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23<Indiana州(Indianapolis)→Michigan州(Lansing)>


エリー湖の上空にさしかかるBoeing737-400

エリー湖の上空にさしかかるBoeing737-400。飛行機の進行方向にはデトロイト市がある。

■ようやく五大湖のほとりに…

 20分ほど前にオハイオ州からインディアナ州のIndianpolis Intl空港へ着いたばかりでしたが、「きょうは気分もいいので、もう1つ行けるぞ!」と、着いたばかりの滑走路で次の目的地ミシガン州の州都Lansingの空港を探しました。しかし、FSNavigatorの検索で探してもないのです。「おかしいな?」とアメリカ合衆国地図と見較べてみると「Capital City」と表示された小さな空港がどうもLansingの空港らしいので、そこまで飛んでみることにしました。飛行機は今まで使ったことのないのがいいなとおもい、FS2000に標準でついている「Boeing737-400」というのが、カラーリングもなかなかいいのでこれを使うことにしました。

 FSNavigatorでコースを設定してみると、五大湖のエリー湖の湖畔上空を飛んでゆくけっこういいコースができたので、それで飛んでみることにしました。ただし、直線コースではなく、かなり迂回して飛ぶコースなので、1時間ほどかかるのではないかと予想しました。きょうは、まだ時間もたっぷりあるし、とくに用事もありません。こういうのんびりした日はめったに取れません。急いで準備してとにかく離陸するのが一番です。

 2001/06/23(土)13:25、勢いよくIndianapolis Intl空港の滑走路を離陸しました。離陸後、しばらくして自動操縦にセット。飛行機はかなりややこしいコースをたどりながら上昇をつづけ、高度32000ftで455ktsになりました。そのまましばらく高度・速度を維持しながら飛んで、そのあとゆっくり下降に入りました。それまでに何枚もスナップは撮りましたが、やはり五大湖の1つであるエリー湖の上空に来たところで1枚決めようと待ち構えていました。ところが、雲量を中くらいに設定しておいたため雲が多くなってしまい、やっと撮ったのが上のスナップです。雲と雲の間でようやく取れた1枚です。飛行機の前方にはヒューロン湖も見えているのですが、雲がかかっていてよくは見えませんでした。このスナップを撮るまでにすでに40分ほど飛行していますから、きょうのこの飛行はかなり長時間です。マップで見ると、あと20分ほどはかかりそうです。

 エリー湖の湖畔上空をたどるように北上して、デトロイト市の手前で進行方向を西にとり、Capital City空港を目指します。この機体は飛行特性もよく安定して飛びますが、よく見ていると、ときおり機体が小刻みに震えるときがあるようで、面白いのでじっくり観察していました。1度トイレに、1度コーヒーを飲みに席を立ちましたが、きょうはあまり疲れずにここまでこれました。FS2000を起動して2時間以上も経とうとする14:25頃に目指す空港が大きく見えてきました。すぐにギア・フラップを落とし、着陸態勢に入ります。腕もちょっと疲れたけれど何とか最後まで持ちそうです。滑走路が近づいてきてきれいに着地。しばらく滑走して14:27停止。無事着陸成功。滑走路からタキシングしてターミナル近くまで飛行機を移動し、そこで最後のスナップを撮ってFS2000を終了しました。1時間2分というのは、この「州都の旅」巡り飛行をはじめてもっとも長い時間でした。これから州都間の距離も長くなるので、飛行時間もどんどん延びてゆくことでしょう。

■実際にアメリカ旅行がしたくなってきたよ〜

 こうして、毎週のようにアメリカの地図を見て、浅井信雄『アメリカ50州を読む地図』新潮文庫を読みながらFSで飛んでいると、アメリカのようすが気になりだしてきました。正直なところ、アメリカには全く興味・関心がなかったのです。今おもうと不思議なほどです。英語の本は頻繁に読んでいても、それはサイエンス関係のものだけ。アメリカが50の州とワシントンDCからなる合衆国であることなどは当然知ってはいましたが、州都を探しながらその州についても知らず知らずに理解が深まると、今までのアメリカ観が崩れてきて、本当に「ゴッタ煮」的な国であることが感じられてきました。それと同時に「面白い国だな…、ちょっと行ってみたいなー」と自然におもうようになってきたのです。何年も前までつづけていたラジオの英語会話などに出てきた地名などが実在感をともなって私の中に入り込んでくるようになったのです。

 これで気づいたのですが、学校で英語や世界地理(日本地理でもいい)などを学ぶとき、私がやっているような方法が使えないかなということです。学校には、現在パソコンが怒涛のように押し寄せています。やれ、インターネットだとかパソコンを使った授業などなど。しかし、ワープロソフトや表計算ソフト、ホームページ作りなどに取り組んでみても、それが授業だとなると生徒が興味を失ってしまうのは今も昔も同じです。FSで実時間で飛ぶとなると、とてもふつうの授業では無理ですが、部活動なら可能かもしれません。実際に私は職場にある自分のパソコンでFS98を飛ばしていますし(FS2000はパワー不足でちょっと無理なので)、ときどき物理を選択している理系の生徒などには「航空力学の勉強だ」とか何とか言いながらやらせてみたことがあります。彼らも相当に興味をもつようなのです。ただし、FSは3次元の動きをするため初心者には相当にむずかしいゲームであることも知りました。私の友人の中にもFSに関心を示す人はいるのですが、実際にやってみると気長に練習しないとおもうようには操縦できないため、そのうちに辞めてしまうことが多いようです。

 私の姉夫婦は子どもたちを引き連れて、何年もアメリカのイリノイ州に住んでおりました。州内にある工科大学で研究するためです。そのときに、エアメールのはがきによく五大湖の風景などが載っていたものです。そのときは何とも感じず、「夏休みにアメリカにでも来てみたら」という姉の誘いも全く意に介しませんでした。今おもうと惜しいことをしたなーと後悔しています。せっかくの「宿代節約」を無駄にしたなー(笑)と。でも、今度は自分のお金で自分から興味をもってアメリカに行けそうな気がしています。もうすでに何年も前に辞めてしまった英会話の勉強もFSがらみなら何とかつづけられそうな気がしています。「近いうちに行ってみるか!アメリカへ」と次第にその気になっている自分に「単純だな〜、俺って…」とおかしさも感じています。

 2001/06/24 (日) 7:54:24

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