HomePage


日本縦断飛行(本州編0)
いよいよ本州へ
<函館 → 青森>


函館を去る前にもう一度北へ旋回して大沼・駒ケ岳へ別れを告げる。また来るよ!

■ 北海道に別れを告げ、いよいよ本州へ

 3月22日午後4時55分、離陸態勢も整い函館空港の滑走路を飛び立ちました。「NavicomGPS」に青森空港のデータを入れてあるので、「Auto」モードに入れる前に、3000フィートまで上昇した後、一旦北に方角を取り、実物とはちょっとちがうけど、それとはっきりとわかる「大沼・駒ケ岳」に別れを告げに行きました。北海道も今回の日本縦断飛行ではこれで最後になるので、函館の市街地の上空もゆっくり飛んでみました。

 駒ケ岳を右前方に見ながら飛行するところをプリントした後、いよいよ本州・青森を目指して飛行開始です。「NavicomGPS」の「Auto」をオンにすると、自動操縦に変わり左旋回をしながら、方角をほぼ南方向へ取ります。今日は雲も多くあまり高度を上げると、雲の中に入ってしまいます。約4000フィートが限界のようです。そこに高度を合わせ、速度は160ktにして水平飛行に移りました。津軽海峡に出るともうすぐに下北半島が左前方に津軽半島が右前方に見えて、飛行機はちょうどその間に向かって行くように飛んで行きます。この辺は青函連絡船で何度も渡ったことがあるのですが、飛行機から見ると本当に細い入り江のようになっているのを、今回知りました。地図で確認したところ、この狭い海峡は「平舘海峡」というのだそうです。船だと4時間半ほどかかった津軽海峡の横断も飛行機では本当にあっという間に飛んでしまいます。

左に下北半島の恐山などを望みながら、青森方面へ飛行する。下は津軽海峡。

■ まもなく本州へ

 飛行機は順調に飛行を続け、5時半近くには青森空港まであと13NMの地点に達しました。函館から青森までは直線で約64NMありますから、ほぼ時間通りに飛んで来たことになります。陸奥湾に入って来たことも地形でわかります。前方に市街地が見え始めましたが、おそらく青森市の市街地でしょう。ここで一旦アプローチポイントに飛行機を移動して、そこから青森空港の滑走路に向かうことになります。高度を2500フィートに落として、ギアを出し、フラップを下げて着陸態勢に入ります。「GPWS98」の高度コールや速度コールが続けて聞こえてきて、着陸の瞬間が次第に近づいてくる。滑走路が前方にくっきりと見え始めると高度を次第に落として行き、速度も90ktくらいに保ちながら近づいて行く。今回は着地寸前に横風に少し流され、機体が傾いた状態での着陸で滑走路であわてたが、何とか持ちこたえ最後は滑走路のセンターライン上に静かに停止できた。5時35分でした。

 青森市は昨年(98年夏)、岩木山・八甲田山の登山の帰り、車で市街地を少し走りました。特に印象に残っているのは、「三内丸山遺跡」です。縄文時代のイメージを大きく塗り替えるきっかけになった場所だけに、一度は行きたいと思っていたが、幸運にも見学する機会を得て、ゆっくりと見てきました。今まで青森といってもほとんど北海道へ渡るときのあの青函連絡船の乗り場としか見てなかった自分が恥ずかしくなりました。もう立派な都会で印象が変わってしまいました。

 ようやく本州に辿り着きました。これからが長い本州の旅の始まりです。どこをどういうコースで回るか?まだ、計画は煮詰まっていません。のんびりゆっくりと飛んで行こうとは思っていますが、何せいろんなところに空港があり、全部回れるか不安もあります。でも、最後の石垣島まではいつか辿り着きたいと思っているので、じっくり腰を落ち着けて取りかかろうと思ってます。

                                                      1999/03/22

■ 前のページへ ■ 次のページへ ■ HomePageへ