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| タイトル | 放映年 | 解題 | |
| 鉄人28号 | 1963- 65 | 「巨大ロボット」アニメの始祖。横山光輝のマンガが原作。少年探偵の金田正太郎が巨大ロボット「鉄人28号」を遠隔操作によって操縦し、悪と戦う。「鉄人」は元は第二次大戦中に日本軍が開発していた秘密兵器。日本のTVアニメの初期の代表作の一つ。米国では1966年に「Gigantor」(ギガンター)というタイトルでTV放映された。モノクロ作品。第1期は83話。第2期は13話。TCJ制作。 | |
| エイトマン | 1963- 64 | SF作家の平井和正とマンガ家の桑田次郎によるマンガが原作のSFアクション・アニメ。ロボットの探偵、エイトマンが主人公(元警視庁の刑事で本名は東八郎)。日本のTVアニメの初期の代表作の一つ。米国では1965年に「8th Man」(エイスマン)というタイトルでTV放映された。モノクロ作品。56話。TCJ制作。 | |
| マッハGoGoGo (第1作) | 1967- 68 | カー・アクション・アニメ。特別製のスポーツ・カーに乗って世界中のレースに出場する少年レーサー、三船剛が主人公。米国では1967年に「Speed Racer」(スピードレーサー)というタイトルでTV放映された。笹川ひろし総監督。52話。タツノコプロ制作。 | |
| 妖怪人間ベム | 1968- 69 | 異国情緒あふれるゴシックホラー・アニメ。人間になりたいと願い、人間のために悪と戦う3人の妖怪、ベム、ベラ、ベロが主人公。音楽はジャズ風。26話。第一動画制作。TV未放映の「妖怪人間ベム パートII」のパイロットフィルム2本もあります。 | |
| サスケ | 1968- 69 | 17世紀の中世日本が舞台の忍者活劇/歴史ドラマ。白土三平のマンガが原作。徳川幕府の時代、少年忍者サスケとその父大猿大助は、反徳川方の忍者として徳川方の忍者の追っ手と戦いながら旅を続ける。26話。TCJ制作。 | |
| ゲゲゲの鬼太郎(TVシリーズ第1作) | 1968- 69 | 水木しげるの漫画「ゲゲゲの鬼太郎」(1967-1969年「週刊少年マガジン」連載)が原作のTVアニメシリーズの第1作。原作は幽霊族の唯一人の末裔である少年、鬼太郎が主人公の人気妖怪漫画で、鬼太郎は人間に害を及ぼす邪悪な妖怪たちと戦う。TVシリーズ第1作は原作のエピソードを忠実にアニメ化している。レギュラー・キャラクターは鬼太郎・鬼太郎の父(目玉親父)・ねずみ男(半妖怪)。準レギュラーは砂かけ婆・子泣き爺・一反木綿・ぬりかべ。猫娘は第20話に一度登場するだけ。TVシリーズ第1作のみモノクロアニメとして制作されている。65話。アニメーション制作は東映動画。音楽はいずみたく。続編やリメイクが多数制作されており、TVシリーズ第2作(1971-1972年、45話)、TVシリーズ第3作(1985-1988年、115話)、TVシリーズ第4作(1996-1998年、114話)、TVシリーズ第5作(2007年-)の他、オリジナルの劇場版7本(1980-1990年代)もあります。 | |
| 巨人の星 | 1968- 71 | 日本のプロ野球に人生のすべてをかけた父と子を描く感動的な大河ドラマ。梶原一騎(作)・川崎のぼる(画)のマンガが原作。いわゆる「スポーツ根性」ものの古典的名作であり、国民的マンガ/アニメ作品の一つ。少年星飛雄馬は、かつて東京読売巨人軍の三塁手だったが太平洋戦争で肩を壊し引退した父、星一徹の指導による特訓と猛練習によって、正確無比なコントロールと豪速球を誇る強力な投手となった。飛雄馬は巨人軍に入団し、数々の「魔球」を開発しながら、終生のライバルである阪神タイガースの天才打者、花形満と死闘を展開する。長浜忠夫監督。東京ムービー制作。182話。続編のTVシリーズ、「新巨人の星」(52話、1977-78年放映)、「新巨人の星II」(23話、1979年放映)もあります。「巨人の星 特別篇/猛虎 花形満」(13話、2002年放映)は花形満を主人公にして最初のTVシリーズを再編集したもの(新作カットの追加あり)。 | |
| アタックNo.1 | 1969- 71 | 少女向けスポ根アニメの古典的名作。浦野千賀子のマンガが原作(1968-1970年、週刊「マーガレット」連載)。東京から静岡の富士見学園中等部に転校してきた少女、鮎原こずえはバレーボール部に入部し、チームのキャプテンとなる。こずえはコーチやチームメイトたちとともに激しい練習を重ねながら、中学・高校の全国大会でNo.1を目指して他校の強豪チームと激戦を展開する。1960年代の日本のバレーボール・ブームを背景にした大ヒット作。ヨーロッパ各国でも放映されており、イタリアのフランチェスカ・ピッチニーニ選手など、このアニメの影響でバレーボールを始めたプロのバレー選手もいる。104話。演出は黒川文男、岡部英二他。アニメーション制作は東京ムービー。イタリア語版タイトルは「Quella magnifica dozzina」(第1期、1981年放映)、「Mimì e la nazionale di pallavolo」(第2期、1983年放映)。フランス語版タイトルは「Les attaquantes」。ドイツ語版タイトルは「Mila Superstar」。 | |
| 忍風カムイ外伝 | 1969 | 「サスケ」に続く、白土三平原作の忍者活劇/歴史ドラマの傑作。忍者の組織から脱退して抜け忍となり、追っ手と戦う男、カムイの物語。26話。TCJ制作。 | |
| どろろ | 1969 | 白土三平の劇画や水木しげるの妖怪マンガに影響された手塚治虫のマンガ「どろろ」(1967-69年連載)が原作の異色時代劇。15世紀後半の中世日本の戦国時代が舞台。出生時に身体の48ヶ所を魔物に奪われた少年、百鬼丸と、孤児で泥棒の少年(本当は少女)、どろろが主人公。百鬼丸はどろろと放浪の旅をしながら妖怪を退治し、失われた身体の部分を一つずつ取り戻してゆく。モノクロフィルムによる重厚な映像。26話。前半(1-13話)は原作に忠実でシリアスな内容。後半(14-26話)はより子供向けでアニメ版オリジナルのエピソード多数。タイトルは14話以降「どろろと百鬼丸」に変更されている。総監督は杉井ギサブロー。制作は虫プロダクション。TVシリーズの前に制作されたカラーのパイロットフィルムもあります。 | |
| タイガーマスク | 1969- 71 | 「巨人の星」(1968-71年)、「あしたのジョー」(1970-71年)と並ぶスポーツアニメの名作の一つ。孤児院育ちの青年、伊達直人は悪役レスラー養成機関「虎の穴」での訓練によって、虎の覆面をかぶった悪役レスラー、「タイガーマスク」となったが、「虎の穴」と縁を切って恵まれない子供たちのために戦うことを決意した直人は、リング上で「虎の穴」出身の悪役レスラーたちと死闘を繰り広げる。梶原一騎(作)・辻なおき(画)のプロレスマンガが原作。105話。アニメーション制作は東映動画。続編のTVシリーズ「タイガーマスク二世」(1981-82年、33話)もあります。 | |
| ルパン三世 (第1作) | 1971- 72 | アルセーヌ・ルパンの孫で神出鬼没の大泥棒、ルパン三世とその一味―次元大介(ガンマン)、石川五右衛門(剣の達人)、峰不二子(謎の女)―が主人公の青年向け活劇アニメ。モンキー・パンチのマンガが原作。TVシリーズ第1作。23話。大隈正秋演出の最初の6話はハードボイルド風。高畑勲・宮崎駿演出の後半はよりコミカルな路線。東京ムービー制作。再放送で人気が高まり、後に続編のTVシリーズ2本の他、劇場版やTVスペシャルも多数制作され、国民的アニメの一つとなった。 | |
| ゲゲゲの鬼太郎(TVシリーズ第2作) | 1971- 72 | 「ゲゲゲの鬼太郎」TVシリーズ第1作の紹介文を参照。第1作の続編として制作されたTVシリーズ第2作。本作からカラー作品となっている。レギュラー・キャラクターは鬼太郎・鬼太郎の父(目玉親父)・ねずみ男(半妖怪)・猫娘。準レギュラーは砂かけ婆・子泣き爺・一反木綿・ぬりかべ・死神。約半分のエピソードが「ゲゲゲの鬼太郎」以外の水木作品を原作としており、怪奇色が強く、当時の高度経済成長期の日本の世相や環境問題などへの風刺、アイロニーなどを盛り込んだ、ユニークで印象深いシリーズとなっている。TVシリーズ「タイガーマスク」のスタッフが参加したことにより、作画は第1作より劇画的になっている。45話。アニメーション制作は東映動画。 | |
| アパッチ野球軍 | 1971- 72 | 花登筐(作)・梅本さちお(画)のマンガが原作の破天荒な異色野球アニメ。かつて高校野球で朝陽高校を優勝に導いた左腕投手だった青年、堂島剛は四国松山の山奥にある猪猿村の私塾に野球のコーチとして赴任し、貧しくて粗暴な生徒たち(網走、材木、モンキー、ハッパ、大学、コウモリ、ダニ、オケラ、モグラ、花子、大根)に野球を教え、甲子園出場を目指す。26話。演出は宮崎一哉他。東映動画制作。 | |
| 海のトリトン | 1972 | 七つの海が舞台の海洋冒険物語。手塚治虫のマンガが原作。アトランティス大陸に住んでいたトリトン族の末裔の少年、トリトンが、仲間たち(イルカや人魚の少女ピピ)と一緒に海の支配者、ポセイドン族と戦う。富野善幸演出。アニメーション制作はアニメーションスタッフルーム。27話。 | |
| デビルマン | 1972- 73 | 永井豪のマンガが原案の異色ヒーローアクション/ホラーアニメ。高校生の不動明は悪魔と合体して悪魔人間(デビルマン)となったが、最愛の少女、牧村美樹を守るために悪魔族と戦うことを決意する。39話。東映動画制作。OVAシリーズもあります。マンガ版は日本のマンガの最高傑作の一つ。 | |
| マジンガーZ | 1972- 74 | 「巨大ロボット」アニメの最初の大ヒット作。マジンガーZはパイロットによって操縦される巨大ロボット。主人公の少年、兜甲児はマジンガーZを操縦し、世界征服を企む科学者、ドクター地獄(ヘル)が率いる「機械獣」軍団と戦う。永井豪のマンガが原案。92話。東映動画制作。1970年代にヨーロッパ諸国で放映されている。アメリカでは「Tranzor Z」(トランザーZ)というタイトルでTV放映された。 | |
| 科学忍者隊ガッチャマン | 1972- 74 | SFアクション・アニメの傑作。5人の若者(大鷲の健/ガッチャマン、コンドルのジョー、白鳥のジュン、燕の甚平、みみずくの竜)によるグループ、通称科学忍者隊が地球征服を企む悪の秘密結社、ギャラクターと戦う。米国で1978年に「Battle of the Planets」というタイトルでTV放映されヒットした(が、アクションシーンは殆どカットされていた)。「G-Force: Guardians of Space」というタイトルのもう一つの英語吹替え版(1986年)もあります。105話。タツノコプロ制作。 | |
| 新造人間キャシャーン | 1973- 74 | アンドロイドが主人公のSFアクション・アニメ。ロボット工学研究者の東光太郎博士が公害処理のために設計したアンドロイド、BK-1号はロボットの軍隊「アンドロ軍団」を組織し、「ブライキング・ボス」を名乗って人類に対する戦争を開始した。ロボットの反乱に対抗するため、東博士の息子の鉄也はアンドロイドの「新造人間キャシャーン」に生まれ変わり、幼馴染の少女の上月ルナ、ロボット犬のフレンダーとともにアンドロ軍団と戦う。アンドロイドのヒーローの孤独な戦いを描いた悲劇的なドラマ。35話。総監督は笹川ひろし。制作は吉田竜夫とタツノコプロ。 | |
| バビル二世 | 1973 | 横山光輝のマンガが原作の神秘的なSFアニメ。宇宙人バビルの遠い子孫である少年浩一は、バビルから超能力と超科学を受け継ぎ、三つのしもべ(不定形生物ロデム、怪鳥ロプロス、巨大ロボットのポセイドン)と共に、世界征服を目論む悪の超能力者ヨミと戦う。39話。東映動画制作。OVA版もあります。 | |
| エースをねらえ! (第1作) | 1973- 74 | 高校の庭球界が舞台のスポーツ/青春ドラマ。山本鈴美香の少女マンガが原作。庭球界の名門高校、県立西高校の生徒、岡ひろみはエースプレイヤーの竜崎麗香(通称「お蝶夫人」)に憧れてテニス部に入部したが、宗方仁コーチの特訓を受け、次第に有力な選手になってゆく。TVシリーズ第1作。出崎統監督。東京ムービー制作。26話。TVシリーズ第2作(「新・エースをねらえ!」)、劇場版、OVAシリーズもあります。 | |
| キューティーハニー | 1973- 74 | 永井豪のマンガが原案のお色気ヒロイン・アクション・アニメ。ロボット工学の権威、如月博士が作ったアンドロイドで聖チャペル学園高等部の学生、如月ハニーが犯罪組織「豹の爪(パンサークロー)」と戦う。25話。東映動画制作。OVA版もあります。TVシリーズ「キューティーハニーF(フラッシュ)」(1997-98)はこのシリーズを少女マンガ風にリメイクしたもの。 | |
| 侍ジャイアンツ | 1973- 74 | 大ヒット作「巨人の星」を手がけた梶原一騎(原作)・長浜忠夫(演出)による破天荒で痛快な野球アニメ。梶原一騎(作)・井上コオ(画)のマンガが原作。南国土佐の荒海で育った傍若無人な野生児、番場蛮は、豪速球と最悪のコントロールで有名な投手だったが、東京読売巨人軍に入団し、「ハイジャンプ魔球」等の信じ難い魔球の数々を編み出しながら、ライバル打者(ヤクルトアトムスの眉月光、中日ドラゴンズの大砲万作)と激戦を展開する。演出は長浜忠夫。作画監督は大塚康生。46話。東京ムービー制作。 | |
