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18<Mississippi州(Jackson)→Tennessee州(Nashvill)>


今まさにNashvill空港に着陸する瞬間

全日空のエアバスA320でテネシー州のNashvill国際空港へ着陸する瞬間

■FS2000ならではの醍醐味

 2001/05/26(日)の午前9:45、ミシシッピ-州のJackson空港を離陸し、一路テネシー州のNashvill空港を目指して飛び立ちました。今回はひさびさにジェット旅客機(それも現実にはありえない全日空のA320)で飛んでみることにしました。なぜこの機体か?はのちほど書くことにします。この機体はトワイライト・エクスプレス社から出たFS2000用アドオン機体集「日本の翼 for FS2000」からインストールしたものです。166人乗りと比較的小さな機体ですが、ハイテク機でもあります。通常の旅客機とはちがい、操縦桿はジョイスティック型になっています。

 飛行機が離陸すると、「Z」キーを押して自動操縦に切り替えました。私の愛用しているNaviの「FSNavigator v4.2」ではルートの設定から自動操縦まで何でもこなしてくれます。自動操縦にすると、飛行機は設定どおりに飛行をはじめ、あとはときおり「F9」キーを押して飛行ルートのどの辺を飛んでいるのかをチェックするだけです。「S」キーを3回押して、視界を自分の操縦している飛行機を外部から見る視点に切り替え、「cbc」というソフトを使って気に入った箇所でスナップを撮影します。何枚でも撮れるので気楽にとれるのがいいですね。これもフリーのソフトですからありがたいです。

 飛行はただただ広い大地を見ながらつづきます。本当は多少の凸凹はあるのでしょうが、高度も32000ft(およそ10000m)まで上がってしまうとどこをみても同じようにしか見えません。飛びながら浅井信雄『アメリカ50州を読む地図』新潮文庫…この50州州都の旅のキッカケになった本…を読み返してみると、ミシシッピー州は「黒人差別と貧困にいろどられた歴史」、テネシー州は「東西に細長く鮮明に浮かぶ三つの地域色」というサブタイトルがつけてあり、それぞれの州の特徴が簡明に指摘してあります。テネシー州出身のエルビス・プレスリーが州都Nashvillから少し離れたメンフィスで音楽活動をしたことは有名ですね。…などと本を読んでいる間にも飛行機は次第に目的地Nashvillの国際空港へ近づいて行きます。

 飛行機の高度もいつの間にかかなり落ちて、5000ftをわったころ空港が目視で確認できるようになってきました。さらに高度が3000ftまで落ちた段階でギア・フラップを下ろし、着陸態勢に入りました。これからは忙しくなります。滑走路を正面に据えたところで、自動操縦を切り、手動にします。ゆっくり、しかし速度は落としすぎないように気をつけながら降下をつづけます。もうすぐ着陸です。ハイ!ここで、珍しく着地の瞬間をスナップに撮ってみました。われながら、「ヘッドアップ・テールダウン」が見事に決まっていますね。ほとんど衝撃もなく静かに着地してすぐに「F2」キーを押して逆噴射。併せてブレーキを少しずつかけて速度が落ちてきたところで、「F1」キーを押して逆噴射を切り、タキシングしながらターミナルの給油所のところまで飛行機を移動しました。この機体は、タキシングのときにジョイスティックがかなり振られるのですが、どうもこれはこの機体の仕様のようで(FS2000の着地時のフォースを切るように設定を変えれば直る…わかっているけど面倒なのでやらない)だましだまし給油所までもって行きました。時間はちょうど1時間かかって10:45でした。巡航速度は400ktsほどだったからおおよそ予想したとおりの時間でした。

 それにしても、実際の時間と同じだけ時間をかけてフライトして、そのあと今度はHPに載せるために文章を書いてと、よくもまあ飽きないものだと自分でも呆れています。今ほど洗濯物を干しに来たカミさんが、パソコンでごちゃごちゃ書いている私を後から眺めながら「パソコンに向っていてよく飽きないわね〜(笑)」と半ば呆れ顔で言っていました。「言われるまでもなく、私自身が呆れている」とは言えませんでしたが…。50州目のハワイまではまだカミさんに言われつづけることでしょう。

■久しぶりの実機体験

 先日(2001/05/20)、北海道の旭川から羽田まで飛行機で帰ってきました。姪の結婚式が旭川であり、カミさんと20年ぶりの2人旅で出かけました。羽田から旭川にはANAのA321(エアバス321型191人乗り)で、帰りは同じANAのA320(エアバス320型166人乗り)に乗りました。時間は行きが1時間20分、帰りが1時間25分ちょうどでした。

 今回のフライトは、5年ぶりでした。5年前に前任校の修学旅行で北海道の東部を旅行するために飛行機に乗って以来です。ずいぶんと時間が経っていますが、普段、飛行機を利用する必要などまったくないため(旅行も国内の車で行けるところだけ)、乗る機会がなかったのです。結婚式には親戚が多く参加するというので、我が家でも思い切って(子どもに留守番を任せるので不安はあったが…)、出かけることにしました。

