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31<Louisiana州(Baton Rouge)→Texas州(Austin)>


いよいよ西部の空を飛ぶJAS B777-200

念願のJAS B777-200でテキサス州の州都オースチンをめざす。地上はもう高原だ!

■ようやくレインボーカラーの機体で

 JASのB777-200のレインボーカラーの機体は、5月に羽田から旭川に向うときにも実機を見かけ、飛んでみたいおもっていたものでした。しかし、飛び立つ空港の滑走路が短くて何度も離陸に失敗していました。何せこの飛行機は380人乗りの大型機で全長が60mほどもあるのです。離陸の速度は230ktsくらいですから、滑走路が長くて十分に加速ができないと離陸できない飛行機なのです。今回ははたして大丈夫か?

 2001/07/09(月)の18:50、Lousiana州Baton Rouge Metro-Ryan空港をこの機体で離陸できるか、緊張しながらスロットルを全開にしました。速度はどんどん増していくのですが、滑走路の端も次第に近づいてきて、「もうだめだな」と諦めました。滑走路を過ぎてしまえば、実機だったらすぐに大事故です。ちょうど滑走路の終点で220ktsでした。もうオーバーランしているので、止めようとしましたが、本当に230ktsほどで離陸できるのか試すために滑走路の少し先まで加速してみましたら、予想通り機体が浮いたのです。ここで止めればよかったのですが、せっかく離陸したので、今回は「ズル」を決め込み一応離陸成功ということにしました。そうでないと、いつまでもこの機体では飛べそうにないからです。離陸するとギアを格納して、フラップをあげます。さすがに大きく重い機体です。自動操縦に切り替えると、徐々に高度を上げてゆき順調にテキサス州を目指して飛行をつづけました。

 高度32000ftまで上がると水平飛行に入り、速度465ktsでしばらく飛んでいきます。ちょうど中間地点くらいまで飛ぶと、前方のほうに今までとはちがう赤茶けた草原状の景色が見えてきました。そうです、もうそこは中西部の草原地帯に入ってきたのです。飛行機もとても安定した飛行をつづけており、あの離陸時のドタバタ騒ぎがウソのようです。それにこの飛行機もなかなかいいですね。こういうカラーリングの機体は以前ではかんがえられませんでしたが、今ではこれ以上に凝った色彩の飛行機があるのですから、何とも時代は変わったものです。飛行中にやけに暑くて(パソコンのある部屋はとくに暑い)、冷蔵庫まで行って冷たいビールを取ってきて飲みながら飛んでしまいました。完全な「飲酒飛行」で逮捕!ものですが、「気付け」ということで勘弁してもらいましょう。

 テキサス州はアメリカ全州の中でもアラスカ州に次いで2番目に大きな州です。目指す州都Austinはテキサス州の南下の辺にあり、この大きな州の中ではダラスほど大きな都市ではありません。しかし大きな州ですけど、ルイジアナ州の州都Baton Rougeからは遠くて、1時間ほどたってもまだ目的の空港へ着きません。ここでも、大きな空港は望めず、Austin Bergstrom Intl空港というところに降りることにしました。1時間をちょっと過ぎた頃、その空港が見えてきて、いよいよ着陸です。何とかこの大きな機体が着陸できるような滑走路であればいいのですが…。心配しながら高度を下げていきます。滑走路を正面に捉えたところで、ギア・フラップを出し、いよいよ着陸です。上手くいけばいいのですが、落ち着いて操縦桿をにぎります。19:57無事着陸成功。とても気疲れしましたが、何とか降りれてホッとしました。1時間7分のフライト。長かったです。

■このところ、FSを飛ばしつづけて

 仕事では学期末を迎え、成績処理や成績不振者との三者面談などふだんより返って忙しい日々がつづいているのですが、帰宅するとFSで飛びつづけています。エアコンのない超!暑い部屋で首にタオルを巻いてひたすらアメリカの空を飛んでいるのです。流れる汗がキーボードに落ちることもたびたびですが、気分はよくて返ってストレス発散になっているのかな?などと自分ではおもっています。私は7/11生まれで「夏ッ子」なのか、暑い夏は汗びっしょりになっても好きです。むしろ、その汗を拭きふきビールをあおるのがまた最高なのです。今朝も朝から30℃を越す暑さになっています。いつもなら、もうとっくに職場に出かけて一番乗りをしているところですが、今朝は昼からの「芸術鑑賞会」のために、午前中の年休を取ったため(これも本当にひさびさ)出かけるまでの時間でこれを書いておこうとパソコンに向っています。

 関東地方はどうも7/2頃にはもう梅雨明けになっていたようで(天気図による私の判断…気象学はこれでも一応専門分野)、7月に入って私の自宅周辺でもまったく雨が降っておりません。まさに「カラ梅雨」でした。あんまり早く梅雨が明けてしまうと、夏山のほうが返って心配になってしまいます。俗に「梅雨明け10日」といわれていますが、梅雨が明けて10日間ほどがもっとも山の天候が安定する時期なのです。ですから、東北地方が7/17くらいに梅雨明けしてくれると、この夏行く北海道の天気は私たちが登る頃にはちょうどよい天気になるので、その辺を期待していたのですが、果たしてどうなるのかはまだ予想が立ちません。

 私はいろいろなことに首をつっこむタイプのようで、あれもこれもとやっているように他の人からはおもわれているように感じていますが、自分ではすべて一貫しているとかんがえています。飛行機も山も物理も酒も私の中ではみんな密接に関連しあっており、どれが欠けてもバランスを失ってしまうのです。どれをとっても不器用ですが、長くつづけることでそれなりのレベルまで来たようにおもっています。まだまだどれをとっても修行の身。生涯一書生というのが私のかんがえですが、これを支えているのは偶然にも私の親父と同年で昨年亡くなられた「ゼロ戦エースパイロット」の坂井三郎氏の「不撓不屈(ふとうふくつ)の精神」かもしれません。仕事でも遊びでものめり込んで本人は必死でやるという気持ちです。現代ではこういう生き方はそれこそ「ダサイ」とおもわれるでしょうが、何事も本当にのめり込んでやってはじめて「楽しさ」がわかるようにおもうのです。楽しさは夢中でやったあとにやってくるものだろうと私は感じています。

 きょうも仕事が終わると、勤務時間後に「反省会」と称してビールをあおる会があるやに聞いています(とか言って、言い出したのは私ですが…)。飲んだときには仕事の話はほとんどしない私ですが、それ以外ならいくらでも話題は出てきます。きょうも楽しく飲めればいいなーとおもいつつ、そろそろ出かける時間になりましたので、家を出る準備に入ります。

 2001/07/13 (金) 8:17:20

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