| アルプスの少女ハイジ | 1974 | ヨーロッパでは有名。スイスのアルプス山脈のふもとの山小屋に住む少女、ハイジの物語。スイスの女流作家、ヨハンナ・スピリの小説が原作。高畑勲演出。宮崎駿が場面設定、画面構成の担当者として参加。52話。ズイヨー映像制作。 | |
| 破裏拳ポリマー | 1974- 75 | SF挌闘アクション・アニメ。私立探偵の助手をしている16歳の少年、鎧武士は「破裏拳ポリマー」と呼ばれる無敵のヒーローに変身し、犯罪組織と戦う。26話。鳥海永行総監督。タツノコプロ制作。OVA版もあります。 | |
| ゲッターロボ | 1974- 75 | 「ゲッターロボ」と呼ばれる、3機のマシンによる3パターンの変形合体から成る巨大ロボットを操縦する3人の男たちの物語。原作は永井豪、石川賢とダイナミックプロ。ロボットアニメの古典の一つ。後のロボットアニメへの影響は大。51話。東映動画制作。 | |
| グレートマジンガー | 1974- 75 | 「マジンガーZ」の続編。主人公の青年、剣鉄也は、兜甲児の父、兜剣造博士が作った巨大ロボット、グレートマジンガーを操縦し、ミケーネ帝国の侵略と戦う。ヴィジュアル・クオリティは「マジンガーZ」よりずっと良いです。56話。東映動画制作。 | |
| 宇宙戦艦ヤマト | 1974- 75 | 本格的なSFアニメの先駆的作品。2199年、地球はガミラス星の爆撃により放射能に汚染され、人類は滅亡の危機に直面していた。宇宙戦艦ヤマトとその乗組員たちは、放射能除去装置「コスモクリーナー」を入手するため、ガミラスと戦いながらイスカンダル星を目指す。原作・監督はマンガ家の松本零士。26話。オフィスアカデミー制作。アメリカで1979年に放映された「Star Blazers」(スターブレイザーズ)は、このTVシリーズから編集された英語の吹き替え版(総集編)。 | |
| ガンバの冒険 | 1975 | 擬人化された動物たちが登場人物の感動的な冒険物語。町ネズミのガンバとその仲間のネズミたちが、島ネズミたちを白イタチのノロイ率いるイタチの集団による虐殺から救うために、海を越える冒険の旅に出る。斎藤惇夫の児童文学が原作。26話。チーフディレクターは出崎統。東京ムービー制作。 | |
| UFOロボ グレンダイザー | 1975- 77 | 「マジンガー」シリーズの第3弾。「グレンダイザー」と呼ばれる巨大ロボットを操縦し、地球を救うために戦うフリード星の王子、デューク・フリードの物語。原作は永井豪とダイナミック企画。74話。東映動画制作。ヨーロッパで1970年代後半に「ゴルドラック」というタイトルでTV放映され大ヒットした。フランス語版タイトル表記は「Goldorak」、イタリア語版タイトル表記は「Goldrake」。 | |
| 勇者ライディーン | 1975- 76 | ロボットアニメの古典の一つ。主人公のひびき洸は中学のサッカー部のキャプテンで、ライディーンと呼ばれる巨大ロボットを操縦し、妖魔帝国と戦う。安彦良和による流麗なキャラクターデザインと作画。監督は富野善幸・長浜忠夫。50話。制作はNET・東北新社。長浜忠夫が監督した後半部は後の「長浜ロマンティックロボットアニメ3部作」(「超電磁ロボ コン・バトラーV」「超電磁マシーン ボルテスV」「闘将ダイモス」)の前哨戦。 | |
| 母をたずねて三千里 | 1976 | 日本アニメーション制作の「世界名作劇場」(文学作品が原作の子供向けアニメ)シリーズの傑作の一つ。高畑勲演出。エドモンド・デ・アミーチス作のイタリア児童文学の名作「クオレ」(1886年)の一挿話、「アペンニーノ山脈からアンデス山脈まで」が原作。イタリアのジェノヴァの少年、マルコは、母を捜してジェノヴァからアルゼンチンへ長い旅をする。52話。 | |
| 超電磁ロボ コン・バトラーV | 1976- 77 | 「コン・バトラーV」と呼ばれる、5機のマシンによる変形合体から成る巨大ロボットを操縦し、異星人の侵略と戦う5人の少年少女たちの物語。長浜忠夫総監督。54話。制作は東映。 | |
| 大空魔竜ガイキング | 1976- 77 | 東映動画オリジナルのロボットアニメ。元野球選手のツワブキ・サンシローは、大空魔竜と呼ばれる恐竜型の宇宙要塞の搭乗員となり、巨大ロボット、ガイキングの操縦者として宇宙からの侵略者、暗黒ホラー軍団との戦いを開始する。44話。 | |
| 無敵超人ザンボット3 | 1977- 78 | 「ガンダム」シリーズの監督、富野善幸が監督。彼の初期の作品。キャラクターデザインはマンガ的だけど、ストーリーはとてもシリアス。リアルなロボットアニメの出発点。23話。サンライズ制作。 | |
| 未来少年コナン | 1978 | 未来の最終戦争後の世界が舞台のSF冒険物語。野生児コナンは独裁制の科学都市インダストリアに拉致された少女ラナ(太陽エネルギーの開発者、ブライアック・ラオ博士の孫娘)を助けるために冒険の旅に出る。アレグサンダー・ケイの小説「残された人々」が原案。26話。宮崎駿演出。宮崎アニメの最高傑作。日本アニメーション制作。 | |
| 宇宙海賊キャプテンハーロック | 1978- 79 | 松本零士のマンガ(1977-1979年週刊「プレイコミック」連載)が原作のヒロイックなSFドラマ。宇宙海賊のキャプテン・ハーロックは親友の大山トチローが建造した宇宙戦艦「アルカディア号」に乗り、「マゾーン」と呼ばれる宇宙からの侵略者(植物から進化した女性型の異星人種族)と戦う。物語は基本的に原作のマンガ版に基づいているが、原作にはないオリジナルのエピソードやキャラクター(トチローの娘の大山まゆ、地球連邦警備隊の切田長官)も登場する。小松原一男が手がけたキャラクターデザインは原作のマンガ版に非常に忠実。チーフディレクターはりんたろう。制作は東映動画。42話。キャプテン・ハーロックが主役として登場するフィルムは、他に劇場版「わが青春のアルカディア」(1982年)、TVシリーズ「わが青春のアルカディア 無限軌道SSX」(1982-83年)、OVA「ハーロック・サーガ ニーベルングの指輪〜ラインの黄金〜」(1999年)、TVシリーズ「コスモウォーリアー零」(2001年)、TVシリーズ「ガンフロンティア」(2002年)、OVA「SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK OUTSIDE LEGEND -The Endless Odyssey-」(2002-2003年)があります。 | |
| 新・エースをねらえ! | 1978- 79 | TVシリーズ第1作「エースをねらえ!」の紹介文を参照。シリーズ第1作が再放送で人気が出たため制作されたTVシリーズ第2作。続編ではなくて改作。第1作よりも原作の山本鈴美香のマンガに忠実な作り。「スポーツ根性」物の一変種だった第1作よりも青春/学園ドラマ寄りの作品。チーフディレクターは岡崎稔。東京ムービー新社制作。25話。 | |
| 銀河鉄道999 | 1978- 81 | 松本零士のマンガが原作の幻想的なSFアニメ。未来の宇宙旅行の話。機械の身体(永遠の命)を求めてメーテルという名の不思議な女性と999(蒸気機関車のような宇宙船)で旅をする少年、星野鉄郎が主人公。チーフディレクターは西沢信孝。113話。東映動画制作。劇場版もあります。 | |
| 赤毛のアン | 1979 | 日本アニメーション制作の「世界名作劇場」(文学作品が原作の子供向けアニメ)シリーズの傑作の一つ。高畑勲演出。カナダの女流作家、ルーシー・モード・モンゴメリの小説が原作。カナダのセントローレンス湾のプリンス・エドワード島に住む少女、アン・シャーリーの物語。50話。 | |
| 機動戦士ガンダム | 1979- 80 | ロボットアニメの最高峰。1970年代のヒーロー的な「スーパーロボット」アニメと1980年代以降の「リアルロボット」アニメの分水嶺。未来の宇宙植民時代における内戦(宇宙世紀0079-80年の地球連邦・ジオン公国間の「一年戦争」)の物語。ガンダムは「モビルスーツ」と呼ばれる巨大な人型の搭乗型兵器の一つで、パイロットは16歳の少年アムロ・レイ。富野善幸監督のTVシリーズ第1作。43話。サンライズ制作。このTVシリーズを編集した劇場版三部作もある。モビルスーツのプラモデルの人気と連動し、TVシリーズや劇場版、OVAなど他にも多数の「ガンダム」シリーズが制作されている。 | |
| ベルサイユのばら | 1979- 80 | 池田理代子の少女マンガが原作。フランス革命前夜のフランスを舞台にした歴史ドラマ/ロマンス。女性軍人のオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェは王妃マリー・アントワネット付きの近衛隊長として働いていたが、後に革命派に転向する。監督は長浜忠夫・出崎統。40話。東京ムービー新社制作。 | |
| 海底超特急 マリン・エクスプレス | 1979 | NTVの特別番組「24時間テレビ」の枠内で放送された手塚プロダクション制作の単発TVアニメの第2弾(91分)。海底を走る特急列車と超古代のムー帝国が舞台の海洋冒険SFミステリー。日本の私立探偵、伴俊作は太平洋海底横断鉄道「マリン・エクスプレス」に乗り込み殺人事件の捜査をしていたが、突然列車が時空を跳躍して一万年前のムー帝国に飛ばされてしまう。ロック・ホーム、伴俊作(ヒゲオヤジ)、ブラック・ジャック、アトム(「鉄腕アトム」)、サファイア(「リボンの騎士」)、レオ(「ジャングル大帝」)、写楽保介(「三つ目がとおる」)、ドン・ドラキュラ、御茶ノ水博士、レッド公、アセチレン・ランプ、スカンク草井、ハム・エッグ、丸首ブーン、佐々木小次郎など、歴代の手塚キャラクター総出演のオールスター・フィルム。原案・構成は手塚治虫。チーフ・ディレクターは出崎哲。 | |
| あしたのジョー2 | 1980- 81 | 「あしたのジョー」劇場版の紹介文を参照。原作のマンガ版の後半のストーリーをベースにしたTVシリーズ第2作。ライバル力石徹の死後、ボクサーとして再起した矢吹丈は東洋太平洋バンタム級王者となり、メキシコ出身の世界バンタム級王者、ホセ・メンドーサに挑戦する。出崎統監督。47話。東京ムービー新社制作。 | |
| 伝説巨神イデオン | 1980- 81 | 人類の業(エゴ)と「転生」に関する形而上学的な主題を扱った本格的なSFドラマ。「イデ」と呼ばれる伝説の無限エネルギーをめぐる地球人と異星人との宇宙戦争の話。西暦2300年代、地球からソロ星に移民した人々は「バッフ・クラン」と呼ばれる異星人と交戦状態となり、ソロ星の滅亡した異星人の遺跡である宇宙船「ソロシップ」と巨大ロボット「イデオン」と共に宇宙に逃亡する。「ガンダム」シリーズの監督、富野善幸の代表作の一つ。39話。サンライズ制作。劇場版(完結編)もあります。 | |
| うる星やつら | 1981- 86 | 高橋留美子のマンガが原作のSFスラップスティック+ラブコメディ。女好きの高校生、諸星あたると鬼に似た異星の少女、ラムが主人公。218話。チーフディレクターは押井守(1-129話)、やまざきかずお(130-218話)。アニメーション制作はスタジオぴえろ。 | |
| 超時空要塞マクロス | 1982- 83 | メカアクションと美少女キャラクターを柱とするSF/ラブストーリー。異星の侵略者と戦う超巨大宇宙戦艦「マクロス」の物語。1980年代以降の「オタク」系アニメ(アニメファンの、アニメファンによる、アニメファンのためのアニメ)の原点。チーフディレクターは石黒昇。36話。マクロスの公式サイトを参照。「VF-1バルキリー」(ロボットに変形する可変戦闘機)のデザインは米海軍のF-14トムキャットがモデル。アメリカで1985年にTV放映された「ロボテック」は、「マクロス」と他の二つのロボットアニメ(「機甲創世紀モスピーダ」「超時空騎団サザンクロス」)との合成物。 | |
| 戦闘メカ ザブングル | 1982- 83 | ユーモラスで痛快なロボットアニメ。未来の世界における支配階級との革命戦争の話。キャラクターがとても生き生きしており、ジープや工作機械に似たメカニカル・デザインが独特。富野由悠季監督。50話。サンライズ制作。 | |
| 魔法のプリンセス ミンキーモモ (第1作) | 1982- 83 | 「魔法少女」アニメの傑作の一つ。色々な有能な女性に変身できる少女モモが主人公。メルヘンチックなスラップスティック・コメディ。テーマは「夢」。TVシリーズ第1作。原案は首藤剛志。湯山邦彦監督。63話。葦プロダクション制作。 | |
| スペースコブラ | 1982- 83 | アメリカン・コミック/スペース・オペラ風のSFアクション・アニメ。寺沢武一のマンガが原作。宇宙海賊ギルドと抗争する一匹狼の宇宙海賊、コブラが主人公。出崎統・竹内啓雄監督。31話。東京ムービー新社制作。劇場版もあります。 | |
