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マイアミからジャマイカへ


フロリダのマイアミ国際空港から離陸後、進路を南に取り、ジャマイカへ向かう。

マイアミ空港を離陸後、進路を南に取り、ジャマイカへ向かうBeechjet 400A

キューバを横切り、カリブの海へと進路を進める。

キューバを横切り、まもなくカリブ海上空へと入ってゆく。下はマエストラ山脈。

もうすぐ、ジャマイカのキングストン国際空港。海がきれいだ。

もうすぐ、ジャマイカのキングストン国際空港。カリブの海がきれいだ。

■ジャマイカってどこ?

 3月末から4月にかけては、各職場で新しい人事がスタートする。わたしの勤務する高校でも、Aさんがその若さを国際的にぶつけようと、海外青年協力隊の一員として、ジャマイカでの2年間の仕事に向かうと聞いた。すばらしいチャレンジで、貴重な体験ができることだろうと期待している。青年海外協力隊は、あくまでも「青年」がその対象なので、わたしのように「おじさん」はお呼びでない。「おじさん」用には「シニアボランティア」とかがあって、わたしの高校の恩師も現在アルゼンチンへ奥さんと一緒に2年間行っているところだ。ただ、これは、主に仕事を退職でもしたあとでないととても行けそうにない。わたしの恩師も定年後の活動として、今出かけている。職場の人から「ジャマイカへ…」という話しを聞いたとき、国の名前だけは知っていたので、「なかなかいいところじゃないの」などとおもったが、じつをいうと、すぐにはその場所がわからなかった。自宅にある世界地図を見て、はじめて、その所在がはっきりとわかった。「なんだ、カリブ海の真っ只中ではないか!」と。そして、先日VTRで見た「パイレーツ・オブ・カリビアン」のあの海がふと頭にうかんだ。「よし、今度はジャマイカまで飛んでみよう」と決めた。

 昨日(3/27)は、山岳会の恒例「花見会」だったので、飛べなかった。今朝(3/28)は、軽い二日酔いで頭が少し重かったが、これくらいなら、飛べるだろうと飛行を計画した。さて、どこから飛ぶか?キューバ?近すぎる。それじゃ、アメリカのフロリダ州にあるマイアミ辺りからならどうか、とフライトプランを立ててみたら、ほぼ1時間半くらいでちょうどいい。出発地が決まれば、あとは準備をして飛ぶだけだ。2004/03/28(日)10:35にフロリダ州マイアミ国際空港からBeechjet 400Aで軽快に離陸した。270度の方角へ離陸したので、離陸後自動操縦に切り替えると、飛行機は左旋回に入り、南へ進行方向を変えた。機体の後を振り返ると、今飛び立ってきたマイアミ国際空港とマイアミの海岸線がきれいに見える。フロリダ海峡を横切り、キューバへと向かう。今回は、この国の上空を飛ぶだけ。マエストラ山脈の上を飛んでいるときに撮ったスナップを載せてみた。前方には、あのカリブ海がひろがっている。ジャマイカのキングストン国際空港に近づくと、海の色はきれいなエメラルドブルーに変わり、南海の雰囲気が感じられる。自動操縦はすでに解除してあり、手動での着陸態勢に入る。海上に突き出たところにある空港の滑走路を正面に捉え、少しずつ高度をさげてゆく。速度がなかなか落ちないので、エアーブレーキをかけて、140ktsほどにしてそれを維持しながら下降。滑走路にしずかに着地して、すぐに逆噴射。速度が落ちたところで、途中の誘導路からゆっくりとターミナルまでタキシングで移動。空港の建物脇まで行って、停止。11:58になっていた。1時間23分の飛行だった。

 ジャマイカが地球上のどこにあるのかがやっとわかった。キューバのすぐ下にあったのだ。おおよその位置はわかっていたが、カリブ海を囲むようにかなりの数の島々が取りまいている。その島々がまた小さな国々に分かれているのを知り、すごい!の一言。それにしても、Aさんがこんなに遠くの島に仕事に出かけると知って、その気合に感嘆する。いろいろ大変なこともあるだろうが、まずは健康に留意されて、活躍されることを願うのみである。

■2週間ぶりの飛行

 先週は、学年末の忙しない時期ではあったが、父親の一周忌というので、田舎に帰省していた。よって、その準備などもありほとんど飛べずにいた。田舎からもどっても、あれこれ飲み会が入ったり、帰省の疲れが出たりで、とても飛べる状態ではなかった。昨日の「花見会」で一区切りついたので、本日ようやく飛ぶ気になり、予定を決行してみた。2週間もほとんど飛べなかったのは、久しぶりのことだ。きょうの飛行で何とか勘を取り戻したが、やはり練習をしていないと飛行にも不安が残る。

 ナビの操作や自動操縦解除後の速度キープの解除などの何気ない操作は、普段からしっかり練習していてはじめて本番で落ち着いて操作できる。せっかく1時間以上も時間をかけて飛んでも、着陸に失敗などということはよくある。FSに習熟した者としての意地として、一回離陸したら、かならず安全に着陸までもってゆく、という気持ちがある。どんなトラブルがあっても、何とか回復させて最終的には安全に着陸するのが、パイロットとしての責務だとおもっている。これは、実機だろうがFSだろうが同じことだ。

 2週間近くもあいてしまったが、きょう飛べてホッとしている。義務で飛んでいるわけではないが、自分で決めたスケジュールをきちんとこなすのは大切なことだろう。ふつうに生活していれば、予知しないことも頻繁におこる。そういう中にあっても、できる限り自分で立てたスケジュールを淡々とこなすというのは、リズムをくずさない良い方法だとおもっている。

 2004/03/28 (日) 17:27:36
 

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