 行きの飛行機は羽田空港内の掲示板に「機種変更」と表示されたので、これは乗客が少ないために小型の旅客機に変えるのだなとすぐにわかりました。案の定、26番ゲートという1階の通路からリムジンバスで、空港のはずれまで連れて行かれ、A321というエアバス(191人乗り)に滑走路から階段で乗り込むことになりました。機内は中央の通路を挟んで左右に3席ずつあるコンパクトな仕様になっており、むかし乗った727に似ているなーと感じました。シートなどの作りはさっぱりしており、余計な物はほとんど付いていません。飛行機は安全に飛ぶことが最優先で、機内の装飾などはそれほど重要であるとはおもっていない私は、これで十分でした。

 行きのフライトでは、春の霞がかかってはいましたが、十分に視界はきいており、窓越しに故郷の会津盆地・会津磐梯山・猪苗代湖そして真っ白に雪をかぶった飯豊連峰などを眼下に眺めることができて大満足でした。上越国境の山々・東北地方の山々を堪能しながら飛行機は北上をつづけ、北海道に入りました。その日はかなり強い北西の風が地上から上空にかけて吹いているようで、旭川空港が近づいて飛行機が降下に入ると機体のゆれはかなりのものになってきました。隣に座っているカミさんは手に油汗をかいて座席の肘掛をしっかりつかんでいます。私は完全にパイロットになりきった気分でじつにご機嫌。普段「ジェットコースターでお父さんは青ざめていたんだよ。」などと子どもに話しているカミさんに、日頃FSで鍛えに鍛えている成果を披露するのはこのときをおいてない!と確信しました。一緒の飛行機に乗っている姉夫婦(+姪)もかなりやられているようす。外国に頻繁に行き来しているのだが、今回の飛行機のゆれにはかなりのダメージを受けてようだ。機内はかなりのゆれで私の気合は入る一方だ。まるで自分が操縦しているような気分になり、左前方に滑走路が見えてくると左旋回にあわせて自分も身体を左に傾ける始末。いやはや何ともイカレタおやじでした。飛行機はぐんぐん降下をして地面が近づいてくるや、「ガタン!」と大きな音とともに傾きながらバウンドして着地。すぐにエンジンの逆噴射で急激にスピードをダウンする。そのままタキシングをしながら、空港のターミナルまで移動。予定時間ピッタリでした。パイロットの腕は中級とみました。いくら横風が強いからといって、あれくらいの風で左旋回のバンク角をとりすぎるのは旋回にはいるタイミングが遅いことの現れでしょう。飛行機を下りるときには、みんなげっそりしており、元気で舞い上がっていたのは私くらいでした。たしかにジットコースターには弱いけれど、飛行機はそれとはちがうことを証明した瞬間でした\(~o~)/。

 帰りのフライトは何の心配もありませんでした。パイロットの詳しくていねいな気象状況の説明(ジェット気流の関係でときどき小刻みな振動があることなど)が落ち着いた声でなされ、来るときに恐怖を味わったカミさんも安心して乗っていました。そうです。もうわかったでしょう?人はあらかじめ飛行機がどういう原因でゆれているのかがわかっていれば、本当はそれほど恐怖感を覚えることなどないのです。私があれほどのゆれでも全く平気だったのは、天気予報でかなりの横風があることを知っており、さらに旭川空港の滑走路の向きを実際にも体験している上に、前日にはFS2000で着陸の訓練をしていたので、パイロットが今どのような操作をしているのかはほとんどわかっていたのです。ですから飛行機に酔うこともなく元気に乗れたのです。人はあらかじめわかっていることには、それほど恐怖感を覚えることはないのです。帰りの飛行機は同じANAのエアバスA320(166人乗り)でした。この飛行機のパイロットは相当のベテランらしく飛行はじつに安定していました。それは、飛行機が離陸して左旋回して札幌方面に向うときのゆるやかなバンクの取り方でもわかりました。飛行機は空気の上をゆるやかに滑るように旋回するのがもっとも無理がないのです。そのとき、機内の人は何の違和感もなく機外の風景などを楽しむことができるのです。飛行機の操縦一つでそのパイロットの熟達度がわかってしまうのは、どの分野でも同じ事かもしれません。夕闇せまる羽田に飛行機が着陸するときもまさに滑るように静かに着地したのは言うまでもありません。見事なフライトでした。

 というわけで、久しぶりの実機体験をしたのに刺激されて、今回はANAのA320を使ってミシシッピー州からテネシー州まで飛んでみたというわけです。現実では決してありえないフライト(ANAでアメリカの州間の飛行をする)ですが、FS2000などではこういうことができるのですから、まことに嬉しいことですね。f^^;)

  2001/05/27 (日) 10:48:58

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