| パタリロ! | 1982- 83 | スパイ活劇と少年愛(1970年代以降に少女マンガの人気テーマとなった男性同士の耽美的な同性愛)を題材とするコメディー/ギャグアニメ。1979年から少女マンガ誌「花とゆめ」で長期連載されている魔夜峰央の同名の人気マンガが原作。主要キャラクターは、パタリロ・ド・マリネール8世(10歳の少年。常春の国、マリネラの国王)、ジャック・バンコラン少佐(英国の諜報機関の軍事情報活動第6部、MI6の情報部員)、マライヒ(元殺し屋の少年。バンコランの愛人)他。全49話。タイトルは第21話以降「ぼくパタリロ!」に変更されている。チーフ・ディレクターは西沢信孝。アニメーション制作は東映動画。劇場版「パタリロ! スターダスト計画」(1983年)もあります。TVシリーズ「パタリロ西遊記!」(2005年放映、26話)は原作の番外編をアニメ化したもの。「誰が殺したクックロビン」というフレーズで有名なパタリロの「クックロビン音頭」は、元はイギリスの伝承童謡、マザー・グースをベースにした萩尾望都の「ポーの一族」の一話「小鳥の巣」からの引用。 | |
| ストップ!! ひばりくん! | 1983- 84 | 美少女のような容姿の少年が主人公のユニークなホームコメディー/ギャグアニメ。江口寿史のマンガが原作(1981-1983年「週刊少年ジャンプ」連載)。高校生の坂本耕作は、亡母の元彼の大空いばりの家に身を寄せるが、大空いばりはヤクザ「関東大空組」の組長で、その息子の大空ひばりは女装した少年だった。耕作はひばりと同じ学校に通うが、ひばりは学校でも女で通しており、ひばりが男であることを知っているのは大空家の人々だけであることを知る。当時全盛を極めていたジャンルとしてのラブ・コメディーに対するアンチ・ラブコメとして企図された異色作品。35話。TV放映開始直後に原作のマンガ連載が未完のまま終了してしまったため、後半はオリジナルのエピソードや「すすめ!! パイレーツ」、「ひのまる劇場」などの他の江口作品のストーリーの流用が多く見られる。シリーズディレクターは久岡敬史。アニメーション制作は東映動画。 | |
| 装甲騎兵ボトムズ | 1983- 84 | 「ガンダム」シリーズに似たリアルなロボットアニメ。「ボトムズ」は兵士が操る戦車のようなロボットで、「Vertical One-man Tank for Offense & Maneuver(攻撃と機動のための直立一人乗り戦車)」の意。高橋良輔監督。52話。サンライズ制作。 | |
| 銀河漂流バイファム | 1983- 84 | ジュール・ヴェルヌの小説「十五少年漂流記」に似たSF冒険アニメ。外宇宙型練習艦ジェイナス号に乗って異星人ククトニアンの攻撃と戦いながら宇宙を漂流する13人の少年少女たち―スコット・ヘイワード(15歳)、クレア・バーブランド(14)、ロディ・シャッフル(14)、バーツ・ライアン(14)、マキ・ローウェル(13)、シャロン・パブリン(11)、フレッド・シャッフル(10)、ペンチ・イライザ(10)、カチュア・ピアスン(年齢不詳)、ケンツ・ノートン(9)、ジミー・エリル(7)、マルロ・ジュニア・ボナー(4)、ルチーナ・プレシェット(4)―の物語。「バイファム」は地球軍のラウンドバーニアン(人型の機動兵器)の一種。神田武幸監督。キャラクターデザインは芦田豊雄(「Dr.スランプ アラレちゃん」「魔法のプリンセス ミンキーモモ」キャラクターデザイン)。46話。サンライズ制作。OVA(1984-85年)、新作のTVシリーズ「銀河漂流バイファム13」(26話、1998年)もあります。 | |
| 魔法の天使クリィミーマミ | 1983- 84 | 「うる星やつら」の制作会社、スタジオぴえろの「魔法少女」シリーズの第一作。セントレミー学園初等部5年生の森沢優(10歳)はごく普通の少女だったが、魔法世界「フェザースター」の力によって、クリィミーマミと呼ばれる17歳のアイドル歌手に変身し、芸能界で活躍する。小林治監督。52話。OVA4作品もあります。 | |
| 聖戦士ダンバイン | 1983- 84 | ファンタスティックなロボットアニメ。妖精の国のような異世界が舞台。ダンバインは昆虫のような生物的な巨大ロボット。富野由悠季監督。49話。サンライズ制作。 | |
| CAT'S EYE (第1作) | 1983- 84 | 北条司のマンガが原作のアクションアニメ。失踪した父を探すためにかつて父の収集品だった美術品(宝石や絵画)を盗む、レオタードに身を包んだ女怪盗の三姉妹、来生泪、瞳、愛が主人公。チーフディレクターは竹内啓雄。36話。東京ムービー新社制作。続編、実写映画版もあります。 | |
| ななこSOS | 1983- 84 | シュールな「不条理」SF/コメディと美少女キャラクターでマニアに人気がある吾妻ひでおのマンガ(1980-85年連載)をアニメ化した作品。吾妻ひでおのマンガ原作のアニメシリーズとしては前作「おちゃめ神物語コロコロポロン」(1982-83年放映)に続く第2作。記憶を失ったが超能力を得て「スーパーガール」になった気弱な少女、ななこが主役のナンセンスなドタバタコメディ。自称「天才科学者」の学生、四谷はよろず引受け業の会社を運営しながら、ななこの力を利用して金儲けをしようと試みる。39話。演出は鴫野彰、網野哲郎他。国際映画社制作。イタリア語版タイトルは「Nanà Supergirl」、フランス語版タイトルは「Supernana」。 | |
| とんがり帽子のメモル | 1984- 85 | 東映動画が制作したオリジナルのTVアニメシリーズ(全50話)。妖精のような小さな宇宙人の少女、メモルと人間の少女マリエルの友情を描いた心温まるファンタジー。246人の小さなリルル星人たちを乗せた宇宙船が地球に不時着し、リルル星人たちはフランスとスイスが国境を接するアルプスの麓で暮らし始めていた。リルル星人のメモルは病気がちで孤独な少女、マリエル・ルグランに出会い、2人は徐々に友情の絆を深めてゆく。背景美術とデザインが一体となった独特の繊細で美しい映像は、企画の初期段階で作品の下地を作った、アニメーターの名倉靖博(キャラクター原案)と美術監督の土田勇によるところが大きい。ストーリー的には、メモルとマリエルの別れと再会を描いた第23〜25話が感動的。シリーズディレクターは葛西治。1985年の「東映まんがまつり」で上映された短編映画「とんがり帽子のメモル」(16分)は、第25話のBパートを中心にした編集版。OVA「とんがり帽子のメモル マリエルの宝石箱」(75分)は、TVシリーズの総集編と新作の短編「土田勇のマイメモル 光と風の詩」(5分)からなる。TVシリーズ全話の海外吹替版としては、フランス・スペイン・イタリア・チェコ・アラビア語の吹替版とポーランド語の一人朗読版がある。北米で発売されたヴィデオ「Wee Wendy」は英語吹替の編集版(音楽は付け直し)。 | |
| 北斗の拳 | 1984- 88 | 武論尊(作)・原哲夫(画)の格闘/暴力アクション漫画をアニメ化した作品。核戦争により荒廃した、暴力が支配する無法の世界が舞台。人体を内側から破壊する暗殺拳、「北斗神拳」の伝承者、ケンシロウが主人公。152話。シリーズディレクターは芦田豊雄。制作は東映。劇場版アニメ(1986年)、ハリウッド実写版(1995年)もあります。 | |
| 重戦機エルガイム | 1984- 85 | スタイリッシュでファッショナブルなロボットアニメ。洗練されたキャラクター・デザインとメカニカル・デザイン。富野由悠季監督。54話。サンライズ制作。 | |
| 機甲界ガリアン | 1984- 85 | ファンタスティックなロボットアニメ。中世の騎士の世界のような別の惑星が舞台。高橋良輔監督。25話。サンライズ制作。 | |
| 機動戦士Zガンダム | 1985- 86 | 「機動戦士ガンダム」の続編。宇宙世紀0087年のティターンズ(地球連邦軍のエリート集団)、エゥーゴ(反地球連邦組織)、アクシズ(ジオン公国残党)の三つ巴の戦いに関する錯綜した物語。17歳の少年、カミーユ・ビダンはエゥーゴに参加し、Zガンダムのパイロットとしてクワトロ・バジーナ(シャア・アズアブル)と共にティターンズと戦う。富野由悠季監督。50話。サンライズ制作。 | |
| ダーティペア | 1985 | 高千穂遙の小説が原作のSFアクション・アニメ。WWWA(世界福祉事業協会)で銀河系の紛争調停員として働く女性2人組、ケイとユリが主人公。26話(25話と26話はTV未放映)。サンライズ制作。劇場版やOVAもあります。 | |
| DRAGON BALL(ドラゴンボール) | 1986- 89 | 週刊少年ジャンプに連載(1984-1995年)された鳥山明の人気マンガ「DRAGON BALL」が原作の冒険活劇アニメ。武道家の少年、孫悟空は、ブルマという名の少女と、7つ集めればどんな願いもかなうという不思議な球、「ドラゴンボール」を探して冒険の旅をしながら、最強の武道家を目指して修行を続ける。ストーリーは基本的に原作のマンガ版に忠実だが、マンガ版にはないアニメオリジナルのエピソードも多数。TVシリーズ第1作「DRAGON BALL」は、孫悟空が第23回天下一武道会でピッコロ大魔王(マジュニア)を倒して優勝し、チチと結婚するまでの顛末を描く。153話。シリーズ・ディレクターは岡崎稔・西尾大介。制作は東映動画。続編のTVシリーズ、「DRAGON BALL Z」(1989-96年放映、291話)、「DRAGON BALL GT」(1996-97年放映、64話)もあります。 | |
| めぞん一刻 | 1986- 88 | 高橋留美子のマンガが原作。一刻館というアパートが舞台のコミカルなラブストーリー。アパートの管理人、音無響子(未亡人)と住人の五代裕作(学生)が主人公。96話。制作はキティ・フィルム。アニメーション制作はスタジオディーン。日本ではアニメ版よりも原作のマンガ版の方が有名。 | |
| 聖闘士星矢 | 1986- 89 | 「聖衣(クロス)」と呼ばれる甲冑を身につけた、「聖闘士(セイント)」と呼ばれる5人の美少年戦士たち、ペガサス/星矢、ドラゴン/紫龍、キグナス/氷河、アンドロメダ/瞬、フェニックス/一輝が主人公の格闘アクションアニメ。車田正美のマンガが原作。色っぽい美少年キャラクターにより多くの女性ファンの人気を獲得した。114話。シリーズディレクターは森下孝三。キャラクターデザインは荒木伸吾・姫野美智。東映動画制作。完全新作のOVAシリーズ「聖闘士星矢 冥王 ハーデス十二宮編」(13話、2003年発売)もあります。 | |
| DRAGON BALL Z(ドラゴンボールZ) | 1989- 96 | TVシリーズ第1作「DRAGON BALL」の紹介文を参照。世界42ヶ国で放映された格闘アクションTVアニメシリーズ。鳥山明のマンガが原作のTVシリーズ第1作「DRAGON BALL」の続編。地上最強の男、孫悟空が主人公。第23回天下一武道会でピッコロ大魔王(マジュニア)を倒してから5年後、悟空はチチと結婚し、息子の孫悟飯が生まれていた。悟空は仲間たちとともに、サイヤ人戦士ベジータや悪の帝王フリーザ等の新たな敵を相手に壮絶なバトルを展開する。291話。シリーズディレクターは西尾大介。制作は東映動画。劇場版も多数あり。続編のTVシリーズ「DRAGON BALL GT」(1996-97放映、64話)もあります。 | |
| らんま1/2 | 1989- 92 | 高橋留美子のマンガが原作のラブ・コメディ/格闘アクション。水を浴びると女に変わってしまう16歳の挌闘家の少年、早乙女乱馬が主人公。161話。キティ・フィルム制作。アニメーション制作はディーン。芝山努他監督。 | |
| 機動警察パトレイバー | 1989- 90 | 「機動警察パトレイバー」OVA版の紹介文を参照。ヴィジュアル・クオリティに関してはOVAや劇場版ほど良くないTVシリーズですが、ストーリーは面白いです。吉永尚之監督。47話。サンライズ制作。 | |
| アイドル天使ようこそようこ | 1990- 91 | オリジナル挿入歌多数のミュージカル風アニメ。東京の渋谷で歌手になることを夢見る少女、田中ようこが主人公。「夢みること」に関するメルヘンチックで哀切な挿話集。原案は首藤剛志。彼の「ミンキーモモ」シリーズと同様に、「夢は過酷な現実の世界と表裏一体」というテーマを含意している。アミノテツロー監督。43話。ビックウエスト・葦プロダクション制作。 | |
| ふしぎの海のナディア | 1990- 91 | ジュール・ヴェルヌの小説「海底2万マイル」を翻案した海洋冒険活劇物語/スチームパンクSF。1889年のパリ万博で、発明マニアのフランス人少年ジャン・ロック・ラルティーグは、サーカスの曲芸師として働くアフリカ出身の少女ナディアに出会う。二人はナディアが身に付けていた宝石「ブルーウォーター」の秘密を探る冒険の旅に出る。庵野秀明総監督。39話。アニメーション制作はGAINAX他。 | |
| おにいさまへ… | 1991- 92 | NHKの衛星放送で放映された、私立の女子校が舞台のシリアスな学園ドラマ。池田理代子の少女マンガ「おにいさまへ…」(1974年連載)が原作。青蘭学園の高等部に入学した少女、御苑生奈々子は、選ばれた生徒のみが入会できる学内の社交クラブ、「ソロリティー」のメンバーに選ばれ、偏愛・崇拝・嫉妬・秘められた親族関係などが渦巻く錯綜した人間関係のなかに巻き込まれてゆく。39話。原作のマンガの古雅で耽美的な世界が、美しい映像と多数の追加エピソードにより見事にアニメ化されている。監督は出崎統。キャラクターデザイン・作画監督は杉野昭夫。アニメーション制作は手塚プロダクション。 | |
