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日本縦断飛行(本州編15)
< 小松 → 関西空港 >


右旋回をして関西国際空港への着陸態勢にはいる。やっと着陸だ!

■小松空港を飛び立って

 石川県の小松空港へ飛んで、もう17日もたってしまいました。小松からどこへ飛ぶか、迷っていたこともありますが、それよりパソコンを換えたのでFS98へのシナリーなどの追加などに手間取っていたというのが実情です。年内の日本縦断飛行をめざしていたのですが、もう12月も目前です。12月になると、忘年会も多くなるし、それを断るほど自分の意志もつよくありません。思い切って早めに関西地方に飛んでみようかと今朝考えました。

 めずらしくきょうは(99/11/21)何の用事もなく、家でゆっくりしていました。10時ごろにパソコンに向かいまずはメールなどのチェック。思っていたとおり、忘年会の案内もきており、日にちを確認して返信のメールを送りました。もちろん忘年会は先に案内をいただいたほうを最優先。遅いほうは申し訳ないけどおことわりしました。こういうのは、迷っているとせっかく案内をくれた人に失礼になりますから、即決で決めます。いろいろな「しがらみ」を考えていても身体は一つですから、早いもの優先の原則どおりに決めています。

 さて、話は飛行のほうへうつして、昼前の11:15準備をととのえて離陸態勢にはいりました。きょうは自宅のマシンでひさしぶりに長い距離を飛びます。ナビゲーションには「NavicomGPS」を使います(自宅のマシンにはこれしか入っていないのです)。小松から関西国際空港へはおおよそ120NMあります。いつも使っている「Baron」ではちょっと距離的にとおくて時間がかかりそうです。やはりジェットしかないなーと「Learjet」を使うことにしました。「NavicomGPS」はこのところほとんど使ったことがないので、ちょっと不安がありましたが、これしかないのですから仕方ありません。一応のセットをしていざ離陸。高度を一気にあげて12500ftのところで操縦を「Auto(自動操縦)」に切り替えました。速度は280ktほどで安定した水平飛行にはいりました。眼下には雲がおおくてほとんど地面が見えません。どの辺をとんでいるかはおおよそ見当がつきましたが、ナビゲーションの使い方がどうにも思い出せなくて(さいきんとみに物忘れがはげしい…あぶないなー、これは)、最後の着陸が不安になってきました。それでもしばらくの間はパソコンの前をはなれ、トイレに行ったり本など読んでくつろいでいました。このあとの失態には思いもよらないで…。

■関西空港を目前にして

 「NavicomGPS」の距離計が13NMをきり、もうまもなく関西国際空港です。ここでうろおぼえのまま「Set approach point」のスイッチを入れると、飛行機は自動的にいったん進入滑走路へ向うためのポイントまで飛行機を誘導します。たしかに飛行機が旋回をはじめ「いいぞ、その調子」とのんびり滑走路が見えてくるのをまっていました。しかし、いつまでまっても滑走路が見えてきません。「おかしいな?」と視点を飛行機の外にしてみると何ともう真下に関西空港があるではないですか!「ありゃ、やっぱり何かの設定をまちがえたんだ」とあせってしましました。もうこうなったら、手動で何とか無事に着陸するしかありません。

 手動にして操縦桿をにぎり、空港のまわりをしばらく旋回して滑走路の向きを確認しました。そのあといったん滑走路から10NMほどのところまで離れ、そこから旋回をして再び滑走路に向かうことにしました。上のプリントはそのとき旋回しているところです。ここで失敗すれば、もう一度小松から飛んでこないといけないので、もう真剣です。滑走路を正面にとらえたときにはホッと一息つきましたが、それからが一番緊張するときです。飛行機の速度を160ktほどにたもち、徐々に高度を下げていきました。空港の建物などがはっきりと見えてきて、もうすぐ着陸です。ジェット機の速度は速いので、操縦桿のちょっとした動きでもコースをはずすもとになるので、慎重に降りていきます。滑走路が正面にまっすぐおおきくなりもう着地です。スロットルをしぼり機首をすこしあげて着地。「キュルル」と着地音がして、エンジンの逆噴射で速度がぐんぐん落ちていきます。ブレーキをかけ、ようやく停止。いやー、本当に緊張しました。時間はもう11:50になっていました。だいぶ時間ロスをしましたが、何とか無事関西に飛んで来れてホッとしました。着陸までの数分間はまわりの景色をながめる余裕もありませんでした。着陸は何度やってもむずかしいですね。f^^;)

 1999/11/21 夜

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