェル(b)、スライ・ダンバー(ds)、イギー・ポップ(vo)、デイヴィッド・ヴァン・ティーゲム(perc)、トニー・ウィリアムス(ds)、我如古より子(vo)、古謝美佐子(vo)、玉城一美(vo)他参加。ビル・ラズウェルとの共同プロデュース。「FREE TRADING」は野見祐二のシンセポップ・ユニット、おしゃれテレビの「アジアの恋」のカヴァー。「OKINAWA SONG-CHIN NUKU JUUSHII」は沖縄の女性民謡コーラスグループ、フォーシスターズの1968年のヒット曲のカヴァー
 Beauty坂本龍一/BEAUTY (1989)

ヴァージン・レコードからリリースされた8作目のソロアルバム。前作「NEO GEO」のワールド・ミュージック路線を更に発展させた内容。西洋、アジア、アフリカ音楽等の要素が渾然一体となったエレクトロ・エスニック・サウンド。「安里屋ユンタ」と「ちんさぐの花」は沖縄民謡のカヴァー。「We Love You」はザ・ローリング・ストーンズのカヴァー。「Romance」はスティーヴン・フォスター作曲の「Jeanie with the Light Brown Hair」(金髪のジェニー)に沖縄弁の歌詞を付けたカヴァー。「Adagio」はサミュエル・バーバーのカヴァー。元ザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソン(vo)、元ザ・バンドのロビー・ロバートソン(g)、元ザ・ソフト・マシーンのロバート・ワイアット(vo)、ユッスー・ンドゥール(vo)、アート・リンゼイ(vo)、スライ・ダンバー(ds)他参加
 サウス・オブ・ザ・ボーダー南佳孝/サウス・オブ・ザ・ボーダー (1978)

作曲家としても活躍するシンガー/ソングライター。3rd。「シティ・ポップ」の名盤。サンバ、ボサノヴァを導入した、ラテン風味のリゾート・ミュージック的な作品。大人っぽくて都会的で洗練された音。坂本龍一全面参加(演奏・編曲・サウンドプロデュース)
 ヌーベル・バーグムーンライダーズ/ヌーベル・バーグ (1978)

鈴木慶一(vocals, guitar, keyboards)を中心に1975年に結成されたロックバンド、ムーンライダーズの3作目のアルバム。フュージョン〜AOR色を基調にしたヨーロッパ風のドリーミーでモダンなポップ・アルバム。プログレやブリティッシュ・ポップ、特にセイラー(Sailor)やカフェ・ジャックス(Cafe Jacques)などの影響が感じられる。ニュー・ウェイヴに完全に移行する前の初期の傑作。「いとこ同士」は鈴木慶一のヴォーカルと細野晴臣のスティール・ドラム、松武秀樹のプログラミング(ローランドのMC-8)のみで構成される、テクノ黎明期の先駆的な曲。「マイ・ネーム・イズ・ジャック」はジョン・サイモン(John Simon)の曲の日本語詞カヴァー。「トラベシア」はミルトン・ナシメント(Milton Nascimento)の曲の日本語詞カヴァー
 カメラ=万年筆ムーンライダーズ/カメラ=万年筆 (1980)

鈴木慶一在籍の長寿バンド。パンク/ニューウェイヴ色の強いアルバム。曲名は全て映画のタイトル。「第三の男」はアントン・カラスのカヴァー。「太陽の下の18才」はエンニオ・モリコーネのカヴァー
Good!マニア・マニエラムーンライダーズ/マニア・マニエラ (1982/1984/1986)

81-82年に録音されたが前衛的な内容のためレコード会社の意向により発売中止となり、82年にまだ再生機が普及していなかったCDでのみ発売。84年にカセットブック、86年にLP発売。モダニズム、未来派、ロシアン・アヴァンギャルド等に影響された実験的な作品。ローランドのTR-808、MC-4を使ったテクノな音がかっこいいです
 青空百景ムーンライダーズ/青空百景 (1982)

「マニア・マニエラ」発売中止の半年後に発売されたアルバム。「マニア・マニエラ」よりもポップ志向で明るい音。洗練されたモダンなポップアルバムとして定評のある作品。「くれない埠頭」収録。聴きやすいので初心者にはおすすめ
 電撃的東京近田春夫&ハルヲフォン/電撃的東京 (1978)

3rdアルバム。近田春夫(key、vo)の歌謡曲への偏愛をストレートに表現した作品。オリジナル曲の「恋のT.P.O.」(アルバム・ヴァージョン)以外はすべて歌謡曲(作曲は筒美京平、都倉俊一、加瀬邦彦他)をグラムロック/パンク風のアレンジでカヴァーしたもの。「ついておいで」はシャープホークス、「恋の弱味」は郷ひろみ、「東京物語」は森進一、「きりきり舞い」は山本リンダ、「真夜中のエンジェル・ベイビー」は平山三紀、「ラストショー」はジャニーズ・ジュニア・スペシャル、「でさのよツイスト」はスリー・ファンキーズ、「情熱の砂漠」はザ・ピーナッツ、「気になるお前」は沢田研二、「ブルドッグ」はフォーリーブス、「人間狩り」はピーターのカヴァー
 Natural Beauty近田春夫/天然の美 (1979)

1stソロアルバム。歌謡曲風の歌メロとロック/フュージョン/テクノポップ風のアレンジによる、歌謡ロック的なポップ・アルバム。近田春夫&ハルヲフォン名義の「電撃的東京」(1978年)は歌謡曲のカヴァー集だったがこれはオリジナル曲を収録。作曲は近田春夫・筒美京平・加瀬邦彦他。作詞は近田春夫・楳図かずお(漫画家)他。イエロー・マジック・オーケストラが4曲の編曲と演奏に参加。2ndシングル「エレクトリック・ラブ・ストーリー」収録。CDはボーナス・トラックとして3rdシングル「ああ、レディハリケーン」のA/B両面曲を追加収録
 BEST PACK竹内まりや/BEST PACK (1978-1981)

歌手の竹内まりやの初期作品(RCAレーベル在籍時代)を集めたベスト盤。1960年代の洋楽(欧米)ポップスをルーツとする都会的で洗練された音。デビュー直後はアイドルっぽいポップ歌手のような存在だったが、1980年頃からはシンガーソングライターとして多くの楽曲を自作。「ドリーム・オブ・ユー 〜レモンライムの青い風〜」「September」「不思議なピーチパイ」他佳曲多数
 Impressions竹内まりや/Impressions (1984-1994)

シンガーソングライターとしての竹内まりやの初期の代表作を収録したベスト・アルバム。350万枚を超える売上を記録した大ヒット作。1984年のムーン・レーベル移籍後から1992年までのアルバム3枚からの選曲が中心。プロデュースは山下達郎。「もう一度」(TVドラマ「くれない族の反乱」主題歌)、「恋の嵐」(TVドラマ「隣の女」主題歌)、「マンハッタン・キス」(映画「マンハッタン・キス」主題歌)、「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」(TVドラマ「木曜日の食卓」主題歌)、「純愛ラプソディ」(TVドラマ「出逢った頃の君でいて」主題歌)他。「シングル・アゲイン」と「告白」は日本TV系「火曜サスペンス劇場」のテーマ曲。「けんかをやめて」は河合奈保子、「元気を出して」は薬師丸ひろ子、「駅」は中森明菜、「リンダ」はアン・ルイスへの提供曲のセルフ・カヴァー
 長渕剛 1978年〜1981年長渕剛/長渕剛 1978年〜1981年 (1978-1981)

1956年鹿児島県生まれのシンガーソングライター、長渕剛の初期の代表曲16曲を収録した編集盤。アコースティックギター、ハーモニカ、ストリングスを使用した、吉田拓郎等の1960年代〜1970年代の日本のフォークシンガーの影響が強い、フォークソング/歌謡曲寄りのポップス。「巡恋歌」(1978年)、「順子」(1980年。オリコン1位)、「乾杯」(1980年)他。1988年にバラード曲として再録音された「乾杯」のシングルはオリコン1位のヒットとなり、結婚披露宴や卒業式などで歌われる定番曲となった。「巡恋歌」も1992年に再録音されたシングルがオリコン1位のヒットとなった
 Feel Happy原田真二/Feel Happy (1978)

1958年生まれ、広島県出身のシンガーソングライター、原田真二が19歳のときにリリースしたデビューアルバム(オリコンアルバムチャート1位)。ポール・マッカートニー(Paul McCartney)やエルトン・ジョン(Elton John)等の洋楽の影響が強い、ピアノや管弦楽を導入したポップでメロディックな音。原田真二本人が全曲を作曲し、歌い、ピアノやキーボード、ギターその他の楽器を演奏し、大半の曲を編曲し、吉田拓郎と共同でプロデュースも行なっている。最初のシングル2曲、「てぃーんずぶるーす」「キャンディ」収録。林立夫(ds)、鈴木茂(g)、後藤次利(b)他参加。作詞は松本隆。2007年に再発されたデジタルリマスター盤CDは3rd/4thシングル、「シャドー・ボクサー」「タイム・トラベル」も追加収録。最初のシングル3曲は同時にオリコンベスト20入りした。「シャドー・ボクサー」でキーボードを弾いているのは坂本龍一
 少年ホームランズ16少年ホームランズ/少年ホームランズ16 (1978-1979/1987/2008)

ニューウェイヴ・バンドのハルメンズの前身、少年ホームランズの1979年のデモテープ録音集。少年ホームランズは佐伯健三(vo)、比賀江隆男(g)、石原智広(b)により千葉で結成。ニューウェイヴ・バンド、8 2/1のメンバー2人、上野耕路(key)と泉水敏郎(ds)が参加して本作品を録音後、ビクターと契約し、ハルメンズ名義でアルバムを2枚録音した。本作品はハルメンズよりも荒削りで音質も悪いが、上野耕路の初期ロキシー・ミュージック(Roxy Music)のような派手なシンセと技巧的なアレンジが聴きどころ。「俺はぺーぺー」と「メロウ野郎 in 津田沼PARCO」は自主制作シングルのA/B面。「焼ソバ老人」、「私ヤヨ!」、「昆虫軍」、「ジャングル都市」、「ふにゃふにゃサイボーグ」、「アンドロイドな女」、「電車でGO」はハルメンズのアルバムでも再録音された曲。1987年にLPで発売。1988年にCD化。2008年に1978年のデモ録音4曲を含む全16曲のデジタル・リマスター盤CDとして再発
 ARB THE BEST: Long, Long WayARB/ARB THE BEST: Long, Long Way (2008/1978-2006)

1977年に石橋凌(vo)を中心に結成されたロックバンド、ARBのベスト盤。CD2枚(全35曲)にDVD(PV15曲)が付いた3枚組。田中一郎のシャープなカッティングギター、キャッチーなメロディーのポップな楽曲、「Work Song」と呼ばれる労働者をテーマにした歌が特徴のストレートなロックンロール。石橋凌は俳優としての活動でも知られる。1980年代中頃にはイギリスのパンクバンド、ザ・ストラングラーズ(The Stranglers)のジャン=ジャック・バーネル(b)が短期間加入していたことがある。ARBの音楽はザ・ブルーハーツやユニコーン他の後進の日本のロックバンドに多大な影響を与えている。「野良犬」、「魂こがして」、「ダディーズ・シューズ」、「さらば相棒」、「トラブルド・キッズ」、「Deep Inside」、「AFTER '45」等のシングル曲とその他の主要曲を収録。「ROCK OVER JAPAN」他数曲がTVアニメシリーズ「輪るピングドラム」(2011年)で挿入歌、エンディングテーマとして使用(カヴァー)されたことがある
 青春歌年鑑 80年代総集編(Various Artists)/青春歌年鑑 80年代総集編 (1979-1989)

1980年代の大ヒット曲をレコード会社の垣根を越えて各年度毎に収録した「青春歌年鑑」(1980年代)シリーズの10年単位の総集編(CD2枚組、全37曲)。収録曲は、

Disc 1:
1. もんた&ブラザーズ/ダンシング・オールナイト (1980)
2. 久保田早紀/異邦人 (1979)
3. 寺尾聰/ルビーの指輪 (1981)
4. クリスタルキング/大都会 (1979)
5. 近藤真彦/スニーカーぶる〜す (1980)
6. あみん/待つわ (1982)
7. シャネルズ/ランナウェイ (1980)
8. イモ欽トリオ/ハイスクールララバイ (1981)
9. 松山千春/長い夜 (1981)
10. 岩崎宏美/聖母(マドンナ)たちのララバイ (1982)
11. オフコース/さよなら (1979)
12. 五輪真弓/恋人よ (1980)
13. 田原俊彦/哀愁でいと (1980)
14. 中村雅俊/心の色 (1981)
15. ばんばひろふみ/SACHIKO (1979)
16. 谷村新司/昴 (1980)
17. 雅夢/愛はかげろう (1980)
18. 堀江淳/メモリーグラス (1981)

Disc 2:
1. わらべ/もしも明日が・・・ (1983)
2. 光GENJI/パラダイス銀河 (1988)
3. 薬師丸ひろ子/探偵物語 (1983)
4. プリンセス・プリンセス/DIAMONDS(ダイアモンド) (1989)
5. 杏里/CAT'S EYE (1983)
6. チェッカーズ/ジュリアに傷心(ハートブレイク) (1984)
7. 松田聖子/SWEET MEMORIES (1983)
8. 安全地帯/ワインレッドの心 (1983)
9. 中森明菜/セカンド・ラブ (1982)
10. Wink/愛が止まらない (1988)
11. 男闘呼組/DAYBREAK (1988)
12. 工藤静香/恋一夜 (1988)
13. 原田知世/時をかける少女 (1983)
14. 小林明子/恋におちて-Fall in love- (1985)
15. 村下孝蔵/初恋 (1983)
16. 石井明美/CHA-CHA-CHA (1986)
17. 小林麻美/雨音はショパンの調べ (1984)
18. ALFEE/星空のディスタンス (1984)
19. C-C-B/Romanticが止まらない (1985)
 KYLYN LIVE渡辺香津美/KYLYN LIVE (1979)

ジャズ・ギタリストの渡辺香津美を中心とするフュージョン系のセッション・グループ、KYLYNの白熱のライヴ演奏(六本木ピットイン)。坂本龍一(key)、村上"ポンタ"秀一(ds)、小原礼(b)、ペッカー(perc)、向井滋春(tb)、清水靖晃(ts)、本田俊之(as)、矢野顕子(vo、key)参加。変拍子や複合リズムも導入した技巧的でシャープな演奏。アドリブ・ソロも多数。インストゥルメンタル中心だが「在広東少年」「I'll Be There」など3曲で矢野のヴォーカルが聴ける
 Jolly Jive高中正義/JOLLY JIVE (1979)

ロック/フュージョン系のギタリストでサディスティック・ミカ・バンドにも在籍していた高中正義の1979年のソロアルバム。ギター・インストゥルメンタル曲が中心。トロピカルなムードの爽快なフュージョン・サウンド。代表曲「BLUE LAGOON」収録。「TAJ MAHAL」はブラジルのミュージシャン、ジョルジ・ベンの1972年のヒット曲のカヴァー。「RAINY DAY BLUE」はサンタナのような泣きのギターの佳曲
 新月新月/新月 (1979)

1970年代後半から1980年代初頭にかけて活動したプログレッシヴ・ロックバンド、新月の唯一の公式発売アルバム。英国のプログレッシヴ・ロックバンド、ジェネシスに相通じるような、強い精神性と日本的な抒情性を感じさせる、繊細でシンフォニックなプログレ。名曲「鬼」収録。本アルバムのリマスタリング版を含むCD/DVDボックス「新●月●全●史 The Whole Story of Shingetsu 1976-1982」(CD5枚組+DVD)が2005年に発売され、その後本アルバムのリマスタリング版CDが単体で2007年に発売されている
 東京ROCKERS(Various Artists)/東京ROCKERS (1979)

六本木のS-KENスタジオを拠点にしていたパンク・バンド5組〜フリクション、ミスター・カイト、リザード、ミラーズ、S-KEN〜による10曲を収録した編集盤。新宿ロフトでのライヴ録音
 東京ニュー・ウェイヴ '79(Various Artists)/東京ニュー・ウェイヴ '79 (1979)

東京ロッカーズ(フリクション、ミラーズ、紅蜥蜴→リザード、S-KEN、Mr.カイト他)に続く日本のパンク/ニューウェイヴ第2世代の5バンド(SEX、自殺、PAIN、8 1/2、BOLSHIE)のライヴ演奏を収録(新宿ライヒ館モレノ)
 アーント・サリーアーント・サリー/アーント・サリー (1979)

最も初期の国産パンク・バンドの一つ。女性ヴォーカリストのPhew在籍。メンバーは女性3人〜Phew(vo)、Bikke(g)、Mayu(key)と男性2人〜中岡義雄(b)、丸山孝(ds)。音楽雑誌「ロックマガジン」主宰のインディーズ・レーベル、ヴァニティ・レコードからリリースされた唯一のスタジオ録音アルバム。プロデュースは阿木譲(「ロックマガジン」編集長)。不協和音を多用したニューウェイヴ・サウンド。パティ・スミスのようなクールな声と投げやりな唱法
 Pass No Past-EPs & Singles(Various Artists)/PASS NO PAST-EPs & SINGLES (1979-1981)

パンク/ニューウェイヴ/ポスト・パンク系のインディーズレーベル、PASSレコードからEP、シングルとしてリリースされた22曲(6アーティスト)を収録した編集盤(CD2枚組)。収録アーティストは、フリクション(ニュー・ヨークのNo Waveに似たパンク。4曲)、ツネマツマサトシ(恒松正敏。元フリクションのギタリスト。5曲)、PHEW+坂本龍一(元アーント・サリーの女性ヴォーカリスト。坂本龍一プロデュースの2曲)、ボーイズ・ボーイズ(ガールズ・パンク・バンド。2曲)、突然段ボール(ポスト・ロック/ミニマル的な音。7曲)、グンジョーガクレヨン(フリー・ジャズのような前衛的な即興演奏。2曲)
 ソリッド・ステイト・サヴァイヴァーイエロー・マジック・オーケストラ/ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー (1979)

細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一在籍。140万枚を売った通俗テクノポップの大ヒット作。「テクノポリス」「雷電」収録の2nd。「デイ・トリッパー」はビートルズのカヴァー。1979-80年に2度のワールドツアー(欧米)を成功させ世界的な知名度を獲得
 増殖イエロー・マジック・オーケストラ/増殖 (1980)

ラジオ番組「スネークマン・ショー」(伊武雅刀・小林克也・桑原茂一)とのコラボレーションにより制作されたミニ・アルバム。曲間にスネークマン・ショーによるコントが挿入されている。「Nice Age」「Citizens of Science」は高橋幸宏のヴォーカルをフィーチュアしたニューウェイヴなエレクトロ・ポップ。「Tighten Up (Japanese Gentlemen Stand Up Please!)」はソウルグループ、アーチー・ベル&ザ・ドレルズの「Tighten Up」のカヴァー。「Multiplies」はスカ・ビートを導入した曲
Very good!BGMYMO/BGM (1981)

英国ニューウェイヴやブライアン・イーノの作品に影響を受けた、アート志向の強い重厚且つ陰鬱な音。最高傑作だと思います。後のアンビエント・テクノ、ミニマル・テクノ、エレクトロニカを予見した先駆的な作品。イーノやクラフトワークを好むシリアスなテクノファンにおすすめ
Very good!テクノデリックYMO/テクノデリック (1981)

サンプリング(当時は最新技術)を多用したアヴァンギャルドでファンキーな音。傑作です。非常におすすめ。「体操」「KEY」収録
 浮気なぼくらY.M.O./浮気なぼくら (1983)

シンプルなヴォーカル・メロディーをフィーチュアしたバブルガムなシンセポップ・アルバム。バグルズやニュー・ミュージックに似た音。歌詞は日本語と英語。シングル曲「君に、胸キュン。(浮気なヴァカンス)」(オリコン2位)はカネボウ化粧品のキャンペーンソング。ビル・ネルソンがギターで参加。ヴォーカルの代わりにシンセのメロディーを加えたインストゥルメンタル・バージョン「浮気なぼくら インストゥルメンタル」もあります
 ServiceYMO/サーヴィス (1983)

YMO散開前にリリースされた最後のスタジオ録音アルバム。楽曲7曲に加えて三宅祐司率いる劇団SET(スーパー・エキセントリック・シアター)によるコントが7つ収録されている。「以心電信」は「国際コミュニケーション年」のテーマ曲。その他の6曲はドナルド・フェイゲンの「ザ・ナイトフライ」(1982年)等のアーバン・ソウル/アダルト・コンテンポラリー(AOR)のような音の良質の英詞シンセポップ。坂本龍一作曲の「Perspective」収録
 IN A MODEL ROOMP-MODEL/IN A MODEL ROOM (1979)

平沢進在籍のテクノ・ユニット。キング・クリムゾン系のプログレバンド、マンドレイクが前身。1stはパンクなノリのテクノポップ。XTC来日公演で前座を担当
 PerspectiveP-MODEL/Perspective (1982)

ゲートエコードラムを使用した攻撃的な音の4th。凝った音響処理。全曲別テイク+未発表インスト2曲収録の「Perspective II」もあります
 P-MODELP-MODEL/P-MODEL (1992)

1992年の「解凍」(再結成)後の第1作となる8thスタジオ録音アルバム。3rd「POTPOURRI」(1981年)以後は初期のテクノポップと決別しニューウェイヴへと移行していたが、本作でテクノポップに回帰。シーケンサーと電子音を多用したテクノポップの佳品。アジア的な哀愁の歌メロと科学技術、コンピュータをテーマにした歌詞。2004年にアルバム「big body」(1993年)とカップリングされた2 in 1 CD「ゴールデン☆ベスト」として再発されている
 ほぶらきんほぶらきん/ほぶらきん (1991/1979-1983)

1979年に滋賀県で森下太朗(vocals)と青木宝生(drums)を中心に麻雀仲間によって結成されたインディーロックバンド、ほぶらきんの3つのEP、「こっぷらきん」(1979年)、「きんぐほぶら」(1980年)、「インドの虎刈り」(1981年)とソノシート2枚組の「ゴースンの一生」(1983年)をCDとして復刻した編集盤。1991年にインディーズレーベルのアルケミーレコードから発売。チープなシンセとキーボード、ローファイな音、日本の童謡やTV番組の主題歌のようなメロディーが特徴のアヴァンギャルドなニューウェイヴ。音楽的な稚拙さ、幼児性や土着性への回帰、一種の原始主義が独特の個性になっている。荒削りだが不思議な郷愁を感じさせる音楽。「京阪牛乳」は京阪牛乳のCMソングがモティーフ。「ピコリーノ」では青木の弟(小学生)がTVアニメ「ピコリーノの冒険」のオープニングテーマ曲を歌って(というか歌詞を叫んで)いる。「ゴースンの一生」はナレーション・歌・台詞で構成される音楽劇風の組曲で、特撮TVシリーズ「快傑ライオン丸」の敵役の大魔王ゴースンがモティーフ
 イエローマジック歌謡曲(Various Artists)/イエローマジック歌謡曲 (1979-1988)

YMOのメンバー3人(細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一)が作曲・編曲・プロデュース等で関わったテクノポップ的な歌謡曲55曲を収録した3枚組CD。選曲・解説は音楽ライターの田中雄二。マニア向けのレアな発掘音源だけではなく、有名な曲や他のコンピレーションにすでに収録済の曲もあえて収録しており、YMOが関わった歌謡畑のアーティストを総覧するのには便利。矢野顕子「春咲小紅」(カネボウ化粧品キャンペーンソング)、イモ欽トリオ「ハイスクール ララバイ」(TV番組「欽ドン! 良い子悪い子普通の子」から生まれたオリコン1位の大ヒット曲)、伊藤つかさ「恋はルンルン」、酒井司優子「コンピューターおばあちゃん」、山下久美子「赤道小町ドキッ」(カネボウ化粧品キャンペーンソング)、アゴ&キンゾー「哀愁のデスマッチ・ラブ<予告篇>」、スターボー「ハートブレイク太陽族」、柏原よしえ「しあわせ音頭」(沖縄音階を使った盆踊りソング)、コスミック・インベンション「コズミック・サーフィン」(中学生テクノバンドによるYMOのインスト曲のヴォーカル入りカヴァー)、戸川純「玉姫様」、安田成美「風の谷のナウシカ」(アニメ映画「風の谷のナウシカ」イメージソング)、松田聖子「ピンクのモーツァルト」、原田知世「リセエンヌ」、中原香織「銀河鉄道の夜」(アニメ映画「銀河鉄道の夜」イメージソング)、つみきみほ「時代よ変われ」他
 テクノマジック歌謡曲(Various Artists)/テクノマジック歌謡曲 (1979-1991)

主に1980年代にリリースされたテクノポップ的な歌謡曲のうち、YMOのメンバーが関わっていない楽曲37曲を収録した2枚組CD(YMOが関わった楽曲は「イエローマジック歌謡曲」の方に収録)。選曲・解説は音楽ライターの田中雄二。榊原郁恵「ROBOT」、フィーバー「デジタラブ」、バラクーダー「あららこらら」、つちやかおり「哀愁のオリエント急行」、高見知佳「くちびるヌード」(資生堂化粧品キャンペーン曲)、TPO「HOSHIMARU音頭」、香坂みゆき「ニュアンスしましょ」(資生堂化粧品キャンペーン曲)など、貴重な音源多数
 VERY BEST ROLL OVER 20THCHAGE&ASKA/VERY BEST ROLL OVER 20TH (1979-1999)

CHAGE(本名:柴田秀之)と飛鳥涼/ASKA(本名:宮ア重明)の2人のシンガーソングライターによるポップ・デュオ。デビュー当時は演歌フォーク的な作風だったが、その後ポップでメロディアスな作風に変化し、1990年代前半に「SAY YES」「YAH YAH YAH」等の大ヒットで国民的人気デュオとなった。1979年から1999年までの主要曲を収録したベスト・アルバム(2枚組CD)。デビュー曲「ひとり咲き」、「万里の河」、「SAY YES」(TVドラマ「101回目のプロポーズ」主題歌)、「YAH YAH YAH」(TVドラマ「振り返れば奴がいる」主題歌)、「On Your Mark」、「めぐり逢い」(TVドラマ「妹よ」主題歌)他収録。宮崎駿監督、スタジオジブリ制作の「On Your Mark」は、CHAGE&ASKAの同名の曲のプロモーション・フィルムとして制作された短編アニメ映画
 ROMANTIQUE大貫妙子/ROMANTIQUE (1980)

シュガー・ベイブ時代の曲の再録「蜃気楼の街」を含む4th。ヨーロピアン・テイストあふれる作風の頃。YMO参加の数曲はテクノ風のアレンジ。編曲は坂本龍一・加藤和彦
 Cliche大貫妙子/Cliché (1982)

6thソロアルバム。ヨーロッパ音楽、シャンソンの影響が色濃いポップ志向の音。初期の傑作。東京・パリ録音。編曲は坂本龍一(YMO)とジャン・ミュージー(フランスの映画音楽作曲家/アレンジャー)。「黒のクレール」(マクセル・カセットテープCM曲)、「ピーターラビットとわたし」収録
Very good!ごはんができたよ矢野顕子/ごはんができたよ (1980)

シンガーソングライターの矢野顕子がYMOのワールドツアー(1979-1980年)にキーボード奏者として参加した後に発表した6thソロアルバム。YMOによるテクノポップ・サウンドとニューウェイヴ、ジャズ・ピアノ、日本民謡などを消化した音楽性の高さと柔軟性が魅力。「TONG POO」はYMOのカヴァー。「青い山脈」は服部良一のカヴァー。坂本龍一との共同プロデュース
 ただいま。矢野顕子/ただいま。 (1981)

YMOのワールドツアー(1979/1980年)へのキーボード奏者としての参加や、ピアノによる即興的なライヴ演奏で知られる、1955年東京生まれのシンガーソングライター、矢野顕子の5thスタジオアルバム。前作「ごはんができたよ」よりもシンセポップ/ニューウェイヴ寄りで坂本龍一色が強いアヴァンギャルドな音。カネボウ化粧品の春のキャンペーンのCMソングに起用されたシングル曲「春咲小紅」はYMO編曲によるテクノポップ風の曲で最大のヒット曲(オリコン5位)。「たいようのおなら」は灰谷健次郎が編集した児童詩集の詩に曲を付けたピアノの弾き語り。坂本龍一との共同プロデュース&アレンジ
 音楽殺人高橋ユキヒロ/音楽殺人 (1980)

YMO在籍時の2ndソロ。坂本龍一、細野晴臣、大村憲司、鮎川誠参加。60年代ポップス風のメロディー。良質のテクノポップ・アルバム。生ドラムがかっこいい。坂本作曲の「School of Thought」、細野作曲の「Blue Colour Worker」など佳曲多数。「スイミングスクールの美人教師」はヴェンチャーズへの提供曲のセルフカヴァー。「Stop in the Name of Love」はシュープリームスのカヴァー
 NEUROMANTIC(ロマン神経症)高橋幸宏/NEUROMANTIC (ロマン神経症) (1981)

YMO在籍時の3rdソロ。坂本龍一(key)、細野晴臣(key)、大村憲司(g)、ロキシー・ミュージックのアンディ・マッケイ(g)とフィル・マンザネラ(sax)、トニー・マンスフィールド(key、vo)参加。同時期にリリースされたYMOの「BGM」に似た音。ヨーロッパ風の繊細な美意識に貫かれた、叙情的でロマンティックなテクノポップの秀作
 WHAT, ME WORRY?高橋幸宏/WHAT, ME WORRY? (ボク、大丈夫!!) (1982)

YMO在籍時に細野晴臣・高橋幸宏主宰の「YENレーベル」から出た4thソロ。前作「NEUROMANTIC」と並ぶ傑作。プロフィット5(シンセ)を駆使したテクノポップだがクリアで力強いヴォーカルによる歌メロが中心になっている。リンドラム(リズムマシン)の音がかっこいい。「It's Gonna Work Out」、「Disposable Love」、坂本龍一作曲の「Flashback」は佳曲。「It's All Too Much」はザ・ビートルズのカヴァー(ジョージ・ハリスン作曲)。ビル・ネルソン(g)、ザイン(ゼイン)・グリフ(b、vo)、トニー・マンスフィールド(vo)、坂本龍一(key)、細野晴臣(b)、大村憲司(g)参加
 Eating Pleasureサンディー/EATING PLEASURE(イーティン・プレジャー) (1980)

1952年に日本人とスペイン人のハーフとして東京に生まれ、ハワイで育った女性歌手。日本とイギリスで発売された1stソロアルバム。細野晴臣(b、key、vo)がプロデュースとアレンジを担当し、YMOが全面参加した、オリエンタル風味のエスニックなテクノポップ/ニューウェイヴの秀作。歌詞は英語。高橋幸宏(ds)、坂本龍一(key)、久保田麻琴(g、vo)、大村憲司(g)、松武秀樹(computer programming)他参加。高橋幸宏作曲の「Drip Dry Eyes」はダブ風の佳曲。「Hey Rock-a Lala」はニューオリンズのソウル歌手、ロニー・バロンの曲のカヴァー。「Jimmy Mack」はマーサ&ザ・バンデラスの1967年のヒット曲(モータウン)のカヴァー
 THE ROOSTERSザ・ルースターズ/THE ROOSTERS (1980)

大江慎也(vo)、花田裕之(vo)を中心とするロックバンド。1stは1960年代の英国のブルース/ビートロックをベースにしたパンク風のストレートなロックンロール。チャンプスの「Tequila」、エディ・コクランの「C'mon Everybody」、ボ・ディドリーの「Mona (I Need You Baby)」のカヴァー収録。1stシングル「ロージー」はスカ・ビートの曲
 No Damage佐野元春/No Damage〜14のありふれたチャイム達 (1980-1983)

シンガー/ソングライターの佐野元春の初期の曲を集めた編集盤。ブルース・スプリングスティーンに似た正統的なロックンロールとキャッチーなソングライティング。都会的で洗練された音。英語まじりの日本語による独自の唱法で和製ロックの一スタイルを確立。「アンジェリーナ」「ガラスのジェネレーション」「SOMEDAY」はポップな佳曲。大滝詠一・杉真理と組んだアルバム「ナイアガラ・トライアングルVol.2」(1982年)から2曲を収録
 THE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLING SPECIAL横浜銀蝿/THE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLING SPECIAL (1980-1983)

1950年代後半から1960年代前半の米国のオールディーズを基調とする3コードのシンプルなロックンロール。暴走族・ヤンキー・落ちこぼれ高校生等をネタにしたコミカルなコンセプト。18曲収録のベスト盤。「ぶっちぎりRock'n Roll」「ツッパリHigh School Rock'n Roll(登校編)」他
 林檎と檸檬〜村下孝蔵ベストコレクション村下孝蔵/林檎と檸檬〜村下孝蔵ベストコレクション (1980-1994)

1953年熊本県生まれ(1999年に46歳で急逝)のシンガー・ソングライター、村下孝蔵のベスト盤。昭和歌謡風の美しいメロディー、フォークソングのような繊細な楽曲、淡い恋や悲恋を日本語のみで歌う抒情的な歌詞で知られる。「春雨」、「ゆうこ」、「初恋」(オリコン3位。最大のヒット曲)、「踊り子」、「少女」、「夢のつづき」、「かざぐるま」、「陽だまり」(TVアニメ「めぞん一刻」オープニング曲)、「ソネット」、「アキナ」等のシングル曲を主に収録(全16曲)
 BLOOD LINE喜納昌吉&チャンプルーズ/BLOOD LINE (1980)

沖縄民謡とロックの融合。ライ・クーダー、細野晴臣等参加。アジア諸国で有名な「すべての人の心に花を」のオリジナル曲を収録
 ウェルカム・プラスチックスプラスチックス/ウェルカム・プラスチックス (1980)

中西俊夫(vo、g)、佐藤チカ(vo)、立花ハジメ(g)、佐久間正英(synths)在籍。リズムボックスを使用したチープな音のテクノポップ。歌詞は主に英語。1979年に英国で発売された1stシングル「Copy/Robot」を含む1stアルバム。1980〜1981年には欧米でライヴツアーを行っている
 オリガト・プラスチコプラスチックス/オリガト・プラスチコ (1980)

曲の良さでは1stよりもこの2ndの方が上。中西俊夫のボーカルがかっこいい
 ヒカシューヒカシュー/ヒカシュー (1980)

巻上公一の演劇的なヴォーカルをフィーチュアしたテクノポップ/ニューウェイヴ・バンド。「プヨプヨ」、クラフトワーク「The Model」の日本語詞カヴァー収録の1st
 FRICTIONフリクション/FRICTION (1980)