| 魔法のプリンセス ミンキーモモ (第2作) | 1991- 92 | TVシリーズ第2作。前半は第1作のリメイクのように見えますが、後半で第1作の続編であることが明らかになります。原案は首藤剛志。湯山邦彦監督。62話。葦プロダクション制作。 | |
| 美少女戦士セーラームーン (第1作) | 1992- 93 | 「魔法少女」アニメの一変種。世界的に有名。武内直子の少女マンガが原作。セーラー服姿の戦士に変身し、地球征服を企む悪の組織ダークキングダムと戦う女子中学生5人組(月野うさぎとその仲間たち)の話。キャラクターデザインが秀逸。5つのTVシリーズの第1作。46話。佐藤順一監督。東映動画制作。続編の「美少女戦士セーラームーンR」や「美少女戦士セーラームーンS」もおすすめ。 | |
| 幽☆遊☆白書 | 1992- 95 | 冨樫義博のマンガが原作のバトルアクションアニメ。中学2年の不良少年、浦飯幽助は子供を助けようとして交通事故で死んだが、生き返って霊界探偵となり、仲間たち(桑原和真、蔵馬、飛影)とともに、魔界の妖怪たちを相手に壮絶な霊能力格闘バトルを展開する。阿部紀之監督。112話。スタジオぴえろ制作。劇場版2作品もあります。 | |
| スラムダンク | 1993- 96 | 井上雄彦作のバスケットボールマンガの最高峰「SLAM DUNK」をアニメ化した作品。原作のマンガ版(1990-98年連載)は全国のバスケ部入部希望者を飛躍的に増大させた人気作で、北米・欧州・アジア各国で翻訳版が出版されている。神奈川県立湘北高校一年の赤い頭の大男、桜木花道は、一目惚れの相手、赤木晴子の勧めでバスケ部に入部したが、主将の赤木剛憲(晴子の兄)による指導と天才ルーキー流川楓とのライバル関係を通じて急速に上達してゆき、全国大会出場を目指して地区予選を戦う湘北チームの主力選手になってゆく。101話。シリーズディレクターは西沢信孝。アニメーション制作は東映動画。劇場版4作品(1994-95年)もあります。 | |
| 機動戦士Vガンダム | 1993- 94 | 「ガンダム」サーガの一つ。民間のレジスタンス組織、リガ・ミリティア(神聖軍事同盟)に所属する13歳の少年、ウッソ・エヴィンがVガンダムの操縦者としてザンスカール帝国の侵略と戦うという話(宇宙世紀0153年)。「母性的な保護/抑圧としての宗教的救済との闘い」のようなものがテーマ。富野由悠季監督。51話。制作はサンライズ。 | |
| 海がきこえる | 1993 | スタジオジブリの若手スタッフによる単発のTVスペシャル。思春期の淡い恋と三角関係のほろ苦い思い出を描いた青春映画。氷室冴子の小説が原作。東京の大学の学生、杜崎拓は高知県の高校で同窓だった武藤里伽子のことを回想する。当時里伽子は両親の離婚が原因で東京から高知に転校してきていた。拓の親友の松野豊は、勉強もスポーツも優秀で美人の里伽子に恋心を抱いていたが、ある日里伽子は父親に会うために拓を連れて東京に旅行する。制作はスタジオジブリ若手制作集団。監督は望月智充。 | |
| 機動武闘伝Gガンダム | 1994- 95 | 「ガンダム」サーガの一つ。富野由悠季監督のシリアスな「宇宙世紀ガンダム」とは異なり、かつて1970年代に「ロボットプロレス」と揶揄された巨大ロボットアニメの原点に立ち帰った、バカバカしくも痛快な「格闘」ロボットアニメ。未来世紀60年、各スペースコロニー国家は全面戦争を避けるために、4年に一度各国代表のファイターとガンダム型のロボットを地球に送り、政治的主導権を争って戦わせる、「ガンダムファイト」という代理戦争システムを運営していた。青年武闘家のドモン・カッシュは、超巨大兵器「デビルガンダム」を強奪して地球に逃亡した兄キョウジを探しながら、スペースコロニー「ネオジャパン」の代表として「シャイニングガンダム」に乗り、第13回ガンダムファイトにおいて世界のガンダムファイターたちと戦う。49話。総監督は今川泰宏。制作はサンライズ。 | |
| 赤ずきんチャチャ | 1994- 95 | 彩花みんの少女マンガが原作のスラップスティックコメディ。魔女になるために魔法の学校に通っている少女、チャチャが主人公。キャラクターがとてもかわいい。辻初樹監督。アニメーション制作はスタジオぎゃろっぷ。74話。OVA版もあります。 | |
| 魔法騎士レイアース | 1994- 95 | 中世的世界を舞台にしたRPGのようなファンタジー風の巨大ロボットアニメ。CLAMPの少女マンガが原作。3人の女子中学生、獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風はセフィーロと呼ばれる異世界に召還され、「魔神」と呼ばれる3体の巨大ロボット(レイアース、セレス、ウィンダム)を操る伝説の「マジックナイト」として世界を救うために戦う。49話。平野俊弘監督。東京ムービー新社制作。ゲーム版(セガサターンのアクションRPG)、OVAシリーズもあります。 | |
| 新世紀エヴァンゲリオン | 1995- 96 | 「ヤマト」や「ガンダム」の精神を継承するSFアニメ。近未来の「第三新東京市」で、14歳の内向的な少年、碇シンジは、汎用人型決戦兵器(巨大な人型ロボット/人造人間)、エヴァンゲリオンを操縦し、「使徒」と呼ばれる正体不明の敵と戦う。極めて高品質の作画・動画。実写映画風の演出。謎めいた物語展開。極度に内面的な心理描写。聖書、精神分析、生命工学からの衒学的な引用…。1990年代の最重要作品であり問題作。アニメ内部の自己批判的な意識の産物。庵野秀明監督。制作はGAINAXとタツノコプロ。26話。劇場版「THE END OF EVANGELION」はTV版の最終2話を改作したもの。 | |
| 新機動戦記ガンダムW | 1995- 96 | 「ガンダム」サーガの一つ。宇宙コロニー出身の5人の少年たち(ヒイロ・ユイ、デュオ・マックスウェル、トロワ・バートン、カトル・ラバーバ・ウィナー、張五飛)が5機のガンダム(ウィングガンダム、ガンダムデスサイズ、ガンダムヘビーアームズ、ガンダムサンドロック、シェンロンガンダム)を操縦し、地球圏統一連合軍の秘密結社OZの軍事独裁と闘う(アフター・コロニー195年)。池田成監督。49話。サンライズ制作。OVAシリーズ(続編)もあります。 | |
| ふしぎ遊戯 | 1995- 96 | 渡瀬悠宇の少女マンガが原作の幻想的な恋愛物語。中学3年生の夕城美朱は親友の本郷唯と共に古代中国の本の中の異世界に迷い込んでしまう。美朱は紅南国を救うために「朱雀七星士」と呼ばれる7人の男の守護者たちの助けによって「朱雀の巫女」となるが、唯が「青龍の巫女」になっていた隣国の倶東国と戦争状態になる。亀垣一監督。52話。スタジオぴえろ制作。OVAシリーズ(続編)もあります。 | |
| スレイヤーズ | 1995 | 剣と魔法の世界が舞台の冒険ファンタジー/スラップスティックコメディ。強力な攻撃魔法を操る魔道士の少女、リナ=インバースが主人公。原作は神坂一(オリジナルストーリー)・あらいずみるい(マンガ)。渡部高志監督。アニメーション制作はイージーフィルム。26話。続編のTVシリーズ、OVA、劇場版もあります。 | |
| 天地無用! | 1995 | 「天地無用!」OVA版の紹介文を参照。多分このTV版の方がOVA版より分かり易くて一般向き。ねぎしひろし監督。26話。AIC制作。 | |
| 愛天使伝説ウェディングピーチ | 1995- 96 | 「美少女戦士セーラームーン」に良く似た路線の少女アニメ。ロマンティックなラブストーリー。中学校の新聞部に所属する少女、花咲ももこは、「愛天使」ウェディングピーチに変身し、悪魔族と戦う。51話。湯山邦彦監督。アニメーション制作はケイエスエス。OVAシリーズもあります。 | |
| 天空のエスカフローネ | 1996 | 少女マンガ風のファンタスティックなロボットアニメ。女子高生の神埼ひとみは、中世の世界のような異世界「ガイア」で、「ガイメレフ」と呼ばれる巨大ロボット兵器の一種「エスカフローネ」を操縦してザイバッハ帝国の侵略と戦うファーネリア王国の王子、バァン・ファーネルと出会う。スーパーバイザーは河森正治。赤根和樹監督。26話。サンライズ制作。劇場版もあります。 | |
| 機動新世紀ガンダムX | 1996 | ガンダムシリーズの1作。地球とスペースコロニーの全面戦争から15年後。15年前に地球連邦軍のニュータイプ少年兵だったジャミル・ニートは、戦艦「フリーデン」に乗り、廃棄された軍事施設や兵器から物資を漁って売りさばく「バルチャー」として生活していたが、ニュータイプの軍事利用に反対し、彼等を保護するため、ニュータイプを探す旅を続けていた。戦災孤児の少年、ガロード・ランは、ニュータイプの少女、ティファ・アディールと出会ったことが機縁でフリーデンの一員となり、やがて彼等は新連邦、独立小国家、宇宙革命軍間の武力紛争に巻き込まれてゆく。39話。富野由悠季監督の「宇宙世紀」ガンダムシリーズとの直接のつながりはないが、ファーストガンダムの後日談とも捉えられるシリアスなストーリー。結末部では「ニュータイプ」という概念がガンダムシリーズ自体の隠喩となっており、ガンダムという作品とそれを取り巻く状況を反省するかのようなメタフィクション的な意味が読みとれる。監督は高松信司。アニメーション制作はサンライズ。 | |
| 機動戦艦ナデシコ | 1996- 97 | 「マクロス」シリーズに似たSFアニメ。木星から襲来する侵略者と戦う宇宙戦艦、ナデシコの話。SF、巨大ロボット、宇宙戦争、美少女、ラブ・ストーリー、ドラマ、コメディなどのさまざまなアニメ的要素の集大成。劇中劇アニメ「ゲキガンガー3」は1970年代の熱血ロボットアニメの精巧なパロディ。佐藤竜雄監督。26話。XEBEC制作。劇場版もあります。 | |
| 少女革命ウテナ | 1996- 97 | 「美少女戦士セーラームーン」シリーズの幾原邦彦監督によるカルト・アニメ。観念的で暗喩的な、アングラ劇場のようなフィルム。鳳学園の中等部の生徒で男装の少女、天上ウテナは、「薔薇の花嫁」と呼ばれる謎めいた少女、姫宮アンシーを巡って剣で戦う奇妙な決闘に巻き込まれる。「新世紀エヴァンゲリオン」と同様に、高度に批評的な作品。39話。アニメーション制作はJ.C.STAFF。劇場版もあります。 | |
| 逮捕しちゃうぞ (第1作) | 1996- 97 | 「逮捕しちゃうぞ」OVA版の紹介文を参照。藤島康介のマンガが原作のTVシリーズ第1作。カー/バイク・アクション、コメディ、ラブストーリー等々。51話(最初の4話はOVAシリーズの編集版)。わたなべひろし・西村純二監督。スタジオディーン制作。TVシリーズ第2作もあります。 | |
| 魔法少女プリティサミー | 1996- 97 | 「天地無用!」シリーズから派生した副産物。「魔法少女」アニメのパロディ。小学生の少女、河合砂沙美が魔法少女プリティサミーに変身し、もう一人の邪悪な魔法少女、ピクシィミサと戦う。秋山勝仁監督。26話。AIC制作。OVA版もあります。 | |
| こどものおもちゃ | 1996- 98 | 小花美穂の少女マンガが原作。速いテンポのスラップスティック・コメディ。ストーリーとテーマはとてもシリアス。子役タレントをやっている12歳の少女、倉田紗南が主人公。大地丙太郎監督。アニメーション制作はスタジオぎゃろっぷ。102話。 | |
| はいぱーぽりす | 1997 | MEE(みいくん)のマンガが原作のポリスアクション/ラブコメディ。人間と魔物が共存する未来の東京が舞台。犯罪者を追うバウンティハンターのグループの一員として働く猫又ハーフの少女、笹原夏姫が主人公。大森貴弘監督。キャラクターデザインは後藤圭二(「機動戦艦ナデシコ」キャラクターデザイン、作画監督)。25話。アニメーション制作はスタジオぴえろ。 | |
| 新 天地無用! | 1997 | 「天地無用!」OVA版の紹介文を参照。「天地無用!」シリーズのTV版第2作。東京で一人暮らしを始めた柾木天地は、高校で神代佐久耶という名の少女に出会う。TV版第1作の方が出来が良かったと思うんですが…。熱狂的な天地ファンにのみおすすめ。高本宣弘監督。26話。AIC制作。 | |
| 勇者王ガオガイガー | 1997- 98 | サンライズの「勇者」シリーズ(低学年男児向けの巨大ロボットアニメ)の傑作であり最終作。地球外知的生命体の侵攻と戦う秘密防衛組織、GGG(Gutsy Geoid Guard/スリーG)の物語。GGGのメンバーであるサイボーグの青年、獅子王凱はメカと融合してスーパーメカノイド「ガオガイガー」となり、「ゾンダー」と呼ばれる敵の機械生命体と戦う。米たにヨシトモ監督。49話。続編のOVAシリーズもあります。 | |
| 剣風伝奇ベルセルク | 1997- 98 | 三浦建太郎の長編ダークファンタジー/バイオレンスアクション漫画「ベルセルク」の序章の部分を忠実にアニメ化した作品。原作のマンガ版は必読の傑作。舞台は中世ヨーロッパのような異世界。剣士のガッツは、カリスマ的な指導者グリフィスが率いる傭兵団「鷹の団」の一員となる。鷹の団はミッドランド王国の正規軍としてチューダー帝国との百年戦争を終結させ、グリフィスは王国の貴族の地位を得るが、ガッツの退団を契機に失脚したグリフィスは鷹の団の団員を生贄にして「ゴッドハンド」の一人「フェムト」に転生してしまう。25話。高橋ナオヒト監督。アニメーション制作はOLM。 | |
