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空のシルクロード紀行(3)西安へ


眼下に黄河源流を眺めながら西安をめざす

眼下に黄河源流を眺めながら西安向けて上昇中

西安が近づき降下をはじめると、高地には雪が…。

西安が近づき、下降をはじめると山地には雪が見えはじめる。

西安の空港にまもなく着陸。山々がすぐ近くに見える。

西安空港にまもなく着陸。次第に山々が近くなってくる。

■忘年会も一段落、ようやく空へ

 週末の忘年会や泊り込みの忘年会がつづき、予想通りまったく飛ぶ時間が取れなかったが、ようやく時間がとれるようになった。年内に、何とか飛ぶほうだけでもトルコの辺まで行けたらとおもっていたが、なかなかきびしそうだ。とにかくシルクロードの基点ともなる西安へ、できればその先の蘭州へ気持ちを高めている。本物のシルクロードをぜひ高校時代に誓い合った友人といつかは旅してみたいが、今は共に時間の取れない身(友人は医師)。あの受験勉強中に語り合った想いは今でも胸にしまってある。今回はその下見ということで、飛んでみている。次第にこの飛行の旅にもぐんと気合が入ってきた。やはり、考えあぐねているときには、まずは実際に行動に移してみることも大切であることがわかる。

 2003/12/20(土)の夕方近く16:30に、鄭州のXinzhen空港にLearjet45を引き出し、フライトプラン作成後、直ちに離陸した。フライト時間はおおよそ42分。あれもこれもと忙しいこの時期には、のんびりとした時間がなかなかとれない。離陸後すぐに自動操縦に切り替え、高度をどんどん上げて行く。下を見ると、黄河が見える。まだ源流というほどではないが、この大河を遡ってゆくとシルクロードの基点に達する。おそらく、その基点から西がふつうにいわれている「シルクロード」なのであろう。まだ、その基点にも達しないのだから、さすがに中国は広い。まあ、飛びつづけていれば、きっとイスタンブールまでつくことはまちがいない。

 黄河をはさむように山々が次第にせばまってくる。その先に西安がある。昔(漢の時代)は「長安」という都だったと記憶しているが、よくもこんな奥地に都があったものだとあきれる。鄭州の近くまではほとんどが平地だったのだが、徐々に高原状になってきているみたいで、あちこち標高の高いところには雪も見られるようになった。現在の現地でもおそらく雪が積もっているのかもしれない。日本でもここ数日かなり冷え込んでかなりの降雪があったから、もう完全な冬なのだが、どうにも関東にいると季節感が今ひとつボケボケになってしまう。関東は住むのにはとてもいい気候のところだから。

 飛行機で1時間というのはあっという間にすぎてしまう。黄河に沿って山々が迫ってくると、そこに西安のXianyang空港が見えてきた。滑走路を斜めに捉えた高度4000ftでギアダウン、そしてフラップを大きく下げて着陸態勢にはいる。前回には着陸に失敗しているから、とくに気を張り詰める。滑走路を正面に捉えると、まもなく着陸だ。青いボーイング737型機が誘導路に向かってターミナルから離れて移動を開始しているのが見える。まだ、十分な間合いはある。ほどなく、着地。そのまま減速して、途中の誘導路に逃げ込む。そこからは、ゆっくりタキシングでターミナルまで向かう。さきほどの飛行機と近い位置で交互にすれちがう。わたしの操縦してきたLearjet45にくらべると、さすがに機体が大きい。ターミナルのそばまで飛行機を移動して停止。17:15無事西安に着く。

 飛行機を停止させてから、FSNavigatorのマップを使い、これからの旅に使えそうな空港を探す。さすがに少ない。タクラマカン砂漠の上空を何とか飛んでみたいが、空港がまったくといっていいほどない。和田(ホータン)というとことに小さな空港があるので、そこを利用することにした。ただし、大型機は例によって使えない。プロペラ機で飛ぶには距離がべらぼうに長い。何とか思案してうまくコース決めてゆきたい。

■FS2004の機体はまだまだ

 このところ、「Flightsim.com」もようやく一時のものすごい混雑が落ち着いてきたみたいで、毎晩のように訪問している。「AVSIM.com」の方へももちろん覗きにいっている。FS2004用に作られた機体の方がやはり安定性はいいので、FS2002からはほとんど機体を移動していない。試しに、大好きなF/A-18を移動してみたら、エラーメッセージが出てしまったので、削除した。わたしは民間航空機も好きだが、やはり「ジェット戦闘機」がより好きである。だから、早くいろいろな戦闘機が出てこないかなと待っているのだが、見た限りではそれほど出ていない。現在のところ「F-1」「F-4」「F-16」「F-15」の機体を見つけ、それを入れて飛ばしている。なかなか性能もよく満足している。もう少し、いろんな機体が出てくれるといいのだが、わたしが一番入れたいとおもっている「F/A-18E&F」は当分出て来そうにない。「F/A-18F(複座)」(スーパーホーネット)が、わたしの住まいの近く厚木飛行場に配置されるようになり、我が家の上空を飛んでいるのを何度か確認した。この飛行機を題材にしたいわゆる「コンバット」もののFSは持っていて、ときどき飛ばしているが、FS2004の中でものんびりと飛ばしてみたいとおもっている。機体を自分で作る時間はとてもないので、どなたか(ほとんど外国の人なのだが)作ってくれると嬉しい。

 民間機はずいぶんと機体数もふえて、もうあまり入れる必要もないほど出回っている。これからは、少し戦闘機が増えてくれると楽しみがふえる。戦闘機はたしかに戦争という目的のために作られるのだが、それゆえというか、無駄なものを極力抑えた機能美というのがあり、それにわたしは惹かれる。別に戦争が好きなわけではない。といって「平和、平和…」なんて叫ぶ気はもうとうないが、ま、しなくてもいいのなら、しないほうがいいだろうという程度である。きょうもこれを書いたら、また飛行機探しに出かけるつもりでいる。

 年の瀬も迫り、何かと気ぜわしい時期になったが、今年は「親父の死去」というさびしい出来事もあったので静かな年末年始になる。お祝い事は一切しないし、年賀状もなし。「喪中はがき」も11月にはすでに出してあるので、例年に較べると何だか手持ち無沙汰な感じがする。でも、こういうときがいつかは来ると覚悟はしていたから、それなりに静かな気持ちでいる。このところFS2004で飛ぶ時間がなかったし、ましてやFS2002・FS2000などはいうまでもない。この年末には静かに飛ばして1年の終わりにしようかと今考えている。

 2003/12/21 (日) 17:36:11

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