ニューヨークでティーンエイジ・ジーザス・アンド・ザ・ジャークスに参加したレック(b、vo)とコントーションズの初代ドラマーだったチコ・ヒゲ(ds)が帰国後に恒松正敏(g)を加えて結成したパンクバンド。No Waveに似た音。「東京ロッカーズ」の中心バンドの一つ。1stは坂本龍一との共同プロデュース
Good!Gunjogacrayonグンジョーガクレヨン/グンジョーガクレヨン (1980/2005)

1979年に結成されたニューウェイヴ/ポストパンク・バンド、グンジョーガクレヨンの1stミニ(12インチ)アルバム(全5曲)。インディーズレーベルのPASSレコードからの発売。ベースとドラムによる粘着リズム、シャープなギター、サックス、キーボード、シンセ、ヴォイスによる自由即興的な演奏とダブの音響効果を導入したアヴァンギャルドなポストパンク。4曲目「35」のダブ・ミックスは坂本龍一。ギタリストの組原正は坂本龍一のアルバム「B-2 UNIT」(1980)の録音にも参加していた。未発表のライヴ音源3曲を追加したデジタル・リマスター盤CDが2005年に発売されている。No Wave系、フリクション、ノイズ音楽、デレク・ベイリー(Derek Bailey)等のフリーインプロ系を好む方におすすめ
 松田聖子全集/Seiko・Box松田聖子/松田聖子全集/Seiko・Box (1980-1985)

ニューミュージック/ポップス系の楽曲(財津和夫、大瀧詠一、松任谷由実、細野晴臣等)によるアイドル歌謡の第一人者。清楚で爽やかなキャラクターと透明感のあるキャンディヴォイス。80年代前半のシングルA面全てとその他の主要曲を網羅する4枚組ベスト盤。「裸足の季節」「青い珊瑚礁」「Only My Love」「チェリーブラッサム」「夏の扉」「白いパラソル」「風立ちぬ」「赤いスイートピー」等初期の曲はおすすめ
 風立ちぬ松田聖子/風立ちぬ (1981)

4作目のアルバム。大瀧詠一が作曲・編曲・プロデュースを手がけたA面5曲は「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」(1982年)に収録の大瀧作曲の5曲とシンメトリカルな関係にあり、大瀧詠一の「A LONG VACATION」(1981年)やナイアガラ・サウンドを好む方におすすめ。シングル曲2曲、「白いパラソル」、「風立ちぬ」(江崎グリコ「ポッキー」CM曲)収録
 LUNATIC MENU一風堂/LUNATIC MENU (1980-1982)

土屋昌巳(vo、g)在籍のニューウェイヴ・バンド。ベスト盤。歌謡曲風のキャッチーなメロディー。「すみれSeptember Love」は大ヒット曲。「ブラウン管の告白」は佳曲。「ふたりのシーズン」はゾンビーズのヒット曲のカヴァー
 ゴールデン☆ベストシネマ/ゴールデン☆ベスト (1980-1981/2006)

松尾清憲(vo、作詞作曲)、鈴木さえ子(ds、コーラス)在籍のニューウェイヴ・ポップバンド、シネマのほぼすべての録音を網羅した編集盤(CD2枚組)。ムーンライダーズの鈴木慶一がプロデュースした唯一のアルバム「モーション・ピクチャー」(1981年)の全10曲、シングル曲「雨のチャイナタウン/おかしなレディ・キラー」、コーセー「エスプリーク」CM用の未発売曲「恋のバースデイ」、その他の未発表曲やデモ録音などのレア・トラックを収録。1960〜1970年代ブリティッシュ・ポップにインスパイアされた良質のポップソング多数
 ミスプリントFILMS(フィルムス)/ミスプリント (1980/2009)

赤城忠治(vo、g)を中心とするニューウェイヴ/テクノポップ・バンド、FILMS(フィルムス)が中原信雄(b。後にポータブル・ロック、ヤプーズに参加)、岩崎工(synths、key)在籍時にリリースした唯一の公式アルバム。バグルズ(Buggles)に似た未来派テクノポップ。赤城のポップでキャッチーな楽曲と本間柑治によるローランドMC-8の緻密なプログラミングが聴きどころ。1stシングル「TV Phone Age」収録。全曲の作詞・作曲・編曲は赤城忠治。歌詞は主に日本語で一部英語。2009年に出た赤城忠治監修によるデジタルリマスター盤CDはボーナストラック4曲(2ndシングル「GIRL」とライヴ音源3曲)を収録
 テクノ歌謡 東芝EMI編/デジタラブ(Various Artists)/テクノ歌謡 東芝EMI編/デジタラブ (1980-1986)

フィーバー「デジタラブ」、ポール・ハードキャッスル「19」(小林完吾の日本語バージョン)、坂本龍一「フォト・ムジーク」(NHK-FM「サウンド・ストリート」テーマ曲)他レア音源多数
 テクノ歌謡 アルファ編 真空キッス(Various Artists)/テクノ歌謡 アルファ編 真空キッス (1999/1980-1985)

1980年代前半にアルファレコードからリリースされたテクノポップ、ニューウェイヴの曲を、YMOファミリー関連の作品を中心に収録した編集盤(全16曲、P-VINE)。Y.M.O.の「君に、胸キュン。」はヒット曲(オリコン2位)。YENレーベルのオールスター参加アルバム「超時空コロダスタン旅行記」からのアポジー&ペリジーの2曲(ヴォーカルは戸川純)、「月世界旅行」と「真空キッス」はノスタルジックな安らぎのテクノポップの逸品。ダンサブルなブレイクビーツ風の「MA TICARICA」は立花ハジメとディーヴォ(Devo)のマーク・マザーズボウの共作。元プラスチックスのヴォーカリストの中西俊夫のニューウェイヴ・バンド、MELON(メロン)のシングル「P.J.」は資生堂のブランド「PARKY JEAN(パーキー・ジーン)」のCM曲。SNAKEMAN SHOW(スネークマン・ショー)の「咲坂と桃内のごきげんいかが1・2・3(ワン・ツゥ・スリー)」は細野晴臣作編曲の日本語ラップの先駆的な曲。「母子受精」は戸川純によるハルメンズのカヴァー2曲を収録したシングルのB面曲(A面は「レーダー・マン」)。ジム・オルーク(Jim O'Rourke)によるライナーノーツ付き
 テクノ歌謡 ポリドール編/ハートブレイク太陽族(Various Artists)/テクノ歌謡 ポリドール編/ハートブレイク太陽族 (1978-1989)

スターボー「ハートブレイク太陽族」、忌野清志郎+坂本龍一「い・け・な・いルージュマジック」、ヴァージンVS「星空サイクリング」(TVアニメ「うる星やつら」EDテーマ)他レア音源多数
 テクノ歌謡 テイチク編/ラヴリー・シンギング・サーキット(Various Artists)/テクノ歌謡 テイチク編/ラヴリー・シンギング・サーキット (1982-1987)

SHI-SHONEN「KISS KISS KISS」、ジェイムズ・ブラウン&F.O.E.(フレンズ・オブ・アース)「SEX MACHINE」、越美晴「走れウサギ」、中原香織「銀河鉄道の夜」(アニメ映画「銀河鉄道の夜」イメージソング)、F.O.E.(フレンズ・オブ・アース)「RETURN OF BODY SNATCHERS (Exterminated mix)」、ヤプーズ「バーバラ・セクサロイド」、URBAN DANCE「CERAMIC LOVE」、MIKADO「CARNAVAL」他レア音源多数
 ハルメンズの近代体操ハルメンズ/ハルメンズの近代体操 (1980)

8 2/1、少年ホームランズのメンバーにより結成されたニューウェイヴ・バンド。佐伯健三(vo)、上野耕路(synth、key)他在籍。「昆虫群」「レーダー・マン」「アンドロイドな女」「ボ・ク・ラ パノラマ」収録の傑作1st。プロデュースは鈴木慶一
 ハルメンズの20世紀ハルメンズ/ハルメンズの20世紀 (1981)

名曲「母子受精」収録の2nd。戸川純(vo)、野宮真貴(vo)参加。プロデュースは鈴木慶一
 スターリニズムザ・スターリン/スターリニズム (1980-1984)

遠藤ミチロウ(vo)在籍のパンクバンド。初期のアルバム未収録曲を集めた編集盤。フォノシート「電動コケシ/肉」(1980年)の2曲、EP「スターリニズム」(1981年)の全5曲(「豚に真珠」「サル」「コルホーズの玉ネギ畑」「猟奇ハンター」「アーチスト」)、米国でリリースされたオムニバスLP「Welcome to 1984」(1984年)に収録の「Chicken Farm Chicken」、アルバム「Fish Inn」(1984年)の付録フォノシート「バキューム/解剖室」の2曲を収録(全10曲)
 「虫」ザ・スターリン/「虫」 (1983)

遠藤ミチロウ(vo)在籍のパンクバンド。このアルバムはデッド・ケネディーズやディスチャージ等のハードコア・パンクに似た音。「水銀」「アザラシ」「虫」収録
 FIGHT OR FLIGHTTHE MODS/FIGHT OR FLIGHT (1981)

森山達也(vo、g)を中心とする博多出身の4人組ロックバンド、ザ・モッズの1stアルバム。1960年代ブリティッシュ・ビートとザ・クラッシュ等の1970年代後半のパンクに影響されたストレートかつメロディックなロック・サウンド。「不良少年の詩(SONG FOR JOHN SIMON RITCHIE AND US)」、「WATCH YOUR STEP」、「崩れ落ちる前に」(1stシングル)は佳曲。「TWO PUNKS」はレゲエ風の曲
 Reflections寺尾聰/Reflections (1981)

俳優・ミュージシャンの寺尾聰のファースト・アルバム。和製アダルト・コンテンポラリーのヒット作。曲は全部自作。編曲家・キーボード奏者の井上鑑によるフュージョン風のアレンジが聴きどころ。1980年代に日本国内で最も売れたアルバム(164万6千枚)。ヒット曲「ルビーの指輪」「SHADOW CITY」「出航−SASURAI−」収録
 Exitentialism(出口主義)ザ・ビートニクス/Exitentialism(出口主義) (1981)

YMOの高橋幸宏とムーンライダーズの鈴木慶一が組んだユニット。YMOの「BGM」と「テクノデリック」の間にリリースされた1st。当時のYMO寄りの前衛的で陰鬱なテクノポップ路線の音だが曲はメロディアス。歌詞はフランス語混じりの英語。サムシング・ワンダフル、エイフェックス・ツイン、ビル・ラズウェル等が参加したリミックス盤「Another High Exit」もあります
 BEST OF JAGATARA 西暦2000年分の反省じゃがたら/BEST OF JAGATARA 西暦2000年分の反省 (1981-1989)

1980年代に活動したアフロ・ファンクバンド。江戸アケミ(vo)を中心として1979年に結成。初期の頃はパンクの影響が強く、過激なライヴパフォーマンスで有名だったが、ギターでOTO(村田尚紀)が参加した1981年頃からは、パンク/ファンク/アフロ/レゲエ/フォーク/ロックを消化した独自の豊かな音楽性が開花した。インディーズでの初シングル曲「LAST TANGO IN JUKU/HEY SAY!」(オリジナルアルバム未収録)他主要曲全15曲を収録した2枚組のベスト盤
 南蛮渡来暗黒大陸じゃがたら/南蛮渡来 (1982)

「暗黒大陸じゃがたら」名義で出たじゃがたらのインディーズでの初アルバム。ホーンセクション(サックス、トロンボーン)、コーラスを導入したファンク/アフロ色の強い音。日本のアングラ・アシッド・ファンクの名盤。名曲「でも・デモ・DEMO」「BABY」「タンゴ」「クニナマシェ」収録。ボーナストラックの「元祖家族百景」と「ウォークマンのテーマ」は当時のデモ用テープ録音
 メシ喰うな!INU/メシ喰うな! (1981)

町田町蔵(vo)、北田昌宏(g、perc)を中心とするパンクバンドのメジャー・デビュー盤にして唯一のスタジオ録音盤。北田のプログレ風の技巧的なギター・プレイと町田の饒舌な語り口調のヴォーカル・スタイルが特徴的。良質のロック・アルバム。町田は芥川賞を受賞した作家の町田康としても有名
Good!さてこそチャクラ/さてこそ (1981)

板倉文(g、作曲)と小川美潮(vo)を中心とするニューウェイヴ・バンド。細野晴臣プロデュース、松武秀樹(当時のYMOのサウンドプログラマー)参加の2nd。日本の民謡や童謡、民族音楽、プログレ、現代音楽、環境音楽等の要素を導入した、オリエンタルかつ実験的な音。1980年代の日本のニューウェイヴ/テクノの傑作の一つ。ボーナストラックの「おはよーみなさん」(未発表曲)はパンキッシュでアヴァンギャルドな曲
 成り立つかな?突然段ボール/成り立つかな? (1981)

蔦木栄一(vo)、蔦木俊二(g)の蔦木兄弟を中心とするロックバンド。トリオ・レコードのPASSレーベルからリリースされた1stアルバム。既存の形式に囚われない、即興主義をベースにしたカテゴライズ不能の音楽。ニューウェイヴ/ポスト・ロック風のシンプルでミニマルな音。2曲目の「イパネマの娘」はアントニオ・カルロス・ジョビンが作曲したボサ・ノヴァの名曲のカヴァー。このアルバムは海外でも高く評価され、その後突段はフレッド・フリス(元ヘンリー・カウのギタリスト)やサックス奏者のロル・コックスヒル等と共演している
 PhewPhew/Phew (1981)

パンクバンド、Aunt Sally(アーント・サリー)の元メンバーの女性ヴォーカリスト、Phew(フュー)の1stソロアルバム。インディーズレーベルのPASSレコードから発売。ジャーマン・ロックバンド、Can(カン)のメンバー(ホルガー・シューカイ、ヤキ・リーベツァイト)、ジャーマン・ロックの高名なプロデューサーのコニー・プランク、後藤美孝(PASSレコード主催者)との共同制作。ロック/ポップスの定型を排したアヴァンギャルドなエレクトロ・ポップ。コニー・プランクがプロデュースしたDAFやCluster(クラスター)に似た音。ドイツのConny's StudioとCzukay's Editing Laboratoryで録音・ミックスされた。2005年に再発されたCDはオリジナル・アルバム未収録の「Kodomo」とオリジナル・ミックス2曲(「Dream」と「Aqua」)を収録
 スネークマン・ショースネークマンショー/スネークマン・ショー (1981)

スネークマンショー(Snakeman Show)は、1970年代後半〜1980年代前半に活動した、桑原茂一(プロデューサー)・小林克也(DJ)・伊武雅刀(俳優)によるラジオDJ/コントユニット。イエロー・マジック・オーケストラの大ヒットアルバム「増殖」(1980年)への参加で知られる。「増殖」と同様にこの1stアルバムも音楽トラックのあいだにコントが挿入されている。「磁世紀 -開け心-」はイエロー・マジック・オーケストラのオリジナル曲。「レモンティー」はシーナ&ザ・ロケッツの有名なシングル曲。「オール・スルー・ザ・ナイト」はイギリス出身、ニューヨーク拠点のロカビリーバンド、ザ・ロカッツ(The Rockats)の曲。「ストップ・ザ・ニュー・ウェイブ」は横山忠正(as)を中心とするニューウェイヴ・ジャズバンド、ザ・スポイルと伊武雅刀(vo)による曲。サンディーの「ジミー・マック」はアルバム「EATING PLEASURE(イーティン・プレジャー)」(1980年)の収録曲で、マーサ&ザ・バンデラスの1967年のヒット曲(モータウン)のカヴァー。「黄金のクラップヘッズ」はイエロー・マジック・オーケストラとザ・プラスチックスのメンバーと小林克也(vo)による曲。「メケ・メケ」はフランスのシャンソンのカヴァーで、加藤和彦(vo)とムーンライダーズのメンバーによる曲。「コールド・ソング」はクラウス・ノミ(Klaus Nomi)の曲。小林(MC)と伊武(MC)による「咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー」は日本語ラップの先駆的な曲(作編曲は細野晴臣)
 SINGLES 27 1982〜1991中森明菜/SINGLES 27 1982〜1991 (1982-1991)

1980年代に松田聖子と人気を二分したアイドル歌手。ワーナ−在籍時の9年間の全シングルA面を網羅する2枚組ベスト盤。山口百恵的な不良っぽい「ツッパリ」路線、正統的なバラード、大人っぽい歌謡ポップス等々。「スローモーション」「少女A」「1/2の神話」「禁区」「北ウイング」「十戒(1984)」「飾りじゃないのよ涙は」「DESIRE -情熱-」「難破船」他
 KYON3 KOIZUMI THE GREAT 51小泉今日子/KYON3 KOIZUMI THE GREAT 51 (1982-2002)

女優として活躍する元個性派アイドル歌手。正統的アイドル歌謡路線〜「元気印キュート&ポップ」路線を経て80年代終盤以降は近田春夫、小西康陽等の先鋭的なミュージシャン達と組んでの音楽活動を本格化。1999年までのシングル全曲+裏ベストの3枚組。「私の16才」(デビュー曲。森まどか「ねぇ・ねぇ・ねぇ」のリメイク)「素敵なラブリーボーイ」(林寛子のカヴァー)「まっ赤な女の子」「渚のはいから人魚」「なんてったってアイドル」「快盗ルビイ」(大瀧詠一作曲。主演映画の主題歌)「学園天国」(フィンガー5のカヴァー。TVドラマ「愛しあってるかい!」主題歌)「あなたに会えてよかった」(小林武史作曲。TVドラマ「パパとなっちゃん」主題歌)他
 Mint Jamsカシオペア/Mint Jams (1982)

高度な演奏テクニックとポップな音楽性で知られる日本屈指のフュージョン・バンド。名作として名高い7thアルバム。初期の代表曲を新しいアレンジでライヴ演奏した音源にスタジオ・ワークを加えて制作。作曲・編曲は野呂一生(g)。機械のように正確無比な演奏。「朝焼け」「ドミノ・ライン」他収録。音楽誌「アドリブ」と「ジャズライフ」の両誌で1982年度のベスト・アルバムに選ばれた、日本フュージョン史上の傑作
 美狂乱美狂乱/美狂乱 (1982)

須磨邦雄(g、vo)を中心とするプログレッシヴ・ロック・バンド、美狂乱(びきょうらん)の1st。1970年代前半のキング・クリムゾン、特に「Larks' Tongues in Aspic」(太陽と戦慄)に良く似た、ギター中心のパーカッシヴで攻撃的な音。ダークな雰囲気と張り詰めたような緊張感がかっこいい。キング・クリムゾン・スタイルの和製プログレの好盤
 awakening佐藤博/awakening(アウェイクニング) (1982)

1970年代中頃に鈴木茂のバンド、ハックルバックやティン・パン・アレー等に参加し、1980年代以降は多数のCM音楽やTV番組のテーマ曲を制作しているシンガーソングライター・キーボーディスト・作曲家・編曲家・プロデューサーの佐藤博のソロアルバム4作目。佐藤博自身のヴォーカル、ギター、ピアノ、シンセ、リン・ドラム(リズムマシン)その他の楽器の多重録音により制作されたAOR風のスタイリッシュなポップ・アルバム。ウェンディ・マシューズ(vo)、山下達郎(g)他参加。歌詞は英語。「From Me to You」はザ・ビートルズのカヴァー。「Love and Peace」はアーサー・アダムズのカヴァー
 NIAGARA TRIANGLE Vol.2ナイアガラ・トライアングル(佐野元春・杉真理・大瀧詠一)/NIAGARA TRIANGLE Vol.2 (1982)

作曲家/シンガー・ソングライター/プロデューサーの大瀧詠一が当時の若手シンガー・ソングライターの佐野元春、杉真理と組んで制作した良質のポップ・アルバム。フィル・スペクターやビートルズの影響が色濃い、メロディー重視の作品。本作に収録の大瀧詠一作曲の5曲は、大瀧が作曲・編曲・プロデュースを手がけた松田聖子のアルバム「風立ちぬ」(1981年)のA面5曲とシンメトリカルな関係にあり、大瀧の傑作ポップ・アルバム「A LONG VACATION」(1981年)の姉妹作のような作風。「A面で恋をして」「ハートじかけのオレンジ」収録
Good!H立花ハジメ/H (1982)

プラスチックス解散後に細野晴臣・高橋幸宏主宰の「YENレーベル」から出た1stソロ。立花ハジメ(as、g)のアルトサックスを中心にした、奇妙な旋律の前衛インスト・ポップ。鈴木さえ子(ds)、ロビン・トンプソン(ss、bcl)、高橋幸宏(ds)、細野晴臣(b)、坂本龍一(ds、p)他参加。参加メンバーは当時の坂本龍一のライヴバンド「B-2 UNITS」と重なっており、坂本龍一がドラムを叩くなどかなり生楽器志向な音。「H (Theme from Clubfoot)」はClub Foot Orchestraのカヴァー。プロデュースは高橋幸宏
Good!RICE MUSIC土屋昌巳/RICE MUSIC (1982)

1stソロ。サンプラーを使用したパーカッシヴなテクノサウンド。スティーヴ・ジャンセン(ds)、ミック・カーン(b)、ビル・ネルソン(g)、坂本龍一他参加。ジャパンを好む方におすすめ
Very good!改造への躍動ゲルニカ/改造への躍動 (1982)

元8 2/1→ハルメンズの上野耕路(作曲、synths)と女優の戸川純(vo)、イラストレーターの大田螢一(作詞、美術)によるユニット。戦前のモダニズム、未来派等の前衛芸術運動、20世紀の現代音楽、大陸歌謡の影響が色濃いテクノ/ニューウェイヴ。細野晴臣プロデュースの1st
Very good!新世紀への運河ゲルニカ/新世紀への運河 (1988)

再結成時のアルバム。大編成のオーケストラによる演奏を本格導入。これもすごくいいです
 民族の祭典巻上公一/民族の祭典 (1982)

ニューウェイヴ、テクノポップ、フリーインプロヴィゼーション等の要素を含むノンジャンルの音楽で知られるバンド、ヒカシュー(1978年結成)のリーダーとしても活動しているミュージシャン、ヴォイス・パフォーマー、巻上公一の1stソロアルバム。主に古い流行歌や日本の童謡をヒカシューのバンド演奏と共にニューウェイヴ風のアレンジでカヴァーした曲からなる。ユニークな選曲と巻上公一のヴィブラートをかけた力強いヴォーカルが印象的。「森の小人」(1947年)と「赤い靴」(1922年)は日本の童謡。「国境の町」は東海林太郎のヒット曲(1934年)。「桑港のチャイナ街(サンフランシスコのチャイナタウン)」は渡辺はま子のヒット曲(1950年)。「アルタネイティヴ・サン」はヒカシューのアルバム「夏」の収録曲のセルフカヴァー。海琳正道(ヒカシューのギタリスト、三田超人(ミタフリーマン)の旧名)が歌う「私の青空」はアメリカのポピュラー・ソング(1927年出版)の日本語詞カヴァー。「イヨマンテ(熊祭)の夜」はアイヌの儀礼を題材にした伊藤久男のエキゾティックな歌謡曲。「おおブレネリ」(ゲルニカの戸川純とのデュエット)はスイスの民謡「O Meiteli, liebs Meiteli」の日本語詞カヴァー。「マヴォの歌」は村山知義等が結成した日本のダダイズム・構成主義系の前衛美術グループ「マヴォ(Mavo)」(1923-1925年)のメンバーが歌っていた奇妙な歌を復元したもの。「不滅のスタイル」は本アルバムのためのオリジナル曲
 Do You Like Japan?メロン/DO YOU LIKE JAPAN? (1982)

プラスチックス解散後に中西俊夫(vo、g)と佐藤チカ(vo)が結成したニューウェイヴ・バンド、メロンの1stアルバム。末期プラスチックスやトーキング・ヘッズに似た音。歌詞は英語。一風堂の土屋昌巳(g、technical direction)、YMOの高橋幸宏(ds)・細野晴臣(b)、パーシー・ジョーンズ(フレットレス・ベース)、ファンカデリック/パーラメントのバーニー・ウォーレル(key)他参加。プロデュースは中西俊夫とスネークマン・ショーの桑原茂一。「Honey Dew」収録。ダンサブルなポップ・チューン「I Will Call You (& Other Famous Last Words)」がかっこいい
 鬼ヶ島平山みき/鬼ヶ島 (1982)

1970年代に独特のハスキーな歌声と筒美京平提供のヒット曲により人気歌手となった平山みきの1982年のアルバム。近田春夫がプロデュース、全曲の作曲と演奏を近田のロックバンドのビブラトーンズが担当した異色のニューウェイヴ歌謡アルバムとして知られる作品。変則リズムとアフリカン・ビート、テクノポップ、レゲエ、ダブ、民族音楽の要素を含むファンキーでエスニックなニューウェイヴ。全曲の作詞は近田春夫、作曲は近田春夫・福岡ユタカ・岡田陽助、編曲は窪田晴男
 コンプリート・ベスト安全地帯/コンプリート・ベスト (1982-1993)

玉置浩二(vo)を中心とする5人組の歌謡ロックバンド。井上陽水のバック・バンドを経て1982年にデビュー。1983年に「ワインレッドの心」(サントリー・ワイン「赤玉パンチ」CM曲)のヒットでブレイクした。曲は都会的で大人向けのラヴ・ソングが多い。「ワインレッドの心」、「恋の予感」、「熱視線」、「悲しみにさよなら」、「碧い瞳のエリス」、「夏の終りのハーモニー」(井上陽水との共作)、「Friend」、「好きさ」(TVアニメ「めぞん一刻」OPテーマ曲)、「I Love Youからはじめよう」、「微笑みに乾杯」、「いつも君のそばに」、「あの頃へ」他、1982年から1993年までのヒット・シングル表題曲のオリジナル音源を完全網羅した2枚組CD(全30曲)
 DO MY BEST岡村孝子/DO MY BEST (1982-2002)

1962年愛知生まれの女性シンガー・ソングライター、岡村孝子のベスト盤(CD2枚組、全29曲)。岡村孝子本人の選曲・監修による。デジタルリマスタリング音源を収録。1982年に加藤晴子とのポップ/フォーク・デュオ「あみん」でデビューし、デビュー曲「待つわ」はミリオンセラー(オリコン1位)となった。1985年のソロデビュー後は、澄んだ歌声とシンプルでキャッチーな楽曲、女性の心情を表現した歌詞で特に若い女性の支持を獲得し、1990年代初頭には「OLの教祖」と呼ばれた。ソロデビュー曲「風は海から」、「ピエロ」、「夢をあきらめないで」(応援歌の定番曲となったロングセラー)、「虹を追いかけて」、「Good-Day -思い出に変わるならば-」(9位)、「ミストラル -季節風-」(12位)、「フォーエバー・ロマンス」(13位)他の代表曲を収録。ただし1988年のヒット曲「Believe」は未収録。あみん名義でリリースされた2曲、「待つわ」と「琥珀色の想い出」(9位)、加藤晴子がコーラスで参加した新曲「天晴な青空」も収録。来生たかおが作曲した「はぐれそうな天使」以外の全曲の作詞作曲は岡村孝子
 蔵六の奇病非常階段/蔵六の奇病 (1982)

1979年に京都でJOJO広重(guitar, vocals)を中心に結成されたノイズバンドで、秋田昌美のMerzbow(メルツバウ)と並ぶ日本のノイズ音楽の草分け的なグループ、非常階段の1stアルバム。1982年にインディーズレーベルのアンバランスレコード(大阪)よりLP発売。1990年にJOJO広重主宰のアルケミーレコード(大阪)が初CD化。1999年以降にリマスター盤CDが発売されている。1980-1981年のライヴ録音を収録。1曲目は嘔吐の音で、それ以外の曲はフィードバック・ノイズギターや電子音、フリージャズ風のサックス、絶叫などを含む、轟音サイケロックまたはフリー・インプロヴィゼーション風のノイズミュージック。日本のインディーズ史上の傑作でありロングセラー。日野日出志のホラー漫画「蔵六の奇病」の表紙画がジャケットに使用されている。轟音サイケやフリー・インプロ、スロッビング・グリッスル(Throbbing Gristle)等のインダストリアル、ソニック・ユース(Sonic Youth)等のノイズロックを好む方におすすめ
 十七歳の地図尾崎豊/十七歳の地図 (1983)

シンガーソングライターの尾崎豊が高校在学中に発表した1stアルバム。ブルース・スプリングスティーン、ジャクソン・ブラウン、浜田省吾に影響を受けたメロディアスで疾走感あふれる音。思春期に特有の焦燥感や鬱屈した感情を歌った歌詞。本作発表後、十代の若者に絶大な支持を得てカリスマ的な存在となった。シングル曲3曲「15の夜」「十七歳の地図」「はじまりさえ歌えない」、バラード曲「I LOVE YOU」「OH MY LITTLE GIRL」他収録
 マイ・ガール・フライデーサロン・ミュージック/マイ・ガール・フライデー (1983)

吉田仁(vo、key、g)と竹中仁見(vo、key)の2人組。打ち込みを使用した、ヴァセリンズのようなチープな音のテクノ(?)ポップ。歌詞は英語。1981年に英国でリリースされた1stシングル「Hunting on Paris」、「Muscle Daughter」、「Wrapped up in Duet(デュエットに夢中)」(ホンダCR-X・CF曲。アルバム・ヴァージョン)、「Spending Silent Night」(ホンダバラードCR-X・CF曲)収録の1st
 Rose飯島真理/Rosé (1983)

TVアニメ「超時空要塞マクロス」に主役の歌手リン・ミンメイ役の声優として参加後、国立音大ピアノ科在学中に本作でシンガー/ソングライターとしてデビューし、音楽活動を本格化。矢野顕子を少女趣味にしたような独特な音の1st。プロデュース、アレンジは坂本龍一
 リンガ・フランカ1―昭和大赦EP-4/リンガ・フランカ1―昭和大赦 (1983)

1980年に佐藤薫(voice)を中心に京都で結成されたファンクバンド、EP-4(イーピーフォー)の唯一のフルアルバム。へヴィーなビートのアングラなエレクトロ・ファンク。エフェクターを駆使した加工ヴォイス。ザ・ポップ・グループやア・サートゥン・レイシオ、トリップ・ホップ等を好む人におすすめ
 CARNAVALZELDA/CARNAVAL(カルナヴァル) (1983)

小嶋さちほ(b)と高橋佐代子(vo)を中心とする女性4人組のニューウェイヴ・バンド、ゼルダの2ndアルバム。1980年代ジャパニーズ・ニューウェイヴの良作。プロデュースはムーンライダーズの白井良明。「Are You "Lucky"?―ラッキー少年のうた」はムーンライダーズの鈴木慶一との共作
 空色帽子の日ZELDA/空色帽子の日 (1985)

小嶋さちほ(b)と高橋佐代子(vo)を中心とする女性4人組のニューウェイヴ・バンド。この3rdはとてもいいです。アコースティックな音。高校の演劇部のような観念性と文学趣味。プロデュースは白井良明。「時折の色彩」収録
Good!太田螢一の人外大魔境太田螢一/太田螢一の人外大魔境 (1983)

音楽ユニット「ゲルニカ」に作詞・美術担当として参加していたイラストレーター・作詞家の太田螢一の唯一のソロアルバム。¥・E・Nレーベル(アルファレコード)から発売。小栗蟲太郎の小説「人外魔境」シリーズ(1939〜1941年)に触発されたコンセプト・アルバム(全15曲)。企画・制作は太田螢一。音楽監督は上野耕路(ゲルニカ)。全曲の作詞は太田螢一、作編曲は上野耕路。巻上公一(ヒカシュー)、細野晴臣(YMO)、鈴木慶一(ムーンライダーズ)、小池玉緒(歌手・女優)、ひばり児童合唱団他がゲストヴォーカリストとして参加。歌詞はサルガッソ海の「魔の海」伝説、密林、大洞窟、地底の世界、人食い蟻マラブンタ、ファラオの呪い、極北の地、水棲人、深海、海底火山などをテーマにしている。ゲルニカの1stアルバムと同様に、戦前の前衛音楽と大衆音楽の影響を受けた楽曲が交響的なシンセサイザーとアコースティック・ピアノによって演奏されており、佳曲が多い。エグゼクティヴ・プロデューサーはYMOの細野晴臣と高橋幸宏。1990年にCD化。ゲルニカの1stを好む方におすすめ
 フュージティヴ(逃亡者)アースシェイカー/フュージティヴ(逃亡者) (1984)

ラウドネス、44マグナムとならぶ1980年代の国産ハードロック/ヘヴィメタルの代表バンドの一つ。西田"MARCY"昌史(vo)・石原"SHARA"慎一郎(g)を中心とする4人組。メロディアスで歌重視の楽曲が特徴。ヒット曲「MORE」収録の2ndアルバム。歌詞は日本語。プロデュースは音楽評論家の伊藤正則
 The Best of Dreamsレベッカ/The Best of Dreams (1984-1989)

女性ボーカリスト、Nokkoのパワフルでエモーショナルなヴォーカルと土橋安騎夫(key)による洋楽のエッセンスを取り入れたポップでキャッチーな楽曲でブレイクし、BOØWYとともに80年代後半のバンドブームの中心となった人気バンド。「VIRGINITY」「FRIENDS」「RASPBERRY DREAM」「MOON」等のシングル曲を中心に初期の代表的な曲を網羅したベスト盤。「LOVE IS CASH」はマドンナの「Material Girl」に似た曲
 BARBEE BOYSバービーボーイズ/BARBEE BOYS (1984-1990)

1980年代後半のバンドブームの一翼を担ったバンド。近藤敦(vo、sax)と杏子(vo)のハスキーな男女ツインヴォーカル、いまみちともたか(g、作詞作曲)のシャープなカッティング主体のギター。キャッチーな楽曲。「暗闇でDANCE」「翔んでみせろ」は相米慎二監督の映画「台風クラブ」の挿入曲として使用された。主要曲を網羅する2枚組CD
 玉姫様戸川純/玉姫様 (1984)

ゲルニカへの参加後、独特の個性と歌唱力でカルト・アイドルとなった頃の1stソロ。アコースティックな音のニューウェイヴ。「諦念プシガンガ」はアンデス民謡のカヴァー。「玉姫様」は細野晴臣作。「昆虫軍」はハルメンズのカヴァー。「蛹化の女」はパッヘルベルの「カノン」が原曲
Good!Glass Tubeアフター・ディナー/Glass Tube (1984)