| 永久家族 ETERNAL FAMILY | 1997- 98 | 森本晃司(「MEMORIES/彼女の想いで」、「音響生命体ノイズマン」、「アニマトリックス/ビヨンド」監督)とスタジオ4℃が手掛けた短編映画。全53話(計29分)がNTTPCコミュニケーションズのインターネット接続サービス「InfoSphere」の連続TVCMとして放映された。偽の記憶を与えられ、カプセルホームの中で一つの家族として共同生活する、互いに縁もゆかりもない6人の男女が主人公。彼らの日常生活は、サイバースペース内の「チャンポンシティ」でリアルなホームドラマとしてTV中継されている。シュールでファンキーな映像が連続する異色作。監督・キャラクタデザイン・世界観設定は森本晃司。BEYOND C.制作。 | |
| serial experiments lain | 1998 | コンピュータ・ネットワークにおける現実感の喪失、自己同一性の危機のテーマを扱った神秘的なサイコ・ホラー・アニメ。自殺した学友からEメールを受け取った女子中学生、岩倉玲音は、「ワイアード」と呼ばれるサイバースペース上でもう一人の自分に出会う。ハイテク神秘主義(C.G.ユングの集合無意識、デイヴィッド・ボームの内蔵秩序、または霊界としてのサイバースペース)への批判的考察を含む、難解でミステリアスだが思慮深いフィルム。中村隆太郎監督。13話。トライアングルスタッフ制作。ゲーム版(プレイステーション)もあります。 | |
| カウボーイビバップ | 1998- 99 | 2071年の太陽系が舞台のクールなSFアクション/ドラマ。主人公は惑星間航行船ビバップ号の乗組員の賞金稼ぎ4人組―スパイク・スピーゲル(ジークンドーの名手)、ジェット・ブラック(元警官)、フェイ・ヴァレンタイン(謎の女)、エド(ハッカー少女)。「ルパン三世」を好む方におすすめ。渡辺信一郎監督。26話。サンライズ制作。劇場版もあります。 | |
| トライガン | 1998 | 内藤泰弘のマンガが原作のSF/銃撃アクションアニメ。未来の植民惑星が舞台。超人的なガンマン、ヴァッシュ・ザ・スタンピードは、決して人を殺さない絶対的な平和主義者として様々な事件に立ち向かう。前半は西部劇風の人情話。ヴァッシュとその宿命の敵、ミリオンズ・ナイヴズが操る殺人者集団Gung-Ho-Gunsとの戦いを描いた後半は、人の命と死に関するシリアスな話。西村聡監督。アニメーション制作はマッドハウス。26話。 | |
| 星方武侠アウトロースター | 1998 | 未来の宇宙時代が舞台のSF冒険活劇アニメ。賞金稼ぎの青年、ジーン・スターウィンドは相棒の少年、ジム・ホーキングと何でも屋の「スターウィンド&ホーキング商会」を経営していたが、宇宙船アウトロースター号に乗り、宇宙海賊と戦いながら、人工生命体の少女メルフィナと「銀河の龍脈」と呼ばれる宝の謎を探る。本郷みつる監督。マンガ版は伊東岳彦。サンライズ制作。26話(第16話と23話はTV未放映)。 | |
| アキハバラ電脳組 | 1998 | 近未来の東京、アキハバラが舞台のオカルトSF/コメディ。錬金術師/科学者の秘密結社、「薔薇十字団」の企てにより、「ディーヴァ」と呼ばれる「機動女神」(不死身の戦士)を召喚する能力を得た少女たちのグループ(花小金井ひばりとその学友)の話。ふじもとよしたか監督。ヴィジュアルディレクターはことぶきつかさ。アニメーション制作は葦プロダクション。26話。劇場版もあります。 | |
| カードキャプターさくら | 1998- 2000 | CLAMPの少女マンガが原作。この世に災いをもたらす魔法のカードを捕獲する少女、木之本桜が主人公。浅香守生監督。アニメーション制作はマッドハウス。第1部「クロウカード編」は46話、第2部「さくらカード編」は24話。2つの劇場版があります。北米でTV放送された「Cardcaptors」はこのシリーズを大幅に編集したもの。 | |
| 彼氏彼女の事情 | 1998- 99 | 津田雅美の少女マンガが原作の学園ラブコメディ。女子高生の宮沢雪野は極度の見栄っ張りのために学校では優等生を演じていたが、自分に似た優秀な学生、有馬総一郎と恋に落ちてから、本来の自分に戻ろうと決心する。庵野秀明監督。26話。制作はJ.C.STAFFとGAINAX。 | |
| ベターマン | 1999 | 深夜枠に放送されたSFホラー・アクション・アニメ。「勇者王ガオガイガー」のスタッフによる作品。TVアニメシリーズ初のビスタサイズ画面。「アルジャーノン」と呼ばれる集団怪死現象と、怪獣のような生物に変身する謎の人型生命体、「ベターマン」に関する物語。米たにヨシトモ監督。26話。サンライズ制作。 | |
| おジャ魔女どれみ (第1作) | 1999- 2000 | 笑いあり涙ありの良質な女児向けアニメ。魔女見習いの女子小学生、春風どれみが主人公。原作は東堂いずみ(マンガはたかなししずえ)。監督は佐藤順一(「美少女戦士セーラームーン」シリーズ初代監督)。東映アニメーション制作。TVシリーズ第1作。51話。続編もおすすめ。 | |
| 無限のリヴァイアス | 1999- 2000 | 極限状態で生き延びようとする少年少女たちの集団を描いたSF/政治ドラマ。23世紀、太陽フレアの異常放射により太陽系の半分が「ゲドゥルト」と呼ばれる高温・高圧のプラズマの海に沈んでいた。16歳の少年、相葉昂治とその仲間たち、総勢487人の航宙士訓練生は、「リヴァイアス」と呼ばれる巨大な戦艦で敵の攻撃と戦い、共同生活をしながら宇宙を漂流する。谷口悟朗監督。26話。サンライズ制作。 | |
| ∀ガンダム (ターンAガンダム) | 1999- 2000 | 「ガンダム」サーガの一つ。「黒歴史」と呼ばれる宇宙戦争の時代を経て文明が産業革命の段階に退歩した遠い未来の地球(正暦2345年)が舞台。月の移民者たち、ムーンレィスは月の女王ディアナ・ソレルと共に地球への帰還を試みるが、地球の自警軍、ミリシャと戦争状態に突入する。17歳のムーンレィスの少年、ロラン・セアックは、ミリシャの一員、「∀ガンダム」(「黒歴史」の遺物)のパイロットとして戦いながら、地球人とムーンレィスの平和共存の道を探る。50話。富野由悠季監督。サンライズ制作。劇場版「∀ガンダムI 地球光/II 月光蝶」(2002年)はこのTVシリーズの再編集版(新作画映像の追加あり)。 | |
| 今、そこにいる僕 | 1999- 2000 | 宮崎駿の傑作「未来少年コナン」をより現実的で過酷にしたような、シリアスな冒険活劇/ハードファンタジー・アニメ。14歳の日本人少年、松谷修造(通称シュウ)は50億年後の地球にタイムスリップしてしまう。そこでは独裁者ハムドが軍事国家ヘリウッドを支配し侵略戦争を行っていた。少年兵が虐殺を犯し、女性が兵士の子を産むことを強制されるその地獄のような世界で、シュウはヘリウッドに拉致された謎の少女、ララ・ルゥを救い出そうとする。大地丙太郎監督。13話。アニメーション制作はAIC。 | |
| THEビッグオー | 1999- 2000/ 2003 | 米国のカートゥーンアニメ(「バットマン」等)、1960-70年代の米国のTVドラマシリーズ、日本の昔の特撮ヒーロー物(「ジャイアントロボ」、「ウルトラマン」シリーズ等)に影響された、クラシカルでスタイリッシュなSF/巨大ロボットアニメ。記憶(過去の歴史や技術)を喪失した未来の街、パラダイム・シティが舞台。ネゴシエイター(交渉人)として働く男、ロジャー・スミスは、過去の超テクノロジーが生み出した「メガデウス」と呼ばれる巨大ロボットの一種、「ビッグオー」を操り、様々な事件を解決する。ファーストシーズンは全13話。ファーストシーズンが米国のカートゥーンネットワークで放映され続編を求める声が殺到したため、3年後にセカンドシーズン(14-26話)が制作された。監督は片山一良。脚本は小中千昭。サンライズ制作。 | |
| ラブひな | 2000 | 赤松健のマンガが原作のラブコメディ。東大入学を目指す予備校生、浦島景太郎は、温泉街にある露天風呂付きの女子寮(元旅館)「ひなた荘」の管理人となり、住人で同じく東大を目指す学生の成瀬川なると恋仲になる。岩崎良明監督。アニメーション制作はXEBEC。25話(第25話はTV未放映)+TV特番2本。OVAシリーズもあります。 | |
| ヴァンドレッド | 2000 | 「マクロス」シリーズや「機動戦艦ナデシコ」に似たSFメカアクション/ラブコメディ。男だけの軍事国家、タラーク星出身の16歳の機械工、ヒビキ・トカイは、女だけの国家、メジェール星出身の女海賊集団に出会う。ヒビキと女海賊たちは宇宙戦艦「ニル・ヴァーナ」で共同生活をしながら未知の敵の攻撃と戦う。「ヴァンドレッド」はタラークのパワードスーツ「蛮型/ヴァンガード」とメジェールの戦闘機「ドレッド」が合体した戦闘メカ。3DCGを駆使したメカアクションがかっこいい。13話。もりたけし監督。制作はGONZO。続編(the second stage)もあります。 | |
| NieA_7 (ニア アンダーセブン) | 2000 | 衛星放送局のWOWOWで2000年に放映されたSFホームコメディアニメ。異星人が地球に移住し地球人とともに生活している未来の世界の日本が舞台。下町の銭湯「荏の花湯」に下宿し、アルバイトをしながら東京の予備校に通う極貧の予備校生、茅ケ崎まゆ子と、なぜかまゆ子の部屋に居候している、「_7」(地球に対する貢献度によるランク付けの最下層)の烙印を押された異星人の少女、ニアが主人公。馬鹿馬鹿しい笑いとしみじみとした叙情性を併せ持ったユニークなアニメ。原案はgK(ジェロニモ本郷と糞先生)。オリジナルキャラクターデザインは安倍吉俊(「serial experiments lain」オリジナルキャラクターデザイン)。監督・脚本は佐藤卓哉。13話。アニメーション制作はトライアングルスタッフ。安倍吉俊とgKによるマンガ版もあります。 | |
| スクライド | 2001 | 「無限のリヴァイアス」を手がけた谷口悟朗(監督)・黒田洋介(脚本)のコンビによるSF格闘アクションアニメ。21世紀初頭の近未来、大地殻隆起現象により神奈川県の一部が日本本土から隔絶され、「ロストグラウンド」と呼ばれる孤島と化し、ロストグラウンドで生まれた一部の人々は、物質を分解し別のものに再構成する特殊能力、「アルター」を発達させていた。二人のアルター使いの少年、カズマ(ロストグラウンドの未開発地区生まれ)と劉鳳(りゅうほう。対アルター能力者特殊部隊、HOLY(ホーリー)の隊員)は激しく対立し、互いのアルターをぶつけ合って熱い戦いを繰り広げる。26話。アニメーション制作はサンライズ。マンガ版(シナリオ:黒田洋介、作画:戸田泰成)もあります。 | |
| ジャングルはいつもハレのちグゥ | 2001 | 女流マンガ家の金田一蓮十郎のマンガ「ジャングルはいつもハレのちグゥ」(1996-2009年「月刊少年ガンガン」連載。タイトルは2003年に「ハレグゥ」に改題)が原作のTVアニメシリーズ。ジャングルが舞台のシュールなスラップスティック・コメディー。母親のウェダとジャングルに住む少年、ハレは正体不明の孤児の少女、グゥを筆頭とする周囲の人々の奇行に振り回される。グゥは、何でも飲み込んで体内の空間に収める、巨大化するなどの人間離れした能力を持つ少女。26話。シリーズ構成は横手美智子。監督は水島努(「クレヨンしんちゃん」のTVシリーズ・劇場版で演出・絵コンテを担当)。アニメーション制作はシンエイ動画。続編のOVA、「ジャングルはいつもハレのちグゥ デラックス」(2002-2003年)、「ジャングルはいつもハレのちグゥ FINAL」(2003-2004年)もあります。 | |
| NOIR(ノワール) | 2001 | ハードボイルドな銃撃アクション。フィルム・ノワール調のペシミスティックな犯罪映画。コードネーム「Noir」を名乗り裏世界で暗殺者として働く二人組の少女、ミレイユ・ブーケ(コルシカのマフィア出身のフランス人)と夕叢霧香(日本名を持つ記憶を喪った少女)が、「ソルダ」と呼ばれる謎の秘密組織と戦う。原案・脚本は月村了衛。監督は真下耕一。26話。アニメーション制作はビィートレイン。 | |
| まほろまてぃっく | 2001 | 中山文十郎(作)・ぢたま某(画)のマンガが原作のSF/ラブコメディ。かつて外宇宙から来た異星人の侵略兵器と戦う戦闘用アンドロイドだった少女、まほろは、住み込みのメイドとなり、両親を失い一人暮しをしていた中学2年の少年、美里優と同居生活を始める。良くも悪くも原作のマンガ版に忠実な作品。12話。監督・脚本は山賀博之。制作はGAINAXとシャフト。続編のTVシリーズもあります。 | |
| 爆転シュート ベイブレード (第1作) | 2001 | 「爆転シュート ベイブレード」は玩具メーカーのタカラが開発した子供向けのコマ玩具で、五つのパーツ(ビットチップ、アタックリング、ウェイトディスク、スピンギア、ブレードベース)を組み換えることによりカスタマイズが可能な進化型ベーゴマ。TVアニメシリーズは青木たかおのマンガ版が原作で、日本と韓国の共同制作。韓国版タイトルは「トップブレード」。ベイブレードのプレイヤー(ベイブレーダー)である小学生の木ノ宮タカオとその競争相手たちが、世界一のベイブレーダーを目指して白熱の「ベイバトル」を展開する。51話。アニメーション制作はマッドハウス。続編のTVシリーズ、劇場版、ゲーム版各種(ゲームボーイ他)もあります。 | |
