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良寛戒語


『良寛戒語』
 良寛は、他人に法を説いたり、道を談じたりすることをひどく嫌った人だった。しかし、言葉の使い方については、実にやかましく、自筆の『戒語』も大部分が言葉に関する項目で埋められている。

言葉の多き
口のはやさ
あわただしくものをいう
さしで口
おれがこうした こうした
人の言いきらぬうちものいう
わがことを強いて言い聞かさんとする
酒に酔うて理をいう (酔って理屈をいう)
おのが意地をいい通す
あやまちを飾る
ひきごとの多き (引用、自分の言葉でなく借りものの言葉が多い)
好んで唐言葉を使う (唐言葉とは当時のハイカラな外国語、外来語)
学者くさき話
たやすく約束する
人にものくれぬ先に何々やろう
くれて後そのことを人に語る
返らぬことをくどくど口説く
子供をたらし すかしてなぐさむ (子供を甘くみて、嘘をついたり、からかったりして慰みものにする)
憎き心をもちて人を叱る
すべて言葉は憎しみ惜しみ言うべし

        関根正明『心をつかむ話し方』学陽書房P59〜P60より
自由は責任のとれる分だけ与えられている。(同上)

(補足)唐木順三『良寛 日本詩人選20』筑摩書房より

とわずがたり
手がら話
能く心得ぬ事を人に教ふる
物いひのきはどき
その事をはたさぬうちに此事をいふ
ことごとしく物いふ
親切らしく物いふ
顔をみつめて物いふ
さしたることもなきことをこまごまといふ
見ること聞くことを一つ一ついふ
風雅くさき話
茶人くさき話

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