1981年に神戸でHaco(作詞作曲、vo)を中心に結成されたグループ、アフター・ディナーのデビューアルバム。インディーズレーベルのカンガン・レコードからの発売。ニューウェイヴ、電子音楽、日本の伝統音楽を含む民族音楽の要素を混ぜ合わせたアヴァンギャルド・ポップ。テープ操作を駆使した凝った音響処理。エンジニアは宇都宮泰。オリジナルの国内盤は全8曲収録。1984年に英国レコメンデッド・レコ−ドから発売されたLP「After Dinner」は、「Glass Tube」からの7曲とシングル「After Dinner/夜明けのシンバル」(1982年。ドイツ国営放送はこのシングルを永久保存盤に選定した)の2曲を収録。1991年に英国ReRメガコープから発売されたCD「After Dinner / Live Editions」は、LP「After Dinner」の全曲、「Souvenir Cassette」(1988年。ライヴ録音のテープ編集)からの5曲、追加のライヴ・トラック4曲(1986-1990年)を収録。2005年に国内でディスクユニオンのアルカンジェロ・レーベルから発売されたCD+ミニCDセット「グラス・チューブ+シングル」は、「Glass Tube」の全曲と、シングル「After Dinner/夜明けのシンバル」の2曲に、ボーナストラックの「The Room of Hair-Mobile」(1985年に米国で発売された、フレッド・フリス・プロデュースのコンピレーションLP「Welcome to Dreamland」に収録された曲)を加えたデジタル・リマスター盤
 Selections from Excommunicated Monument(Various Artists)/時の葬列 SELECTIONS FROM EXCOMMUNICATED MONUMENT (1984)

英国のポスト・パンク、(NME紙が「ポジティヴ・パンク」と呼んだ)ゴス・ロックに影響された4つのバンド、オート・モッド、G-シュミット、マダム・エドワルダ、サディ・サッズの曲を収録したオムニバス・アルバム(全8曲)。いずれもオート・モッドのヴォーカリストのジュネが主催していたシリーズ・ギグ「時の葬列・終末の予感」(1983-1984年)に参加していたバンド。オート・モッドはヴォーカリストのジュネを中心とする演劇的なバンドで、BOØWYの布袋寅泰(g)と高橋まこと(ds)が在籍していた。G-シュミットは女性ヴォーカリストのSYOKOをフィーチュアした耽美的で文学的なバンド。マダム・エドワルダは日本の「ヴィジュアル系」の元祖のようなバンドで、ダーク・サイケっぽいキャッチーな音。サディ・サッズはアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのようなメタル・パーカッションを導入した、硬質でリズム志向の音
 EssentialThe原爆オナニーズ/ESSENTIAL (1984-1987)

1982年に名古屋で結成されたパンクバンド、The原爆オナニーズがインディーズ・レーベルのアルケミー・レコードからリリースした初期の作品を収録した編集盤。ラモーンズやダムド等の1970年代後半のオリジナル・パンクやハードコア・パンクにインスパイアされたシンプルかつストレートな音。「発狂目醒ましくるくる爆弾」、「GO・GO 枯れ葉作戦」他、未発表曲5曲を含む全23曲。「Do You Remember Rock'n'Roll Radio?」はラモーンズのカヴァー
 Gontiti Recommends Gontitiゴンチチ/Gontiti Recommends Gontiti (1985-1999)

ゴンザレス三上(g)とチチ松村(g)の2人組。2本のアコースティック・ギターを中心とするボサノヴァ/イージーリスニング的なインストゥルメンタル・サウンド。「地球一番快適音楽」(The Most Comfortable Music on Earth)と評される彼等の音楽は、北米・ドイツ・東南アジア等でもアルバムとして発売されており世界的に有名。これは結成25周年を記念してゴンチチ自身が選曲した43曲入りの2枚組ベスト盤。温泉に浸かってまどろんでいるような、ひたすら気持ち良い音。極上のリゾート音楽
 米 〜Best of Best〜米米CLUB/米 〜Best of Best〜 (1985-2005)

ジェームス小野田(リードヴォーカル)、カールスモーキー石井(vo)、ジョプリン得能(g、key)、BON(b)在籍のポップ・グループ。ホーンセクションやダンサーチームを従えたエンターテインメント/ライヴ志向の大世帯バンド。ファンクをベースにしたポップな音。ファンのリクエストによる代表曲25曲と未発表曲等のレア音源5曲を収録したCD2枚組のベスト盤(全30曲)。「KOME KOME WAR」、「FUNK FUJIYAMA」、「浪漫飛行」(JALのCMソング)、「君がいるだけで」(TVドラマ「素顔のままで」主題歌)収録
 eyes渡辺美里/eyes (1985)

1986年に大ヒット曲「My Revolution」(TVドラマ「セーラー服通り」主題歌)でブレイクした女性ロック歌手の1st。デビュー当時は白井貴子の妹分的な存在だった。後の作品に比べると荒削りな音だが声の若さが捨て難い。少年少女を励まし勇気づけるようなポジティブでパワフルな音。小室哲哉、木根尚登、大江千里、岡村靖幸、白井貴子他豪華作曲陣によるキャッチーな楽曲。「GROWIN' UP」「死んでるみたいに生きたくない」「すべて君のため」「悲しいボーイフレンド」「eyes」収録
 THUNDER IN THE EASTラウドネス/THUNDER IN THE EAST (1985)

元レイジーの高崎晃(g)、樋口宗孝(ds)を中心とするハードロック/ヘヴィメタル・バンド。米国のアトランティック・レコードから発売され全米アルバムチャート74位を記録した5thアルバム。歌詞は英語。プロデュースはマックス・ノーマン(メガデス、オジー・オズボーン他)
 あぶらだこあぶらだこ/あぶらだこ (1st) (1985)

長谷川裕倫/ヒロトモ(vo)を中心とするパンクバンド。超絶ドラマー吉田達也在籍時に徳間ジャパンから出たメジャーデビュー盤(通称「木盤」)。変拍子と激しいリズム・チェンジを駆使した複雑な曲構成。文語的語彙を多用する難解な歌詞。「ハードコアパンク」の文脈から逸脱した独特の音楽性
 DEAD SONGGASTUNK/DEAD SONG (1985)

BABY(b)、BAKI(vo)、MATSUMURA(ds)、TATSU(g)の4人組ロックバンド。インディーズ・レーベルのドグマからリリースされた1stアルバム。スラッシュ/スピード・メタル寄りのハードコア・パンク。最後の曲「DEAD SONG」はメロディアスな佳曲
 Good Evening Wonderful FiendThe Willard/GOOD EVENING WONDERFUL FIEND (1985)

1980年代中盤にラフィン・ノーズ、有頂天とともに「インディーズ御三家」と呼ばれていた人気バンド、ザ・ウィラード(ウイラード)の1stアルバム。インディーズ・レーベルのキャプテン・レコードからの発売。ザ・ダムドに影響されたポップ志向のパンク。1万枚以上売れたヒット作
Good!死者ILL BONE(イル・ボーン)/死者 (1985)

ヴォーカルの中田潤を中心とするニューウェイヴ・バンド。1979年に「造反医学」のバンド名で結成。1983年にバンド名を「イル・ボーン」(「日本」「日本人」を意味する朝鮮語「イルボン」と英語の「Ill Bone=病んだ骨」のダブル・ミーニング)に改名。1985年にインディーズレーベルのトランスレコードから発売された4曲入りEP。1980年代の英国ニューウェイヴや日本のロックバンド、ジャックスに似た陰鬱なダークサイケ。抒情性を湛えた政治的な歌詞。プロデュースは北村昌士(YBO2)。1992年に「ナンバーレスランド」を追加収録したCDとして再発されている。中田潤はその後スポーツ/ノンフィクション・ライターに転身
 赤痢初期音源集+2赤痢/赤痢初期音源集+2 (2015/1985-1989)

1983年にミユ(vocals)を中心に京都で結成された日本のガールズ・パンク・バンドの草分けで、ロリータ18号などの後続のバンドに影響を与えたロックバンド、赤痢の初期(1980年代後半)の録音を収録した編集盤(全25曲)。2013年にYOUTH INC.から発売されたリマスター盤「赤痢初期音源集」にカセットテープ音源からの2曲を加えて2015年にアルケミーレコードから再発された。ダークで攻撃的なハードコア・パンクがベースだが、気だるい感覚のポップな楽曲もある。「リンリン」はフィンガー5のアイドル・ポップ「恋のダイヤル6700」をカヴァーした虚無的なハードコア・パンク曲
 おニャン子クラブ BESTおニャン子クラブ/おニャン子クラブ BEST (1985-1987)

1980年代の日本の好景気(バブル経済)、素人芸の流行、性解放の風潮などを背景に、フジTVのバラエティ番組「夕焼けニャンニャン」から生まれた素人女子高生集団アイドル。仕掛け人は放送作家・作詞家の秋元康。在籍メンバーは総勢50名以上。学芸会または放課後の部活のような感覚が当時の中高生男子に支持された。一部のメンバーはソロやサブユニットでも活動し、工藤静香や渡辺美奈代、渡辺満里奈などのタレントも輩出。「セーラー服を脱がさないで」「およしになってねTEACHER」「おっとCHIKAN!」等のシングル曲全曲とその他の代表曲を収録したベスト盤(全16曲)
 LAUGHIN' COMPLETE VAP TRACKSLAUGHIN' NOSE(ラフィン・ノーズ)/LAUGHIN' COMPLETE VAP TRACKS (1985-1986/2005)

1981年に大阪でCHARMY(vo)を中心に結成されたパンクバンド、LAUGHIN' NOSE(ラフィン・ノーズ)のメジャーレーベル、VAP在籍時の全音源(2つのオリジナル・アルバム、「LAUGHIN' NOSE」(1985年)と「LAUGHIN' ROLL」(1986年)の全曲を含む)を網羅する編集盤(CD2枚組)。THE WILLARD(ザ・ウィラード)、有頂天とともに「インディーズ御三家」と呼ばれた1980年代前半はハードコア・パンクだったが、この頃はポップで親しみやすいメロディーのシンプルなロックンロールを演っていた。歌詞は主に日本語で一部英語。英詞の「FALLIN' FALLIN' INTO YOUR HEART」は佳曲
 スーパーベストザ・ブルーハーツ/スーパーベスト (1985-1989)

甲本ヒロト(vo)、真島昌利(g、vo)を中心とする4人組。性急なパンクビート。歌メロ重視の簡素でストレートな音。インディーズ〜メルダック・レーベル(クラウンレコード)時代のベスト盤。オリジナルアルバム未収録曲7曲を含む全17曲。「リンダ リンダ」「ハンマー」「チェインギャング」「TRAIN-TRAIN」(TVドラマ「ハイスクール落書」主題歌)他
 JUST A HEROBOØWY/JUST A HERO (1986)

1980年代後半のバンドブームにおいて多大な影響力を誇ったビートロック・バンド。氷室京介(vo)と布袋寅泰(g)が中心。8ビートのタテノリのリズムとポップなメロディー。「わがままジュリエット」収録の4th
 IMAI, MIKI from 1986今井美樹/IMAI, MIKI from 1986 (1986-1997)

女優兼歌手の今井美樹の2枚組ベスト盤。飾り気のない自然体ヴォーカル。落ち着いた雰囲気の清涼感あふれる音。1986〜97年のシングル曲全曲(「彼女とTIP ON DUO」「瞳がほほえむから」「PIECE OF MY WISH」「Miss You」「PRIDE」他)に加え、自選ベスト盤「Ivory」「IvoryII」に未収録の秀作を収録
 ぷりぷりローザ・ルクセンブルグ/ぷりぷり (1986)

久富隆司/どんと(vo)を中心とする京都出身の4人組のロックバンド。ニューウェイヴ、ソウル、ファンク、米国のルーツミュージック、日本の歌謡曲などの雑多な要素をミックスしたユニークな音楽性。「在中国的少年」(1984年「NHKヤングミュージックフェスティバル」金賞曲)収録の1st。筒美京平作曲のいしだあゆみのヒット曲「ブルーライトヨコハマ」を引用した「原宿エブリデイ 〜ブルーライトヨコハマ〜」はファンキーな佳曲
 天使たちザ・ストリート・スライダーズ/天使たち (1986)

HARRY(vo、g)・蘭丸(g)・JAMES(b)・ZUZU(ds)の4人組ロックバンド、ザ・ストリート・スライダーズの5枚目のアルバム。ローリング・ストーンズに強い影響を受けた本格志向のロックンロール。佐久間正英がプロデュースした本アルバムとシングル曲「Boys Jump the Midnight」はメジャーヒットとなった。ストーンズや村八分を好む人におすすめ
 ピース有頂天/ピース (1986)

ラフィン・ノーズやウィラードとともに、1980年代前半のインディーズブームを牽引したニューウェイヴバンド。ケラ(vo)を中心として1982年に結成。メジャーデビュー盤。テクノポップの影響を受けたポップな音楽性とシニカルでナンセンスな歌詞。メジャーデビューシングル曲「BYE-BYE」(アルバム・ヴァージョン)収録。ケラは1980年代にインディーズレーベル「ナゴムレコード」の主宰者・プロデューサーとしてばちかぶり(田口トモロヲ在籍)、筋肉少女帯、人生(電気グルーヴの前身バンド)、たま等のバンドの作品をリリースしている。ケラは劇作家/舞台演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチとしても有名
 ナゴムコレクション人生/ナゴムコレクション (2006/1986-1989)

人生(ZIN-SÄY!)は1985年に静岡で石野卓球(ヴォーカル、プログラミング、キーボード)を中心に結成され、石野がテクノユニット、電気グルーヴを結成する1989年まで活動していたニューウェイヴ・バンド。ピエール瀧もメンバーとして在籍していた。インディーズレーベルのナゴムレコードから発売されたソノシートとレコードの曲を中心にカセット録音やライヴ音源も収録した編集盤(27曲)。人生は石野の自宅録音から始まったが、後期はギター、ベース、ドラムを含むバンド編成だった。デペッシュ・モード(Depeche Mode)等のシンセポップ、ドイチュ・アメリカニッシェ・フロイントシャフト(DAF)(Deutsch Amerikanische Freundschaft)やリエゾン・ダンジェルース(Liaisons Dangereuses)、デア・プラン(Der Plan)等のノイエ・ドイチェ・ヴェレ(ジャーマン・ニューウェイヴ)、ザ・レジデンツ(The Residents)、日本のインディーロックバンド、ほぶらきん等に影響を受けたコミカルで変態的なニューウェイヴ/エレクトロ・ポップ。チープなシンセと下ネタが多い下品な歌詞、白塗りメイクやコスプレをしたメンバーによる奇抜なパフォーマンスが特徴。「カランコロンの唄」はTVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」エンディングテーマのカヴァー。「愛を込めてもっともっと」はGO-BANG'S(ゴーバンズ)の曲のカヴァー
 DEAD LINEDEAD END(デッド・エンド)/DEAD LINE (1986)

1980年代の日本のヘヴィーメタル・シーンでカリスマ的な人気を誇り、LUNA SEA(ルナシー)、黒夢、L'Arc〜en〜Ciel(ラルク アン シエル)などの後のヴィジュアル系ロックバンドにも多大な影響を与えたバンド、DEAD END(デッド・エンド)の1stアルバム。インディーズレーベルのナイト・ギャラリー(Night Gallery)から発売され、当時としては異例の1万枚を超える売上を記録した。ハードロックの様式美を基調に、ハードコア・パンク的なスピード感とメロディックな要素を加味したダークな雰囲気の音。2009年にボーナストラック2曲(フォノシート/シングル収録曲)を加えたリマスター盤CDが発売されている。初回限定盤は1987年1月11日、大阪毎日ホールでのライヴ映像を収録したDVD付き
 IIIVOW WOW(ヴァウワウ)/III (1986)

前身バンド、BOW WOW(バウワウ)の元メンバー3人に人見元基(vocals)、厚見玲衣(keyboards)が加わり1984年に結成された5人編成のハードロックバンド、VOW WOW(ヴァウワウ)の3rdアルバム。ディープ・パープル(Deep Purple)やレインボー(Rainbow)などのブリティッシュ・ハードロックの影響が色濃い、キーボード(シンセ)をフィーチュアしたポップ志向のヘヴィーメタル。山本恭司の速弾きギターと人見元基のエモーショナルなシャウト唱法のヴォーカルを軸とする叙情的な音。歌詞は英語。日本国内では国産ハードロック/ヘヴィーメタルの傑作として定評がある。プロデュースはAC/DCやチープ・トリック(Cheap Trick)などを手がけたトニー・プラットとVOW WOW。2006年にデジタル・リマスター盤CDが発売されている
 Equalizing DistortGAUZE(ガーゼ)/EQUALIZING DISTORT (1986)

1981年に結成されたハードコア・パンクバンド、GAUZE(ガーゼ)の2ndアルバム。インディーズレーベルのセルフィッシュからの発売。ディスチャージやカオスUKに似た音。1980年代ジャパニーズ・ハードコア・パンクの名盤。曲がすごく短いので、アルバム一枚、全10曲で合計時間が17分48秒しかない
Good!ALIENATIONYBO2/ALIENATION (1986)

北村昌士(b、vo)、吉田達也(ds)、K.K.NULL(g)の3人編成時にインディーズレーベルのトランスレコードからリリースされた1stアルバム。ノイズ、インダストリアル、サイケ、ゴシック、ハードコア・パンク等の混合物。メロトロン、メタル・パーカッションを使用した超ノイジーでダークで狂暴な音。日本のアンダーグラウンド・ロックの金字塔
 High Rise IIハイ・ライズ/High Rise II (1986/1993)

南條麻人(vocals, bass guitar)と成田宗弘(guitar)を中心に「サイケデリック・スピード・フリークス(Psychedelic Speed Freaks)」として1982年に結成されたロックバンド。1984年に1stアルバムをリリースすると同時にバンド名をJ・G・バラードの小説にちなんで「ハイ・ライズ(High Rise)」と改名。「II」は1986年にリリースされた「ハイ・ライズ」名義の1stアルバム。サイケなガレージロックのノイジーなディストーション・ギター、パンクのスピード感、ハードロック/ヘヴィメタルのヘヴィネス、ブルースロック風のギターインプロなどを含む、日本のサイケデリック・ヘヴィロックの名盤。歌詞は英語と日本語(ただしヴォーカルはノイジーな音に埋もれてあまり聴き取れない)。未発表のボーナス・トラック2曲を追加してデジタル・リマスタリングとリミックスを施したCDが1993年に発売されている。ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)、ブルー・チアー(Blue Cheer)、ホークウインド(Hawkwind)、ソニック・ユース(Sonic Youth)、グランジ系を好む方におすすめ
 Boys Treeコクシネル/BOYS TREE (1986)

元めんたんぴんの池田洋一郎(g)と女性ヴォーカリストの野方攝を中心として1980年に東京で結成されたニューウェイヴ・バンド。インディーズレーベルのバルコニーレコードからリリースされた唯一のスタジオ録音アルバム。工藤冬里のピアノをフィーチュアした、フォーク/ジャズ風のアコースティックな音。2002年にCDで再発。池田洋一郎によるデジタル・リマスタリング盤。オリジナルの6曲(曲順はオリジナルのLPとは異なる)とボーナス・トラック「この光の中」(「HIGH ON LIFE」のリミックス)を収録
 THE BADDEST久保田利伸/THE BADDEST (1986-1989)

アメリカのコンテンポラリー・ソウル、R&Bを日本の主流音楽シーンに導入し、マイルドで洗練された作風により大衆化したシンガーソングライター、久保田利伸のベスト盤シリーズ「THE BADDEST」の第1弾。スティーヴィー・ワンダーに似た唱法。「TIMEシャワーに射たれて」、「流星のサドル」、「Missing」、「You were mine」(TVドラマ「君の瞳をタイホする」主題歌)、「CRY ON YOUR SMILE」他、初期(1980年代後半)の代表曲を収録。全12曲をミネアポリスのペイズリー・パーク・スタジオでリミックス。エンジニアはスーザン・ロジャース
 シングルコレクション(1986〜1991)徳永英明/シングルコレクション(1986〜1991) (1986-1991)

ハスキーで澄んだ高音ヴォイスで1980年代後半から1990年代初頭にヒット曲を量産したシンガー・ソングライター。キャッチーなメロディーのバラードは特に定評がある。1991年までの全シングル13曲を収録したベスト盤。「輝きながら…」(オリコン4位)、「夢を信じて」(3位。TVアニメ「ドラゴンクエスト」EDテーマ)、「壊れかけのRadio」(5位)、「Wednesday Moon」(1位)他
 ZABADAKZABADAK(ザバダック)/ZABADAK (1991/1986-1987)

1985年に吉良知彦(vocals, guitars, bass, keyboards)を中心に結成された音楽ユニット、ZABADAK(ザバダック)の1st・2ndミニアルバム、「ZABADAK-I」(5曲、1986年)と「銀の三角」(6曲、1987年)の全曲を収録した編集盤。1987年に発売されたアルバム「WATER GARDEN」もこの2つのミニアルバムの全曲を収録しているが曲順はオリジナルと異なる。ケイト・ブッシュ(Kate Bush)やケルト音楽の影響が強い抒情的でメロディックな音楽。上野洋子の透明感のある歌声と吉良知彦のアコースティック・ギター、フェアライトCMIやシンクラヴィアを駆使したケイト・ブッシュのアルバム「The Dreaming」(1982年)にインスパイアされた打ち込みのサウンドが印象的。民族音楽風のインストゥルメンタル曲「ポーランド」はセゾンカードのCM曲に使用された。「水のソルティレージュ」はフラ・リッポ・リッピ(Fra Lippo Lippi)の曲「Shouldn't Have To Be Like That」の日本語詞カヴァー
 THE GREATEST HITS -小室哲哉作品集 S-(Various Artists)/THE GREATEST HITS -小室哲哉作品集 S- (2006/1986-1999)

1980年代後半〜1990年代半ばに、自身のグループ(TM NETWORK、globe)やその他のアーティストの楽曲を制作し、テクノ/ユーロビート/ハウス/ジャングル/ヒップホップ/R&Bのスタイルによるダンス志向のJポップのヒット曲を量産したミュージシャン・作曲家・プロデューサー、小室哲哉が作曲した楽曲を収録した編集盤(Sony Music Direct)。2枚組CD(全26曲)。「THE GREATEST HITS -小室哲哉作品集 A-」(avex trax)と同時発売。渡辺美里「My Revolution」(オリコン週間1位)、中山美穂「50/50」(2位)、小室哲哉「RUNNING TO HORIZON」(1位。小室のソロデビュー曲。TVアニメ「シティーハンター3」オープニングテーマ)、TMN「LOVE TRAIN」(1位)、「Nights of The Knife」(1位)、電気グルーヴ「RHYTHM RED BEAT BLACK (VERSION 300000000000)」(TMN「RHYTHM RED BEAT BLACK」のラップ・カヴァー。電グルのメジャーデビュー曲)、観月ありさ「TOO SHY SHY BOY!」(4位)、安室奈美恵「Body Feels EXIT」(3位)、「SWEET 19 BLUES」(1位)、TRF「CRAZY GONNA CRAZY」(1位)、H Jungle with t「WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント〜」(1位。お笑いコンビのダウンタウンの浜田雅功と小室哲哉のコラボレーション)、globe「Can't Stop Fallin' in Love」(1位)、「FACE」(1位)、華原朋美「I' m proud」(2位)、「LOVE IS ALL MUSIC」(1位)他収録
 T-スクェア シングル・コレクションT-SQUARE/T-スクェア シングル・コレクション (1987-1996)

カシオペアとならんで日本を代表するフュージョン/ポップ・インストゥルメンタル・バンド。安藤まさひろ(g)を中心として1976年に結成。当初はザ・スクェア(THE SQUARE)と名乗っていたが、1989年よりT-スクェア(T-SQUARE)に名義を変更。サックスやEWI(イーウィ=エリクトリック・ウィンド・インストゥルメント。管楽器型シンセ、ウィンド・シンセサイザーの一機種)を多用した、メロディアスで爽やかな音。本田雅人(sax、EWI)在籍時の1987年〜1996年の全シングル曲を収録した編集盤。フジTV系「F1グランプリ」中継番組のテーマ曲に使用され大ヒットした「TRUTH」、「CHASER」(フジTV系「'92 ツール・ド・フランス」中継番組テーマ曲)、「FACES」、「明日への扉」、「TWILIGHT IN UPPER WEST」(フジTV系ドラマ「幕末高校生」テーマ曲。ミュンヘン交響楽団との競演)、「VICTORY」(TV朝日系「ワイド! スクランブル」テーマ曲)他収録
 PSYCHO-DELICIOUSPINK/PSYCHO-DELICIOUS (1987)

近田春夫のファンク・バンド、ビブラトーンズのメンバーだった3人、福岡ユタカ(vo)・矢壁アツノブ(ds)・ホッピー神山(key)がセッションバンド、おピンク兄弟での活動を経て結成した技巧派ニューウェイヴ・バンド。プログレとファンクをベースに、民族音楽や日本的な歌謡ロックの要素を加味した雑食サウンド。窪田晴男(g)、吉田美奈子(vo)、板倉文(g)他参加。シングル「KEEP YOUR VIEW」(マクセル・カセットテープCM曲)収録の3rd
 humansystemTMネットワーク/humansystem (1987)

小室哲哉(key)、宇都宮隆(vo)、木根尚登(g)の3人組ユニットの5th。LA録音。ハードロック、プログレ、ユーロビート等の要素を導入したシンセポップ/ダンスビート歌謡。元ミッシング・パーソンズのウォーレン・ククルロ(g)、元アヴェレージ・ホワイト・バンドのスティーヴ・フェローン(ds)参加。「Resistance」、モーツァルトの「トルコ行進曲」を引用した「Human System」収録
 SINGLES 1987-1992プリンセス・プリンセス/SINGLES 1987-1992 (1987-1992)

1980年代後半から90年代初頭に絶大な人気を誇ったガールズ・ロック/ポップ・バンド。奥居香(vo)を中心とする5人組。キャッチーな楽曲とパワーポップ的なバンドサウンド。国民的大ヒット曲「DIAMONDS(ダイアモンド)」の他、「19 GROWING UP -ode to my buddy-」「世界でいちばん熱い夏」「ジュリアン」等のシングル曲を集めた編集盤。バラードの名曲「M」も収録
 ザ・ベリー・ベスト・オブ・ユニコーンユニコーン/ザ・ベリー・ベスト・オブ・ユニコーン (1987-1993)

西川(川西)幸一(ds)を中心として1986年に結成されたロックバンド。結成当初はビート・パンク風の音だったが、阿部義晴(key)が正式加入しアルバム「服部」をリリースした1989年頃からは独特のポップな音楽性が開花。奥田民生(vo)作詞・作曲の「服部」「大迷惑」「すばらしい日々」は佳曲
 カップルズピチカート・ファイヴ/カップルズ (1987)

小西康陽(作詞作曲、アレンジ、プロデュース、key、vo、b)を中心とするポップバンド、ピチカート・ファイヴの1st。初代ヴォーカリストは佐々木麻美子。A&Mのアメリカン・ポップやソフト・ロック(バート・バカラック、ハーパース・ビザール等)の影響が強いオシャレでハイセンスな音
 ベリッシマピチカート・ファイヴ/ベリッシマ (1988)

オリジナル・ラヴの田島貴男がリードヴォーカルで参加していた頃の作品(2nd)。ソウル/ジャズ風の洗練された音。音楽性が高い
 女性上位時代ピチカート・ファイヴ/女性上位時代 (1991)

野宮真貴(vo)正式加入後の作品。ハウス/クラブ・サウンド的な音。サウンド・コラージュ風のツギハギな音編集
 ヤプーズ計画YAPOOS/ヤプーズ計画 (1987)

戸川純、ゲルニカの項を参照。戸川純のソロ活動時のバンドメンバーで87年に結成された戸川純の個人バンド。「バーバラ・セクサロイド」収録の1st。エロティシズムや肉体性を前面に出した演劇的なニューウェイヴ・サウンド。「エロ・グロ・イノセンス」なコンセプト
 僕はコレクターザ・コレクターズ/僕はコレクター (1987)

加藤ひさし(vo、作詞作曲)を中心とするロックバンド。1980年代後半の「ネオGS」ムーヴメント、モッズ・リバイバルを背景に活動を開始。メジャー・デビュー盤。The Who、The Kinks等の1960年代英国ロックの影響が色濃い。ポップで歌メロ志向の音
 ファントムギフトの世界ザ・ファントムギフト/ファントムギフトの世界 (1987)

1980年代後半に東京で起こった「ネオGS」ムーヴメントの中心バンドの一つ。唯一のスタジオ公式録音アルバム。1960年代後半の日本のGSやジャックス、英米のサイケ/ガレージバンド等の影響が強い音。シングル曲「ハートにOK!」収録。「ジェニーは嘘つき」「ベラドンナの伝説」「夜空に消えたシンデレラ」は自主制作盤としてリリースされた既発表曲の再録。「ファントム・ダイナマイト」はスペンサー・デイヴィス・グループ「I'm a Man」が原曲のインスト曲。「マイ・ラブ、マイ・ラブ」はザ・ヤンガーズ(GS)のカヴァー。「シェイキン・マイ・ソウル」はザ・ボルテージ(GS)のカヴァー。「夜明けに消えた恋」はザ・ブルーインパルス(GS)のカヴァー。ピチカート・ファイヴの小西康陽参加(編曲)
 ありがとうりんけんバンド/ありがとう (1987/1990)

ネーネーズと並ぶ90年代の沖縄音楽ブームの火付け役。照屋林賢(三線、チェレン=電気三線)、上原知子(vo)在籍。沖縄の言葉と伝統芸能をベースにした良質のポップ・ミュージック。87年に沖縄のマルテルレコードからカセット発売され、90年にCDが全国発売された1st
 いとぐち高井麻巳子/いとぐち (1987)

1980年代後半に活動した素人女子高生アイドルグループ、「おニャン子クラブ」のメンバーだった高井麻巳子が、同メンバーの岩井由紀子(ゆうゆ)とのユニット「うしろゆびさされ組」での活動を経て発表したソロアルバム(1st)。ポップ&キュート路線の曲が多かった一連のおニャン子関連の作品とは異なり、メロディー重視でバラード調の古風な曲が多い。バラードの佳曲「シンデレラたちへの伝言」収録
 gradation工藤静香/gradation (1987-1988)

歌手・女優(元おニャン子クラブ)の工藤静香のベスト盤。最初の5枚のシングルからの10曲(A/B両面)とクリスマス・ソングの「X'masがいっぱい」を収録。「禁断のテレパシー」(オリコン1位)、「Again」(3位)、「抱いてくれたらいいのに」(3位)、「FU-JI-TSU」(1位)、「MUGO・ん…色っぽい」(1位。カネボウ化粧品CM曲)収録の大ヒット・アルバム。作曲・編曲は後藤次利
 Best Selection酒井法子/Best Selection (1987-1998)

1987年にシングル「男のコになりたい」でアイドル歌手としてデビュー。ニックネームは「のりピー」。語尾をピーに変換する「のりピー語」(例:嬉しい→うれピー)の創始者。1990年代以降は女優としての活動も本格化し、歌/TVドラマ/映画/舞台で活躍。「男のコになりたい」、「夢冒険」(NHK「アニメ三銃士」主題歌。春の選抜高校野球・入場行進曲)、「Love Letter」、「碧いうさぎ」(TVドラマ「星の金貨」主題歌。大ヒット曲)、「涙色」(NTV系「NNNきょうの出来事」エンディング・テーマ曲)、「横顔」(NTV系「火曜サスペンス劇場」主題歌)他、1998年までのシングル曲を中心に18曲を収録したベスト盤。1988年に「のりピー」名義でカセットシングルとして発売された「のりピー音頭」も収録
 the best selection of first moritaka 1987-1993森高千里/the best selection of first moritaka 1987-1993 (1987-1993)

女性アイドルポップ歌手、森高千里の初期のシングル曲20曲を収録したCD2枚組。ほぼすべての曲の歌詞を自作。楽曲提供は斉藤英夫他。「ザ・ストレス(ストレス中近東ヴァージョン)」、「青春」、「ファイト!!」、「私がオバさんになっても(シングル・ヴァージョン)」(NTV系ドラマ「まったナシ!」主題歌)、「渡良瀬橋」他。ヒット曲「17才」は南沙織のカヴァー
 LOVER'S ROCKミュート・ビート/LOVER'S ROCK (1988)

トランペット奏者の小玉和文を中心とするダブ・バンド。日本発の本格的ダブ・サウンドを確立した2nd。レゲエのビートと日本的な哀愁メロディー。トランペット、トロンボーン、キーボード、ドラム、パーカッションによるインストゥルメンタル・サウンド。ミキシング・エンジニアは「Dub Master X」こと宮崎泉
 Non-FictionPSY・S/Non-Fiction (1988)

Chaka/安則眞美(vo)と松浦雅也(key、g、作編曲)の2人組。チャカの中性的なノンビブラート唱法をフィーチュアしたポップなエレクトロ/アコースティックサウンド。フェアライト(サンプラー)を使用した緻密な音作り。「Angel Night〜天使のいる場所〜」(TVアニメ「シティーハンター2」OPテーマ)「薔薇とノンフィクション」収録のヒット作
 GO-BANG'S BESTGO-BANG'S/GO-BANG'S BEST (1988-1991)

森若香織(vo)を中心とする3人編成のガールズ・バンド。ポップでキュートで元気溌剌な音。「あいにきて I・NEED・YOU!」「かっこイイ(E)、ダーリン。」「I LOVE YOU」「Bye・Bye・Bye」「ロックンロールサンタクロース」他収録のベスト盤。「ボーイハント」はコニー・フランシス「Where the Boys Are」のカヴァー(ニール・セダカ作曲)
 筋少の大車輪筋肉少女帯/筋少の大車輪 (1988-1992)

大槻ケンヂ(vo)在籍。江戸川乱歩等の文学/アングラ演劇的なコンセプト。パンク/プログレ/ハードロック風のバカテクな演奏。「大釈迦」(「釈迦」の再録)「サンフランシスコ」「元祖高木ブー伝説」「踊るダメ人間」他収録のベスト盤
 GUITARHYTHM布袋寅泰/GUITARHYTHM (1988)

BOØWY解散後の1stソロ。ストレートなR&Rギターと打ち込みのデジタル・ビート。サイバーパンク的なコンセプト。「MATERIALS」は塚本晋也監督の映画「鉄男II」のエンディング曲として使用された
 ワンダーブックレピッシュ/ワンダーブック (1988)

パンクビート+スカ、ファンク、レゲエ…初期フィッシュボーンに似た音。フィッシュボーン来日公演(86年)で前座を担当。曲がポップでいいです。「リックサック」収録。次作「からくりハウス」(89年)はトッド・ラングレン・プロデュース
 相変わらずさ 〜Best Songs 1988-2004〜高野寛/相変わらずさ 〜Best Songs 1988-2004〜 (1988-2004)

1964年に生まれ、ビートルズ、YMO、トッド・ラングレンに影響を受け、シンガーソングライター・ギタリスト・アレンジャー・プロデューサーとして活動しているミュージシャン、高野寛の、本人の選曲・監修によるベスト盤。流麗なメロディーと緻密なサウンド・プロダクションによる、アコースティック志向の良質のポップソング多数収録。デビューシングル「See You Again」(高橋幸宏プロデュース)、「虹の都へ」(トッド・ラングレン・プロデュース。オリコン2位)、「ベステン ダンク」(トッド・ラングレン・プロデュース。オリコン3位)、「夢の中で会えるでしょう」(坂本龍一プロデュース)他。トッド・ラングレンを好む方におすすめ
 Your Selection 1中山美穂/Your Selection 1 (1988-1999)