| アベノ橋魔法☆商店街 | 2002 | GAINAX企画・原作のSFスラップスティック・コメディー。大阪下町のアベノ橋商店街に住む少年、今宮聖志(サッシ)と幼なじみの少女、朝比奈あるみが、ファンタジーRPG、SF、香港カンフー、恐竜世界、ハードボイルド、学園ラブコメ等々、様々なアベノ橋魔法商店街が存在するパラレルワールドに次々に迷い込んでしまう。安倍晴明の陰陽道を一種の神秘的な科学技術に見立てたユニークな設定。13話。各エピソードはアニメ(1970年代のロボットアニメ、機動戦士ガンダム、新世紀エヴァンゲリオン他)、マンガ(巨人の星、ドラえもん、北斗の拳、ドラゴンボール他)、特撮(ウルトラマンシリーズ他)、ゲーム(ドラゴンクエストシリーズ、To Heart、センチメンタルグラフティ、Kanon等の恋愛ゲーム)、映画(2001年宇宙の旅、スター・ウォーズ、ターミネーター、遊星からの物体X、シャイニング、激突!、インディ・ジョーンズ、タイタニック、バック・トゥ・ザ・フューチャー他)等のパロディーが満載。弾けたアクションあふれる高品質の作画が見どころ。原案・監督は山賀博之。シリーズ演出は小島正幸。ストーリー構成はあかほりさとる・山賀博之。キャラクター原案は鶴田謙二。アニメーションキャラクター・作画監督は平松禎史。アニメーション制作はマッドハウス。マンガ版(鶴田謙二、出口竜正)、小説版(あかほりさとる)もあります。 | |
| あずまんが大王 THE ANIMATION | 2002 | 個性豊かな女子高生たちの日常生活を描いた、能天気でのんびりとしたコメディ。あずまきよひこの人気4コママンガ、「あずまんが大王」(「月刊コミック電撃大王」連載、1999-2002年)が原作。メインキャラクターは、女子高生7人〜美浜ちよ(10歳で高校に入学した天才少女)、春日歩(おっとり。通称「大阪」)、滝野智(元気)、水原暦(冷静。通称「よみ」)、榊(大柄で寡黙。動物好き)、かおりん(榊さん好き)、神楽(スポーツ万能)〜と教師たち、谷崎ゆかり(型破りな女英語教師)、黒沢みなも(女体育教師。通称「にゃも」)、木村先生(古文の先生。怪しい男)。26話。監督は錦織博。プロデュースはGENCO。アニメーション制作はJ.C.STAFF。TVシリーズ放映開始前の2001年に公開された劇場用短編映画(5分)もあります。 | |
| ギャラクシーエンジェル(第2期) | 2002 | 2001年にケーブルTVで放送されたTVシリーズ第1期(26話)に続き、地上波TVで放送された第2期(18話)。美少女キャラクター中心のSFドタバタコメディ。星間国家、トランスバール皇国の特殊部隊、「エンジェル隊」に所属する5人のメンバー(全員女性)〜ミルフィーユ・桜葉(17歳。明るくてお気楽。料理好き)、蘭花・フランボワーズ(18歳。強気で押しが強い。拳法の達人)、ミント・ブラマンシュ(16歳。財閥のお嬢様。コスプレ好き)、フォルテ・シュトーレン(22歳。姐御肌。ガンマニア)、ヴァニラ・H(アッシュ)(13歳。ヒーリング能力を持つ無口な少女)〜が主人公。企画・原作はブロッコリー。監督は浅香守生・大橋誉志光。アニメーション制作はマッドハウス。TVアニメシリーズ第3期・第4期、PCゲーム版、TVゲーム版、マンガ版、小説版もあります。 | |
| ラーゼフォン | 2002 | 「新世紀エヴァンゲリオン」によく似た神秘主義的なSF/巨大ロボットアニメ。2027年、東京は謎の侵入者MUに占拠され、外部から隔絶したドーム型の空間「TOKYO JUPITER」を形成していた。「ラーゼフォン」と呼ばれる巨大な人型の超兵器と一体化しTOKYO JUPITERを脱出した17歳の高校生、神名綾人は、対MU戦略研究機関TERRAの一員としてラーゼフォンを操縦し、「ドーレム」と呼ばれるMUの超兵器と戦う。26話。監督はデザイナー/イラストレーターとして知られる出渕裕(「機動警察パトレイバー」メカニックデザイン他)。原作はBONES・出渕裕。アニメーション制作はボンズ。劇場版「ラーゼフォン 多元変奏曲」(2003年)もあります。 | |
| .hack//SIGN(ドットハック・サイン) | 2002 | 架空のネットワークゲーム「The World」の世界観を中核としてバンダイ・グループが展開するマルチメディア・プロジェクト、「.hack」の一環として制作されたTVアニメシリーズ。ファンタジーRPG風の仮想オンラインゲーム「The World」内で「司」という名の少年キャラクターを演じる少女が主人公。ある日ゲーム世界からログアウトできなくなってしまった司は、「The World」内での仲間たちとの出会いと交流を経て、現実世界への帰還を試みる。25話+TV未放映の番外編1話。キャラクター原案は貞本義行(「新世紀エヴァンゲリオン」)。脚本は伊東和典(「機動警察パトレイバー」)。監督は真下耕一(「NOIR」)。アニメーション制作はビィートレイン。OVA同梱のプレイステーション2用ゲーム(RPG)シリーズ「.hack」、小説版、マンガ版、TVシリーズ第2作「.hack//黄昏の腕輪伝説」(2003年)もあります。 | |
| 灰羽連盟 | 2002 | 安倍吉俊(「serial experiments lain」「NieA_7」キャラクターデザイン)が同人誌として出版したマンガ「オールドホームの灰羽達」(2000/2001年発行)が原作のファンタジードラマ。頭上に光輪を持ち、背中に灰色の羽が生えた、「灰羽」と呼ばれる天使でも人間でもない不思議な存在として生まれ変わった少女たちの物語。灰羽たちは前世の記憶を失っており、周囲を壁に囲まれ外界から隔絶した「グリ」と呼ばれる街で働いて暮らしている。13話。原作・脚本は安倍吉俊。監督はところともかず。アニメーション制作はRADIX。 | |
| プリンセスチュチュ | 2002- 2003 | バレエの音楽とモチーフをふんだんに引用した、コミカルでシュールでシリアスなファンタジーアニメ。お話と現実が入り交じった不思議な世界が舞台。芸術学校の金冠学園でバレエを学んでいる少女、あひるは、本当は鳥のアヒルにすぎない存在だった。あひるは年長の少年、みゅうとに憧れていたが、みゅうとは実は作家のドロッセルマイヤーが書いた物語「王子と鴉」の王子で、大鴉との戦いで心を失っていたことを知る。あひるはバレリーナの「プリンセスチュチュ」に変身し、みゅうとの失われた心のかけらを取り戻そうとする。原案・キャラクターデザイン・総作画監督は「美少女戦士セーラームーン」シリーズ他で知られるアニメーターの伊藤郁子。監督は河本昇悟。総監督は佐藤順一。アニメーション制作はハルフィルムメーカー。26話。バレエやクラシック音楽、「少女革命ウテナ」を好む方におすすめ。 | |
| 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX | 2002- 2003 | 士郎正宗のマンガが原作の劇場版「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」から7年後に制作された、完全オリジナル・ストーリーの新作TVシリーズ。電子ネットワークが世界中を覆い、人々が電脳化・義体(サイボーグ)化した近未来、2030年の日本が舞台。内務省直属の独立部隊、公安9課、通称「攻殻機動隊」の女性サイボーグ、草薙素子(少佐)とその他の隊員たちが、電脳犯罪、政治家の汚職、凶悪殺人、暗殺などの様々な事件に取り組む。「芸術映画」風だった押井守監督の劇場版とは異なり、警察アクション/刑事ドラマとして楽しめる、知的かつ娯楽的な作品。衛星デジタル放送の有料TV(スカイパーフェクTV!)にて放映された、ハイビジョン・フルデジタル映像、5.1チャンネルサラウンド音声による超高品質のTVシリーズ。26話。原作・協力は士郎正宗。監督は神山健治。制作はプロダクションI.G。続編のTVシリーズ「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」(2004-2005年、神山健治監督)もあります。 | |
| 宇宙のステルヴィア | 2003 | 未来の太陽系が舞台のSF学園ドラマ。超新星爆発による電磁波と放射線で地球が壊滅的な被害を受けてから189年後の西暦2356年。15歳の少女、片瀬志麻(愛称「しーぽん」)は「ファウンデーション」と呼ばれる宇宙ステーションの一つ、「ステルヴィア」の宇宙学園に入学し、パイロット志望の予科生として、第2の災厄(超新星からの衝撃波)から太陽系を守るためのプロジェクト、「グレートミッション」に参加する。26話。原作はXEBEC。監督・シリーズ構成は佐藤竜雄(「機動戦艦ナデシコ」監督)。キャラクターデザインはうのまこと(「ラブひな」キャラクターデザイン)。アニメーション制作はXEBEC。マンガ版、ゲーム版(PS2、GBA)もあります。 | |
| 鋼の錬金術師 | 2003- 2004 | 女流マンガ家の荒川弘(あらかわひろむ)のマンガ(2001年「月刊少年ガンガン」連載開始)が原作のTVアニメシリーズ。錬金術が発達した異世界が舞台のファンタジー活劇だが、生と死の問題などの重いテーマを扱ったシリアスな政治劇でもある作品。エドワード・エルリック少年(エド)と弟のアルフォンス(アル)は、亡くなった母親を蘇らせようとして禁じられた人体練成を試みるが、練成に失敗し、エドは左足を、アルは身体のすべてを失ってしまう。自らの右腕と引替えに弟の魂を鎧の中に定着させることに成功したエドは、右腕と左足を「機械鎧(オートメイル)」と呼ばれる義肢に変え、失われた身体を取り戻すため、弟のアルとともに「賢者の石」を探し求めて旅に出る。アニメ版は設定や物語展開が原作のマンガ版とは異なる。51話。監督は水島精二。ストーリーエディターは會川昇。アニメーション制作はボンズ。「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」(2005年公開)はTVシリーズの続編。 | |
| R.O.D -THE TV- | 2003- 2004 | OVAシリーズ「R.O.D -READ OR DIE-」の紹介文を参照。マンガ・小説・OVAのメディアミックス作品「R.O.D」の新作TVシリーズ。紙を自在に操る特殊能力を持つ三姉妹、ミシェル・チャン、マギー・ムイ、アニタ・キングが主役の「文系」スパイアクションアニメ。読子・リードマン(OVA版の主人公)が失踪してから数年後の物語。前半はホームコメディ風で、香港で「三姉妹探偵社」を運営していたミシェル・マギー・アニタの三人組が来日し、女流小説家の菫川ねねねと同居生活を始める顛末を描く。三姉妹と読子が大英図書館の陰謀と戦う後半は、シリアスで悲劇的なドラマ展開。OVA版と比べてもそれほど遜色のない、ハイクオリティなTVアニメ。26話。原作・脚本は倉田英之。監督は舛成孝ニ。アニメーション制作はJ.C.STAFF。 | |
| プラネテス | 2003- 2004 | 人々が月面や宇宙ステーションで働き、生活する未来(西暦2075年)が舞台のリアルなSFドラマ。幸村誠のマンガ(1999年-2004年、週刊「モーニング」連載)が原作。主人公は、国際宇宙ステーション内にある宇宙開発企業、テクノーラ社のデブリ課に所属し、「デブリ」と呼ばれる宇宙のゴミを回収する職業宇宙飛行士として働く25歳の日本人青年、星野八郎太(通称「ハチマキ」)。ハチマキはデブリ課に配属された新人、田名部愛の指導を担当する。当初は衝突していたハチマキとタナベだったが、2人は様々な経験を経た後に、次第に親密な関係になってゆく。宇宙時代を生きるサラリーマンの生活と恋愛、宇宙開発をめぐる南北格差の問題とテロリズム、木星往還宇宙船の計画など、現実感と社会性のある題材を取り扱った、優れた人間ドラマ。原作は幸村誠。脚本は大河内一楼。キャラクターデザインは千羽由利子。監督は谷口悟朗。26話。アニメーション制作はサンライズ。 | |
| カレイドスター | 2003- 2004 | 「美少女戦士セーラームーン」「おジャ魔女どれみ」を監督した佐藤順一によるオリジナルのTVアニメシリーズ(全51話)。舞台の花形スターを目指す少女が主人公の感動的な青春サクセスストーリー。アメリカに「カレイドステージ」という、サーカスとミュージカル、マジックショーを組み合わせたようなエンターテインメントショーがあった(カレイドステージの設定は、カナダのエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」を参考にしている)。16歳の日本人の少女、苗木野そらはカレイドステージに入団し、様々な試練を乗り越えて、カレイドステージの花形「カレイドスター」へと成長してゆく。美内すずえの「ガラスの仮面」、または山本鈴美香の「エースをねらえ!」等の「スポ根」作品のような王道のストーリー展開と、サーカスのアクロバティックな体技を描く躍動的なアニメーションが見どころ。第1部「カレイドスター」は全26話。27話から最終話(51話)までは副題「新たなる翼」を追加し、第2部「カレイドスター 新たなる翼」として放送された。原案・監督は佐藤順一(第2部の監督は佐藤順一・平池芳正)。アニメーション制作はGONZO DIGIMATION。OVA3作品、「カレイドスター 新たなる翼 -EXTRA STAGE-『笑わない すごい お姫様』」(第52話、2004年)、「カレイドスター Legend of phoenix -レイラ・ハミルトン物語-」(第53話、2006年)、「カレイドスター ぐっどだよ! ぐぅーっど!」(2006年)もあります。 | |
