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41<New Mexico州(Santa Fe)→Arizona州(Phoenix)>


航空自衛隊F-15J EAGLEでアリゾナ州をめざす

コロラド高原を北方にみてPhoenixをめざす航空自衛隊F-15J EAGLE。

■またしても領空侵犯?

 毎日のように、近くの厚木飛行場から米軍機がビュンビュン飛び立っています。そのほとんどがF/A-18とF-14ですが、ときおりプロペラ機の音がすれば、対潜哨戒機のP3C Orionです。これは、米軍機と日本の海上自衛隊の両方の飛行機が飛んでいます。米軍機は太平洋戦争が終わって、すでに56年目を迎えても日本の空をほぼ自由に飛びまわっています。もう半世紀にもなるのです。不思議ですよね…。もう自分たちのことは自分たちでやる時期ではないのかなと私はおもっています。正式に軍隊をもつ、あるいはもたないも自分たちで決めていいのではとかんがえているのです。今回はそういう意味もあって以前にもやりました、日本の航空自衛隊機による米国内の領空侵犯をしてみようとおもいます。といっても、この機体も残念ながら米国製で何のことない、日本のマークをつけているだけなのですが、トホホホ…。

 前回に引き続き、2001/08/06(金)の17:40、ニューメキシコ州のSanta Fe Mun空港を航空自衛隊F-15J EAGLEで一気に飛び立ちました。めざすはアリゾナ州の州都Phoenix近郊にあるPhoenix Sky Harbor Intl空港です。アリゾナ州といえば(いつもの種本によると)、「グランド・キャニオンと豊かな老後生活」というのが州のイメージのようです。残念ながら、今回のフライトでは、グランド・キャニオンの上を飛ばないため、その光景を眺めることはできませんが、ひょっとすると次回は見れるかもしれないので、期待したいとおもいます。

 さすが戦闘機の上昇能力はすごくて、あっという間に高度32000ftまで上昇してしまいました。そこで水平飛行に移り、速度460kts(戦闘機では遅すぎる!)で自動操縦に切り替えました。上のスナップは左にアリゾナ州を見て飛んでいるところを南から北に向けて撮ったものです。茶色の大地はコロラド高原です。州の北半分がこの高原になっていて、その中に有名なグランド・キャニオンやナバホ・インディアン居住区などがあるのです。とりあえず、きょうはやや州の南部に位置する州都Phoenixをめざすフライトです。フライトの途中でちょっと休憩して、ビールを1缶飲んできました。飲酒運転はいけませんが、夏の日課も大切です(?_?)。同じような光景が淡々とつづくことがアメリカという国の広大さを返って感じさせます。日本国内では5分も経てば光景は一変します。

 長々と55分も飛んだ頃に、ようやくめざす空港が見えてきました。それまでに高度も速度も適切にコントロールされて着陸の準備はととのっています。滑走路を正面に据えたところでギア・フラップを落とします。グングン滑走路が近づいてきて、まもなく着地です。機首を少しあげて「ヘッドアップ・テールダウン」の姿勢で着地。しばらく滑走をつづけてブレ-キング。18:40無事着陸成功。ちょうど60分のフライトでした。このところ距離が長くなったため1時間前後の飛行がつづいています。日本国内だと羽田から新千歳ほどの距離でしょう。

■アメリカ合衆国の地図がボロボロ

 夏休みに入って、毎日のように飛びつづけています。7月の下旬は夏山で北海道に出かけていたため、中断しましたが、自宅にもどってからはほぼ毎日のように飛んでいます。というのも、最後のフライトになるアラスカ州からハワイ州には5・6時間の飛行をしなければならないようなので、何とか時間の取れるこの休み中に飛んでおきたいとかんがえているからです。そのために、毎回のように地図を広げてはフライトのコースを確認しています。もう折り目のところは擦り切れて、文字も見えなくなっているので地名のアルファベットにもまちがいが出ているのではと心配しています。飛行中も足元に広げてある地図を参考にすることが多いので、もう頭の中にアメリカの全体地図ができあがってしまっているようです。不思議なもので、今まで新聞を読んでも、アメリカの地名などには関心がなかったのが、今では州名と場所が書いてあれば大体どの辺にあるか、わかるほどになってしまいました。

 アメリカだけではないでしょうが、空港のある場所を探すため「FSNavigator」で場所検索をすると同じ地名のところがいくつもあり、混乱することがあります。このナビソフトでは、検索した地名をダブルクリックするとマップ上でその場所が真中になるようになっています。しかし、1度でまちがいなく探せることは珍しく、アメリカの地図と照らし合わせてまちがいのないことを確認してから、空港をフライトプランの中にいれるのです。州都は小さい町であることが多く、その近くの空港を探す作業は飛ぶ前にかなりの時間を必要とします。今回のPhoenixは探しやすいですが、隣のネバダ州にしても「ラスベガス」のほうが州都より大都市で大きな空港をもっています。

 今になって後悔しても仕方ないのですが、「州都の旅」よりも「州の大都市巡り」のほうが楽だったようにおもいます。大都市には大きな空港もあるので、どの飛行機を使っても離着陸が容易だったからです。州都のような地方の町では空港を探すだけも一苦労です。でも、これによって得るところも相当にあったので、深刻に受け止めているわけではありません。「何事もしない者に後悔はない」のことわざは私の励みです。

 この「州都の旅」が終わる頃には、アメリカ合衆国の地図も切れかかっているでしょう。でも、役目を終えたら、本棚に大切に保管するつもりです。この1年以上も旅を共にした地図だからです。

 2001/08/11 (土) 10:07:45

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