1985年のデビュー以後、女優・歌手として活躍する中山美穂のベスト盤。インターネット上のファン投票で選ばれた曲を収録した「Your Selection」シリーズの「1」はシングルA面曲を集めたもの。独特の鼻にかかったような甘い歌声。「You're My Only Shinin' Star」(角松敏生作曲)、「遠い街のどこかで…」(中崎英也作曲)、「中山美穂&WANDS」名義で出た「世界中の誰よりきっと」(織田哲郎作曲)、「ただ泣きたくなるの」(岩本正樹作曲)他メガヒット曲多数。岡本真夜作曲の「未来へのプレゼント」は「中山美穂 with MAYO」名義で出た曲。「You're My Only Shinin' Star」のライヴ映像を収録したCDエクストラ仕様。シングルB面曲を集めた「2」、アルバムから選曲した「3」と「4」もあります
 FAIRCHILD BESTFAIRCHILD/FAIRCHILD BEST (1988-1993)

テクノ志向のポップバンド、Shi-Shonenのリーダーだった戸田誠司(b、g、key、computer、vo)がYOU(vo)、川口浩和(g)と結成したユニット。YOUのキュートな自然体ヴォーカルと、戸田によるポップな楽曲が魅力。精緻な音作りのエレクトロ/アコースティックサウンド。「おまかせピタゴラス」「ラブ・シックは好き」「Jelly Eyesは甘くない」「小さな星」「探してるのにぃ」(「紅茶のお酒」CM曲)他主要曲17曲収録のベスト盤
 WINK MEMORIES 1988-1996WINK/WINK MEMORIES 1988-1996 (1988-1996)

相田翔子(vo)と鈴木早智子(vo)のアイドル・ポップ・デュオ。ユーロビート等の洋楽の日本語詞カヴァー曲多数。「Sugar Baby Love」(ルーベッツの1974年の全英1位ヒット曲のカヴァー)「愛が止まらない」(カイリー・ミノーグの「Turn It Into Love」のカヴァー)「淋しい熱帯魚」他、全シングル曲を網羅する2枚組ベスト盤
 恋してると、いいね -the Heart of Love-渡辺美奈代/恋してると、いいね -the Heart of Love- (1989)

女性アイドルグループ、おニャン子クラブのメンバーとしてデビューした歌手・タレント、渡辺美奈代の5thアルバム。ほぼすべての曲をロックバンド、ムーンライダーズの中心人物、鈴木慶一とミュージシャン/プロデューサーの渚十吾が作曲・編曲。打ち込み、アコースティックギター、女性コーラスなどをフィーチュアした凝った音作り。1950-1960年代のアメリカン・ポップスのような古風なスタイルの傑作ポップアルバムとして定評がある。シングル曲、「抱いてあげる」(「Remix Love Version」と「Acoustic Moonriver Version」の両方を収録)、「いいじゃない」(Remix Farewell Version)収録
 BestCOMPLEX/best (1989-1990)

元BOØWYのギタリスト、布袋寅泰(g)とロック歌手兼俳優の吉川晃司(vo)が結成したユニット。布袋のシャープなギターと吉川の巻き舌ヴォーカル、シンセと打ち込みのデジタルビートによるキャッチーな歌謡ロック。2枚のアルバム、「COMPLEX」「ROMANTIC 1990」からの13曲とアルバム未収録曲2曲、「Just Another Day」と「Be My Baby (Montserrat Mix)」を収録したベスト盤。デビュー曲「Be My Baby」(オリコン1位の大ヒット曲)、「Pretty Doll」、「恋をとめないで」、「1990」(オリコン1位のシングル曲のアルバム・ヴァージョン)、「Rambling Man」他
 BO & GUMBOボ・ガンボス/BO & GUMBO (1989)

元ローザ・ルクセンブルグの久富隆司/どんと(vo、g)がローザ解散後に結成したロックバンド。ニューオーリンズ録音の1st。ニューオーリンズのR&Bやセカンドライン・ファンクをベースにしたアーシーな音。ボ・ディドリー、ネヴィル・ブラザーズのシリル・ネヴィル、アルフレッド・ウガンダ・ロバーツ参加
 MESS/AGEいとうせいこう/MESS/AGE (1989)

1961年東京生まれのクリエイター(俳優・編集者・小説家・ラッパー・TVタレント)、いとうせいこう(rap, vocals)による、日本のヒップホップの黎明期の名盤。アレンジ・ミックスはヤン富田。トラックメイキングはヤン富田(computer programming, tape, radio, turntable and instruments)と"DUB MASTER X"こと宮崎泉(vinyl beat of two turntables and vocals)。いとうせいこうの脚韻を多用した日本語ラップと、ジャズやカリプソをサンプリングしたヤン富田のバックトラックによるユニークな音。サンプル・ネタは、サン・ラー(Sun Ra)、ドナルド・バード(Donald Byrd)、アルマンド・トロヴァヨーリ(Armando Trovajoli)、ファラオ・サンダース(Pharoah Sanders)、ゲイリー・バーツ(Gary Bartz)、クール&ザ・ギャング(Kool & the Gang)、ジミー・マクグリフ(Jimmy McGriff)、マイティ・スパロウ(Mighty Sparrow)。いとうせいこうの音楽スタイルは、MCU、KOHEI JAPAN、YOU THE ROCK、スチャダラパー、宇多丸などの後続の日本のヒップホップ・ミュージシャンに多大な影響を与えた。オリジナルのCDは1989年にFILE RECORDSから限定5,000枚プレスで発売。1995年に別ジャケで再発されている
Very good!〜海へ行くつもりじゃなかった〜フリッパーズ・ギター/〜海へ行くつもりじゃなかった〜 (1989)

英国ネオ・アコースティックの直系。1st。歌詞は全部英語。傑作です。オレンジ・ジュース、アズテック・キャメラ、モノクローム・セット等を好む方は必聴
Very good!カメラ・トークフリッパーズ・ギター/カメラ・トーク (1990)

小山田圭吾(vo、g)と小沢健二(g、vo)の2人組になった2nd。打ち込みを導入。前作同様メロディーラインが秀逸。「恋とマシンガン」(TVドラマ「予備校ブギ」主題歌)収録
 ヘッド博士の世界塔フリッパーズ・ギター/ヘッド博士の世界塔 (1991)

サンプリングを全面的に導入した3rd。「グルーヴ・チューブ」収録。サンプル・ネタはビーチボーイズ、ヴェンチャーズ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、バッファロー・スプリングフィールド等々
 Singles+THE BOOM/Singles+ (1989-1996)

宮沢和史(vo、g)を中心とする4人組のロック・バンド。パンク、スカ、アコースティック/フォーク、沖縄民族音楽、ラテン系音楽(サンバ、ボサノヴァ)、ガムラン等の多彩な音楽性。歌重視のメロディアスな作風。「島唄〜オリジナル・ヴァージョン〜」、「帰ろうかな」、「風になりたい」他の1989-96年のシングル曲を集めた「Single Tracks」と、矢野顕子との共作「それだけでうれしい」、「島唄〜ウチナーグチ(沖縄言葉)・ヴァージョン〜」などを収録した「Bonus Tracks」の2枚組。沖縄民族音楽をベースにした「島唄」は世界各国でカヴァー・ヴァージョンがリリースされた大ヒット曲
 BLUE BLOODX/BLUE BLOOD (1989)

YOSHIKI(ds、p)とTOSHI(vo)を中心とする5人組。90年代後半の「ビジュアル系」バンドの先駆。メジャーデビュー盤。スラッシュメタルのような高速ヘヴィメタルにクラシカルなオーケストラ演奏を導入した、メロディアスで耽美的な音。「紅」「X」「WEEK END」「ENDLESS RAIN」収録
 CoCo1番!CoCo/CoCo1番! (1989-1991)

宮前真樹、羽田恵理香、三浦理恵子、大野幹代、瀬能あづさ在籍のアイドルグループ。「EQUALロマンス」(TVアニメ「らんま1/2」EDテーマ曲)「思い出がいっぱい」(TVアニメ「らんま1/2熱闘編」OPテーマ曲)他収録のベスト盤
 ハルモニオデオン遊佐未森/ハルモニオデオン (1989)

女性シンガー/ソングライター、遊佐未森の3作目。アイルランドのケルト音楽や英国の叙情的なプログレッシヴ・ロック、ケイト・ブッシュ等に通じる良質のドリーム・ポップ。裏声(ファルセット)を多用した透明感あふれるヴォーカル。夢幻的な童話のような歌世界。楽曲提供・プロデュースは外間隆史他。シングル曲「暮れてゆく空は」は佳曲
Good!HOPE遊佐未森/HOPE (1990)

女性シンガー/ソングライター、遊佐未森の4作目。ケイト・ブッシュに似た上質のアコースティック・ポップ。物語性と叙情性を備えたコンセプチュアルな歌世界。前作「ハルモニオデオン」も佳品だが楽曲のクオリティは本作の方が上。「ハルモニオデオン」よりも少し現世・地上寄り(ダウン・トゥー・アース)な作品。楽曲提供・プロデュースは外間隆史他。元スプリット・エンズ(ニュージーランドのポップバンド)のフィリップ・ジャッド(g)参加。シングル曲「夏草の線路」「野の花」「夢をみた」収録
 8-9-10! Jitterin' Jinn Bestジッタリン・ジン/8-9-10! Jitterin' Jinn Best (1989-1998)

破矢ジンタ(g)、春川玲子(vo)を中心とするポップバンド、ジッタリン・ジンのベストアルバム(デビュー10周年記念盤)。スカ/パンク/ロカビリーをベースにした簡素な音。キャッチーなメロディーのポップソング多数。「エヴリデイ」、「プレゼント」(アルバム・ヴァージョン)、「にちようび」(オリコン1位のシングル曲のアルバム・ヴァージョン)、「夏祭り」他全20曲収録
 不失者(1st)不失者/不失者(1st) (1989)

灰野敬二(g、vo)を中心とするアンダーグラウンドなロックバンド、不失者(ふしつしゃ)の1stアルバム。1978年頃からライヴバンドとして活動していたが、これは元裸のラリーズの三浦真樹(g)在籍時の1987-1988年のライヴ録音。「リヴァーブ・ジャンキー」をサウンドコンセプトとする、ギター中心のアヴァンギャルドなドローンサイケ。1989年にLP2枚組としてP.S.F.レコードから発売。1997年にCD化(2枚組)されている
 B'z The Best PleasureB'z/B'z The Best "Pleasure" (1990-1998)

ギタリストとしてTM NETWORK等の録音に参加していた松本孝弘(g、作曲)がヴォーカリスト稲葉浩志(vo、作詞)と組んだユニット。ハードロック/ヘヴィメタルっぽいギタープレイと縦ノリの打ち込みダンスビートにキャッチーなメロディー。90年代のCD売上げは国内でトップを記録。「LOVE PHANTOM」「太陽のKomachi Angel」「Bad Communication E.Style」「さまよえる蒼い弾丸」他大ヒット曲多数収録のベスト盤第一弾
 B'z The Best TreasureB'z/B'z The Best "Treasure" (1990-1998)

過去の楽曲からファン投票で選ばれた、ベストアルバム「B'z The Best "Pleasure"」収録曲を除く上位14曲を収録したベストアルバム第2弾。「BLOWIN'」、「恋心(KOI-GOKORO)」、「Liar! Liar!」、「ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜」、バラード曲「もう一度キスしたかった」、英語詞のハードロックナンバー「Real Thing Shakes」他
 悪の華BUCK-TICK/悪の華 (1990)

今井寿(g)、櫻井敦司(vo)を中心とする5人組。デビュー当初はBOØWYの弟分的なビート・バンドだったが、その後英国ニューウェイヴの影響下、独自の音楽性を開花。今井寿の麻薬取締法違反による逮捕〜活動停止後の復活第一弾アルバム(オリコン1位)。ダーク・サイケっぽいポップかつ耽美的な音
 家庭教師岡村靖幸/家庭教師 (1990)

渡辺美里、吉川晃司への楽曲提供など、ソングライターとしての活動後、86年にソロデビュー。プロデュース・アレンジ・作詞作曲・演奏を一人でこなす多才なポップス職人。90年発表の本作はプリンスに影響されたファンキーでエロティックでナルシスティックな作風の佳作
 スカパラ登場東京スカパラダイスオーケストラ/スカパラ登場 (1990)

ホーンセクションを中心とする大所帯スカ・バンド。パーカッショニストのASA-CHANG/朝倉弘一(93年に脱退)がリーダーだった頃のメジャーデビュー盤。歌謡曲のメロディーとスカ・ビートの合体による猥雑でエキゾチックな音。シングル曲「MONSTER ROCK」の他、「仔象の行進」(ヘンリー・マンシーニ「Baby Elephant Walk」のカヴァー。ホンダ自動車CM曲)、「TIN TIN DEO」(チャノ・ポソ/ギル・フラー作のアフロ=キューバンジャズの曲のカヴァー)、「にがい涙」(筒美京平作曲のザ・スリー・ディグリーズのディスコ歌謡のカヴァー)「HIT THE ROAD JACK」(パーシー・メイフィールド作のレイ・チャールズのヒット曲のカヴァー)収録
 デ・ラ・ルスオルケスタ・デ・ラ・ルス/デ・ラ・ルス (1990)

大儀見元(vo、perc)、カルロス菅野(vo、perc)、NORA(vo)を中心とする日本人サルサ・バンド。(サルサはニューヨーク在住のプエルトリコ人が「ソン」と呼ばれるアフロ・キューバン系音楽様式を基にして創り出したラテン系のダンス音楽。)スペイン語のバンド名「Orquesta de La Luz」は「光の楽団」の意。歌詞はスペイン語。米国ビルボード誌のラテン・チャートで1位を記録した1st
 さんだるたま/さんだる (1990)

不気味な童謡ノリの演劇的なバンド。知久寿焼(vo、マンドリン)、柳原幼一郎(vo、key)在籍。メジャーデビュー盤。アコーディオン、マンドリン等を使用したアコースティックな音。ヒット曲「さよなら人類」(オリジナル・バージョン)収録
 662 BPM By DG電気グルーヴ/662 BPM By DG (1990)

メジャーデビュー前にインディーズレーベルのSSEから出た7曲入りのミニアルバム。ラップ/ヒップホップ色が強い音。アルバム「フラッシュ・パパ」に収録の「電気ビリビリ」「ウィアー」のオリジナル曲、アルバム「ビタミン」に収録の「N.O.」の原曲「LESS THAN ZERO(無能の人)」収録。放送禁止用語を多用した過激な歌詞。サンプル・ネタは、パブリック・エネミー、ポップ・ウィル・イート・イットセルフ、ナパーム・デス、PIL、クラフトワーク、YMO、デペッシュ・モード、ブルース・リー、フランク・チキンズ、映画「その男、凶暴につき」、アニメ「あしたのジョー」、「マクドナルド」CMジングル他多数。初期の電グルを好む人にはおすすめ
Good!フラッシュ・パパ電気グルーヴ/フラッシュ・パパ (1991)

元人生の石野卓球(vo、synths、sampling)とピエール瀧(vo)を中心とするテクノ・ユニット。CMJK(synths、sampling)在籍時のメジャーデビュー盤。プロデュースはトニー・マーティン(ヒプノトーン)他。マンチェスター録音。日本語ラップと英国テクノ・ハウス風の音。ポップ・ウィル・イート・イットセルフの「Box Frenzy」に似たコンセプトの肉体派テクノ
 ビタミン電気グルーヴ/ビタミン (1993)

砂原良徳(まりん)在籍時の4th。ピュアなテクノサウンド寄りの一枚。名曲「N.O.」、G・キングスレー「Popcorn」のカヴァー収録
 A (エース)電気グルーヴ/A (エース) (1997)

緻密で華麗な音作りのポップかつ攻撃的なダンス・ミュージックで新境地を開いた一枚。シルヴェッティのオールド・ディスコ/サルソウルの名曲「Spring Rain」をブレイクビートとして使用した大ヒット曲「Shangri-La」収録
 SWEETS〜SCANCH BEST COLLECTIONすかんち/SWEETS〜SCANCH BEST COLLECTION (1990-1994)

ローリー寺西(g、vo)率いるロックバンド、すかんちの初のベスト盤。シングル曲を中心に14曲を収録。クィーンやチープ・トリック等の1970年代のパワーポップ、ハードロック、グラムロックの影響を強く受けたポップでキャッチーな音。楽曲のクオリティは高い。「恋のT.K.O.」、「恋のショック療法」、「恋の1,000,000$マン」、「恋のロマンティック・ブギ」、「恋のマジックポーション」(TV番組「ダウンタウンのごっつええ感じ」OPテーマ)、「恋のミラクル サマー」(「ダウンタウンのごっつええ感じ」OPテーマ)他佳曲多数。「Mr.タンブリンマン」はオリジナルではなく「Strings Version」の方を収録
 Completely Recorded槇原敬之/Completely Recorded (1990-2004)

秀逸なメロディー・ラインで知られる人気シンガー・ソングライター。1991年にシングル「どんなときも。」がミリオンセラーになり、その後ヒット曲を量産。1999年に覚醒剤所持で逮捕され音楽活動を停止したが、2000年に活動を再開。1990年のデビュー曲「NG」から2004年の「優しい歌が歌えない」まで、在籍レコード会社3社(ワーナー・ミュージック・ジャパン/ソニー・ミュージックエンタテインメント/東芝EMI)からリリースされた全シングル31曲を完全収録したベスト盤(2枚組CD)。メロディアスで転調が印象的な曲多数。「どんなときも。」(映画「就職戦線異状なし」主題歌、ケンタッキーフライドチキンCM曲)、「もう恋なんてしない」(TVドラマ「子供が寝たあとで」主題歌)、「No.1」(KDD「ゼロゼロイチバン」CM曲)、「SPY」(TVドラマ「男嫌い」主題歌)他
 TUBEst IITUBE/TUBEst II (1990-1996)

前田亘輝(vo)、春畑道哉(g)を中心とする4人組。日本的な歌謡メロディーにラテンやハワイアン等の要素を加味した、爽やかでトロピカルな曲多数。夏や海がテーマの曲が多く、1980年代末以降は活動を夏季に限定。前田亘輝の声量豊かで伸びやかなヴォーカルが特徴。「あー夏休み」、「湘南My Love」、「夏だね」、「夏を抱きしめて」、「恋してムーチョ」他、1990年〜1995年のシングル曲が中心のベスト盤第2弾
 シングル大全集BEGIN/シングル大全集 (1990-2004)

沖縄県石垣島出身の3人組、比嘉栄昇(ひがえいしょう、vo)・島袋優(しまぶくろまさる、g)、・上地等(うえちひとし、key)によるアコースティック・ポップ・トリオ。ブルースや沖縄民謡(島唄)等のルーツ・ミュージックをベースにしたメロディアスで歌志向の音。2004年までに発売されたシングル曲全28曲を収録した編集盤(CD2枚組)。デビュー曲「恋しくて」(日産自動車CMイメージソング)、「声のおまもりください」(アステル東京CMソング)、「空に星があるように」(映画「私たちが好きだったこと」主題歌)、「家(うち)へ帰ろう」(ナショナルEolia・CMソング)、「涙そうそう」収録。沖縄のみで限定発売された「オジー自慢のオリオンビール(エイサー・バージョン)」(オリオンビールCMソング)も収録
 人間失格人間椅子/人間失格 (1990)

ブラック・サバス直系の和風ドゥーム・メタル・バンド。和嶋慎治(g、vo)と鈴木研一(b、vo)が中心。バンド名は江戸川乱歩の短編小説に由来。メルダックからリリースされたメジャー・デビュー盤。1970年代のハードロック・プログレをベースに、和音階や日本民謡的な旋律、津軽三味線風のフレーズを導入した音。太宰治等の日本文学にインスパイアされた歌詞。和嶋のギターの演奏技術が凄い。2曲目の「針の山」はバッジー(Budgie)の「Breadfan」の日本語詞カヴァー
 What's the Truth?S.O.B/WHAT'S THE TRUTH? (1990)

グラインドコア、スラッシュコアの創始バンドの一つとして知られ、ナパーム・デス(Napalm Death)やブルータル・トゥルース(Brutal Truth)等の英米のグラインドコア系バンドに影響を与えた日本のロックバンド。結成は1985年。インディーズレーベルのSelfish Recordsからリリースされた2ndアルバム(英国盤はRise Above Recordsより発売)。初期の頃はハードコア・パンク寄りの音だったが、このアルバムはグラインドコア/デスメタル寄りの音。歌詞は英語。トイズファクトリーから発売されたCDは、ナパーム・デスとリリースしたスプリットEP(1989年)からの4曲を含むボーナストラック6曲を追加収録
 ゆれつづける割礼/ゆれつづける (1990)

宍戸幸司(vo、g)を中心として1983年に名古屋で結成されたロックバンド、割礼の3rdスタジオ録音アルバム(メジャーレーベルのビクターからの2nd)。フィードバック・ノイズギターと、スローテンポでフォーク風の日本語詞の楽曲が特徴のサイケデリック・ロックの逸品。シンセやチェロも導入した幽玄なサウンド。タイトル曲「ゆれつづける」のギターはテレヴィジョン(Television。米国のロックバンド)風。日本のロックバンド、ジャックスを好む方におすすめ
 スチャダラ大作戦スチャダラパー/スチャダラ大作戦 (1990)

1988年に結成されたヒップホップ・グループ、スチャダラパーのデビューアルバム。BOSE(MC)・ANI(MC)・SHINCO(DJ)の3人組。インディーズレーベルのMajor Forceからの発売。ア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)やデ・ラ・ソウル(De La Soul)の影響が強い軽妙なヒップホップ。BOSEのユーモラスな日本語ラップとSHINCOによる絶妙なサンプリング、リズミックなビートが特徴。シングルでもリリースされた「N.I.C.E GUY」収録。サンプルソースはBee Gees/"Stayin' Alive"、「アルプスの少女ハイジ」「サザエさん」「新オバケのQ太郎」等のTVアニメのテーマ曲など。日本のヒップホップの古典の一つ。高木完との共同プロデュース
Good!ワイルドファンシーアライアンススチャダラパー/ワイルドファンシーアライアンス (1993)

日本語のラップ。ボーズ(MC)、アニ(MC)、シンコ(DJ)の3人組。この3rdはとてもいいです。ジャングル・ブラザース、デ・ラ・ソウル、ア・トライブ・コールド・クエスト等を好む方におすすめ。タイトルは「妄想同盟」の意
 ENTROPY PRODUCTIONSビブラストーン/ENTROPY PRODUCTIONS (1991)

近田春夫(Mic)を中心とする日本語ラップ/ヒップホップ・グループ。近田春夫&ビブラストーン名義でのDAT一発録りライヴ盤「Vibra is Back」(1989年)のリリースを経て発売されたメジャーデビュー盤。ターンテーブルやサンプラーを使用しない、12人編成の生演奏(ラップ+バンド+ホーンセクション)によるファンキーでパワフルな人力ヒップホップ。和製ヒップホップの傑作の一つ。メンバーはDr.トミー(Mic)、元じゃがたらのOTO(g)、元ジューシー・フルーツの沖山優司(b)他。「ジェット・コースター」「調子悪くてあたりまえ」「パブリック・エネミー」他収録。小泉今日子がラッパーとして5曲にゲスト参加
 愛と平和ソフトバレエ/愛と平和 (1991)

遠藤遼一(vo)・森岡賢(vo、programming、synths)・藤井麻輝(vo、programming、synths)の3人組。3rdアルバム。英国のエレクトロポップ、ニュー・ロマンティクス、インダストリアル/エレクトロニック・ボディ・ミュージック等をベースにした耽美的でポップな音。特にデペッシュ・モードとニューロマの影響が大。無機的なデジタルビートとナルシスティックな低音ヴォーカル。国内アルバムチャート8位のヒット作。「EGO DANCE (Extended Version)」「FINAL」「VIRTUAL WAR」収録
 IKAWUネーネーズ/IKAWU (1991)

古謝美佐子(vo、三線)・吉田(旧姓:宮里)康子(vo、三線)・宮里奈美子(vo、三線)・比屋根幸乃(vo、三線)の女性ヴォーカリスト4人組によるコーラスグループ。沖縄民謡をベースにしたポップな音。ユニゾン・コーラス(斉唱)の美しい響き。りんけんバンドとともに「沖縄ポップ」という新ジャンルを確立した開拓者。インディーズ・レーベルのディスク・アカバナーから発売された1st。楽曲提供・プロデュースは知名定男。古謝美佐子は元オキナワチャンズのメンバーで、坂本龍一のレコーディングとツアーに参加していた人
 上々颱風 2上々颱風/上々颱風 2 (1991)

沖縄音楽やアジアの民族音楽、日本の民謡やわらべ歌などを取り入れた、なんでもありのポップな無国籍歌謡。紅龍(三弦、バンジョー、ヴォーカル)を中心とする7人組。メインヴォーカルは西川郷子、白崎映美の2人。ヒット曲「愛より青い海」(JAL沖縄キャンペーンCM曲)、ビートルズの名曲を民謡風アレンジでカヴァーした「Let it be」他収録の2nd
Good!上々颱風 3上々颱風/上々颱風 3 (1992)

民謡色が強かった2ndよりもポップで昭和歌謡寄りの3rd。捨て曲なしの傑作。「花のように鳥のように」、「秋刀魚の唄」、「瞳の中の青い海」他収録
 Smap VestSMAP/Smap Vest (1991-2000)

ジャニーズ事務所発の国民的男性アイドルグループ。中居正広、木村拓哉、稲垣吾郎、森且行、草g剛、香取慎吾の6人組(森且行は95年に脱退)。91〜2000年の全シングル曲を網羅する2枚組。90年代後半は楽曲のクオリティも高く、ポップで親しみやすい曲が多い。「$10」「君色思い」(TVアニメ「赤ずきんチャチャ」OP曲)「俺たちに明日はある」(TVドラマ「人生は上々だ」主題歌)「青いイナズマ」「SHAKE」「ダイナマイト」「セロリ」(TVドラマ「いいひと。」主題歌)「夜空ノムコウ」「Fly」「Let It Be」「らいおんハ−ト」(TVドラマ「フ−ドファイト」主題歌)など
 Golden Best 〜15th Anniversary〜ZARD/Golden Best 〜15th Anniversary〜 (1991-2006)

女性ヴォーカリストの坂井泉水(vo、作詞)を中心とするポップ・ユニット、ZARD(ザード)のベストアルバム(CD2枚組、全27曲)。坂井泉水の飾り気のないヴォーカルと織田哲郎、栗林誠一郎他作曲のキャッチーな楽曲でヒット曲を量産し、1990年代に女性ヴォーカルとしては最も多くのシングル売上枚数を記録した。デビュー曲「Good-bye My Loneliness」、「負けないで」(オリコン1位)、「君がいない」(2位)、「揺れる想い」(1位)、「もう少し あと少し…」(2位)、「きっと忘れない」(1位)、「この愛に泳ぎ疲れても」(1位)、「こんなにそばに居るのに」(1位)、「あなたを感じていたい」(2位)、「愛が見えない」(2位)、「サヨナラは今もこの胸に居ます」(1位)、「マイ フレンド」(1位。TVアニメ「スラムダンク」エンディングテーマ)、「心を開いて」(1位)、「Don't you see!」(1位)、「永遠」(1位)、「運命のルーレット廻して」(1位。TVアニメ「名探偵コナン」オープニングテーマ)他収録
 揺れる想いZARD/揺れる想い (1993)

坂井泉水(vo、作詞)の一人ユニット。作曲は織田哲郎他。キャッチーな楽曲と清涼感のある音。220万枚を超えるセールスを記録した4th。大ヒット曲「負けないで」「揺れる想い」(「ポカリスエット」CM曲)収録
 Delux Edition (The Best of V.P)Venus Peter(ヴィーナス・ペーター)/Deluxe Edition (The Best of V.P) (1991-1996/2006)

1990年に沖野俊太郎(vo)を中心に結成されたロックバンド、Venus Peter(ヴィーナス・ペーター)のベスト盤。英国ロック、特にサイケ/ネオアコ系ギターポップ、マッドチェスター、シューゲイズ等の同時代(1980年代後半〜1990年代前半)のUKインディーロックの影響が強い完全洋楽志向の音。歌詞は英語。1曲目「Every Planets Son」はTV番組「ファッション通信」のオープニングテーマに使われた曲。2006年にポリスターから出た「Delux Edition」は1996年にトラットリアから出た「The Best of Venus Peter」をデジタル・リマスタリングして再発したもので、15曲入りのDISC-1とレア音源3曲を収録したDISC-2の2枚組。DISC-1には「The Best of Venus Peter」には入っていた「Feels Like Fire」と「Sunset Bell」が入っていないが、代わりに「Doo Bee Free」「Lemon」「Splendid Ocean Blue」を収録。ジーザス&メリーチェイン(The Jesus and Mary Chain)、プライマル・スクリーム(Primal Scream)、フリッパーズ・ギターを好む方におすすめ
 ペニーアーケードの年B-FLOWER/ペニーアーケードの年 (1991)

八野英史(vo、g)を中心とするアコースティック志向のギターポップ・バンド、B-FLOWERの1stアルバム。インディーズ・レーベルの「ポルスプエスト」からの発売。ザ・スミス等の英国/スコットランドのインディーズ・ギターポップに影響を受けた、素朴で繊細で美しい音
 Lefty in the Right〜左利きの真実L⇔R(エル・アール)/Lefty in the Right〜左利きの真実 (1992)

黒沢健一(vo、g)・黒沢秀樹(g、cho)の黒沢兄弟と木下裕晴(b)による3ピースのポップバンド、L⇔R(エル・アール)の1stフルアルバム。当時は嶺川貴子(key、cho)も正式メンバーだった。ビーチボーイズ、ビートルズ等の1960年代洋楽ポップの影響が強い極上のポップアルバム。美しいメロディーとコーラス・ハーモニー。シングル曲「Lazy Girl(レイジー・ガール)」、「Bye Bye Popsicle(一度だけのNO.1)」収録。プロデュースは元四人囃子のリーダー/ドラムスの岡井大二
 結晶 SOUL LIBERATIONオリジナル・ラヴ/結晶 SOUL LIBERATION (1992)

田島貴男(vo、g)を中心として1987年に結成。メジャー第2弾アルバム。ジャズ、ソウル、1960年代ポップスのエッセンスを混ぜ合わせたハイブロウかつスタイリッシュな音。シングル曲「月の裏で会いましょう(アルバム・ヴァージョン)」(TVドラマ「BANANACHIPS LOVE」主題歌)、「ヴィーナス」収録
 The Swinging Starドリームズ・カム・トゥルー/The Swinging Star (1992)

吉田美和(vo)、中村正人(b、vo)、西川隆宏(key、vo)の3人組。音楽的にはフィリー・ソウル等の70年代の都会的なソウルの語法がベース。日本音楽史上初の売上げ300万枚以上を記録した5th。「晴れたらいいね」(NHK連続ドラマ主題歌)「決戦は金曜日」(TV番組「うれしたのし大好き」主題歌)収録
 MR.CHILDREN 1992-1995Mr.Children/MR.CHILDREN 1992-1995 (1992-1995)

桜井和寿(vo、g)を中心とする4人組。桜井によるポップなメロディーラインの楽曲とアコースティックなバンド・サウンド。プロデューサーは小林武史。「CROSS ROAD」(TVドラマ「同窓会」主題歌)、「innocent world」、曲と唱法がエルヴィス・コステロにそっくりな「シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜」等、ヒットシングル9曲を含む初期のベスト盤
 ポップ・タタリボアダムズ/ポップ・タタリ (1992)

山塚EYE(vo)を中心とする実験的なノイズ・ロックバンド。米国リプリーズからリリースされたメジャーデビュー盤(3rd)。型にはまった音楽構文を叩き壊す痛快な音
 LET'S KNIFE少年ナイフ/LET'S KNIFE (1992)

女性3人組によるパンク風のポップなギターロック・バンド。ラモーンズのようなシンプルな音とキャッチーなメロディー。ソニック・ユース、ニルヴァーナ等米国にはシンパ多数
 CATCH YOUR BEAT!!〜Cha-DANCE PARTY Vol.5東京パフォーマンスドール/CATCH YOUR BEAT!!〜Cha-DANCE PARTY Vol.5 (1992)

篠原涼子、市井由理、穴井夕子等在籍のアイドル/ダンスグループ。テクノ/ダンスミュージック等を導入した先鋭的でポップなクラブサウンド歌謡。5thアルバム。4thシングル「CATCH!!」はデステクノっぽいかなりハードな曲。小室哲哉作曲の「十代に罪はない」(GUILTY BEAT MIX)も収録
 THE BEST Love Winters広瀬香美/THE BEST Love Winters (1992-1998)

音楽プロデューサー、作曲家としても活動する女性シンガー・ソングライター。マイケル・ジャクソンなどを手掛けたヴォイス・トレーナーのセス・リグスに師事した後92年にソロ・デビュー。広い音域の力強い歌声。スキーシーズンの定番曲として有名だった「ロマンスの神様」「幸せをつかみたい」「ゲレンデがとけるほど恋したい」等の大手スポーツ用品店アルペンの冬期CM曲7曲他のヒット曲を網羅したベスト盤。TVアニメ「カードキャプターさくら」EDテーマ「Groovy!」、内田有紀への提供曲「幸せになりたい」のセルフカヴァーも収録
 シングルベスト10〜おまけつきシャ乱Q/シングルベスト10〜おまけつき (1992-1996)

つんく(vo)、はたけ(g)を中心とする大阪出身のバンド。歌謡曲/演歌寄りのキャッチーなメロディー。初期のシングルA面コレクション。大ヒット曲「シングルベッド」(TVアニメ「D・N・A2」EDテーマ)「ズルい女」「いいわけ」他収録。デビュー前の曲「ラーメン大好き小池さんの唄」もおまけとして収録
 RECYCLE Greatest Hits of SPITZスピッツ/RECYCLE Greatest Hits of SPITZ (1993-1998)

草野マサムネ(vo、g、作詞作曲)を中心とする4人組。叙情的なメロディーが美しいアコースティックな音。93-98年のヒット曲を集めた編集盤。「空も飛べるはず」 「ロビンソン」「涙がキラリ☆」「チェリー」収録
 C.B.Jimブランキー・ジェット・シティ/C.B.Jim (1993)

ロカビリーをベースにしたラウドでパンクなロックンロール・バンド。「ロック度」は高い。言葉重視。土屋昌巳プロデュースの3rd
 犬は吠えるがキャラバンは進む小沢健二/犬は吠えるがキャラバンは進む (1993)