| 妄想代理人 | 2004 | 映画「PERFECT BLUE」、「千年女優」、「東京ゴッドファーザーズ」の監督、今敏による初のTVアニメシリーズ。現実と妄想が混在する世界が舞台の異色サイコ・サスペンス。キャラクターデザイナーの鷺月子は、金色のバットを持った少年に襲われたと警察に供述したが、刑事の猪狩慶一は事件が彼女の自作自演ではないかと疑っていた。しかしその後、月子の周囲の人々が「少年バット」と呼ばれるその正体不明の通り魔に次々と襲われてゆく。「精神的外傷に対する防衛機制としての妄想」をテーマに、現代日本社会の「心の闇」をユーモラスかつ批評的に描いた傑作。13話。原作・総監督は今敏。キャラクターデザインは安藤雅司(映画「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」作画監督)。アニメーション制作はマッドハウス。音楽は平沢進。 | |
| げんしけん | 2004 | 木尾士目のマンガ(2002年より月刊「アフタヌーン」で連載)が原作のTVアニメシリーズ。原作はオタクの大学生活をリアルに描いたコメディー/ドラマ。椎応大学の新入生、笹原完士はマンガ・アニメ・ゲームの同好会「現代視覚文化研究会」(略称「現視研」)に入会する。笹原の同級生の高坂真琴はルックスもファッションセンスも良く一見オタクには見えないが、実は濃いオタクで、彼も現視研に入会する。高坂の幼馴染で恋人の春日部咲(非オタク)は、高坂にオタクの趣味をやめさせたいと思い、高坂とともに現視研の部室に頻繁に出入りするようになる。12話。監督は池端隆史。アニメーション制作はパルムスタジオ。制作はジェンコ。現視研のメンバーたちが好きなアニメ「くじびきアンバランス」は架空のTVアニメシリーズ(アニメ内アニメ)だが、3話分(1話・21話・25話)が実際にフィルム化され、「げんしけん」のDVDボックスの映像特典としてリリースされた。 | |
| ローゼンメイデン(TVシリーズ第1期) | 2004 | 女流マンガ家2人組、PEACH-PITのマンガ「Rozen Maiden」(2002-2007年月刊「コミックバーズ」連載)が原作のTVアニメシリーズ(第1期)。原作は「ローゼンメイデン(薔薇乙女)」と呼ばれる人造人間のようなアンティークドールたちが登場するファンタジードラマ。学校に行かず、引きこもりの日々を送る中学生の少年、桜田ジュンは、ある日「ローゼンメイデン第5ドール真紅」と名乗るアンティークドールと出会い、以後、「アリスゲーム」と呼ばれる薔薇乙女たちの争いに巻き込まれてゆく。12話。監督は松尾衡。アニメーション制作はノーマッド。続編のTVシリーズもあります。 | |
| 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG | 2004- 2005 | 「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の続編として制作された第2期TVシリーズ。難民問題と日米安全保障条約を背景とする政治的謀略に立ち向かう公安9課を描く。「笑い男事件」(ファースト・シリーズで描かれた連続サイバーテロ事件)から半年後、「個別の11人」を名乗るテロリストの事件を捜査していた公安9課のメンバーは、内閣情報庁が裏で事件の糸を引いていることを知る。ファースト・シリーズよりも更に政治・軍事色が強い物語内容。26話。原作・協力は士郎正宗。ストーリーコンセプトは押井守。監督は神山健治。制作はプロダクションI.G。 | |
| ケロロ軍曹(1stシーズン) | 2004- 2005 | 吉崎観音のマンガ「ケロロ軍曹」(1999年より「月刊少年エース」にて連載)が原作のTVアニメシリーズ(1stシーズン)。原作のマンガは地球を侵略しようとするカエルのような異星人の小隊が主人公のコメディー。惑星「ケロン星」はケロロ小隊(隊長のケロロ軍曹、ギロロ伍長、ゼロロ兵長(後にドロロに改名)、タママ二等兵、クルル曹長)を地球侵略の先発隊として地球に派遣したが、5人は地球上で散り散りになってしまう。ケロロは日向家の人々(女子中学生の日向夏美、弟の冬樹、母の秋)に捕獲され、以後5人は地球人たちと奇妙な同居生活を始める。藤子・F・不二雄の「ドラえもん」や高橋留美子の「うる星やつら」のような日常生活密着型のSFコメディー。藤子作品やサンライズの「ガンダム」シリーズ、「新世紀エヴァンゲリオン」、「ウルトラ」シリーズ等の特撮ヒーロー物などのパロディーや引用が多い。1stシーズン(全51話)は子供向けにアレンジされてはいるがおおむね原作のマンガのストーリーに忠実。監督は山本裕介。総監督は佐藤順一。アニメーション制作はサンライズ。 | |
| AIR | 2005 | ビジュアルアーツ/Key制作のWindowsPC/ドリームキャスト/プレイステーション2用恋愛アドベンチャーゲーム「AIR」が原作のTVアニメシリーズ。原作のゲームは家族愛をテーマにした泣かせるストーリーで知られている。人形芸をしながら旅をしている青年、国崎往人は、海辺の町で神尾観鈴という名の少女に出会う。観鈴は、「翼を持つ姫君」の古い伝承に関わりがある奇妙な病気のために友だちを作ることができない、寂しげな少女だった。往人は観鈴と友だちになり、観鈴が母(実は叔母)の神尾晴子と暮らしている彼女の家に滞在する。12話+総集編1話+特別編2話「AIR IN SUMMER」(前後編)。TBSのBSデジタル放送BS-iにて放映。作画・演出のクオリティが極めて高く、ストーリーが原作に忠実であることから、多くのアニメファンと原作ゲームのファンから高い評価を得ている。監督は石原立也。アニメーション制作は京都アニメーション。東映アニメーション制作の劇場版もあります。 | |
| ARIA The ANIMATION | 2005 | 天野こずえのマンガ「ARIA」(2002年から「月刊コミックブレイド」で連載)が原作のヒーリング・ファンタジー。テラフォームされた惑星「アクア」にあるイタリアのヴェネツィアのような水の都、ネオ・ヴェネツィアが舞台。ネオ・ヴェネツィアでは「ウンディーネ(水先案内人)」と呼ばれる女性のゴンドラ漕ぎが旅行者を相手に観光案内を行っている。ARIAカンパニーの見習いウンディーネの水無灯里(みずなしあかり)は、一人前のウンディーネになるため、友人の藍華やアリス、先輩のアリシアとともにゴンドラ漕ぎと観光案内の練習をする日々を送っている。四季折々の自然の美しさに彩られた、ほのぼのとした物語。TVシリーズ第1期「ARIA The ANIMATION」は全13話。監督・シリーズ構成は佐藤順一。キャラクターデザイン・総作画監督は古賀誠。アニメーション制作はハルフィルムメーカー。TVシリーズ第2期「ARIA The NATURAL」(2006年放映、全26話)もあります。 | |
| かみちゅ! | 2005- 2006 | OVA・TVアニメ「R.O.D」(2001-2004年)を制作した監督の舛成孝二と脚本の倉田英之によるオリジナルのTVアニメシリーズ。1980年代中頃の日本の田舎町(広島県尾道市がモデル)が舞台のノスタルジックでほのぼのとしたホームコメディー/ファンタジー。「八百万(やおよろず)の神」(天地万物に神々が宿る)という日本古来の世界観をベースに、ある日突然神様になってしまった中学2年の女子、一橋ゆりえとその友だち、家族の日常生活を描く。劇的なドラマ展開はないが、作画も演出も一級品で、いとおしさとかわいらしさにあふれた日常生活の細やかな描写は深い味わいがある。16話(TV未放映の4話はDVDのみのリリース)。原作はベサメムーチョ(プロデューサーの落越友則・舛成孝二・倉田英之)。文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞作品。アニメーション制作はブレインズ・ベース。鳴子ハナハルによるマンガ版もあります。 | |
| 交響詩篇エウレカセブン | 2005- 2006 | 「機動戦士ガンダム」や「新世紀エヴァンゲリオン」等の古典作品の設定や手法を踏襲し、かつXスポーツやストリート・カルチャー等の新要素を盛り込んだ正統的な王道SFロボットアニメ。基本的には戦場を舞台にした古典的な少年の恋愛(ボーイ・ミーツ・ガール)と成長の物語。人類が地球を追われて移り住んだ「約束の地」と呼ばれる場所が舞台。14歳の少年、レントン・サーストンは、カリスマ的なリーダーのホランドが率いる反体制グループ「ゲッコーステイト」に参加する。軍部(塔州連邦軍)は人類の文明の復興のため、「コーラリアン」と呼ばれる異種知性体を滅ぼそうとするが、ゲッコーステイトはコーラリアンとの共存を目指していた。レントンは人型コーラリアンの少女エウレカとともに「ニルヴァーシュ typeZERO」と呼ばれるLFO(Light Finding Operation。巨大な人型機動マシン)を操縦し、軍部と戦う。50話。原作はボンズ。監督は京田知己。シリーズ構成は佐藤大。キャラクターデザインは吉田健一。アニメーション制作はボンズ。マンガ版・小説版・ゲーム版(プレイステーション・ポータブル、プレイステーション2)もあります。 | |
| 蟲師 | 2005- 2006 | 女流漫画家の漆原友紀の漫画(1999年より「月刊アフタヌーン」で連載)が原作のTVアニメシリーズ。江戸時代と明治時代の間のような架空の時代(19世紀頃)の日本が舞台の、ノスタルジックで幻想的な和風ファンタジー。「蟲」(むし)とは動物でも植物でもない、微生物や菌類とも異なる、生命の原生体に近いモノ達。主人公の男、ギンコは「蟲」現象の専門家、「蟲師」として、農村や漁村、森林や山々を放浪しながら、蟲に起因する様々な怪異現象の謎を解き明かしてゆく。26話。アニメ版は原作の漫画に非常に忠実。作画、背景美術、音響はいずれも高品質。大自然に囲まれた日本の原風景に特有の霊妙な雰囲気を湛えた印象的な挿話の数々が、怪談や民話のような趣の一話完結形式で語られており、非常に見応えがある。監督は長濱博史。キャラクターデザイン・作画監督は馬越嘉彦。アニメーション制作はアートランド。大友克洋監督による実写映画版は2007年公開予定。 | |
| 舞-乙HiME(マイオトメ) | 2005- 2006 | サンライズのメディアミックス・プロジェクト「舞-乙HiME(マイオトメ)」の一環として制作されたTVアニメシリーズ(全26話)。「舞-HiME(まいひめ)」(2004年)の後継作品で、「舞-HiME」の登場人物が一種の「スター・システム」により「舞-乙HiME」にも登場するが、両者に物語や設定上の関連はない。「乙HiME(オトメ)」(乙Type Highly-advanced Materialising Equipment/乙式高次物質化能力)と呼ばれる、ナノマシンによる超人的な戦闘力を持つ女性たちが登場するSFファンタジー/学園ドラマ/変身ヒロイン/バトルアクション・アニメ。舞台は未来の移民惑星エアル。母親を探してヴィントブルーム王国へやって来た14歳の少女アリカ・ユメミヤは、オトメ養成学校「ガルデローベ」に入学し、ライヴァルの少女ニナ・ウォンや王女マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルームと交流を深めながら、オトメになることを目指す。前半は学園ドラマ/コメディー。後半はシリアスな戦争ドラマ。監督は小原正和(「舞-HiME」監督)。アニメーション制作はサンライズ(第8スタジオ)。マンガ版、プレイステーション2用対戦格闘ゲーム、OVAシリーズもあります。 | |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 (2006年版) | 2006 | 谷川流(イラスト:いとうのいぢ)のライトノベル「涼宮ハルヒ」シリーズ(2003年より角川書店から刊行開始)が原作のSF・学園コメディーアニメ。女子高生の涼宮ハルヒは成績優秀で運動神経も抜群の美少女だったが、性格は唯我独尊、態度は傲岸不遜の奇人だった。ある日ハルヒは、クラスメートの男子、キョンを巻き込んで、「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと」を目的とするクラブ「SOS団」を設立しようとする。14話。学園ラブコメディーでもあり内宇宙(多元宇宙)テーマのSFでもある作品で、「セカイ系」(アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のブーム以後に出現したマンガ・アニメ・小説の曖昧なジャンル。心理描写志向と社会関係を捨象した「一人称・二人称視点」が特徴)の自己パロディーとも解釈できるが、テーマ性や自己批評性は「エヴァ」ほど明確ではない。作画・動画と演出のクオリティーの高さは特筆すべきものがある。監督は石原立也。キャラクターデザイン・総作画監督は池田晶子。アニメーション制作は京都アニメーション。 | |
| BLACK LAGOON(ブラック・ラグーン)(TVシリーズ第1期・第2期) | 2006 | 広江礼威の漫画「ブラック・ラグーン」(2002年より「月刊サンデージェネックス」で連載)が原作のTVアニメシリーズ。タイの架空の犯罪都市「ロアナプラ」が舞台のフィルム・ノワール風のアクション。中国系アメリカ人の女レヴィは、魚雷艇「ブラック・ラグーン号」を使って違法な海上輸送を行う運び屋「ラグーン商会」に所属する凄腕の銃使いだった。日本の商社で働いていた男、岡島緑郎(ロック)は、ある事件がきっかけでラグーン商会のメンバーとなる。第1期「BLACK LAGOON」は第1話〜第12話、第2期「BLACK LAGOON The Second Barrage」は第13話〜第24話。監督・シリーズ構成・脚本は片渕須直。アニメーション制作はマッドハウス。第3期「BLACK LAGOON Roberta's Blood Trail」(第25話〜第29話。2010-2011年)はOVAとして発売された。虚淵玄による小説版もあります。 | |
| ケモノヅメ | 2006 | 湯浅政明(「クレヨンしんちゃん」劇場版設定デザイン、OVA「ねこぢる草」脚本・作画監督、映画「マインド・ゲーム」脚本・監督)が監督を務めた初のオリジナルのTVアニメシリーズ。コメディーやホラーの要素、バイオレンス/エロティック描写を含む、大人向けのラブストーリー。WOWOWで放送。R-15指定。主人公は、食人鬼を狩る「鬼封剣」道場の若き剣士、桃田俊彦と、俊彦の恋人で実は食人鬼の女性、上月由香。禁断の愛をめぐる濃密なドラマと、イラスト風のラフな描画や実写の素材を採り入れた美術的な映像が見どころ。13話。原作は湯浅政明、マッドハウス。シリーズ構成・監督は湯浅政明。アニメーション制作はマッドハウス。 | |
| コードギアス 反逆のルルーシュ | 2006- 2007 | サンライズ制作のSFロボットアニメ。強大な軍事力を持つ絶対君主国家、神聖ブリタニア帝国により占領された、近未来の架空の日本が舞台。日本に住むブリタニアの高校生、ルルーシュ・ランペルージは謎の少女C.C.(シーツー)から、人を操ることのできる力「ギアス」を授けられる。母を殺し妹を傷つけたブリタニアの皇族に復讐するため、ルルーシュは日本の抵抗勢力とともに反ブリタニアの武装集団「黒の騎士団」を組織し、「ゼロ」を名乗ってブリタニア壊滅を目指す反乱を指揮する。ルルーシュは目的のためには手段を選ばず、人をチェスの駒のように動かす冷徹な戦略家。「ナイトメアフレーム」と呼ばれる人型兵器を使用したブリタニアとの戦争を通じて、ルルーシュは幼なじみの友人、枢木(くるるぎ)スザク(日本人だが「名誉ブリタニア人」としてブリタニア軍に参加)とも戦うことになり、親族や友人同士が互いに殺しあう、血塗られた修羅の道を突き進んでゆく。アンチ・ヒーロー的な悪漢(ピカレスク)風のキャラクターを主人公とするシリアスな政治劇。25話。シリーズ構成は大河内一楼。キャラクターデザイン原案はCLAMP。監督は谷口悟朗。物語は未完結で、続編の制作が予定されている。 | |
| DEATH NOTE(デスノート) | 2006- 2007 | 大場つぐみ(原作)・小畑健(作画)のベストセラー漫画「DEATH NOTE」(2003-2006年「週刊少年ジャンプ」連載)が原作のTVアニメシリーズ(37話)。大量殺人犯と名探偵の戦いを描くサイコサスペンス。高校生の夜神月(やがみライト)はある日奇妙な黒いノートを拾う。それは死神のリュークが落とした、名前を書き込むと書かれた人間が死ぬ「デスノート」だった。月(ライト)は犯罪者が存在しない理想の新世界を作るため、デスノートを使って世界中の犯罪者を次々と粛清してゆく。一方、謎の探偵L(エル)はICPO(インターポール)と協力して事件の捜査に乗り出し、天才的な頭脳を持つ2人の青年、月(ライト)とLは、互いに相手を追いつめあう命がけの知能戦・心理戦を開始する。原作マンガのストーリー展開をほぼ忠実にアニメ化しているが、Lの死後、月(ライト)がLの2人の後継者、ニア、メロと対決する第2部は多くのシーンや台詞がカットされ、全体的に短縮されている。監督は荒木哲郎。アニメーション制作はマッドハウス。実写映画版、西尾維新による小説版、ゲーム版(ニンテンドーDS)もあります。 | |
| 天元突破グレンラガン | 2007 | GAINAXが単独でアニメーション制作を手がけた初のTVアニメ作品。アニメの面白さの原点に立ち返り、石川賢のマンガ「ゲッターロボ」や1970-1980年代のロボットアニメ、「あしたのジョー」他の出崎統/杉野昭夫作品の魂を継承する痛快熱血巨大ロボットアニメ。遥かな未来、地上を獣人が支配し、人々は地下に穴を掘って暮らしていた。穴掘り名人の少年シモンと兄貴分のカミナは巨大合体ロボット「グレンラガン」に乗って地上に飛び出し、ライフル使いの少女ヨーコとともに獣人と戦いながら冒険の旅に出る。ドリルに象徴される「螺旋の力」をモチーフに、少年の成長と人類の生存を賭けた戦いを描く王道のストーリー。豪快でダイナミックなアニメーションと、銀河を超越するスケールの大きい世界観が見どころ。27話。監督は今石洋之(元は金田伊功に影響を受けたアニメーター。「DEAD LEAVES」監督 )。シリーズ構成は中島かずき。マンガ版、小説版、ゲーム版(ニンテンドーDS)、劇場版2作品(「紅蓮篇」と「螺巌篇」)もあります。 | |
| 電脳コイル | 2007 | NHK教育TVで放送されたSFアニメ。「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」、「御先祖様万々歳!」、「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」、「新世紀エヴァンゲリオン」等の作品で知られるアニメーター、磯光雄の初監督作品。「電脳メガネ」と呼ばれる、ネットに常時接続し電脳空間を可視化するウェアラブルコンピュータが子どもたちの間で大流行している近未来の日本が舞台。大黒市に引っ越してきた2人の小学6年生の少女、小此木優子(通称ヤサコ)と天沢勇子(通称イサコ)は、謎の電脳生物「イリーガル」、少女「ミチコさん」に関する怪談のような都市伝説、電脳メガネと電脳医療の関係、「電脳コイル」と呼ばれる現象など、電脳空間に関する諸々の秘密に接近してゆく。ハードな電脳SFであり、優れたジュヴナイル・ドラマでもあり、「serial experiments lain」のような「霊界としてのサイバースペース」というテーマを扱ったサイコスリラーでもある味わい深いフィルム。古さと新しさが混在する、郷愁感あふれる世界観がユニーク。26話。原作・脚本・監督は磯光雄。キャラクターデザインは本田雄。アニメーション制作はマッドハウス。脚本家の宮村優子による小説版もあります。 | |
| CLANNAD -クラナド- | 2007- 2008 | ビジュアルアーツ/Key制作の恋愛アドベンチャーゲームの第3作「CLANNAD」(クラナド)が原作のTVアニメシリーズ。前2作の「Kanon」「AIR」と同じく京都アニメーションが制作。原作は人と人、特に家族の絆をテーマにした感動的なストーリーで知られる全年齢向けのゲーム。TVアニメ版は高校を舞台にした第一部(学園編)をアニメ化したもので、主人公である高校3年生の岡崎朋也とメインヒロインの古河渚(演劇部の再興を目指す気弱な少女)のストーリーを中心に、その他のヒロインのエピソードを織り交ぜたもの。京都アニメーションの他作品と同様、作画・美術・演出の品質が高い。22話+番外編2話。監督は石原立也。東映アニメーション制作の劇場版と続編のTVシリーズ「CLANNAD 〜AFTER STORY〜」もあります。 | |
| ストライクウィッチーズ(TVシリーズ第1期) | 2008 | イラストレーターの島田フミカネとProjekt Kagonishによるイラストコラム(漫画雑誌「コンプエース」連載)が原作のメディアミックス作品、「ストライクウィッチーズ」のTVアニメ版(第1期)。空を飛ぶ兵装魔法少女が活躍するメカ少女/軍事SFアニメ。20世紀前半の地球に似ているが、魔力が存在する異世界が舞台。人類は謎の敵「ネウロイ」の襲撃を受け、欧州本土の大半がネウロイの制圧下となっていた。連合軍第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」に所属する魔法少女たちは、「ストライカーユニット」と呼ばれる推進機を足に装着し、空を飛んでネウロイの侵略と戦う。12話。監督・キャラクターデザインは高村和宏(「まほろまてぃっく」キャラクターデザイン・総作画監督)。アニメーション制作はGONZO。ライトノベル版、漫画版、OVA、TVアニメ版第2期(2010年)もあります。 | |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 (2009年版) | 2009 | 「涼宮ハルヒの憂鬱 (2006年版)」の紹介文を参照。2006年版の14話を時系列順に並べ、新作のエピソード14話を追加して全28話とした、半新作のTVシリーズ。新作のエピソードは、第8話「笹の葉ラプソディ」(キョンが過去に時間遡行して中学1年のハルヒに会う)、第12-19話「エンドレスエイト」(夏休みの最後の2週間が何度も繰り返される無限ループ)、第20-24話「涼宮ハルヒの溜息」I〜V(SOS団が高校の文化祭のために自主映画を制作する)。「エンドレスエイト」では、ほぼ同じストーリーが絵コンテ・演出・作画・アフレコは毎回新規で8回繰り返されており、賛否両論を呼んだ。「笹の葉ラプソディ」は劇場版「涼宮ハルヒの消失」(2010年)への伏線になっている。総監督は石原立也。監督は武本康弘。アニメーション制作は京都アニメーション。 | |
| 化物語 | 2009- 2010 | 西尾維新のライトノベル「化物語」(イラストは台湾のイラストレーター、VOFAN。2006年に講談社から刊行)が原作の怪奇ファンタジー/学園ラブコメディー・アニメ。西尾維新の小説をアニメ化する「西尾維新アニメプロジェクト」の第1弾。高校3年生の少年、阿良々木暦(あららぎこよみ)は、様々な「怪異」に取り憑かれた5人の少女に次々に出会い、彼女たちを助けるために、謎の男、忍野メメ(おしのめめ)と協力しながら奔走する。原作小説に忠実な、ラジオドラマのような会話劇と、タイポグラフィーを多用したスタイリッシュで美術的な映像から構成されており、奇抜な演出スタイルは幾原邦彦監督の「少女革命ウテナ」に似ている。全15話。最初の12話はTVで放送され、第13話から第15話は公式ウェブサイト上で配信された。監督は新房昭之(「コゼットの肖像」「魔法少女リリカルなのは」「ぱにぽにだっしゅ!」「さよなら絶望先生」監督、「月詠 -MOON PHASE-」「ひだまりスケッチ」総監督)。アニメーション制作はシャフト。 | |
| 四畳半神話大系 | 2010 | 森見登美彦の小説「四畳半神話大系」(2005年)が原作のTVアニメシリーズ(11話)。京都の大学に入学後の不毛な2年間を、サークルを変えて何度もやり直そうとして並行世界に迷い込む男子大学生が主人公の青春コメディードラマ。奇抜な設定と、アート志向で前衛的な映像表現が特徴のコメディーだが、恋愛感情や友情の複雑微妙さをテーマにした感動的なドラマでもある作品。監督は湯浅政明(「マインド・ゲーム」監督)。シリーズ構成は上田誠(劇団「ヨーロッパ企画」主宰)。キャラクター原案はイラストレーターの中村佑介。キャラクターデザイン・総作画監督は伊東伸高。アニメーション制作はマッドハウス。 | |
| 魔法少女まどか☆マギカ | 2011 | シャフト制作のオリジナルのTVアニメシリーズ(全12話)。奇跡を起こすために自己犠牲を強いられる魔法少女たちの過酷な運命を描いた、シリアスなドラマ/ダーク・ファンタジー。時間のループを扱ったSF物語。中学2年の少女、鹿目まどかと友人の美樹さやかは、キュゥべえという名の奇妙な生物に出会う。キュゥべえは「魔法少女になって魔女と戦い続ければ、願い事を一つだけ叶えられる」といって、まどかとさやかに魔法少女になってほしいと依頼するが、まどかの学校に転校してきた謎の少女、暁美ほむらは、まどかに「魔法少女になってはならない」と警告する。監督は新房昭之(「コゼットの肖像」「魔法少女リリカルなのは」「ぱにぽにだっしゅ!」「さよなら絶望先生」「化物語」監督、「月詠 -MOON PHASE-」「ひだまりスケッチ」総監督)。シリーズ構成・脚本は虚淵玄(PC用ゲームソフトメーカー、ニトロプラス所属のシナリオライター)。キャラクター原案は蒼樹うめ(漫画家/イラストレーター)。劇団イヌカレーによる、コラージュを使った魔女と異空間のデザインが美術的で美しい。アニメーション制作はシャフト。漫画版・ノベライズ版・ゲーム版もあります。 |
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