フリッパーズ・ギター解散後の1stソロ。スティーヴィー・ワンダーに影響された、メロディアスでアコースティックなソウル風の音。ギター・ベース・ドラム・キーボードによるシンプルでグルーヴ感のある演奏。フリッパーズとは正反対のスピリチュアルな作風。メロディーメイカーとしての力量を感じさせる1枚。「天気読み」「天使たちのシーン」収録。アルバムタイトルは再販時に「dogs」に変更されている
 LIFE小沢健二/LIFE (1994)

元フリッパーズ・ギターの小沢健二の2ndソロ。1stより明るくてポップ志向の音。「ラヴリー」、「今夜はブギー・バック」(スチャダラパーとの共演)収録のヒット作
 SINGLESLUNA SEA/SINGLES (1993-1996)

X JAPANと並ぶ、1980年代末期〜1990年代初頭のいわゆる「ヴィジュアル系」ロックシーンの黎明期の人気バンドの一つ。RYUICHI(河村隆一)の高音ヴォーカルをフィーチュアしたキャッチーなメロディーの耽美的な楽曲で知られる。1993年のメジャーデビューから1996年の活動休止までのあいだにリリースされたシングル曲を収録したベスト盤(CD2枚組)。ミリオンセラーとなったヒットアルバム。「ROSIER」(オリコンチャート3位)、「TRUE BLUE」(1位)、「DESIRE」(1位)、「END OF SORROW」(1位)、「IN SILENCE」(2位)収録
 キミドリキミドリ/キミドリ (1993)

1991年に結成されたヒップホップグループ、キミドリの1stアルバム(8曲入りミニアルバム)。久保田武(MC, DJ)・石黒景太(MC)・青木誠(DJ)の3人組。インディーズレーベルのFile Recordsからの発売。陰鬱で攻撃的な、ロック/パンク寄りのヒップホップ。全体的な音はスチャダラパーに近い。シャカゾンビがカヴァーした「白いヤミの中」、やけのはらがカヴァーした「自己嫌悪」、「つるみの塔」の2ヴァージョン、「ORIGINAL EDIT VERSION FROM CHECK YOUR MIKE」と「ELECXTRIC BOOGALOO MIX BY かわなべひろし」(TOKYO NO.1 SOUL SETの川辺ヒロシによるリミックス)、「大きなお世話(SAY WHAT)」(ECD、四街道ネイチャー他参加)他収録。日本のヒップホップの黎明期のアンダーグラウンドな名盤
 OTIS暴力温泉芸者/OTIS (1993/1996)

暴力温泉芸者(Violent Onsen Geisha)は映画評論家、小説家としても知られる1970年東京生まれのミュージシャン、中原昌也が1990-1997年にやっていた一人ノイズユニット。VOGはソニック・ユース(Sonic Youth)、ベック(Beck)、ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン(The Jon Spencer Blues Explosion)の来日公演で前座を務め、1995年には米国ツアーを行なうなど、海外での公演も多かった。「OTIS」のオリジナルはインディーズレーベルの「Endorphine Factory」から1993年に発売。1996年にメジャーの東芝EMIからリミックス盤が発売されている。純粋なノイズ音楽ではなく、ノイズ/インダストリアル/ヒップホップをベースにしたサウンド・コラージュ作品で、レコードや映画の音声などの引用を多数含んでいる。特撮ヒーロー番組「ミラーマン」の主題歌をカラオケで歌ったり、ポール・モーリア「恋は水色」のメロディーを演奏したりなど、人を食ったようなユーモラスで混沌とした音。ボアダムス、ピチカート・ファイヴ、コーネリアス等を好む方におすすめ
 EDO RIVERCARNATION(カーネーション)/EDO RIVER (1994)

直枝政太郎(vo、g)を中心とするロックバンド、CARNATION(カーネーション)の5thアルバム。ファンキーなリズム隊と管弦楽器を使用したアーバン・ソウル風のポップな音。「ダイナマイト・ボイン」(1980年代初頭のムーンライダーズに似たニューウェイヴ風の曲)、「サマーデイズ」、「ローマ・函館」他佳曲多数。タイトル曲「EDO RIVER」と「ローマ・函館」はFM局で頻繁に放送された。バッファロー・ドーターの大野由美子(moog、chorus)他参加。2009年にボーナスディスク(主にデモ録音を収録)付のリマスター盤「Deluxe Edition」として再発されている
 Future Listening!テイ・トウワ/Future Listening! (1994)

NY拠点のクラブ/ダンスミュージックトリオ、ディーライトに「ジャングルDJトーワ・トーワ」として在籍していた在日韓国人、テイ・トウワ(本名:鄭東和=チョン・ドンファ)のソロ第1作。テクノ/エレクトロ・ダンスミュージック、ボサノヴァ、ブラジリアン・ポップ、インドのラーガ音楽などをベースにしたイージーリスニング風の音。非常に洗練されていて質の高い作品。坂本龍一(ピアノ/エレクトリックピアノ)、アート・リンゼイ(vo)、野宮真貴(vo)他参加。「Batucada」(バトゥカーダ)はマルコス・ヴァーリ作のボサノヴァの名曲のカヴァー
 Kyoto Jazz Massive(Various Artists)/KYOTO JAZZ MASSIVE(キョート・ジャズ・マッシヴ) (1994)

沖野修也・沖野好洋の兄弟が1991年に地元の京都で結成したDJユニット、KYOTO JAZZ MASSIVE(キョート・ジャズ・マッシヴ)の1st。大沢伸一(モンド・グロッソ)、マンデイ満ちる、DJクラッシュ他のアーティストが参加したクラブ・ジャズのコンピレーション。アシッド・ジャズ、ハウスをベースにした、洗練されたスタイリッシュな音のクラブ・ジャズ。モンド・グロッソの「Souffles H (King St.Club Mix)」のマスターズ・アット・ワークによるリミックス、映画「我が人生最悪の時」のメインテーマのリミックス「City Folklore」収録
 The Great EscapeJUDY AND MARY/The Great Escape (1994-2000)

女性ヴォーカリスト、YUKIのキュートな歌声と恩田快人(b)、TAKUYA(g)作曲によるキャッチーな楽曲で1990年代後半に人気を博したギターポップバンド。ファン投票により全楽曲のなかから選出された上位30曲を収録した2枚組のベスト盤。ヒット曲「OVER DRIVE」、「そばかす」(TVアニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」OPテーマ)、「くじら12号」収録
 高円寺百景高円寺百景/高円寺百景 (1994/2007)

1980年代初頭から超絶技巧変拍子ドラマーとして日本のインディーズ/オルタナティヴ音楽シーンで活動しているミュージシャン・作曲家、吉田達也のバンドの一つ、高円寺百景の1stアルバム。高速変拍子のハードコアなプログレ(ドラム、キーボード、ベース、ギター)とカール・オルフ的、オペラ的な混声合唱の融合。フランスのプログレバンド、マグマ(Magma)の影響を強く受けた音。歌詞はマグマのコバイア語と同様の独自の人工言語。オリジナルの日本盤は1994年にGod Mountain Recordsから発売。2007年のリミックス盤(ドラム再録)がGod Mountain Records(日本盤)とSkin Graft Records(米国盤)からリリースされている
 雪解け酒井美紀/雪解け (1994)

TVドラマ、映画、CF等で演技派女優として活躍する酒井美紀が16歳のときに発表した1stアルバム。メロディー重視の正統派アイドルポップの逸品。作曲は林哲司他。シングル曲「永遠に好きと言えない 」「想い出だけじゃ悲しい」「蒼い視線」収録。「"PanasonicヘッドホンステレオS95"CM曲」(公募タイトル「恋する気持ち」)収録の8cmCDシングル付き。限定生産のため入手困難となり、「幻の名盤」扱いされている作品
 Fool on the Planetthe pillows/Fool on the planet (1994-2001)

山中さわお(v、g)を中心とする3人組のロックバンド。歌メロ重視の簡素でストレートなギターポップ。キングレコードへの移籍後の1994年から2001年までのシングル曲、アルバム曲を集めたベスト盤。「HYBRID RAINBOW」、「Instant Music」、「LITTLE BUSTERS」、「Ride on shooting star」(OVA「フリクリ」エンディングテーマ曲)、「I think I can」他全16曲収録
 Clicked Singles Best 13L'Arc〜en〜Ciel/Clicked Singles Best 13 (1994-2001)

1991年にリーダーのtetsu(b)を中心として大阪で結成された4人組ロックバンド。1990年代半ばにはX(X JAPAN)、LUNA SEA、GLAYとともに「ヴィジュアル系」バンド・ブームの一翼を担っていた。1994年のメジャー・デビュー以降のシングル曲から、アジア8地域(中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、日本)を対象とするインターネット上のファン投票により選ばれた13曲と新曲「Anemone」を収録したベスト盤。ポップで流麗なメロディーとhydeの艶っぽいヴォーカルが聴きどころ。「Blurry Eyes」(TVアニメ「D・N・A2」OPテーマ)、「虹」(劇場版アニメ「るろうに剣心〜明治剣客浪漫譚〜 維新志士への鎮魂歌」OPテーマ)、「Driver's High」(TVアニメ「GTO」OPテーマ)他、TV番組、CMタイアップ曲多数。韓国のファンが選曲した2曲「夏の憂鬱 (time to say good-bye)」「snow drop」を追加収録した韓国盤「Clicked Singles Best 13+2」もあります
Good!Revolutionary Pekinese Opera Ver.1.28GROUND-ZERO(グラウンド・ゼロ)/革命京劇 Ver.1.28 (1995/1996)

ギタリスト/ターンテーブル奏者/作曲家の大友良英が1990年代に率いていたフリー・インプロヴィゼーション/ノイズロックのバンド、GROUND-ZERO(グラウンド・ゼロ)の3rdアルバム。1960年代の中国の京劇をサンプリングしたハイナー・ゲッベルスとアルフレッド23ハルトの1984年の作品「Peking Oper」の再サンプリングの他、声、ナレーション、コマーシャル、政治演説(ロナルド・レーガンや毛沢東を含む)、電話の会話など多数の素材をサンプリングし、フリー・インプロヴィゼーション/ノイズロックのバンド演奏と各種ノイズをフィーチュアした、アバンギャルドなサウンド・コラージュ作品。オリジナルは1995年に日本のインディーズレーベル、トライグラムより発売。1996年のリミックス盤「Ver.1.28」は英国のReRより発売
 evergreenMY LITTLE LOVER/evergreen (1995)

AKKO(vo)、藤井謙二 (g)、小林武史(key、楽曲制作、プロデュース)の3人組。ミスター・チルドレン等を手掛けたプロデューサー、小林武史の職人芸が光るポップな1st。「Hello, Again 〜昔からある場所〜」「白いカイト」(アルバム・バージョン)収録
 GHOST HITS 95〜99ソウル・フラワー・ユニオン/GHOST HITS 95〜99 (2001/1995-1999)

元ニューエスト・モデルの中川敬(vo、g、三線)を中心とするロックバンド、ソウル・フラワー・ユニオンの2枚目のベスト盤(ソニー、キューンレコード)。1993年に2つのバンド、ニューエスト・モデルとメスカリン・ドライヴが同時に解散し合体して結成。ロック、アジア(日本・アイヌ・沖縄・朝鮮)の民謡、日本の古い流行歌やチンドン、アイリッシュ・トラッド等を混合した雑食サウンド。祝祭と解放の音楽。「海行かば 山行かば 踊るかばね」(2001 REMIX)、「ホライズン・マーチ」(2001 REMIX)、「ブルー・マンデー・パレード」(2001 REMIX)、「エエジャナイカ」、「満月の夕」(1997 ALTERNATE MIX)、「宇宙フーテン・スイング」他。別名プロジェクト、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットによる2曲、「インターナショナル」(ピエール・ドゥジェイテル作曲の革命歌の日本語詞カヴァー)と「復興節」(中国民謡の日本語詞カヴァー)も収録。「イーチ・リトル・シング」はアイルランドのアコーディオン奏者、シャロン・シャノンの曲(スティーヴ・クーニー作曲)の日本語詞カヴァー
Good!ジェリートーンズケン・イシイ/ジェリートーンズ (1995)

創意に富んだイマジネイティヴなインストゥルメンタル・テクノ。ベルギーのテクノ・レーベル、R&Sレコードからリリースされた1stアルバム
 クロスオーヴァー砂原良徳/クロスオーヴァー (1995)

電気グルーヴ在籍中に発表された1stソロ。イージーリスニング/ラウンジ/モンドミュージック風の優雅でエキゾチックなテクノ/ダンス・サウンド。98年にはドイツのレーベル「Bungalow」より発売。「MFRFM (Music for Robot for Music)」収録。「Clouds Across The Moon」はラー・バンドのカヴァー
 Aliveラヴ・タンバリンズ/Alive (1995)

エリ(Vo)のソウルフルな英詞ヴォーカルをフィーチュアした完全洋楽指向の「渋谷系」ソウル。「Cherish Our Love」「Call Me Call Me」他既発表曲を含む全曲新録の1stフルアルバム。インディーズレーベルのCRUE-Lレコードから発売され自主制作盤としては異例の10万枚のセールスを記録
 SUPER BEST FILES 1995〜1998TWO-MIX/SUPER BEST FILES 1995〜1998 (1995-1998)

永野椎菜(作詞、Key)+高山みなみ(作曲、vo)の2人組。高山みなみはアニメの声優としても有名。Jポップの王道的なキャッチーなメロディーとユーロビート風の打ち込みダンスビート。TVアニメ「新機動戦記ガンダムW」のOPテーマ曲2曲(「JUST COMMUNICATION」、「RHYTHM EMOTION」)、「TRUE NAVIGATION」等のヒット曲を含む全15曲を収録
 BPM CUBETWO∞MIX/BPM CUBE (2000)

TWO∞MIXはTWO-MIXのダンスフロア対応の別名プロジェクト。英語版と日本語版の2枚組CD。「JUST COMMUNICATION」、「RHYTHM EMOTION」、「TRUE NAVIGATION」、「TRUTH -A Great Detective of Love-」(TVアニメ「名探偵コナン」テーマ曲)等の代表曲の再録音ダンス・バージョン(高速ユーロビート風)を収録
 セシルのブルース小島麻由美/セシルのブルース (1995)

ブルース、ジャズ、シャンソン、童謡、昭和歌謡等の語法をベースにしたノスタルジックでポップな音楽性のシンガー/ソングライター。「結婚相談所」収録の1st
 dj hondadj honda/dj honda (1995)

ニューヨーク在住の日本人ヒップホップDJ。1992年に米国の「DJ Battle For World Supremacy」(DJバトルの世界大会)で準優勝。ビズ・マーキー、グールー&DJプレミア(ギャングスター)、アフリカ・バンバータ他の米国ラッパー参加の1st。米国での発売は96年。プロ野球選手のイチローが被っていた野球帽で有名になったオリジナルのファッションブランド「h」も有名
 空からの力キングギドラ/空からの力 (1995)

1993年にK DUB SHINE(ケーダブシャイン/MC)、ZEEBRA(ジブラ/MC)、DJ OASIS(ディージェイ・オアシス/DJ)の3人によって結成されたヒップホップグループ、キングギドラの1stアルバム。インディーズレーベルのPヴァインレコードから発売。グループ名は東宝の映画「ゴジラ」シリーズに登場する3つ首の怪獣に由来。単語単位での押韻(ライム)を多用する日本語ラップの基本的なスタイルを確立した古典的な名盤として定評があり、このアルバムはそのラップスタイルと社会的・政治的なメッセージ性、ブギ・ダウン・プロダクションズ(Boogie Down Productions)やパブリック・エネミー(Public Enemy)等の米国ハードコアヒップホップに影響されたダークなサウンドによって後の日本のヒップホップ・シーンに多大な影響を与えた。12インチシングルとしてもリリースされた有名曲、「行方不明」、「真実の弾丸」、「大掃除」収録
 Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection '95-'05 歌バカ平井堅/Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection '95-'05 "歌バカ" (1995-2005)

男性R&Bシンガー・ソングライター、平井堅の1995年のデビューから2005年までの10年間にリリースされた全シングル曲22曲を収録した編集盤。カーティス・メイフィールドのような繊細なヴォイスと広音域のファルセットを多用した独特の唱法が特徴。デビュー曲「Precious Junk」、「楽園」(最初の大ヒット曲。2000年。オリコン7位)、「大きな古時計」(ヘンリー・クレイ・ワークが1876年に作曲したアメリカのポピュラーソング、「Grandfather's Clock」の日本語詞カヴァー。オリコン1位)、「瞳をとじて」(映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」主題歌。2位)、「POP STAR」(TVドラマ「危険なアネキ」主題歌。1位)他
 Every Single Day -Complete Bonnie Pink (1995-2006)-BONNIE PINK(ボニーピンク)/Every Single Day -Complete BONNIE PINK (1995-2006)- (1995-2006)

1973年生まれ、京都出身の女性シンガー・ソングライター(本名:浅田香織)。洋楽メインストリームロック・ポップスの影響が強い、メロディアスなヴォーカル・ミュージック。ロック、ポップス、バラード、R&B風など様々なスタイルの楽曲を、クリッシー・ハインドやスザンヌ・ヴェガのようなヴォイスで歌いこなす。歌詞は日本語と英語。2006年までにポニーキャニオン〜ワーナーミュージック・ジャパンからリリースされたシングル21曲を含む全28曲を収録したベスト盤(CD2枚組)。「Heaven's Kitchen」(トーレ・ヨハンソン・プロデュースのヒット曲)、「It's gonna rain!」(TVアニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」EDテーマ)、「Daisy」(プロデュースは元ザ・レンタルズのトム・グリムリー)、「You Are Blue, So Am I」(プロデュースはミッチェル・フルーム)、「Last Kiss」(TVアニメ「GANTZ 〜the first stage〜」EDテーマ)、「LOVE IS BUBBLE」(映画「嫌われ松子の一生」テーマソング)、「A Perfect Sky」(資生堂「アネッサ」CM曲)他
 Blue Period: Complete SOUND+VISION PACKAGE -Limited Edition山崎まさよし/Blue Period: Complete SOUND+VISION PACKAGE -Limited Edition (2008/1995-2006)

ブルース、フォークを基調にしたアコースティックギター中心のメロディックな楽曲で知られるシンガーソングライター、山崎まさよしのベスト盤。オリジナルの「BLUE PERIOD」は2005年に発売されたデジタルリマスター盤CD2枚組のシングルA面コレクション。この2008年のリニューアル盤は、「BLUE PERIOD」にその後リリースされたシングル4曲を追加収録したSHM-CD2枚とミュージックヴィデオ21曲を収録したDVD2枚の計4枚組。「セロリ」(SMAPがカヴァーした曲)、「One more time, One more chance」(オリコン18位。主演映画「月とキャベツ」主題歌。新海誠監督のアニメ映画「秒速5センチメートル」でも使用された曲)、「僕はここにいる」(3位)、「Passage」(6位)、「明日の風」(6位)、「全部、君だった。」(3位)、「未完成」(3位)、「僕らは静かに消えていく」(6位)、「8月のクリスマス」(6位。同名の主演映画の主題歌)他収録
 VIVA NICE BESTCASCADE(カスケード)/VIVA NICE BEST (1995-2002)

1995年にメジャーデビューした4人組ロックバンド、CASCADE(カスケード)のベスト盤(CD2枚組、全40曲)。1995-2001年にリリースされた全シングル14曲とアルバムの主要曲を網羅。1980年代初頭のポストパンク/ニューウェイヴ、テクノポップ、昭和歌謡の影響が強いポップでキャッチーな曲多数。「Kill Me Stop」、「アナログ少年」、「VIVA NICE TASTE」、「YELLOW YELLOW FIRE」、「S.O.S ロマンティック」、「FLOWERS OF ROMANCE」(オリコン5位)、「cuckoo」、「メモリーズ」、「アザヤカナキセキ」、「Dance Capriccio」、「コングラッチェ」(TVアニメ「金田一少年の事件簿」エンディングテーマ)、「TOKYOダーリン」、「Sexy Sexy,」(TVアニメ「学校の怪談」エンディングテーマ)、「STRAWBERRY MOON」他
 THE GEISHA GIRLS SHOW〜炎のおっさんアワーGEISHA GIRLS(ゲイシャ・ガールズ)/THE GEISHA GIRLS SHOW〜炎のおっさんアワー (1995)

人気お笑いコンビのダウンタウン(松本人志・浜田雅功)の別名プロジェクト、ゲイシャ・ガールズの唯一のアルバム。KEN(松本)とSHO(浜田)の2人組。プロデュースは坂本龍一。ヒップホップ、ジャングル/ドラムンベース、ボサノヴァ、ノイズロック等の音楽トラックのあいだにダウンタウンのコントが挿入されている。テイ・トウワ、アート・リンゼイ、ヤン富田、ボアダムズ、小室哲哉他参加
 SWEET 19 BLUES安室奈美恵/SWEET 19 BLUES (1996)

90年代にMAX、SPEED等多数の人気歌手を輩出した沖縄アクターズスクールの出身。女性5人組のポップ/ダンスグループ、スーパーモンキーズのメンバーとして活動後、ソロに転向。小室哲哉作詞・作曲・プロデュースの2nd。打ち込みダンスビート歌謡。大ヒットシングル「Body Feels EXIT」「Chase the Chance」「Don't Wanna Cry」収録
 MAXIMUMMAX/MAXIMUM (1996)

安室奈美恵がスーパーモンキーズより独立した後、残りのメンバー4人で結成したポップ/ダンスグループ。初代メンバーはナナ(沢詩奈々子)、レイナ(宮内玲奈)、ミーナ(天久美奈子)、リナ(松田律子)。ミリオンセラーを記録した1st。全曲ユーロビートの日本語詞カヴァー。「恋するヴェルファーレダンス〜Saturday Night〜」(ウィッグフィールド「Saturday Night」のカヴァー)「Kiss Me Kiss Me, Baby」(ヴァージネリー「Kiss Me Kiss Me Babe」のカヴァー)「Tora Tora Tora」(ドミノのカヴァー)他収録
 globeglobe/globe (1996)

小室哲哉(作詞、作曲、synths)+KEIKO(vo)+マーク・パンサー(英語ラップ)の3人組。メガ・ヒット曲5曲(「Feel Like dance」「Joy to the love (globe)」「SWEET PAIN」「DEPARTURES」「FREEDOM」)収録の1st。ハウス風の打ち込みダンスビート歌謡の佳作
 LOVE BRACE華原朋美/LOVE BRACE (1996)

タレント活動の後、小室哲哉の全面プロデュースで歌手デビュー。金属的な高音ヴォイス。小室哲哉作詞・作曲・プロデュースの1st。「keep yourself alive」「I BELIEVE」「I'm proud」他収録
 Every Best Single + 3Every Little Thing/Every Best Single + 3 (1996-1999)

持田香織(vo)、伊藤一朗(g)、五十嵐充(key、作詞作曲、プロデュース)の3人編成時のベストアルバム(五十嵐はその後脱退し裏方に転向)。五十嵐のキャッチ―な楽曲が魅力。96-99年の全シングルを収録。「For the moment」「出逢った頃のように」「Shapes Of Love」「Time goes by」他ヒット曲多数
 The Very Best of Puffy/amiyumi jet feverパフィー/The Very Best of Puffy/amiyumi jet fever (1996-2000)

吉村由美(vo)と大貫亜美(vo)のポップ・デュオ。奥田民生作曲・プロデュースの1stシングル「アジアの純真」は大ヒット曲。「これが私の生きる道」は初期ビートルズ風。「たららん」は元ジェリーフィッシュのアンディ・スターマー作曲
 クローバー原田知世/クローバー (1996)

1983年に映画「時をかける少女」に15歳で主演し、以後女優として活躍。1990年代以降は鈴木慶一(ムーンライダーズ)、トーレ・ヨハンソン(カーディガンズ等を手がけたスウェーデンのプロデューサー)をプロデューサーに迎え、ミュージシャンとしての活動を本格化。前半の5曲をトーレ・ヨハンソン、後半の5曲を鈴木慶一がプロデュースした本作はスウェディッシュ・ポップ寄りの好盤
 ABSOLUTE VALUE中谷美紀/ABSOLUTE VALUE (1996-1997)

1991年にTV番組「桜っ子クラブ」から生まれたアイドル・ユニット「KEY WEST CLUB」でデビューし、1990年代前半はアイドル歌手として活動したが、1993年以降は女優として活躍。1996年に坂本龍一作曲・プロデュースのシングル「MIND CIRCUS」で再デビュー。1996-1997年にリリースされたシングル5枚とアルバム2枚から10曲を選出して収録したベスト盤。シングル曲「MIND CIRCUS」、「STRANGE PARADISE」、「砂の果実」、「天国より野蛮 〜WILDER THAN HEAVEN〜」、「いばらの冠」収録。中性的で透明感のあるヴォーカルを生かしたクールでメランコリックな音。作曲・編曲・プロデュースは坂本龍一。「逢いびきの森で」は小西康陽作詞・作曲・編曲のジャズ風の佳曲
Good!+/-池田亮司/+/- (1996)

1990年に音響アーティスト・DJとして活動を開始し、1994年からマルチメディア・アート集団「ダムタイプ」の音楽担当として活動している電子音楽の作曲家。英国のTouchレーベルからリリースされた2ndソロアルバム。パルス音とデジタル・ノイズを素材とする実験的なミニマル・テクノ。サンプリングとハードディスク録音のみによって制作された純粋な音響アート。ジム・オルークが「Fucking brilliant」と評した一枚
Good!空中キャンプフィッシュマンズ/空中キャンプ (1996)

佐藤伸治(vo、g)を中心とする3人組。ダブを基調にしたアンビエント・ハウス風の音。緩いリズム。水中または空中を静かに漂うような浮遊感。落ち着いて聴ける、かなり気持ちいい音。シングル「ナイトクルージング」収録
 kocoronobloodthirsty butchers(ブラッドサースティー・ブッチャーズ)/kocorono (1996)

1987年に札幌で結成されたロックバンド。吉村秀樹(vo、g)・射守矢雄(b)・小松正宏(ds)の3人編成時にリリースされたアルバム(2003年に元ナンバーガールのギタリストの田渕ひさ子が正式加入)。ギター・ベース・ドラム・ヴォーカルのみのシンプルなバンド編成。フィードバック・ノイズ・ギターと抒情的で感傷的な日本語詞によるエモーショナルで繊細な音。くるりやナンバーガール等、日本のオルタナティヴ・ロックシーンで後続に与えた影響は大
 東京サニーデイ・サービス/東京 (1996)

曽我部恵一(g、vo)を中心とするロックバンド、サニーデイ・サービスの2ndアルバム。はっぴいえんど(大瀧詠一)やセンチメンタル・シティ・ロマンス等の日本の1970年代のフォーク・カントリー系ロック、メロディ・ポップに影響されたアコースティック志向の音。シングル曲「青春狂走曲」「恋におちたら」収録。「あじさい」は佳曲
 LE ROI SOLEILカヒミ・カリィ/LE ROI SOLEIL (ロワ・ソレイユ) (1996)

セルジュ・ゲンスブール、ジェーン・バーキン等のフレンチ・ポップの影響を受けた女性歌手。「Kahimi Karie」という名前は本名(比企真理)のアナグラムに由来。トラットリア・レーベルから発売された6曲入りミニ・アルバム。キュートなウィスパー・ヴォイス。歌詞はフランス語/英語/日本語。楽曲提供は小山田圭吾(フリッパーズ・ギター〜コーネリアス)、カトリーヌ他。「LE ROI SOLEIL(ロワ・ソレイユ)」(森永ハイチュウCM曲)、ヴァセリンズ「Son of a Gun」のカヴァー、「ハミングがきこえる」(TVアニメ「ちびまる子ちゃん」OPテーマ曲)他収録
 Caramel Milk 〜THE BEST OF CHARA〜Chara/Caramel Milk 〜THE BEST OF CHARA〜 (1996-2000)

1968年生まれの女性シンガーソングライター、Charaのベスト盤(全14曲)。1996-2000年の全シングル8曲を網羅し、YEN TOWN BAND名義の2曲とアルバム収録曲4曲も収録。ソウルに影響されたメロディックでドリーミーな音。独特のハスキーなウィスパー・ヴォイス。YEN TOWN BAND名義の「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」(オリコン1位。Charaの主演映画「スワロウテイル」の主題歌。小林武史作曲)、「やさしい気持ち」(7位。資生堂「ティセラJ」CMソング)、「月と甘い涙」(12位。TVドラマ「リミット もしも、わが子が…」主題歌)他
 bertemu林原めぐみ/bertemu (ブルトゥム) (1996)

「らんま1/2」の早乙女乱馬(女)、「スレイヤーズ」シリーズのリナ=インバース、「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイ等の声で知られる人気声優。キングレコードの「スターチャイルド」レーベルの専属歌手として、出演したアニメ作品の主題歌を中心とするヒット曲も多数。1994年から1996年のシングル既発表曲を中心とする7枚目のアルバム「bertemu」(ブルトゥム。インドネシア語で「出会い」の意味)は、オリコンチャート3位を記録した大ヒット作。「Give a reason」(「スレイヤーズNEXT」OPテーマ)、「MIDNIGHT BLUE」(劇場版「スレイヤーズ」主題歌)、「残酷な天使のテーゼ <AYANAMI Version>」(「新世紀エヴァンゲリオン」OPテーマ)、「FLY ME TO THE MOON <AYANAMI Version>」(「新世紀エヴァンゲリオン」EDテーマ)収録。作曲は佐藤英敏、岡崎律子、光宗信吉他
 Best Collection めっちゃベスト宮村優子/Best Collection めっちゃベスト (1996-1998)

「愛天使伝説ウェディングピーチ」のエンジェルデイジー/珠野ひなぎく、「新世紀エヴァンゲリオン」の惣流・アスカ・ラングレー、「名探偵コナン」の遠山和葉他の役柄で知られる声優、宮村優子の6枚目のアルバム。最初のベスト盤。作曲・編曲は関口和之、高浪敬太郎、田中公平他。シングル曲、「根性戦隊ガッツマン」(宮村優子の依頼により島本和彦が描いたスーパー戦隊シリーズのパロディ漫画「根性戦隊ガッツマン」の主題歌)、「平成偉人伝」、「KANON」(パッヘルベルのカノンの日本語詞カヴァー)、「Mother」(作詞・作曲・編曲:平沢進)、「恋と欲望」収録。「彼と彼女のソネット」はフランスの歌手、エルザ・ランギーニのヒット曲「T'en va pas」(哀しみのアダージョ)のカヴァー(大貫妙子作の日本語詞による)
 BEST OF CHIHIROX米倉千尋/BEST OF CHIHIROX (1996-2003)

1996年にシングル「嵐の中で輝いて」(OVA「機動戦士ガンダム第08MS小隊」OPテーマ)でデビューした女性歌手。アニメやゲームとのタイアップ曲とパワフルでエモーショナルなヴォーカルで知られる。自ら作詞作曲も手がける人。2003年までにリリースされたすべてのアニメ・ゲームタイアップ曲(全30曲)を収録したベスト盤(CD2枚組)。「嵐の中で輝いて」、「10 YEARS AFTER」(「機動戦士ガンダム第08MS小隊」EDテーマ)、「WILL」(TVアニメ「仙界伝封神演義」OPテーマ)、「Just Fly Away」(TVアニメ「六門天外モンコレ☆ナイト」OPテーマ)、「Butterfly Kiss」(TVアニメ「RAVE」OPテーマ)、「約束の場所へ」(TVアニメ「カレイドスター」OPテーマ)他
 Collection Simple PlusALI PROJECT/COLLECTION SIMPLE PLUS (1996-2006)

女性ヴォーカリストの宝野アリカ(vo、作詞)と作曲家の片倉三起也(作曲・編曲)の2人組。1992年に東芝EMIよりメジャーデビュー。CMや映画、TVアニメの音楽で知られる。打ち込みのリズムによるポップソングと弦楽器を使用したクラシカルな曲とがあり、J・A・シーザーの劇伴音楽にも似たダークでシアトリカルな楽曲(しばしば「ゴシック・ロリータ」風と形容される)に傑作が多い。1996-2003年に発売されたアリプロの初期のシングル曲が中心のベスト盤。傑作「コッペリアの柩」(TVアニメ「NOIR」OPテーマ)、「Wish」(ラジオドラマ「Wish」テーマソング)、「ピアニィ・ピンク」(TVアニメ「CLAMP学園探偵団」OPテーマ)、「月蝕グランギニョル」(TVアニメ「Avenger」OPテーマ)、「未來のイヴ」(「Avenger」EDテーマ)、「地獄の季節」(「Avenger」最終話ED)、「亡國覚醒カタルシス[orchestral crowd ver.]」(TVアニメ「.hack//Roots」EDテーマ)収録
 Starting OverSPEED/Starting Over (1997)

沖縄アクターズスクール出身の少女4人組、島袋寛子(vo)・今井絵理子(vo)・上原多香子(vo)・新垣仁絵(vo)によるダンス/ポップグループ。メンバーがまだ13〜16歳のときに発売された1stアルバム。大ヒットシングル3曲、「Body & Soul」「STEADY」「Go! Go! Heaven (Album Version)」収録。R&B、ヒップホップ、ディスコポップの影響が色濃い音。楽曲提供・プロデュースは伊秩弘将。マスタリングはハーブ・パワーズ(マライア・キャリー、TLCなどを手がけた米国R&B界の名エンジニア)
 The Complete Single Collection of T.M.Revolution 1000000000000 -billion-T.M.Revolution(ティー・エム・レボリューション)/The Complete Single Collection of T.M.Revolution 1000000000000 -billion- (1996-2006)

歌手の西川貴教が浅倉大介のトータル・プロデュースの許で1996年に開始したソロ・プロジェクト、T.M.Revolution(ティー・エム・レボリューション)の2006年までの全シングル21曲を収録したベスト盤(CD2枚組)。打ち込みシンセに西川の力強いヴォーカルをフィーチュアした、TM NETWORKや初期のB'zに似たユーロビート風の楽曲が多い。「HEART OF SWORD 〜夜明け前〜」(TVアニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」エンディングテーマ)、「WHITE BREATH」(オリコンチャート1位)、「HOT LIMIT」(1位)、「Burnin' X'mas」(2位)、「WILD RUSH」(2位)、「INVOKE」(2位。TVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」オープニングテーマ)、「ignited -イグナイテッド-」(1位。TVアニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」オープニングテーマ)、「vestige -ヴェスティージ-」(1位)他。全曲の作曲・編曲は浅倉大介、作詞は井上秋緒
 SICKSTHE YELLOW MONKEY(ザ・イエロー・モンキー)/SICKS (1997)

吉井和哉(vo)を中心とする4人組のロックバンド、ザ・イエロー・モンキーの6thアルバム(オリコンアルバムチャート1位)。グラムロック(デイヴィッド・ボウイ(David Bowie)、T・レックス(T. Rex))やハードロック等の1970年代の英米ロックに根ざしながらも、昭和歌謡のような日本的な湿り気を帯びた楽曲が特徴のメロディックでポップ志向の音。イエモン史上最も売れたアルバムで、吉井自身と多くのファンが最高傑作と評している。「天国旅行」や「花吹雪」などの曲の哀愁メロディーが聴きどころ。2010年にCD2枚組(オリジナル音源のデジタル・リマスター盤ブルースペックCDとアルバム収録曲のデモトラック音源を収録したCD)+DVD(レコーディング映像、吉井和哉とその他の関係者のインタビュー映像を収録)の完全盤「COMPLETE SICKS」が発売されている
 狼惑星ギターウルフ/狼惑星 (1997)

日本最高のジェットロックンロールバンド。セイジ/ギターウルフ(g、vo)、ビリー/ベースウルフ(b)、トオル/ドラムウルフ(ds)の3人組。活動はライヴが中心で、米国・ヨーロッパでも高く評価されている。メジャーデビュー盤。米国盤はマタドールレコードより発売。MC5のようなラウドでノイジーな音のガレージパンク風R&R。ローリング・ストーンズ「(I Can't Get No) Satisfaction」、オブリヴィアンズ「Motor Cycle Leather Boy」、ティーンジェネレイト「Let's Get Hurt」、リンク・レイ「Rumble」のカヴァー収録
 孤立無援の花eastern youth(イースタン・ユース)/孤立無援の花 (1997)

1988年に札幌で吉野寿(g、voice)を中心に結成されたスリーピース・ロックバンド。bloodthirsty butchers(ブラッドサースティー・ブッチャーズ)と並ぶ日本のEmo(イーモウ/エモーショナル・ハードコア)の先駆け的バンドの一つ。メジャーレビュー前の最後のアルバムとなった5th。ラウドなギター、激情的なヴォーカル、抒情的なメロディーと文学的な日本語詞による情緒的な音。シングル曲「裸足で行かざるを得ない」収録
 REVIEW〜BEST OF GLAYGLAY/REVIEW〜BEST OF GLAY (1997)

TAKURO(g)を中心とする4人組。ポップでメロディアスなヴォーカルライン。一般大衆向けの最大公約数的な歌謡ロック。500万枚を超えるセールスを記録したベストアルバム。「グロリアス」「BELOVED」「口唇」「HOWEVER」等の大ヒットシングルの他、インディーズ時代の曲の再録も収録。プロデュースは佐久間正英
 ミニ・スカートカジヒデキ/ミニ・スカート (1997)

フリッパーズ・ギターに影響されたネオアコ風ギターバンド、ブリッジのベーシストだった加地秀基がブリッジ解散後に出した1stソロ。スウェーデンからトーレ・ヨハンソン、エッグストーンが参加。スウェディッシュ・ポップ寄りの爽やかなネオアコ・ギターポップ。小山田、小沢のソロ作品よりもずっと初期のフリッパーズに近い音
 ブーゲンビリアCocco/ブーゲンビリア (1997)

沖縄出身の女性シンガー/ソングライター。ヘヴィなバンドサウンドによる重苦しい音。感情の起伏に富んだ一枚。「カウントダウン」収録のメジャーデビュー盤。曲はメロディアスで音楽的にはかなり正統。根岸孝旨(編曲、プロデュース)参加
 Fantasmaコーネリアス/Fantasma (1997)

元フリッパーズ・ギターの小山田圭吾の一人ユニット、コーネリアスの会心作。ハードディスク・レコーディングによる作品。サンプリングを駆使したコラージュ風の混沌とした音。米国マタドールレコードよりリリースされた3rd
 VUOY想い出波止場/VUOY (1997)

元ボアダムスのギタリスト、山本精一(guitar, vocals, synthesizer)と津山篤(bass, bass harmonica, drums)を中心とするバンド、想い出波止場の6thアルバム(トラットリア/ポリスター)。プログレやフリーインプロのようなロックバンド・アンサンブルをベースに、テクノ、ダブ、ヒップホップ、トリップ・ホップ、ノイズなどの雑多な要素を含んだ、凝った音響処理の実験的な音楽だが、浮遊感と多幸感あふれる、優しく包み込むようなポップな音。前衛的だけど聴きやすい。シングル曲「SUGAR CLIP」収録。ゲスト参加は大友良英(turntable)他
 金字塔中村一義/金字塔 (1997)

1975年東京生まれのミュージシャン、中村一義の1stアルバム。ビートルズ、ビーチボーイズ等の1960年代英米ポップにインスパイアされたアコースティックなメロディック・ポップ。ファルセットを多用した高音ヴォーカルとユニークな日本語詞による浮遊感あふれる音。楽曲のクオリティは高い。「まる・さんかく・しかく」(子供向けTV番組「ひらけ! ポンキッキ」発のヒット曲(作曲:小山田暁)のカヴァー)を除く全曲の作詞作曲・編曲・プロデュースを中村一義自身が担当。本人がヴォーカル、コーラス、ドラム、ギター、ベース、パーカッションを自室で録音したものをベースに制作されている。高野寛(g)、鈴木茂(g)他参加。シングル曲「犬と猫/ここにいる」、「街の灯/いっせーのせっ!」、「天才とは/いつか」、「永遠なるもの」収録
 Unknown Possibility Vol.1田中フミヤ/UNKNOWN POSSIBILITY vol.1 (1997)

日本で最も有力なテクノDJとして海外でも知られている京都出身のテクノ・ミュージシャン/プロデューサー/DJ、田中フミヤの1stアルバム。シンプルなビートのストイックなハードミニマルテクノ。ジェフ・ミルズ(Jeff Mills)などを好む方におすすめ
 ベスト! モーニング娘。 1モーニング娘。/ベスト! モーニング娘。 1 (1997-2000)

TV番組「ASAYAN」のオーディション企画から生まれた集団アイドル・グループ。シャ乱Qのつんくがおニャン子クラブ〜東京パフォーマンスドールの方法論を踏襲しプロデュース・作詞作曲を担当。初代メンバーは中澤裕子、石黒彩、安倍なつみ、飯田圭織、福田明日香。国民的大ヒット曲「LOVEマシーン」他、初期の主要曲を網羅するベスト盤
 RH Singles &...〜édition de luxe〜広末涼子/RH Singles &...〜édition de luxe〜 (2013/1997-2000)

リュック・ベッソン製作の「WASABI」(2001年)や「おくりびと」(2008年)などの映画への出演で知られる1980年生まれ、高知県出身の女優・元歌手、広末涼子の1999年のベスト盤「RH Singles &...」に2000年のシングルの3曲を追加しリマスターを施した再発盤。シングルとしてリリースされたすべての曲を収録したコンプリート・シングルコレクション。竹内まりや、岡本真夜、原由子、広瀬香美、朝本浩文、椎名林檎、かの香織他の有力なシンガーソングライター、作曲家が楽曲を提供。少し鼻にかかった歌声。「MajiでKoiする5秒前」(NTTドコモ「ポケベル」CM曲。オリコン2位)、「大スキ!」(アサヒ飲料「三ツ矢サイダー」CM曲。1位)、「風のプリズム」(6位)、「summer sunset」(5位)、「ジーンズ」(TVアニメ「金田一少年の事件簿」エンディングテーマ。4位)、「明日へ」(9位)、「果実」(20位)他収録。初回限定盤はDVD(1999年のライヴ映像、全ミュージックヴィデオ9曲)付き
 川本真琴川本真琴/川本真琴 (1997)

96年に岡村靖幸作曲・プロデュースのシングル「愛の才能」でデビューした女性シンガー/ソングライター。アコースティックギターを使用したバンドサウンド。性急なリズム。キュートな歌声。踏韻(ライム)を多用した、早口で畳みかけるような歌詞。売上100万枚を超えた1st。ヒット曲「DNA」「1/2」(TVアニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」OPテーマ)収録
 グレープフルーツ坂本真綾/グレープフルーツ (1997)

洋画・アニメの声優兼歌手として活躍する坂本真綾が17歳のときに発表した1stアルバム。全曲の作編曲・プロデュースはCM・アニメ・ゲームの劇伴音楽の作曲家として知られる菅野よう子。菅野のハイクオリティな楽曲と坂本の透明感あふれる自然体ヴォーカルによる爽やかで清楚な感覚のポップス。まだ声が若くて初々しい頃。シングル「約束はいらない」(TVアニメ「天空のエスカフローネ」OPテーマ曲)収録
 ALL SINGLES BESTスガシカオ/ALL SINGLES BEST (1997-2007)

東京出身のシンガー・ソングライター、スガシカオのデビュー曲「ヒットチャートをかけぬけろ」から2006年の「午後のパレード」までの全シングル曲とその他の主要曲を収録したベスト盤(CD2枚組、全26曲)。ハスキーなヴォイスとエレピ、オルガン、ワウ・ギターを使用したファンク・ソウル風の音作り。「AFFAIR」(TVドラマ「愛人の掟・あなたに逢いたくて」主題歌)、「青空」(映画「仄暗い水の底から」主題歌)、「アシンメトリー」(TVドラマ「整形美人。」主題歌)、「19才」(TVアニメ「XXXHOLiC」OPテーマ)、「真夏の夜のユメ」(映画「デスノート」挿入歌)他収録。「夜空ノムコウ」はスガシカオが作詞したSMAPのシングル曲のセルフカヴァー
 Home [1997-2000]ゆず/Home [1997-2000] (1997-2000)

北川悠仁(vo、g)と岩沢厚治(vo、g)によるフォーク・デュオ。2人の歌とアコースティック・ギターを中心に、タンバリン、ハーモニカ、カズー、ベース、ドラムス、ストリングスなどを加えた、シンプルで清涼感のある音。「なにもない」(映画「ハードル」主題歌)、「少年」(エースコック「スーパーカップ」CM曲)、「月曜日の週末」(TVドラマ「美少女H2」主題歌)、「始まりの場所」(TV番組「あいのり」主題歌)、「友達の唄」(江崎グリコ「ポッキー」CM曲)、「飛べない鳥」(TVドラマ「涙をふいて」主題歌)他、1997-2000年の代表曲15曲を収録したベスト盤
 ベスト・オブ・ロリータ18号ロリータ18号/ベスト・オブ・ロリータ18号 (1997-2002)

石坂マサヨ(vo)を中心とする女性4人組のパンク・バンド。ラモーンズに影響されたポップ志向の正統派パンク。ラモーンズのジョーイ・ラモーンやトイ・ドールズのオルガがアルバムをプロデュースしたことがある。メジャーデビュー曲「サルーン」から2002年の新曲「SADA流し」まで、全23曲収録のベスト盤
 berry best飯塚雅弓/berry best (1997-2000)

1990年代以降にアニメファンのあいだでアイドル的な人気を獲得した声優兼歌手の一人。声優としては「魔法使いTai!」の中富七香役、「魔術士オーフェン」のクリーオウ・エバーラスティン役、「ポケットモンスター」シリーズのカスミ役で知られる。初期のパイオニアLDC在籍時のアルバム、シングルから本人が自選した15曲を収録した初のベスト盤。作曲は長谷川智樹、大津美紀他。「love letter」、「caress」、「My wish」、「ミントと口笛」、「DESTINY」収録
 complete single collection '97-'08the brilliant green(ザ・ブリリアント・グリーン)/complete single collection '97-'08 (1997-2008)

奥田俊作(b)、松井亮(g)、川瀬智子(vo)の3人組ロックバンド、the brilliant green(ザ・ブリリアント・グリーン)の2008年2月までにリリースされた全シングルA面17曲を収録した初のベストアルバム。洋楽ギターポップの影響が強いバンドサウンドとJポップの王道的なメロディーに川瀬智子の気だるいヴォーカルをフィーチュアした珠玉のポップソング集。歌詞は英語と日本語。デビューシングル「Bye Bye Mr. Mug」、「There will be love there -愛のある場所-」(TVドラマ「ラブ・アゲイン」主題歌。オリコン1位)、「冷たい花」(1位)、「そのスピードで」(TVドラマ「Over Time-オーバー・タイム」主題歌。1位)、「長いため息のように」(4位)、「Hello Another Way -それぞれの場所-」(8位)、「Angel song -イヴの鐘-」(TVドラマ「真夏のメリークリスマス」主題歌。3位)、「Stand by me」(TVドラマ「探偵学園Q」エンディングテーマ。10位)、「Ash Like Snow」(TVアニメ「機動戦士ガンダム00」オープニングテーマ。8位)他
 the brilliant greenthe brilliant green(ザ・ブリリアント・グリーン)/the brilliant green (1998)

奥田俊作(b)、松井亮(g)、川瀬智子(vo)の3人組。気だるいボーカルにJポップ風のメロディー、英米ギターポップに影響されたバンドサウンド。歌詞は英語と日本語。ヒット曲「There will be love there -愛のある場所-」「冷たい花」収録の1st
 救済の技法平沢進/救済の技法 (1998)

P-MODELの中心人物、平沢進のソロ7作目。アジアの民族音楽のようなオリエンタルかつ無国籍風の作風。歌メロ中心のうねるような包み込むような音
 Out LoudBOOM BOOM SATELLITES(ブンブンサテライツ)/OUT LOUD (1998)

川島道行(g、vo)・中野雅之(programming、b)によるエレクトロニカ/ロック・デュオ。ベルギーのテクノ・レーベル、R&Sからリリースされた1stフルアルバム。基本的にはプロディジーやケミカル・ブラザーズのようなブレイクビーツ、ドラムンベースを導入したロック寄りのクラブ/ダンス・サウンドだが、ヘヴィーな生ドラム(平井直樹)やストリングス、ジャズっぽい装飾(tp、sax、fl)を加えた音作りがユニーク。シングルカットされた「Push Eject」、「On the Painted Desert」収録
 覚醒DJクラッシュ/覚醒 (1998)

英国モ・ワックス、米国A&M等でCDをリリースしている有力なヒップホップDJ/ターンテーブリスト。トリップ・ホップのようなインストゥルメンタル・ヒップホップ。アンビエントかつアブストラクトな音
 ペイパードライヴァーズミュージックキリンジ/ペイパードライヴァーズミュージック (1998)

堀込泰行(vo、g)・堀込高樹(g、vo)による兄弟ポップ・デュオ。ブライアン・ウィルソン等のメロディーポップ、1970年代のソウル、シンガー/ソングライターの影響を感じさせるハイブロウなポップ・アルバム。メジャーデビュー盤。プロデュースは冨田恵一。「双子座グラフィティ」収録
 3×3×3ゆらゆら帝国/3×3×3 (1998)

坂本慎太郎(g、vo)を中心とする3ピースのロックバンド。活動はライヴが中心。MIDIから出たメジャーデビュー盤。1960〜70年代の英米ガレージ/サイケデリックロックの影響が色濃い、ストレートでキャッチーなギターロックの佳作
 Gear Bluesthee michelle gun elephant(ミッシェル・ガン・エレファント)/Gear Blues(ギヤ・ブルーズ) (1998)

1991年に明治学院大学内で結成された4人組のロックバンド、thee michelle gun elephant(ミッシェル・ガン・エレファント)の4thアルバム。米国での初リリースとなった一枚(米国での発売は2000年)。イギー・ポップ&ザ・ストゥージズ(Iggy Pop & the Stooges)、ザ・フー(the Who)、MC5等に似たガレージパンク風のノイジーでストレートなロックンロール。良質のロックアルバム。シングル曲「G.W.D」収録。米国盤はシークレットトラックとして「Jenny」(シングル「スモーキン・ビリー」のB面)を追加収録
 peace pactpre-school(プリ・スクール)/peace pact(ピース・パクト) (1998)

1994年に結成されたロックバンド、pre-school(プリ・スクール)のメジャーデビュー盤。トイズ・ファクトリーからの発売。UKギターポップ/ブリットポップ、特にブラー(Blur)の影響がうかがえる良質のポップアルバム。歌詞は日本語詞の11曲目を除いて全部英語。シングル曲3曲、「SPUNKY JOSH」、「MANHOOD-MAN」、「A SAD SONG」収録。CDはアートブック付きの初回限定スペシャルパッケージ盤(赤)と通常盤2種、第2版(緑)と第3版(蛍光オレンジ)の3種類がある
 スリーアウトチェンジスーパーカー/スリーアウトチェンジ (1998)

1995年に青森で結成された4人組ロックバンド、スーパーカーの1stアルバム。歪んだ轟音フィードバックギターが中心の簡素なギターロック。ダイナソーJrやマイ・ブラディ・ヴァレンタインに似た音。シングル曲3曲、「cream soda」、「Lucky」、「PLANET」収録
 New RockBuffalo Daughter(バッファロー・ドーター)/New Rock (1998)

1993年に元ハバナ・エキゾチカの2人、シュガー吉永(guitar, TB-303, shortwave radio, vocals)と大野由美子(bass, Minimoog, vocals)にムーグ山本(turntables, vocals)が加わって結成されたロックバンド、Buffalo Daughter(バッファロー・ドーター)の2ndフルアルバム。ギター/ベース/ドラムのシンプルなロックにサンプリングやTB-303、ミニモーグ、短波ラジオ等の電子楽器をフィーチュアした実験的かつポップな音。ジャーマン・エクスペリメンタル系バンドのようなスペイシーなサイケロック、ガレージロック/グランジ、モンド/ラウンジ・ポップ、ヒップホップ/ドラムンベース等々の多彩なスタイル。歌詞は英語と日本語。日本盤は東芝EMI、米国盤はビースティ・ボーイズ(Beastie Boys)のレーベル、Grand Royalからの発売。ピチカート・ファイヴ、コーネリアス等を好む方におすすめ
 LET IT BOMBZoobombs(ズボンズ)/LET IT BOMB (1998)

1994年にドン・マツオ(vo、g)を中心に東京で結成されたロックバンド、ズボンズの2ndアルバム。ラップやヒップホップの要素を導入し、ローリング・ストーンズや1960年代のソウル/ブルースの影響を感じさせる、ファンキーなオルタナティヴ/インディーロック。活動はライヴが中心で、1998年には2度の全米ツアーを行っている。歌詞は日本語と英語。代表的な名曲「Mo'Funky」(Pt.1)収録。ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン(The Jon Spencer Blues Explosion)、ボアダムス、チボ・マット、TOKYO No.1 SOUL SETなどを好む方におすすめ。日本盤はクアトロ/ライストーン・レーベル、米国盤はEmperor Nortonレーベルからの発売
 クレイジーケンバンド・ベスト Oldies but Goodiesクレイジーケンバンド/クレイジーケンバンド・ベスト Oldies but Goodies (2004/1998-2003)

ロックンロールバンド、クールスRCの元ヴォーカリスト、横山剣(vo、cho、作詞作曲、編曲、key)が1997年に結成したロックバンド、クレイジーケンバンドのベスト盤。ロックンロール、ソウル、ジャズ、ファンク、ラテン、ボサ・ノヴァ、昭和歌謡/演歌などを混合したポップな音。シングル曲「せぷてんばぁ」、「まっぴらロック」、「GT」、「タイガー&ドラゴン」の他、「葉山ツイスト」、「長者町ブルース」、「OH LANGFANG」、「昼下がり」、「香港グランプリ」、「スポルトマティック」などの佳曲を収録。「OLDIES BUT GOODIES」は「vodafone」のCMソング。昭和歌謡を好む人におすすめ
 代理母面影ラッキーホール/代理母 (1998)

1994年に佐々木"ACKY"あきひ郎(vo)とSinner-Yang(b)を中心に結成された歌謡ファンク・ロックバンド、面影ラッキーホールのメジャーデビュー盤。ファンク、R&B、ヒップホップ等のソウルミュージックをベースにした音。ムードコーラス歌謡や演歌のような昭和歌謡風のメロディーと歌詞。人生の裏街道(水商売、売春…)を歌う、一曲ごとに完結したストーリーを持った歌詞が印象的だが、音楽自体の完成度も高い。「今夜、巣鴨で」、「必ず同じところで」、「あんなに反対してたお義父さんにビールをつがれて」、「好きな男の名前 腕にコンパスの針でかいた」、「俺のせいで甲子園に行けなかった」、「夜のみずたまり」他佳曲多数。「たまプラーザ海峡」は往年のサザンオールスターズのような曲。「金曜日の天使」は近田春夫&ビブラトーンズのカヴァー。元じゃがたら〜ビブラストーンのOTOが3曲のアレンジとプロデュースを担当。昭和歌謡やクレイジーケンバンドを好む人におすすめ
 キロロのうた(1)Kiroro/キロロのうた(1) (1998-2002)

沖縄出身の女性2人、玉城千春(vo、作詞作曲)と金城綾乃(key)によるポップ・デュオ、Kiroroの初のベスト盤。1998年のメジャーデビューから2001年までのシングル・アルバム曲から選出した10曲に新曲2曲を加えたもの。ピアノ伴奏を基調とする簡素な音。歌メロ中心でバラード調の曲が多い。大ヒット曲「長い間」(オリコンチャート1位)、「未来へ」、「冬のうた」、「Best Friend」(NHK連続TV小説「ちゅらさん」主題歌)収録
 MISIA GREATEST HITSMISIA/MISIA GREATEST HITS (1998-2002)

J-R&Bの歌姫、MISIA(ミーシャ)の初のベスト盤。広い声域と豊かな声量の伸びやかなヴォーカル。デビュー曲「つつみ込むように…」(「エルセーヌ」CM曲)、「陽のあたる場所」、「Everything」(TVドラマ「やまとなでしこ」主題歌)、「果てなく続くストーリー」のライヴ・ヴァージョン他。自作キャラクター「メロンパンダ」のために書き下ろした未発表曲「甘い恋人」をアニメーション・ムービー付きでエクストラ・トラックに収録
 1930Merzbow(メルツバウ)/1930 (1998)

Merzbow(メルツバウ)は1956年生まれ、東京出身のノイズミュージシャン、秋田昌美が1979年に開始したソロ・プロジェクト。1980年代以降に膨大な数のアルバムをリリースしており、欧米でも高く評価されている。1998年にジョン・ゾーン(John Zorn)のレーベル、Tzadikから発売されたアルバム「1930」は代表作の一つ。「noise electronix」(ノイズ電子機器)、アナログシンセ(EMS、Moog)、テープなどを用いた前衛的なノイズ音楽。明確なメロディーやリズムを欠いた耳障りな音の洪水だが、構成や展開といえるようなものがあり、かなり「音楽的」に聴こえる作品
 VRRESTORUINS/VRRESTO (1998)

1980年代初頭から日本のインディーズ/オルタナティヴ音楽シーンで活躍している先鋭的な超絶技巧変拍子ドラマー、吉田達也(ds、perc、vo)が1985年に結成したドラム&ベース・デュオ、ルインズの1990年代の力作の一つ。アルバム11作目。4代目ベーシスト、佐々木恒(b、vo)加入後のアルバム。高度な演奏力に支えられた前衛的なハードコア・プログレッシヴ・ロック。基本的に吉田のドラムとパーカッション、佐々木の6弦ベースと2人のヴォーカルのみのシンプルな編成。変化の激しい複雑な曲構成の高速ハードコア・サウンド。エレクトリック・パッドやMIDIコントローラー、エフェクトを駆使した豊かな音色。独自の言語による奇怪なヴォーカル。日本盤は磨崖仏リミテッド、フランス盤はSonore、米国盤はSkin Graftからリリースされている
 9 9/9TOKYO No.1 SOUL SET/9 9/9 (1999)

1994年にメジャーデビューしたヒップホップ・グループ、TOKYO No.1 SOUL SETの3rdアルバム。BIKKE(ヴォーカル、リリック)・渡辺俊美(ギター、ヴォーカル、サウンド・プロダクション)・川辺ヒロシ(DJ、トラック・メイキング)の3人組。BIKKEによる文学的な歌詞の語りかけるようなラップと渡辺による泣きのメロディーの歌が印象的。シングル曲、「夜明け前」(9 9/9 mix)、「Sunday」、「Bow & Arrow〜あきれるほどの行方〜」(9 9/9 mix)、「隠せない明日を連れて」収録。サンプル・ネタはザ・モーションズ(The Motions)「Freedom」(Sunday)、アラン・トゥーサン(Allen Toussaint)「You Will Not Lose」(夜明け前)他
 Stereo Type ACibo Matto(チボ・マット)/Stereo Type A(ステレオタイプ A) (1999)

1994年に2人の日本人女性、羽鳥美保(vo)と本田ゆか(サンプラー、キーボード)によって結成されたニューヨーク拠点のバンド、チボ・マット(Cibo Matto)の2ndフルアルバム。ショーン・レノン、ティモ・エリス、デュマ・ラヴが正式メンバーとして加入していた頃の録音。ヒップホップ、ファンク、ボサノヴァを混合しサンプリングを多用した良質のポップ・アルバム。歌詞は英語。マーク・リボー、バッファロー・ドーター(Buffalo Daughter)の大野由美子他参加。ピチカート・ファイヴ、コーネリアス等を好む方におすすめ。日本盤はボーナス・トラック2曲を加えた全16曲
 FIRST LOVE宇多田ヒカル/FIRST LOVE (1999)

ニューヨーク生まれのシンガー/ソングライター。母親は歌手の藤圭子。都会的なソウル、R&Bの語法と日本語詞を見事に調和させた音楽性。入魂のボーカル。曲は全部自作。800万枚を売り空前の大ヒットとなった1st。楽曲・歌唱力・サウンドプロダクションの三拍子が揃った完成度の高い一枚。「Automatic」収録
 無罪モラトリアム椎名林檎/無罪モラトリアム (1999)

自称「新宿系自作自演屋」のシンガー/ソングライター。ノイジーなギターと巻き舌唱法、昭和の歌謡曲にも通じる切なくもキャッチーなメロディー。充実した楽曲。「歌舞伎町の女王」収録の1st。アラニス・モリセット「Jagged Little Pill」に似た音
 turboUA/turbo (1999)

ジャニス・ジョプリン、アリーサ・フランクリンに影響を受けた女性ヴォーカリスト、UA(ウーア)の3rdフルアルバム。全編ダブ/レゲエを基調にしたヴォーカル・アルバム。生楽器中心のオーガニックな音をバックにゆったりとした歌を聞かせる一枚。作曲・プロデュースはGreen Genie(鈴木賢司/Kenji Jammerの変名)、朝本浩文(元ミュート・ビート)他。「リンゴ追分」は美空ひばりのヒット曲のカヴァー
 MAKING THE ROADHi-STANDARD/MAKING THE ROAD (1999)

難波章浩(vo、b)・横山健(g、vo)・恒岡章(ds)の3人組パンク/メロコア・バンド、ハイ・スタンダードの4thアルバム。キャッチーなメロディーのハードコア・パンク。歌詞は全部英語。自作インディーズ・レーベルの「PIZZA OF DEATH RECORDS」からリリースされた国内盤は約70万枚の売り上げを記録した大ヒット作。「Fat Wreck Chords」レーベルからリリースされた米国盤は国内盤とは一部収録曲が異なる。「CHANGES」はブラック・サバスのカヴァー
 A Song for ××浜崎あゆみ/A Song for ×× (1999)

硬質なハイトーンヴォイス。歌詞は全部自作。楽曲提供は星野靖彦他。100万枚を超えるセールスを記録した1st。「Trust」「Depend on You」「For My Dear...」収録。プロデュースはMAX松浦(エイベックス)
 A BEST浜崎あゆみ/A BEST (1998-2001)

女性歌手、浜崎あゆみの最初のベストアルバム。主に1998年のデビューから2000年にかけて(「女子高生のカリスマ」と呼ばれた時期)のシングル曲が中心。400万枚を超える売上を記録した大ヒットアルバム。4曲がヴォーカル新録音の曲。「Trust (New Vocal & Mix)」(「花王ソフィーナ オーブ」CMイメージソング)、「Depend on you (New Vocal & Mix)」、「LOVE 〜Destiny〜 (New Mix)」(オリコン1位)、「TO BE (New Mix)」、「Boys & Girls (New Mix)」(1位。「花王ソフィーナ オーブ」CMイメージソング)、「appears」(「花王ソフィーナ オーブ」クリスマスCMソング)、「Fly high」(ライコスジャパンCMソング)、「vogue」(「コーセー ヴィセ」CMソング)、「Far away」(ツーカーCMイメージソング)、「SEASONS」(1位)、「SURREAL」(1位)、「M」(1位。ツーカーCMイメージソング)他。作曲は菊池一仁、D・A・I(長尾大)他。プロデュースはMAX松浦
 DREAM小野リサ/DREAM (1999)

ブラジルのサンパウロ市生まれの日本人女性シンガー・ソングライター、小野リサの11枚目のアルバム。主に1920年代〜1940年代の米国の古いジャズのスタンダード曲をボサノヴァ/ブラジル音楽風にアレンジした曲からなる。歌詞は英語とポルトガル語。ブラジル出身の作曲家/アレンジャー/プロデューサー/ギタリストでボサノヴァ/ブラジル音楽の中心人物の一人、オスカー・カストロ・ネヴィスとの共同プロデュース。日本国内では売上げが20万枚を超えたヒット・アルバム。「Moonlight Serenade」(グレン・ミラー作・編曲)、「Night and Day」(コール・ポーター作曲)、「Sentimental Journey」(ベン・ホーマー作曲)、「As Time Goes By」(ハーマン・ハプフェルド作曲)、「Stompin' at the Savoy」(エドガー・サンプソン作曲)他収録
 雨に撃たえば...! disc2七尾旅人/雨に撃たえば...! disc2 (1999)

1979年生まれのシンガーソングライター、七尾旅人の1stアルバム。オルタナティヴ・ギターロック、ドラムンベース、ジャズ、アシッドフォーク等が渾然一体となったようなユニークなポップ・アルバム。高音ヴォイスでねちっこく囁くような独特の唱法と美しいメロディー。ベック、コーネリアス等を好む方におすすめ
Good!Scope竹村延和/Scope (1999)

大阪生まれ、京都在住の電子音楽家、竹村延和が米国シカゴのレーベル、Thrill Jockey(トータス他在籍)からリリースしたソロアルバム。ホワイトノイズ、断続的な電子音、女声ヴォーカル・サンプル(アキツユコ)、CDスキップノイズ等を使用した、Ovalや池田亮司の作品に似た実験的な音響作品だが、ミニマリズム(テリー・ライリー、スティーヴ・ライヒ)や環境音楽の影響を感じさせる柔和で美しい響きの曲が印象的
Good!sakuraSUSUMU YOKOTA(ススム・ヨコタ)/sakura (1999)

1992年以降、ドイツ・イギリス・日本などでハウス/テクノ/アンビエント音楽のシングル、アルバムを多数リリースしているエレクトロニカ・ミュージシャン/DJ、ススム・ヨコタ(横田進)が1999年に自身のレーベル、Skintoneからリリースしたアルバム。2000年にはイギリスのレーベル、Leafからも発売。ミニマリズムとアフロビートを導入したアンビエント・テクノの秀作。1970年代のブライアン・イーノ(Brian Eno)の実験音楽に似た作風。6曲目「Gekkoh」はスティーヴ・ライヒ(Steve Reich)の「18人の音楽家のための音楽」(Music for 18 Musicians)をサンプリング。8曲目「Azukiiro No Kaori」はチック・コリア(Chick Corea)のアルバム「Return to Forever」の曲「Sometime Ago/La Fiesta」をサンプリング
 bestクラムボン/best (1999-2002)

ピアノ・ベース・ドラムのピアノトリオ編成による3人組のバンド。東京の音楽専門学校のジャズ・ポピュラー科に在籍していた3人、原田郁子(vo、p)・ミト(b)・伊藤大助(ds)により結成され、1999年にメジャーデビュー。ジャズ、ソウル、シンガー・ソングライター(キャロル・キング、矢野顕子)等の影響が色濃い音。歌メロ主体のポップな作風だが、エレクトロ〜音響系の要素を導入するなど実験的な側面もある。1999年から2002年のシングル曲を中心にメンバー自身が選曲した13曲からなるベストアルバム。「はなれ ばなれ」、「パンと蜜をめしあがれ」、「シカゴ」、「サラウンド」(パナソニックMDコンポ「37MD」、ボーダフォンCM曲)他収録
 Blue Notes -The Best of Tateki Kobayashi-小林建樹/Blue Notes -The Best of Tateki Kobayashi- (1999-2002)

松浦亜弥、平原綾香、植村花菜、RAG FAIR、嵐への楽曲提供で知られる1972年生まれ、神戸出身のシンガーソングライター・作詞作曲家・音楽プロデューサー。1999年から2002年までに発売された全シングル9曲とアルバム収録曲からなる編集盤(全16曲)。王道バラードと凝ったアレンジの屈折ポップ曲が印象的。細くて甲高くハスキーな声。シングル曲「祈り」「SPooN」「イノセント」「コスモス」「ヘキサムーン」他収録。山崎まさよし、スガシカオを好む方におすすめ
 むらさき。ともさかりえ/むらさき。 (1999)

女優のともさかりえが96年の歌手デビュー後、「Gonna Be Fun」「さかともえり」名義での音楽活動を経て発表した3rdアルバム。楽曲提供は古内東子、種ともこ、椎名林檎、鈴木祥子他。音楽面での充実度を誇る一枚。「カプチーノ」収録
 Do The A-sideDo As Infinity/Do The A-side (1999-2005)

エイベックスで浜崎あゆみ他の人気アーティストに楽曲提供を行っていた長尾大(作曲、プログラミング、g)がヴォーカリストの伴都美子、ギタリストの大渡亮と結成したグループ、Do As Infinity(ドゥ・アズ・インフィニティ)のベスト盤。日本的な歌謡メロディーと1970年代ロック等の洋楽のスタイルを融合させたポップ志向の音。「Yesterday & Today」(CX系ドラマ「二千年の恋」主題歌)、「遠くまで」(アニメ映画「バンパイアハンターD」主題歌)、「深い森」(TVアニメ「犬夜叉」EDテーマ)、「陽のあたる坂道」(CX系ドラマ「初/体/験」EDテーマ)、「真実の詩」(TVアニメ「犬夜叉」EDテーマ)、「楽園」(アニメ映画「犬夜叉 紅蓮の蓬莱島」主題歌)他、全シングル21曲を完全収録した2枚組CD
 MF10 -10th Anniversary Best-m-flo(エムフロウ)/MF10 -10th Anniversary Best- (1999-2009)

在日韓国人MCのVERBAL(バーバル)とDJの☆Takuによる音楽グループ/プロデュースユニット、m-flo(エムフロウ)のデビュー10周年記念のベスト盤(2CD+1DVD)。1999年に女性ヴォーカリストのLISA(日本人とコロンビア人のハーフ)を含む3人組としてrhythm zoneよりメジャーデビュー。2002年にLISAが脱退した後は、毎回異なるゲスト・ヴォーカリストを迎えて多数の楽曲を制作。ヒップホップ、ソウル、ジャズ、ボサノヴァ、ハウス、2ステップ、ドラムンベース等を取り入れた、イージーリスニング/ラウンジ風のJポップ。歌詞は日本語と英語。ディスク1はLISA在籍時の曲、「been so long」、「How You Like Me Now?」(オリコン9位)、「come again」(4位)、「orbit-3」(9位)他を収録。ディスク2はゲストヴォーカルの曲、「REEEWIND!」(Crystal Kay。9位)、「miss you」(melody. & 山本領平。8位)、「the Love Bug」(BoA。8位)、「STARSTRUCK -"The Return of the LuvBytes"」(AI & 日之内絵美 & Rum (Heartsdales))、「Cosmic Night Run」(野宮真貴 & クレイジーケンバンド)、「Love Song」(BONNIE PINK。9位)他を収録
 Singles & Movies下川みくに/Mikuni Shimokawa Singles & Movies (1999-2005)

フジTVのオーディション番組「DAIBAッテキ!!」から生まれた「おニャン子クラブ」的な女性アイドルグループ「チェキッ娘」のメンバーとして1998年にデビューした女性歌手。高い歌唱力を評価され、1999年にチェキッ娘を卒業しソロ歌手として活動を開始。透明感あふれる伸びやかな声。初のベスト・アルバムはDVD付きCD。CD(Singles)は1st〜11thシングルの全A面曲を含む17曲を収録。デビュー曲「BELIEVER 〜旅立ちの歌〜」、「Naked」、「Alone」(TVアニメ「幻想魔伝 最遊記」第2期EDテーマ)、「tomorrow/枯れない花」(TVアニメ「フルメタル・パニック!」OP/EDテーマ)他。DVD(Movies)はシングル8曲のヴィデオ映像を収録
 ソングライン羅針盤/ソングライン (2000)

初期ボアダムスのギタリストで、想い出波止場、ROVOなどのバンド活動で知られる山本精一(vo、g)を中心とするロックバンド、羅針盤の3rdアルバム。シンプルでポップなメロディーと、穏やかで繊細なヴォーカルによる歌が中心の、抒情的でサイケ/アシッドなフォーク・ロックの名盤。緻密なサウンド・プロダクション。全曲の作詞作曲、プロデュースは山本精一。2009年にSHM-CD仕様で再発された
 MG4MONDO GROSSO(モンド・グロッソ)/MG4 (2000)

元は1991年に大沢伸一をリーダー兼ベーシストとして京都で結成されたバンドだったが、1996年のバンド解散後は、大沢伸一個人がDJ/プロデューサー/リミキサーとしてヴォーカリストやミュージシャンをフィーチュアするコラボレーション・ユニットとして活動。東京・ニューヨーク・サンパウロ・ロンドンで録音され、世界25ヶ国のソニー・ミュージックから発売された4thアルバム。ハウス、2ステップ、ジャズ、ソウル、サンバ、ボサノヴァを混合したクラブ・ミュージック。参加歌手はbird、Monday満ちる、アメール・ラリュー(元グルーヴ・セオリー)、エンディア・ダヴェンポート(元ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ)他。シングル曲「LIFE」「BUTTERFLY」「NOW YOU KNOW BETTER」収録。歌詞は英語・ポルトガル語・日本語
 桜の木の下aiko/桜の木の下 (2000)

大阪出身の女性シンガー・ソングライター、aikoのメジャー通算2枚目のアルバム。椎名林檎に似たスタイルのガールズ・ポップ。半音や転調を多用したメロディーラインが独特。ヒットシングル3曲、「花火」、「カブトムシ」、「桜の時」(「カルピスウォーター」イメージソング)収録のミリオンセラー・アルバム(オリコンアルバムチャート1位)。「桃色」はNTTドコモ「Docomo502i」のCMソング。「Power of Love」はインディーズ時代の曲の再録。アルバムの最後にボーナストラックとして「恋愛ジャンキー」を収録
 SappukeiNUMBER GIRL(ナンバーガール)/SAPPUKEI(殺風景) (2000)

向井秀徳(vo、g)を中心とする4人組のロックバンド。マーキュリー・レヴのデイヴ・フリッドマンがプロデュースした4thアルバム。ソニック・ユース等のUSオルタナティヴ・ギターロックの影響を強く受けた音。シングル曲「URBAN GUITAR SAYONARA」収録
 delicious way倉木麻衣/delicious way (2000)

宇多田ヒカルに似た「J-R&B」系の音。透明感あふれる癖のないヴォーカル。大ヒット曲「Love, Day After Tomorrow」「Stay by my side」「Secret of my heart」(TVアニメ「名探偵コナン」EDテーマ)収録の1st
 図鑑くるり/図鑑 (2000)

岸田繁(g、vo)、佐藤征史(b)を中心とするロックバンド。2nd。叙情的でシンプルなメロディーとオルタナティヴロック風の演奏、ポストロック/音響派的な音編集。シカゴ・インディーロックの重要人物、ジム・オルークが4曲のプロデュース・録音・編集・ミックスに参加。実験的な要素と大衆性を併せ持った秀作
 daiya-monde矢井田瞳/daiya-monde (2000)

椎名林檎に似た音楽性のシンガー/ソングライター。オルタナ/グランジ的なバンドサウンドと切なくてキャッチーなメロディー。70万枚を売った1st。「B' coz I Love You」「My Sweet Darlin'」収録
 Polysics or Die!!!!POLYSICS/POLYSICS OR DIE!!!! (2000-2004)

1997年にDEVO崇拝者のハヤシヒロユキ(本名:林寛之、g、voice、programming、vocoder)を中心として結成されたテクノ・ユニット/ロック・バンド。「TOKYO NEW WAVE OF NEW WAVE」と呼ばれた1990年代後半のニューウェイヴ・リヴァイヴァル・シーンの中心バンドの一つ。新録音の5曲を含むベスト盤(全18曲)。DEVO、P-MODEL等の1970年代後半〜1980年代前半の英米日のニューウェイヴ、テクノポップとガレージ/サーフ・ロック、パンクの影響を強く受けたラウドなロック/シンセ・ポップ。「My Sharona」はザ・ナックのヒット曲のカヴァー。米国盤はJポップ専門レーベルのTofu Records(東風レコード)より発売
 Best -first things-倖田來未/Best 〜first things〜 (2000-2005)

1982年生まれ、京都出身の女性歌手。高校在学中の2000年にエイベックス主催のオーディション「avex dream 2000」で準グランプリを受賞後、歌手デビュー。デビュー曲「TAKE BACK」は米国ビルボード誌のホットダンスミュージック・マキシシングルセールスチャートで18位を記録。全22曲収録のベスト盤(CD2枚組)。官能的で声量豊かな歌声。J-R&B風の音。「TAKE BACK」、「Trust Your Love」、「real Emotion」(プレイステーション2用ゲーム「FINAL FANTASY X-2」OPテーマ曲)、「キューティーハニー」(実写映画「キューティーハニー」主題歌)他
 Best Project -JAM Project Best Collection-JAM Project(ジャム・プロジェクト)/BEST Project 〜JAM Project Best Collection〜 (2000-2002)

JAM Project(ジャム・プロジェクト。正式名称はJapan Animationsong Makers Project)は、現代のアニメに本来のパワフルでスピリットに溢れたアニメソングを取り戻すため、2000年に水木一郎が結成したアニソン歌手のグループ。第1期メンバー(水木一郎、影山ヒロノブ、松本梨香、さかもとえいぞう、遠藤正明)在籍時の最初のベスト盤。ハードロック風の豪快な音。「STORM」(OVA「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」OP主題歌)、「SOULTAKER」(TVアニメ「The Soul Taker 〜魂狩〜」OP主題歌)、「鋼の救世主」(プレイステーションゲーム「スーパーロボット大戦α外伝」OP主題歌)、「FIRE WARS」(OVA「マジンカイザー」OP主題歌)、「CRUSH GEAR FIGHT!」(TVアニメ「激闘!クラッシュギアTURBO」OP主題歌)他収録。ジャケットはディープ・パープルのアルバム「Deep Purple in Rock」のパロディー
 THE MUSEUM水樹奈々/THE MUSEUM (2000-2007)

高い歌唱力で知られる1980年生まれの歌手・声優、水樹奈々の初のベストアルバム(オリコンアルバムチャート5位)。声優としてはゲーム「シスター・プリンセス」シリーズの亞里亞役、「NARUTO」の日向ヒナタ役、「魔法少女リリカルなのは」のフェイト・テスタロッサ役で知られる。CD(16曲)とDVDの2枚組。CDは最初のシングルA面13曲他を収録。「innocent starter」(9位。TVアニメ「魔法少女リリカルなのは」オープニングテーマ)、「WILD EYES」(13位。TVアニメ「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」エンディングテーマ)、「ETERNAL BLAZE」(2位。TVアニメ「魔法少女リリカルなのはA's」オープニングテーマ)、「SUPER GENERATION」(6位)他。作曲・編曲は矢吹俊郎他。DVDはスタジオ・ライヴ3曲と新曲「Crystal Letter」のPVを収録
 TetrascrollCOMBO PIANO(コンボピアノ)/tetrascroll(テトラスクロール) (2000)

1975年生まれの音楽プロデューサー・作曲家・キーボード/ピアノ奏者、渡邊琢磨のワンマン・プロジェクト、COMBO PIANO(COMBOPIANO)名義での2枚目のアルバム。インディーズレーベルのミディ・クリエイティブからの発売。エレクトロニカ、ジャズ、アンビエント、ミニマリスムを混合したような音の実験的でアコースティックな小品集(全10曲、計27分)。参加ミュージシャンはスティーヴ・スワロー(ジャズ・ベーシスト)、ロビー・アミーン(ジャズ・ドラマー)、半野喜弘(コンピュータ、シンセサイザー)、小池弘之クァルテット(弦楽四重奏)
Good!red curbレイ・ハラカミ/red curb (2001)

広島生まれ、京都在住の電子音楽家、レイ・ハラカミ(本名:原神玲)の3rdアルバム。穏やかな雰囲気に包まれた、水彩画のような繊細なタッチの美しい電子音響(インストゥルメンタル)。非常に聴きやすくて快楽的だが、複雑なリズムと予測できない変化に富んだ精妙な音楽。タイトル曲「red curb」はギターのアルペジオを効果的に使用した佳曲
 満ち汐のロマンスEGO-WRAPPIN'(エゴラッピン)/満ち汐のロマンス (2001)

1996年に女性ヴォーカリストの中納良恵とギタリストの森雅樹が大阪で結成した2人組ユニット、EGO-WRAPPIN'(エゴラッピン)の2ndフルアルバム(メジャーデビュー盤)。スウィングジャズ、ブルース、昭和歌謡をベースに、サックス・ウッドベース・ピアノなどを使用した、アコースティックでノスタルジックなヴォーカル・ポップ。落ち着いて聴ける一枚。有名曲「サイコアナルシス」収録。最後の曲「PARANOIA」のメロディーは昭和歌謡風。「Wherever You May Be」は日本のスカ・バンド、デタミネーションズのカヴァー
 インソムニア鬼束ちひろ/インソムニア (2001)

女性シンガーソングライター、鬼束ちひろのデビューアルバム。洋楽、特にキャロル・キング、ジョニ・ミッチェル、ジュエル、アラニス・モリセット等の米国・カナダの女性シンガーソングライターの影響が強い、主にピアノとストリングスによるシンプルでアコースティックなヴォーカル・ポップ。パワフルでスピリチュアルなヴォーカル。150万枚を売りミリオンセラーになった大ヒット作。シングル曲「シャイン」、「月光」(TVドラマ「トリック」EDテーマ)、「Cage」、「眩暈/edge」収録。プロデュースは羽毛田丈史
 Beautifulファンタスティック・プラスチック・マシーン/beautiful. (2001)

ミュージシャン・DJ・プロデューサーとして日本・米国・ヨーロッパで活動する田中知之のソロ・プロジェクトの3作目。ラウンジ、ボサノヴァ、フレンチポップ、ソフトロック等のテイストを取り入れた、ハウス/テクノ寄りのクラブミュージック。非常に洗練された、エレガントでオシャレな音。ハウスの名曲、クラブ・クラシックとして有名なフランキー・ナックルズの「Whistle Song」のカヴァー収録
 THE GREATEST HITSLOVE PSYCHEDELICO/THE GREATEST HITS (2001)

KUMI(vo、g)・佐藤直樹(g、b、key)の2人組。60年代後半〜70年代前半の英米ロックの影響が色濃いアコースティックでグルーヴ感のある音。流麗なメロディー。歌詞は日本語混じりの英語。180万枚を超えるセールスを記録した1st。「LADY MADONNA〜憂鬱なるスパイダー」収録
 MESSAGEMONGOL800(モンゴル800)/MESSAGE (2001)

沖縄を拠点とするパンク/メロコア・バンド、モンゴル800の2ndアルバム。メンバーは上江洌清作(うえずきよさく、b/vo)、儀間崇(ぎまたかし、g)、里悟(たかざとさとし、ds)の3人。沖縄ハイ・ウェーブ内のインディーズレーベル、TISSUE FREAK RECORDSから発売され、日本インディーズ史上初のオリコンアルバムチャート1位を獲得した大ヒット作。ブルーハーツに似た非常にシンプルな音だけど心に染み入る歌とメロディー。歌詞は英語と日本語。「あなたに」(ライオンの洗剤「TOP」のCMに使用された曲)、「小さな恋のうた」、沖縄と反戦を歌った曲「琉球哀歌」他収録。タイトル曲「MESSAGE」はアルバムの最後にシークレット・トラックとして収録。グリーン・デイやオフスプリング等のポップなパンク・バンドを好む方におすすめ
 人間プログラムTHE BACK HORN(ザ・バックホーン)/人間プログラム (2001)

1998年に東京で結成されたロックバンド、THE BACK HORN(ザ・バックホーン)の3rdアルバム(メジャー1stアルバム)。ニルヴァーナ(Nirvana)に似たグランジ/ニュー・メタル/エモ(Emo)風のヘヴィーで荒々しいバンドサウンドと、昭和歌謡のような日本的な湿り気を帯びた歌メロが特徴のオルタナティヴ・ロック。シングル曲、「サニー」「空、星、海の夜」収録。THE YELLOW MONKEY(ザ・イエロー・モンキー)の「SICKS」(1997)のような和風ロックを好む方におすすめ
 ミニモニ。ソング大百科1巻ミニモニ。/ミニモニ。ソング大百科1巻 (2001-2002)

ハロー!プロジェクト内の女性アイドルグループから派生したサブユニットの一つ、ミニモニ。の1stアルバム。初代メンバーはモーニング娘。の3人、矢口真里・辻希美・加護亜依とココナッツ娘。のミカ。シングル既発表曲9曲と新曲7曲の全16曲。子供向けのコミカルでハッピーでキャッチーな楽曲多数。ドラムン・ベース、トランス、ブルース、ジャズ、ファンク、タンゴ、マーチ、レゲエなど多彩な曲調。「ミニモニ。ジャンケンぴょん!」、「ミニモニ。テレフォン! リンリンリン」、「ミニハムずの愛の唄」(「ミニハムず」名義。アニメ映画「とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険」テーマ曲)、大物コメディアンの志村けんとの共演(「バカ殿様とミニモニ姫。」名義)2曲、「アイ〜ン体操」「アイ〜ン! ダンスの唄」他収録。作詞作曲・プロデュースはつんく
 ALL SINGLES BESTコブクロ/ALL SINGLES BEST (2001-2006)

小渕健太郎(g、vo)と黒田俊介(vo)によるポップ・デュオ、コブクロの2006年までのシングル全A面曲を収録したベスト盤(2枚組CD、全20曲)。200万枚を超える売上を記録したヒットアルバム。1998年の結成当初は大阪の路上でフォーク・デュオとして活動。2001年のメジャーデビュー以後はキャッチーで親しみやすいメロディーの国民的ヒット曲を量産。メジャーデビュー曲「YELL〜エール〜」、「永遠にともに」(結婚式の定番曲)、「ここにしか咲かない花」、「桜」、「君という名の翼」他
 PERFECT BESTEXILE(エグザイル)/PERFECT BEST (2005/2001-2004)

2001年にリーダーのHIROを中心として結成された、ヴォーカリストとパフォーマー(ダンサー)からなる全員男性のヴォーカル/ダンスグループ、EXILE(エグザイル)の最初のベストアルバム。「PERFECT BEST」はCD2枚(「SINGLE BEST」と「SELECT BEST」)とDVD1枚をセットにした3枚組。「SINGLE BEST」は2001-2004年発売のシングル曲14曲を収録。「SELECT BEST」はアルバム、限定シングル、フィーチャリングシングルから15曲を収録。DVDはミュージッククリップ21曲を収録。アーバン・コンテンポラリー・ソウル風の洗練された音。楽曲はミディアム/スローテンポのソウルバラード、キャッチーなメロディーのJポップ、ファンキーなダンス曲など。ヴォーカルはATSUSHIとSHUN。シングル曲「Your eyes only〜曖昧なぼくの輪郭〜」(オリコン4位)、「Together」(2位)、「Choo Choo TRAIN」(2位)、「Carry On」(2位)、「real world」(1位)、「HERO」(2位)他収録
Good!近未来キセル/近未来 (2002)

1999年に京都で結成された、兄・辻村豪文(vo、g)と弟・辻村友晴(vo、b、musical saw)の辻村兄弟によるユニット、キセルの2ndアルバム。カセットMTR、サンプラー、リズムボックス、ミュージカル・ソウ(のこぎりを使った楽器)等を使用した、フォークロックのようなポストロックのような、浮遊感あふれる独特の音。懐かしさを感じさせるキャッチーなメロディー。シングル曲、「雪の降る頃」、「渚の国」、「ギンヤンマ」収録。ヤング・マーブル・ジャイアンツ(Young Marble Giants)、トータス(Tortoise)、シガー・ロス(Sigur Rós)、フィッシュマンズなどを好む方におすすめ
 ファーストKISS松浦亜弥/ファーストKISS (2002)

女性アイドル歌手、松浦亜弥の1stアルバム。現代黒人音楽テイストのアイドルポップの良作。シングル既発表曲4曲「ドッキドキ! LOVEメール」「トロピカ〜ル恋して〜る」「LOVE涙色」「100回のKISS」収録。作詞作曲(全曲)・プロデュースはつんく
 1/6 LONELY NIGHT氣志團/1/6 LONELY NIGHT (2002)

綾小路翔(vo、g)を中心とする6人組のロックバンド。メジャーデビュー盤。1980年代の洋楽ポップス、ハードロック、パンク、BOØWY等の日本のビートロックやアイドル歌謡の影響を受けたポップでキャッチーな音。プロデュースは元ユニコーンの阿部義晴
 AUDIO SPONGESKETCH SHOW/AUDIO SPONGE (2002)

元YMOのメンバーの2人、高橋幸宏と細野晴臣によるプロジェクトの1st。実験的かつポップなアンビエント風エレクトロニカ・サウンド。2曲の作曲に坂本龍一が参加。中期YMOのような緊張感はなくリラックスして聴ける一枚。「Turn Down Day」はザ・サークルのカヴァー。「Do You Want To Marry Me」は映画「セシルの歓び」の挿入歌(ミシェル・マーニュ作曲)のカヴァー。「ごきげんいかが 1・2・3」はスネークマンショーへの提供曲(細野作曲)のセルフカヴァー
 ハイヌミカゼ元ちとせ/ハイヌミカゼ (2002)

鹿児島県奄美大島出身の女性ヴォーカリスト、元ちとせ(はじめちとせ)のメジャー・デビュー・アルバム。ファルセット(裏声)を多用する民謡の奄美島唄をベースにしたアコースティック・ポップ。ヴィブラートをきかせた独特の唱法。作曲・編曲は上田現(元レピッシュ)、間宮工他。オリコン1位の大ヒット曲「ワダツミの木」収録
 BEST中島美嘉/BEST (2002-2005)

1983年鹿児島県生まれの歌手・女優。ハスキーな低音ヴォイスと印象的なバラード曲で知られる。2001年、自身がヒロインを演じたTVドラマ「傷だらけのラブソング」の主題歌「STARS」(オリコン3位)で歌手デビュー。「AMAZING GRACE」(米国のゴスペル・ソング。ジャズ・シンガーの綾戸智絵が編曲・プロデュースした2005年の新録ヴァージョン)、「STARS」(2005年のヴォーカル新録ヴァージョン)、「WILL」(TVドラマ「天体観測」主題歌)、「FIND THE WAY」(TVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」EDテーマ)、「雪の華」(明治製菓「ボーダ」「ガルボ」CM曲)、「GLAMOROUS SKY」(主演映画「NANA」主題歌。オリコン1位)他、シングル曲14曲を収録した初のベスト盤
 B3 Master Pieces 2002-2004BON-BON BLANCO/B3 Master Pieces 2002-2004 (2002-2004)

女性5人組のガールズ・アイドルポップ・グループ、Bon-Bon Blanco(ボンボンブランコ)の2002年のデビューから2004年1月までのシングル全曲とその他の人気曲を収録したシングル・コレクション。メンバーはヴォーカリストのSantos Anna(サントス・アンナ。スパニッシュ系アメリカンのクォーター)とラテン・パーカッション担当の4人〜Mako(マラカス)、Tomoyo(ティンバレス)、Izumi(コンガ)、Ruri(ボンゴ)。Annaの張りのある力強いヴォーカルをフィーチュアしたラテン風味のダンス・ポップ。「だって、女の子なんだもん!」、「涙のハリケーン」(TVアニメ「GetBackers -奪還屋-」EDテーマ)、「BON BOYAGE!」(TVアニメ「ONE PIECE」OPテーマ)収録。音楽プロデュースはビーイング。作曲は大島こうすけ他。「うれしい! たのしい! 大好き!」はドリームズ・カム・トゥルーのカヴァー。「COME TO ME」はボビー・コールドウェルのカヴァー
Good!G.C.BEST -I've GIRL's COMPILATION BEST-I've/G.C.BEST -I've GIRL's COMPILATION BEST- (2012/1999-2010)

I've(アイヴ)は1998年に作曲家・編曲家・音楽プロデューサーの高瀬一矢が結成した、北海道札幌市を拠点とする音楽制作集団。PCゲームやTVアニメなどの音楽制作で知られる。女性ヴォーカリストによる「GIRLS COMPILATION」シリーズの7作品("regret"(1999年)から"EXTRACT"(2010年)まで)からファン投票で選曲された25曲に新曲1曲を加えた全26曲のコンピレーション・アルバム。全曲リマスタリング。ユーロビート/トランステクノをベースにしたバックトラックに、キャッチーで美しいメロディー、完成度の高いアレンジの佳曲多数。「FUCK ME」(唄:美妃)、「Disintegration」(唄:Lia)、「Wing my Way」(唄:KOTOKO)、「Face of Fact」(唄:KOTOKO)、「Collective」(唄:KOTOKO)、「Imaginary affair」(唄:KOTOKO)、「同じ空の下で」(唄:KOTOKO)他
 DisintegrationI've/Disintegration (2002)

北海道札幌市を拠点とする音楽制作集団。18禁のPCゲームやアニメの音楽(ヴォーカル曲、BGM)の制作で知られる。「GIRLS COMPILATION」シリーズとして発売されているI've名義のアルバム第3作。打ち込みのデジタル・サウンドと「歌姫」と呼ばれる複数の女性ヴォーカリストをフィーチュアしたユーロビート/トランス風のメロディックな音楽。18禁ゲームの主題歌が大半だが、楽曲自体のクオリティは高く、Jポップの主流と比較しても遜色のないレベル。作曲・編曲は高瀬一矢他。ヴォーカルはMELL、島宮えい子、KOTOKO他。「涙の誓い」(PCゲーム「とらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜」OPテーマ)収録
 BESTYO一青窈(ひととよう)/BESTYO (2002-2006)

1976年に台湾人の父と日本人の母とのあいだに生まれた女性歌手・作詞家・女優。2005年までに発売された全シングル8曲の他にアルバムからの7曲と新曲「てんとう虫」を収録した初のベスト盤(全16曲)。アジアの民謡のようなトラディショナルなスタイルのアコースティック・ポップ。透明感のある歌声。歌詞は日本語(一部北京語)。作曲・編曲・プロデュースは武部聡志他。デビュー曲「もらい泣き」、ロングヒットとなった「ハナミズキ」(NTV系火曜サスペンス劇場テーマ曲。JRA(日本中央競馬会)CM曲)、「影踏み」(JRA・CM曲)、「うれしいこと。」(ボシュロム・ジャパン「レニュー マルチプラス」CM曲)、「さよならありがと」(ミサワホームCM曲)他
 大西ユカリと新世界大西ユカリと新世界/大西ユカリと新世界 (2002)

パワフルでソウルフルなシャウト唱法で知られる大阪出身の女性歌手、大西ユカリを中心とするバンド。大西ユカリは元々はゴスペル・クワイア(聖歌隊)に所属していた人で、ゴスペル歌手のジェイ公山率いる「Jaye's Mass Choir」(ジェイズ・マス・クワイア)への参加を経て、自身のバンド「新世界」(彼女のホームグラウンドである大阪の歓楽街に由来)とともにソウル歌手として活動。2001年に自主制作盤としてリリースした同名の1stアルバムをリマスタリングし、ボーナストラック2曲を加えた再発盤。昭和歌謡とR&B等のソウルミュージックを融合させた音。「新ミッチー音頭」は青山ミチの1963年のヒット曲「ミッチー音頭」のカヴァー。「恋の味」は佐々木早苗の1969年の曲(作詞作曲:藤本卓也)のカヴァー。「恋のゴーカート」は1962年のイタリア映画「太陽の下の18歳」の主題歌(歌:ジャンニ・モランディ、作曲:エンニオ・モリコーネ)のカヴァー。「北国行きで」は朱里エイコの1972年のヒット曲のカヴァー。昭和歌謡やクレイジーケンバンドを好む人におすすめ
 モダンガール倉橋ヨエコ/モダンガール (2003)

1976年生まれ、愛知県出身の女性シンガーソングライター、倉橋ヨエコの2ndフルアルバム(通算4枚目)。インディーズレーベルのワーナー・インディーズ・ネットワークからの発売。3歳のときからピアノを始め、武蔵野音楽大学器楽科在学中にシンガーソングライターとしての活動を開始。昭和のジャズ歌謡の影響が強く、このアルバムではスキャット(シャバダバ)を全面的に導入している。自身のピアノ演奏とハイトーン・ヴォイス、女の情念を感じさせるネガティヴな歌詞が特徴。昭和歌謡、中島みゆき、小島麻由美、椎名林檎、EGO-WRAPPIN'(エゴラッピン)、大西ユカリなどを好む方におすすめ
Good!Lido半野喜弘/Lido(リド) (2003)

1992年にヒップホップ・ユニット「News from Street Connection」を結成、その後1997年にベルギーのレーベル「サブ・ローザ」より「マルチフォニック・アンサンブル」(Multiphonic Ensemble)名義でアルバム「King of May」を発表。1998年には元ジャパンのベーシスト、ミック・カーンとのコラボレーション・アルバム「Liquid Glass」を発表し、ホウ・シャオシェン監督「フラワーズ・オブ・シャンハイ」(1998年)やジャ・ジャンクー監督「プラットホーム」(2000年)等の映画音楽でも知られるエレクトロニカ・ミュージシャン、半野喜弘の2003年のアルバム。ヴォーカルと管弦楽、ピアノ、ギター等のアコースティック楽器を中心に、サンプリングやグリッチ・ノイズ等の電子音をまぶした、室内楽/ボサ・ノヴァ/アンビエント風の優美な音響空間。ジョン・ケージ作品で知られる現代音楽畑の女声ヴォーカリスト、ジョアン・ラ・バーバラ、アート・リンゼイ(vo、g)、ショーロクラブの笹子重治(g)他参加。歌詞はフランス語・英語・ポルトガル語
 K. AND HIS BIKEthe band apart(ザ・バンド・アパート)/K. AND HIS BIKE (2003)

1998年に結成されたロックバンド、the band apart(ザ・バンド・アパート)の1stアルバム。メンバーは荒井岳史(vo、g)・川崎亘一(g)・原昌和(b)・木暮栄一(ds)の4人。メロコア、フュージョン、ジャズ、ソウル、ボサ・ノヴァ等を消化した良質のギターロック。高度な演奏技術。歌詞は英語。特にシングル曲「Eric.W」はプリファブ・スプラウト(Prefab Sprout)のような作風の佳曲。11曲目の後にシークレット・トラックとして1940年のウォルト・ディズニーの映画「ピノキオ」の挿入歌「When You Wish upon a Star」(星に願いを)のカヴァー(ディズニーのトリビュート・アルバム「DIVE INTO DISNEY」への提供曲)を収録
 Dream FieldSee-Saw(シーソー)/Dream Field (2003)

アニメ(「NOIR」「.hack//SIGN(ドットハック・サイン)」他)・ゲーム・映画・CMの音楽で知られる作曲家の梶浦由記と歌手の石川智晶の女性2人によるポップ・デュオ、See-Saw(シーソー)の3rdアルバム。シンセと打ち込みによるキャッチーなポップソングの他、バラード等の生楽器によるクラシカルな曲もあり。オリエンタル風味の美しいメロディー。「Obsession」(TVアニメ「.hack//SIGN」OPテーマ)、「優しい夜明け」(「.hack//SIGN」EDテーマ)、オリコン5位の大ヒット曲「あんなに一緒だったのに」(TVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」前期EDテーマ)、「君がいた物語〜Dream Field Mix」(OVA「.hack//Liminality vol.3」OPテーマ)収録
 16 -sixteen-推定少女/16 -sixteen- (2003)

RINO(vo)とLISSA(vo)の少女2人からなるポップ・デュオ。2001年にTVアニメ「ONE PIECE」のEDテーマ「しょうちのすけ」でデビューした時は2人ともまだ中学2年生(14歳)だった。シングル既発表曲中心の1stアルバム。ヴィジュアル・コンセプト的にはロシアの女性デュオ、t.A.T.u.に似ているが、音楽的にはキャッチーな1970〜80年代邦楽歌謡テイストの正統的なJポップ。「しょうちのすけ」「席替え」「エッジな気分」「情報」(TVアニメ「E'S OTHERWISE」OPテーマ)収録
 鬣(たてがみ)GO!GO!7188/鬣(たてがみ) (2003)

ユウ/中島優美(g、vo)・アッコ/浜田亜紀子(b、vo)・ターキー(ds)の3人組ロックバンド、GO!GO!7188(ゴーゴーナナイチハチハチ)の3rdアルバム。サーフ・ロック風のギター・リフとパンク風のビート。GSや昭和歌謡のようなキャッチーなメロディー。椎名林檎に似たヴォーカル・スタイル。和風メロディーのシングル曲「浮舟」収録
 BEST ALBUM 1 美少女ゲームソングに愛を!!UNDER17/BEST ALBUM 1 "美少女ゲームソングに愛を!!" (2003)

ゲームやアニメの主題歌に特化した究極の「萌えソング」の追求をテーマに、桃井はるこ(作詞作曲、vo、key)と小池雅也(作曲、編曲、g)が結成した2人組ユニット、UNDER17(アンダーセブンティーン、略称アンセブ)の1stアルバム。1980年代の日本のオールドスクール・テクノポップやアニメ主題歌、アイドルポップの影響が色濃い音。幼女を模したようないわゆる「アニメ声」によるキュートなヴォーカルとキャッチーなメロディー。18禁の成人向けPCゲーム用の曲が大半だが楽曲自体のクオリティは高い。「恋のミルキーウェイ」(PCゲーム「Milkyway2」OPテーマ)、「いちごGO!GO!」(PCゲーム「いちご打」OPテーマ)、「天罰! エンジェルラビィ」(PCゲーム「まじかるトワラー・エンジェルラビィ☆傑作選」OPテーマ)収録。2002年〜2004年の活動期間中に発売されたアルバムとしては、他に「BEST ALBUM 2 "萌えソングをきわめるゾ!!"」と「BEST ALBUM 3 そして伝説へ…」があります
 君繋ファイブエムASIAN KUNG-FU GENERATION/君繋ファイブエム (2003)

後藤正文(vo、g)を中心とする4人組のロックバンド。ラウドなバンドサウンドと直情的でストレートなヴォーカルによるギターロック。キャッチーなメロディー。詩情豊かで文学的な歌詞。シングル「君という花」収録の1stフル・アルバム
 ウポポ サンケ安東ウメ子/ウポポ サンケ (2003)

北海道帯広市のフシコ(伏古)コタン(村)生まれのアイヌの音楽家で、ムックリ(竹製の口琴)とウポポ(アイヌの伝統的な詠唱歌)の名手、帯広地方のアイヌ文化の代表的な継承者の1人として知られる安東ウメ子(1932-2004)の2枚目のソロアルバムにして遺作となった作品。2003年にチカルスタジオから発売。編曲・プロデュースはアイヌ系日本人の音楽家・プロデューサーのOKI。アイヌの伝統音楽をベースにしたアコースティックなトランス音楽。ゆったりとしたオーガニックなグルーヴと万華鏡のようにカラフルな音色。安東ウメ子の歌、OKIのトンコリ(5弦の弦楽器)、アフリカン・パーカッション、等々力政彦(中央アジア・トゥヴァの民族音楽の演奏家)の喉歌(フーメイ)、掛け声などによる、繰り返しが多い単調な演奏が催眠的な心地良い恍惚感をもたらす。歌詞はアイヌ語
 Perfume 〜Complete Best〜Perfume(パフューム)/Perfume 〜Complete Best〜 (2003-2006)

広島出身の少女3人、西脇綾香(あ〜ちゃん)・樫野有香(かしゆか)・大本彩乃(のっち)によるアイドル・テクノポップ・ユニット、Perfume(パフューム)の1stフル・アルバム(ベスト盤)。「リニアモーターガール」、「コンピューターシティー」、「エレクトロ・ワールド」(アルバム・ヴァージョン)他の2006年までの全メジャー・シングル曲7曲と、インディーズ時代の4曲、「スウィートドーナッツ」、「モノクロームエフェクト」、「ビタミンドロップ」、「引力」、新曲「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」を収録(全12曲)。作曲・編曲・プロデュースは中田ヤスタカ(capsule)
 GAMEPerfume(パフューム)/GAME (2008)

広島出身の女性3人、西脇綾香(あ〜ちゃん)・樫野有香(かしゆか)・大本彩乃(のっち)によるアイドル・テクノポップ・ユニット、Perfume(パフューム)の2ndアルバム(オリコンアルバムチャート1位)。シングル曲「チョコレイト・ディスコ」、「Twinkle Snow Powdery Snow」、「ポリリズム」(NHK環境・リサイクルキャンペーンソング)、「Baby cruising Love」、「マカロニ」収録。タイトル曲「GAME」はエレクトロ・ハウス風。全曲の作詞作曲・編曲・プロデュースは中田ヤスタカ(capsule)。初回限定盤は特典DVD(ライヴ映像、PV他)付き
 Berryz工房 スッペシャル ベスト Vol.1Berryz工房/Berryz工房 スッペシャル ベスト Vol.1 (2004-2009)

2004年にハロー!プロジェクト・キッズの中から選抜された8人によって結成された、ハロー!プロジェクト所属の女性アイドルグループ、Berryz工房(2005年の石村舞波の卒業後は7人で活動)の初のフル・ベストアルバム。シングル・コレクションではなく、シングルとアルバムから選出された人気曲17曲と新曲1曲を収録した編集盤。昭和歌謡的なキャッチーなメロディーの打ち込みのダンスポップ。シングル曲、「あなたなしでは生きてゆけない」、「ピリリと行こう!」(沖縄民謡を導入した曲)、「恋の呪縛」、「スッペシャル ジェネレ〜ション」(オリコン7位)、「なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?」、「ジリリ キテル」(6位)、「笑っちゃおうよ BOYFRIEND」、「付き合ってるのに片思い」(6位)、「ジンギスカン」(5位。ドイツのポップバンド、ジンギスカン(Dschinghis Khan)の曲「Dschinghis Khan」のカヴァー)、「行け 行け モンキーダンス」(4位)、「MADAYADE」(6位。サーフ・ロック風の曲)収録。全曲の作詞・作曲・プロデュースはつんく。初回限定盤はDVD付き(「MADAYADE」発売イベントの映像を収録)
 ユグドラシルBUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)/ユグドラシル (2004)

藤原基央(vo、g、作詞作曲)を中心とする4人組のロックバンド、BUMP OF CHICKENの6枚目のアルバム(メジャー2作目。オリコンアルバムチャート1位)。エモーショナルなヴォーカル、疾走するバンドサウンド、物語風の歌詞が特徴のメロディアスなギターポップ。オリコンシングルチャート1位「オンリー ロンリー グローリー」のアルバム・ヴァージョン、「sailing day」(アニメ「ワンピース THE MOVIE デッドエンドの冒険」主題歌)、「車輪の唄」、「スノースマイル」、「ロストマン」収録
 夏雲ノイズスキマスイッチ/夏雲ノイズ (2004)

2人のソングライター、大橋卓弥(vo、g)と常田真太郎(p、key)によるポップ・デュオ、スキマスイッチの1stフルアルバム。ピアノ、ブラス、ストリングスを導入した良質のメロディック・ポップ。親しみやすいメロディー。このアルバムは全曲いいです。デビューシングル「view」(NHK-BS2「真夜中の王国 03」OPテーマ)、「君の話 〜エヴォリューションMIX〜」(TBS系「CDTV」OPテーマ)、ロングヒットになった2ndシングルのバラード曲「奏(かなで)」、3rdシングル「ふれて未来を」(TBS系「世界ふしぎ発見!」EDテーマ)他収録。全曲の作詞作曲、アレンジ、プロデュースをスキマスイッチ自身が担当。キリンジを好む方におすすめ
 On my way back homeOCEANLANE(オーシャンレーン)/On my way back home (2004)

2001年に東京で武居創(vo、g)と直江慶(g、vo)を中心に結成されたロックバンド、OCEANLANE(オーシャンレーン)の1stアルバム。インディーズレーベルのHandicraft Recordingsからの発売。英国ギターポップをベースに米国のEmo、メロコアのテイストを加味した完全洋楽志向の音。歌詞は英語。美しいメロディー。限定シングル曲「Sign」収録。2007年に限定マキシ・シングル「out of reason」からの2曲をボーナス・トラックとして追加収録した再発盤が出ている。美メロのUKギターポップを好む洋楽ファンにおすすめ
 dischordicPINKLOOP(ピンクループ)/dischordic (2004)

2001年に京都でYUKI(b、vo、p、プログラミング、作詞作曲)を中心に結成された3ピース・ロックバンド、PINKLOOP(ピンクループ)の2ndフルアルバム。インディーズレーベルのロックチッパーレコードからの発売。コーラス・ハーモニーを交えたパワーポップ寄りのメロディックなポップパンク。歌詞は英語
 downydowny(ダウニー) (2004)

青木ロビン(vo、g)を中心に2000年に結成されたロックバンド、downy(ダウニー)の4thアルバム。ポリスターから2004年に発売。downyの他のアルバムと同様にアルバムタイトルがない。ポリリズミックなビートと変拍子を導入した、ポストパンク/ダークサイケ風の実験的かつハードコアな音。サックスを使った4曲目はパンクジャズ風。歌詞は日本語だが日本語としては殆ど聴き取れず、英語のようにも聴こえる
 S.F. sound furniturecapsule/S.F. sound furniture (2004)

プロデューサー/リミキサー/DJ/アートディレクター/デザイナーの中田ヤスタカと女性ヴォーカリストのこしじまとしこによるユニット、capsule(カプセル)の4thアルバム。ハウス、ボサノヴァ、ラウンジ、エレクトロ、モンド、フレンチ、ブレイクビーツ等の要素を導入した、おしゃれでキュートな「インテリア」ポップ。ピチカート・ファイヴに似た音。全曲の作詞作曲・プロデュースは中田ヤスタカ。シングル曲「レトロメモリー」はスタジオジブリ制作のハウス食品「おうちで食べよう。」CM曲。「ポータブル空港」のPVは中田ヤスタカとスタジオジブリの百瀬義行監督が共同制作した短編映画
 KAELA木村カエラ/KAELA (2004)

女性歌手の木村カエラのデビューアルバム。2002年から雑誌「Seventeen」の専属ファッションモデルとして活躍。2004年にシングル「Level 42」で歌手デビュー。ラウドなギターをフィーチュアしたロック志向の音。楽曲提供・プロデュースは山沢大洋、曾田茂一(エル・マロ、FOE、HONESTY)他。ヒットシングル「Level 42」(album take)、「happiness!!!」収録
 メロディック・ハード・キュアメロキュア(岡崎律子&日向めぐみ)/メロディック・ハード・キュア (2004)

岡崎律子と日向めぐみの女性シンガーソングライター2人組によるユニット。岡崎律子はソロ歌手としての活動の他、「魔法のプリンセス ミンキーモモ」(第2作)、「愛天使伝説ウェディングピーチ」、「ラブひな」、「フルーツバスケット」、「プリンセスチュチュ」等のアニメ作品の主題歌を数多く手がけていた。日向めぐみは「グミ」名義でTVアニメ「カードキャプターさくら」初代OP主題歌「Catch You Catch Me」(作曲:広瀬香美)で歌手デビュー後、歌手・ソングライター・プロデューサーとして活躍。メロキュアは2002年に結成され、2003年までに3枚のシングルを発表。透明感のあるウィスパー・ヴォイスによるキュートでイノセントな音楽。楽曲は、パワーポップのようなラウドなバンドサウンドによるアップテンポのキャッチーな曲と美しいメロディーのバラード曲。シングル曲3曲、「愛しいかけら」(TVアニメ「円盤皇女ワるきゅーレ」OP主題歌)、「1st Priority」(TVアニメ「ストラトス・フォー」OP主題歌)、「めぐり逢い」(TVアニメ「円盤皇女ワるきゅーレ〜十二月の夜想曲〜」OP主題歌)収録。残念なことに岡崎律子が2004年の本デビューアルバムの発表の後に敗血症性ショックで急逝してしまったため、本作がメロキュアの最初で最後のアルバムとなってしまった
 The Lie Lay Landworld's end girlfriend(ワールズ・エンド・ガールフレンド)/The Lie Lay Land (2005)

前田勝彦の音楽ユニット、world's end girlfriend(ワールズ・エンド・ガールフレンド)の4thアルバム。電子音と生楽器(管弦楽、ピアノ、ドラム、ベース)が渾然一体となった、エレクトロニカ/ポストロック風のドラマティックな音宇宙。過激なサウンドエディット、コラージュとクラシカルな美しさの奇妙な同居。郷愁を感じさせるメロディー。エイフェックス・ツインを好む方におすすめ
 RIOT ON THE GRILLELLEGARDEN(エルレガーデン)/RIOT ON THE GRILL (2005)

1998年に千葉で結成されたポップ・パンク/メロコア・バンド、ELLEGARDEN(エルレガーデン)の4thフルアルバム。細美武士(vo、g、作詞作曲)を中心とする4人組。1990年代中頃以降の米国のポップ・パンク系のバンドによく似た音。キャッチーな美メロと流暢な英語による歌詞が特徴(歌詞は主に英語で一部日本語)。オリコンチャート3位を記録する大ヒット作となり、全米でもリリースされた。シングル曲「Missing」収録。Weezer(ウィーザー)やGreen Day(グリーン・デイ)を好む方におすすめ
 君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命銀杏BOYZ/君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命 (2005)

GOING STEADY解散後の2003年に峯田和伸(vo、g)が結成したパンクバンド、銀杏BOYZの1stアルバム(オリコン6位)。アルバム「DOOR」と同時にインディーズレーベルのUKプロジェクト傘下のレーベル「初恋妄℃学園」から発売。バズコックス(Buzzcocks)やグリーン・デイ(Green Day)に影響された歌メロ重視の激情ポップ・パンク。キャッチーな美メロの佳曲多数。フォーク風の曲もあり。元JUDY AND MARYのヴォーカリストのYUKI(vo)、真心ブラザーズのYO-KING(プロデュース)、東京スカパラダイスオーケストラの沖祐市(organ)他参加。全曲の作詞作曲は峯田和伸。14曲中6曲がGOING STEADY時代の楽曲。CDジャケットのイラストは江口寿史。ポップ・パンク、メロコア、Emoを好む方におすすめ
 P.O.A. -POP ON ARRIVAL-BEAT CRUSADERS(ビート・クルセイダース)/P.O.A. -POP ON ARRIVAL- (2005)

1997年にヒダカトオル(vo、g)を中心に結成されたロックバンド、BEAT CRUSADERS(ビート・クルセイダース)のメジャー1stフルアルバム。パワーポップ、メロコア、1980年代のニューウェイヴ/シンセポップに影響されたポップパンク。シングル曲2曲、「HIT IN THE USA」(TVアニメ「BECK」オープニングテーマ)、「FEEL」収録。歌詞は英語。ポップパンクやウィーザー(Weezer)等のパワーポップ寄りのギターロックを好む方におすすめ
Good!Elysion〜楽園幻想物語組曲〜Sound Horizon(サウンドホライズン)/Elysion〜楽園幻想物語組曲〜 (2005)

サウンドクリエイター(作詞・作編曲)のRevo(lyrics, composition, arrangement, guitar, keyboards, etc...)が主宰するアーティスト集団、幻想楽団【Sound Horizon】(サウンドホライズン)のメジャーレーベルでの2ndアルバム(オリコンアルバムチャート29位)。4th Story CD。ベルウッドから発売。声優・ナレーター・歌手のAramary(あらまり)(vocals, chorus, narration, voice)が正式メンバーとして在籍していた第1期サンホラの集大成ともいえる佳品。中世ヨーロッパ風の幻想的な物語を音楽と語り、効果音等で描写した組曲形式のコンセプトアルバム。Aramaryの透明感のある澄んだ高音ヴォーカル、キャッチーで日本的な哀愁メロディー、クラシカル・ヘヴィーメタル・民族音楽などの要素を含む豊かな音楽性、管弦楽を含む多数の生楽器による豪華な編成が印象的。「Ark」と「Yield」は前作「Elysion〜楽園への前奏曲〜」(2004年)の収録曲の再録。「エルの絵本【魔女とラフレンツェ】」は自主制作CD「Pico Magic」(2003年)の収録曲の別アレンジ。ALI PROJECTなどのネオクラシカル・ダークウェイヴを好む方、またはB'zなどを好むJポップリスナー全般におすすめ
 電気グルーヴとかスチャダラパー電気グルーヴ×スチャダラパー/電気グルーヴとかスチャダラパー (2005)

国産のテクノ/ラップ/ヒップ・ホップの両巨頭、電気グルーヴ(テクノ)とスチャダラパー(ラップ/ヒップ・ホップ)による共同制作。1980年代のダンサブルなエレクトロ・ポップ、テクノ寄りのヒップ・ホップを彷彿とさせる音。1stシングル「Twilight」は石野卓球のヴォーカルをフィーチュアした美しいポップ・チューン。その他の曲はボーズ、アニ、ピエール瀧によるコミカルな歌詞のラップが中心。元電気グルーヴの砂原良徳(programming、key)も参加。最後の曲「マシーン少女タムタム〜おわりの唄」は、「アニメソングの女王」堀江美都子をゲスト・ヴォーカリストに迎えた1970年代TVアニメ主題歌風の曲
 Grand Gallery Presents: Tokyo Luxury Lounge(Various Artists)/Grand Gallery Presents: Tokyo Luxury Lounge(トーキョー・ラグジュアリー・ラウンジ) (2005)

DJ・音楽プロデューサーの井出靖のレーベル/セレクトCDショップ(東京・渋谷)、「GRAND GALLERY」によるコンピレーション・シリーズの第4作。日本のアーティストによるラウンジ系のライトな歌モノのクラブ/ダンス・ミュージックを集めたもの。FreeTEMPO/Prelude、i-dep/Rainbow、Studio Apartment/Flight(Frankie Feliciano remix)、Jazztronik/Feel the Air 2005、Fantastic Plastic Machine/Reaching for the Stars(Masters at Work Mix)他収録。コンパイルは井出靖
 いきものばかり〜メンバーズBESTセレクション〜いきものがかり/いきものばかり〜メンバーズBESTセレクション〜 (2010/2006-2010)

水野良樹(guitar)・山下穂尊(guitar, harmonica)・女性ヴォーカリストの吉岡聖恵によって1999年に神奈川で結成された3人組の音楽グループ、いきものがかりのメンバー自選によるベスト盤(CD2枚組、全31曲。オリコン週間1位)。シングル・アルバム収録曲、リアレンジバージョン2曲、CD初収録曲2曲、新曲「風と未来」(「新・日産セレナ」CM曲)を収録。歌謡曲やフォークソングを含む日本のポピュラー音楽の伝統を踏まえたキャッチーなメロディーが特徴の、全年齢向けのポップな佳曲多数。シングル曲、「SAKURA」(オリコン週間17位)、「コイスルオトメ」(15位)、「うるわしきひと」(17位。日本コカ・コーラ「「アクエリアス ビタミンガード」CM曲)、「青春ライン」(10位。TVアニメ「おおきく振りかぶって」後期オープニング曲)、「茜色の約束」(7位。au「LISMO」CM曲)、「花は桜 君は美し」(7位。au「W61S」CM曲)、「帰りたくなったよ」(7位)、「ブルーバード」(3位。TVアニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」オープニング曲)、「気まぐれロマンティック」(4位)、「YELL/じょいふる」(2位。「じょいふる」は江崎グリコ「ポッキー」CM曲)、「なくもんか」(6位)、「ノスタルジア」(3位。2010年の実写映画「時をかける少女」主題歌)、「ありがとう」(2位。NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」主題歌)、「キミがいる」(4位)収録
 渋全渋さ知らズ/渋全 (2006)

アングラ演劇に影響を受けたエンターテインメント志向の前衛ジャズ・パフォーマンス集団。ジャズ・ベーシストの不破大輔(b、指揮)を中心として1989年に結成。総勢20名以上の超巨大バンドの演奏とダンサーによるダンス、舞台装置により構成されるカーニヴァルのようなエキサイティングなライヴ・パフォーマンスで知られる。ジャズ、ロック、ダンス、ポピュラーなど様々なジャンルを融合させた器楽演奏。参加ミュージシャンは片山広明(ts)、渋谷毅(org)、板谷博(tb)他多数。新曲「ニューゲート」の他、「Pチャン」「火男」等の既発表曲・既演奏曲の新録音/リマスタリングを収録した初ベスト盤/メジャーデビュー盤。「ワシントンポストマーチ」(ジョン・フィリップ・スーザ作曲のマーチ「The Wahington Post」のカヴァー)は「MEN'S TBC」のCMに使用された曲
 CondorROVO/CONDOR (2006)

ギタリストの山本精一(元ボアダムズ)、エレクトリック・ヴァイオリニストの勝井祐二を中心に、日本のアヴァンギャルド/アンダーグラウンド音楽シーンの有力な器楽奏者たちが集結して1996年に結成されたバンド。3部構成の組曲1曲(55分)を収録した7thアルバム。エレクトリック・ヴァイオリンと強力なツインドラムをフィーチュアした、高揚感あふれるスペイシーなインストゥルメンタル・サウンド。サイケロック、ジャーマン・プログレ、トランスの影響が強い音
 Homeアンジェラ・アキ/Home (2006)

1977年に日本人の父とイタリア系アメリカ人の母とのあいだに生まれた女性シンガーソングライター、アンジェラ・アキのメジャーデビュー盤。ピアノの弾き語りが中心のシンプルなスタイル。力強いヴォーカルとダイナミックなピアノ演奏。歌詞は日本語(一部英語)。シングル既発表曲4曲、「HOME」、「心の戦士」、バラードの佳曲「Kiss Me Good-Bye」(プレイステーション2用ゲームソフト「FINAL FANTASY XII」挿入歌)、「This Love」(TVアニメ「BLOOD+」エンディングテーマ)収録
 耳鳴りチャットモンチー/耳鳴り (2006)

橋本絵莉子(g、vo)を中心とする徳島県出身のスリーピース・ガールズロックバンド、チャットモンチーの1stフルアルバム。ディストーションギターを交えた骨太で荒々しいバンドサウンドと女子視点の歌詞によるオルタナティヴ・ギターポップ。デビューミニアルバムに収録の「ハナノユメ」(ALBUM Mix)とシングル曲2曲、「恋の煙」(ALBUM Mix)、「恋愛スピリッツ」収録。プロデュースは元SUPERCARのギタリストのいしわたり淳治
 FROM ME TO YOUYUI(ユイ)/FROM ME TO YOU (2006)

1987年福岡生まれの女性シンガーソングライター、YUI(ユイ)のデビューアルバム。激しくかき鳴らすアコースティックギター、エレキギターとキャッチーなヴォーカル・メロディーのシンプルなギターポップ。シングル曲4曲、「feel my soul」(TVドラマ「不機嫌なジーン」主題歌)、「Tomorrow's way」、「LIFE」(TVアニメ「BLEACH」エンディング曲)、「TOKYO」収録。11曲目「I know」は九州地区限定のインディーズシングルとして発売されていた曲
 SET LIST〜グレイテストソングス 2006-2007〜AKB48/SET LIST〜グレイテストソングス 2006-2007〜 (2006-2007/2008)

AKB48(エーケービーフォーティエイト)は2005年に結成された女性アイドルグループ。メンバーは48名からなり、チームA・チームK・チームBの3チームに分かれている。1990年代後半の東京パフォーマンスドールのように活動は舞台公演が主体で、秋葉原の専用劇場「AKB48劇場」でほぼ毎日公演を行なっている。1980年代におニャン子クラブをプロデュースした放送作家・作詞家の秋元康が総合プロデュースと作詞を担当。楽曲はおニャン子クラブと同様の昭和歌謡テイストのガールズ・ポップ。「桜の花びらたち」、「スカート、ひらり」、「会いたかった」、「BINGO!」、「僕の太陽」、「夕陽を見ているか?」等のシングル曲を中心に収録した、グループ全体としては初のオリジナルアルバム
 神曲たちAKB48/神曲たち (2008-2010)

2005年に結成された女性アイドルグループ、AKB48の2枚目のベストアルバム(オリコンアルバムチャート1位)。結成当初は秋葉原拠点の地域密着型アイドルグループだったが、2009年頃からメディアへの露出が増えてCDの売上げも伸び、国民的アイドルの地位を確立。本作は2008年から2010年にシングルとしてリリースされた曲を収録した編集盤。通常盤は新曲2曲を含む16曲収録で、3曲の振り付け映像を収録したDVD付き。劇場盤は14曲収録で、メンバーによる14曲のオーディオコメンタリーを収録したボーナスCD付き。作詞は秋元康、作曲は井上ヨシマサ他。通俗Jポップの典型のような楽曲が多い。中音域を強調したノイジーな音質。「大声ダイヤモンド」(オリコン3位)、「10年桜」(3位)、「涙サプライズ!」(2位)、「言い訳Maybe」(2位)、「RIVER」(1位)、「桜の栞」(1位)他収録。「Baby! Baby! Baby! Baby!」は配信限定シングル「Baby! Baby! Baby!」の歌唱メンバーを入れ替えた別ヴァージョン
 You Are ThereMONO(モノ)/You Are There (2006)

1999年に東京で結成されたインストゥルメンタル・ロックバンド、MONO(モノ)の4thフルアルバム。メンバーはTakaakira "Taka" Goto(後藤孝顕、g)、Yoda(g)、Tamaki(b)、Yasunori Takada(ds)の4人。ストリングスとフィードバック・ノイズギターをフィーチュアした、モグワイ(Mogwai)のようなポストロック/アンビエント風の音。物悲しくも美しいメロディーを湛えた、非常に抒情的な音楽。エンジニアリングとミックスはスティーヴ・アルビニ。インディーズレーベルのHuman Highway Recordsからの発売。韓国・欧州・北米・オーストラリア・ニュージーランドでもリリースされている。モグワイ(Mogwai)、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン(My Bloody Valentine)、ワールズ・エンド・ガールフレンド(world's end girlfriend)などを好む方におすすめ
Good!ぶっ生き返すマキシマム ザ ホルモン/ぶっ生き返す (2007)

1998年に東京都八王子市で結成されたロックバンド、マキシマム ザ ホルモンの5thフルアルバム(オリコンアルバムチャート4位)。メンバーはマキシマムザ亮君(g、vo)・ダイスケはん(vo)・上ちゃん(b)・ナヲ(ds、vo。亮君の実姉)の4人。ヘヴィーメタルとハードコアパンクをベースに、キャッチーなヴォーカル・メロディー、デス声、日本語には聴こえない日本語の歌詞をフィーチュアしたポップ&ヘヴィーな音。バカテクな演奏。「What's up, people?!」(TVアニメ「DEATH NOTE」オープニングテーマ)、「絶望ビリー」(TVアニメ「DEATH NOTE」エンディングテーマ)、「アカギ」(TVアニメ「闘牌伝説アカギ 〜闇に降り立った天才〜」エンディングテーマ)、「恋のメガラバ」(TBS系「CDTV」オープニングテーマ)収録。日本のヘヴィーメタル/ポップパンク/メロコア愛好者、筋肉少女帯ファンの他、洋楽ヘヴィーロック派にもおすすめ
 zatraceniematryoshka(マトリョーシカ)/zatracenie (2007)

2006年にトラックメーカーのSenと女性ヴォーカリストのCaluにより結成されたエレクトロニカ・デュオ、matryoshka(マトリョーシカ)の1stアルバム。広島のインディーズレーベル、Novel Soundsからの発売。クラシカルで荘厳なストリングス、アコースティック・ピアノ、透明感のある囁くようなヴォーカル、電子音とグリッチ・ノイズによる、アンビエント/ポストロック/シューゲイズ寄りのエレクトロニカ。シンプルでノスタルジックなメロディー。非常に聴きやすく心地よい音。歌詞は英語。コクトー・トゥインズ(Cocteau Twins)やデッド・カン・ダンス(Dead Can Dance)等の4AD系、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン(My Bloody Valentine)、エイフェックス・トゥイン(Aphex Twin)、world's end girlfriend(ワールズ・エンド・ガールフレンド)を好む方におすすめ。斬新さはないが落ち着いて聴ける和みの一枚
 アルファベータ vs. ラムダOGRE YOU ASSHOLE(オウガ ユー アスホール)/アルファベータ vs. ラムダ (2007)

2000年頃から活動している長野県出身のロックバンド、OGRE YOU ASSHOLE(オウガ ユー アスホール)の2ndアルバム。自身のインディーズレーベル、OYAからの発売(販売はUKプロジェクト)。モデスト・マウス(Modest Mouse)やビルト・トゥ・スピル(Built to Spill)等のUSインディーロック、テレヴィジョン(Television)やギャング・オブ・フォー(Gang of Four)等のパンク/ニューウェイヴに影響されたポストロック風のギターポップ。絡み合う2本のギターと浮遊感あふれるハイトーン・ヴォーカル
 UROBOROSDIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)/UROBOROS (2008)

1997年に大阪で結成された5人組のロックバンド、DIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)の7thアルバム(オリコン4位。米国ビルボード114位)。ゴスロックやデスメタルの要素も導入したへヴィ・ロック/オルタナティヴ・メタル。ヴォーカリストの京の(グロウルやファルセット、ホイッスルヴォイスを含む)非常に声域の広いエモーショナルなヴォーカルと、昭和歌謡のような日本的な哀愁メロディーが特徴。中東の民族音楽のような東方的で宗教的なムード。京のヴォーカルとミッド/スローテンポのメロディックな楽曲が印象的。シングル曲、「DOZING GREEN」(英詞ヴァージョン)、「GLASS SKIN」(英詞ヴァージョン)収録。日本・米国・欧州を含む17ヶ国でほぼ同時に発売。2012年の「UROBOROS [Remastered & Expanded]」は「DOZING GREEN」と「GLASS SKIN」のシングル・ヴァージョン(日本語詞ヴァージョン)を収録。X JAPAN(エックス・ジャパン)やコーン(Korn)、マリリン・マンソン(Marilyn Manson)を好む方におすすめ
 Café Buono!Buono!(ボーノ)/Café Buono! (2008)

ハロー!プロジェクト内の女性アイドルグループから派生したサブユニットの一つ、Buono!(ボーノ)の1stアルバム。メンバーはBerryz工房の嗣永桃子、夏焼雅と℃-uteの鈴木愛理の3人。ロック/パワーポップ風のアレンジのガールズ・アイドルポップ。シングル曲3曲、「ホントのじぶん」(TVアニメ「しゅごキャラ!」エンディング曲)、「こころのたまご」(「しゅごキャラ!」オープニング曲)、「恋愛ライダー」(「しゅごキャラ!」エンディング曲)収録。「Internet Cupid」はPerfume(パフューム)に似たテクノポップ風の曲。初回限定盤はDVD付き
 Re:packagelivetune(ライブチューン)feat.初音ミク/Re:package (2008)

livetune(ライブチューン)はkz、kajyuki(かじゅき)の2人による音楽ユニット。「初音(はつね)ミク」はヤマハの歌声合成ソフトウェア「VOCALOID2」を使用したクリプトン・フューチャー・メディア社のDTMソフトウェアで、音声データは声優の藤田咲の声をサンプリングして作成されている。livetuneは2007年に初音ミクをヴォーカルに使用した楽曲をインターネット上で発表して注目を集めた。デビューアルバム「Re:package」は2008年に同人音楽CDとして発売、その後3曲を追加してメジャーレーベルのビクターエンタテインメントからも発売された(オリコン5位)。楽曲はテクノ/エレクトロ・ポップ、ハウス風の曲と美しいメロディーのバラード。初音ミクのヴォーカルは、生身の人間の歌のような力強さやリズム感や繊細な表現力には欠けるが、声質をいじったり、ヴォコーダーで加工したり、あえて機械的に調整したりすることで面白い効果を上げている。ネット上で70万回以上再生されたデビュー曲「Packaged」収録。テクノポップや同人音楽の愛好者、UNDER17(アンダーセブンティーン)やPerfume(パフューム)を好む方におすすめ
 シフォン主義相対性理論/シフォン主義 (2008)

2006年に結成された東京拠点の4人組ポップバンド、相対性理論のデビュー作。5曲入りミニアルバム。2006年に録音され、自主制作のCD-Rとして2007年に発売。その後2008年にインディーズレーベルのみらいrecordsからリマスター盤CDがリリースされた。1980年代インディーポップ風のギターポップ。淡々とした女性ヴォーカルと語呂合わせを多用したシュールで奇妙な歌詞。MySpaceやYouTube等でPVが公開されていた曲「LOVEずっきゅん」収録。全曲の作詞作曲は真部脩一(b)。タワーレコード全店の週間J-POPインディーズチャートで1位を記録したヒット作
 just A moment凛として時雨/just A moment (2009)

2002年に埼玉で結成された3ピース・ロックバンド、凛として時雨(りんとしてしぐれ)の3rdフルアルバム(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ移籍後のメジャーデビュー盤)。メンバーはTK(北嶋徹/g、vo)、345(中村美代子/b、vo)、ピエール中野(中野正敏/ds)の3人。轟音ギターと高音の男女ツインヴォーカルによるポスト・ハードコア/エモ(Emo)風の音。哀切な抒情性を湛えた美しいメロディー。リズムチェンジを多用したプログレのような複雑かつ緻密な楽曲構成。歌詞は日本語。全曲の作詞・作曲・プロデュースはTK。シングル曲2曲、「Telecastic fake show」、「moment A rhythm」(short ver.)収録。bloodthirsty butchers(ブラッドサースティー・ブッチャーズ)、eastern youth(イースタン・ユース)、ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)などの日本のエモ(Emo)系バンドを好む方におすすめ
 バトル アンド ロマンスももいろクローバーZ/バトル アンド ロマンス (2011)

ももいろクローバーZはアクロバティックでエネルギッシュなダンス/ライヴ・パフォーマンスで知られる、芸能事務所スターダストプロモーション所属の5人組女性アイドルグループ。2008年に6人組のグループ「ももいろクローバー」として結成。早見あかりの脱退と「ももいろクローバーZ」への改名後にリリースされた1stアルバム(オリコン2位。全13曲)。正統派アイドルポップ、昭和歌謡、テクノ、ユーロダンス、ジャングル、ラップなどの要素からなる、転調を多用した速いテンポのキャッチーで凝った楽曲が特徴の良質のアイドルポップ・アルバム。メジャー1st、2nd、3rdシングルの5人による再録、「行くぜっ!怪盗少女」「ピンキージョーンズ」「ミライボウル」、戦隊物の特撮TVシリーズの主題歌風の4thシングル「Z伝説 -終わりなき革命-」、5thシングル「D'の純情」収録。作曲・編曲は前山田健一(ヒャダイン)、NARASAKI他。第4回CDショップ大賞(邦楽部門)受賞作。初回限定盤Aはソロ曲6曲を収録したCDを含むCD2枚組。初回限定盤BはPV2曲を収録したDVD付き。つんくが手がけたハロプロ系のアイドルポップを好む方におすすめ
Good!My Lost Citycero(セロ)/My Lost City (2012)

2004年に結成された、西東京を拠点とする3人組のバンド、cero(セロ)の2ndアルバム。2012年にインディーズレーベルのカクバリズムから発売。バンド名は「Contemporary Exotica Rock Orchestra」の略。メンバーは高城晶平(vocals, guitar, flute, bass)、荒内佑(keyboards, bass, chorus)、橋本翼(guitar, clarinet, chorus)の3人。はっぴいえんど、ティン・パン・アレー以降の1970年代の邦楽ポップの伝統を感じさせる、エキゾティカ風味のオーケストラ・ポップ。ロックバンド、管楽器、スティールパン、マリンバ、マンドリン他を含むオーケストラ編成。フリッパーズ・ギター、フィッシュマンズからの影響もある。楽曲もアレンジも秀逸。「シティ・ポップ」と呼ばれた1970年代邦楽ポップ(はっぴいえんど、ティン・パン・アレー、シュガー・ベイブ等)やフィッシュマンズ、キリンジなどを好む方におすすめ
 ぱみゅぱみゅレボリューションきゃりーぱみゅぱみゅ/ぱみゅぱみゅレボリューション (2012)

ガーリーで個性的な原宿・青文字系ファッションで知られる1993年東京生まれの女性ファッションモデル・歌手、きゃりーぱみゅぱみゅの1stフルアルバム(オリコンチャート2位。全12曲)。子供向けのTV番組や遊園地のような雰囲気のライトでハッピーなエレクトロポップ。デジタル配信シングル「PONPONPON」、フィジカルシングル2曲、「つけまつける」(オリコン7位)と「CANDY CANDY」(オリコン8位。江崎グリコ「BREO」CM曲)、「きゃりーANAN」(求人情報誌「an」CM曲)、「おねだり44°C」(日本ケンタッキーフライドチキン「クラッシャーズ」CM曲)収録。全曲の作詞作曲・編曲・プロデュースはPerfumeのプロデュースで知られる中田ヤスタカ(capsule)
 BABYMETALBABYMETAL(ベビーメタル)/BABYMETAL (2014)

BABYMETAL(ベビーメタル)は芸能事務所アミューズ所属の女性アイドル・メタル・ユニット。2010年にアイドルグループのさくら学院から派生する形で「アイドルとメタルの融合」をテーマに結成。メンバーはSU-METAL(vocal, dance)、YUIMETAL(scream, dance)、MOAMETAL(scream, dance)の3人。ライヴ演奏時は神バンドと呼ばれるバックバンドが参加。トイズファクトリーから発売された1stアルバム(オリコン週間4位。全米ビルボード200チャート187位)。Jポップ(アイドルポップ)、エレクトロダンス、ヘヴィーメタル(オルタナ/デス/スピード/スラッシュ)を折衷させた音。Jポップの王道的な昭和歌謡風の哀愁の歌メロ、バックバンドのバカテクな演奏、SU-METALの高い歌唱力が印象的。シングル曲、「ド・キ・ド・キ☆モーニング」、「いいね!」、「ヘドバンギャー!!」、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」(オリコン週間6位)、「メギツネ」(オリコン週間7位)収録。作曲・編曲はNARASAKI、ゆよゆっぺ他。トータル・プロデュースはKOBAMETAL(アミューズのプロデューサー、小林啓)。通常盤の他、DVD付きの初回生産限定盤もある
 METAL RESISTANCEBABYMETAL(ベビーメタル)/METAL RESISTANCE (2016)

芸能事務所アミューズ所属の女性アイドル・メタル・ユニット、BABYMETAL(ベビーメタル)の2ndスタジオ録音アルバム。2016年に世界同時発売。海外(EU/US)盤と日本盤では2曲収録曲が異なる。1stアルバムと同じくJポップ・ヘヴィーメタル・エレクトロダンスの融合がベースで、Jポップの哀愁メロディーとSU-METALの凛としたヴォーカル、バックバンドの超絶技巧は健在。1stよりも力強く開放的でドラマティックな音。楽曲提供はMish-Mosh、のりぞー他。配信シングル「Road of Resistance」はイギリスのパワーメタルバンド、ドラゴンフォース(DragonForce)のギタリスト2人(ハーマン・リ、サム・トットマン)が参加した高速のメロディックなパワーメタル曲。「META!メタ太郎」は特撮ヒーローの主題歌風。「Tales of The Destinies」はプログレッシヴ・メタル風。プロデュースはKOBAMETAL(アミューズのプロデューサー、小林啓)




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