TopPage


航空母艦での飛行訓練


空母リンカーン上で発艦を待つF/A-18E Super Hornet

航空母艦リンカーンの甲板上で発艦を待つF/A-18E Super Hornet。タイ国プーケット近郊洋上にて

空母から無事発艦して、ぐんぐん上昇してゆく。

空母から無事発艦して、ぐんぐん上昇してゆくF/A-18E

右旋回して、空母への着艦に向けて周回するF/A-18E

航空母艦リンカーンを右下に見ながら、着艦に向けて空母を周回するF/A-18E

■空母での発艦・着艦はむずかしい

 航空母艦へセスナなどを使って着艦したことは何度かあるが、ふつうの空港にくらべると確かにむずかしいが、速度が遅いせいもあって何かとできる。しかし、ジェット戦闘機を使った本格的な発艦・着艦はむずかしい。このたびリリースされた「F/A-18E」には空母の着艦時に使う計測器類がきちんと装備されているので、航空母艦を使った本格的な飛行訓練をはじめることにした。

 FS2004にもサンフランシスコ近くの洋上に航空母艦「キティーホーク」が配置されているとおもうが(まだ確認はしていない)、新たに空母を2隻をタイ国のプーケット南東洋上とパタヤの西方洋上に配置してみた。今回は、プーケット南東洋上に配置された航空母艦「アブラハム・リンカーン」を使って、厳しい訓練に入ることにした。空母の甲板からの発艦は、機体の前輪にカタパルトを引っ掛けて、それで急激に加速して射出するのだが、最初の頃は、このカタパルトにどう引っ掛けるのか、どういう状態にすると射出するのかがわからず、呆れるほど発艦に失敗した。この機体のコックピットのHUD(ヘッドアップディスプレイ)のすぐ下にある2つのスイッチ(マウスで触れるとCatapultと表示される)の左がArmスイッチ、右が射出スイッチである。まず、機体をカタパルトのあるレーンまで少し移動して(ふつうにTaiのPhuketを選択すると、すぐ下に空母が表示されるので、それを指定して機体を甲板上に乗せてから)、そこで「Arm」スイッチを上げる。これで、前輪がカタパルトに固定される。そうすると、自動的にブレーキングの表示がでる。いよいよ発艦である。最初、これに気づいたときは、このあと射出のスイッチをマウスでクリックしていたのだが、どうもおかしい。そこで、ブレーキングがかかった状態で、フラップを下げ、アフターバーナーを吹かした瞬間に操縦桿のブレーキングを離したら、自動的にカタパルトが動き出し、すごい加速で飛行機が射出された。これには驚いた。飛行機はそれまでに何度となく海に沈んでいたのだが、まるでそれがウソのように、軽々と浮かんだ。そのまま一気に加速上昇して飛べるようになった。何の説明も読まずに、勝手にいじっていただけであるが、これができた瞬間にどういう仕組みになっているのかが、たちどころにわかった。

 飛び上がるのに慣れたら、今度は着艦だが、これは先ほどのHUDのすぐ下にある四角に囲まれた緑の点を押すと、HUDの画面の中に正方形の緑の枠が表示され、その四隅には、着艦に欠かせない飛行データが時々刻々に赤字で表示されるようになる。これを見ながら、空母の背後から甲板上に見える「ミートボール」という着艦時の飛行機の下降具合を教えてくれる照明灯を目安に近づいてゆく。飛行機から見ると、ほとんど豆粒みたいな甲板に着艦するのは、じつにむずかしい。甲板にうまく着地するには、機首を上げた状態で、機尾に出ている着艦フックと後輪が甲板にぶつかる感じで、本当にストンと落っこちるみたいにできるのが理想であるが、何度やってもうまくはできない。どうしても、甲板につっこむみたいな姿勢で行き勝ちで、失速して甲板下に突き刺さったり、甲板の上を素通りして海に激突なんていうのはあたり前である。これを真剣にやっていると、本当に手と額は汗が噴出してくる。ちなみに、わたしはもう30回くらいはこの着艦に挑戦しているが、たった1回しか成功したことがない。まだまだ、艦上戦闘機のパイロットしては、全くの役立たずである。これが、楽にできるようにならないと空母へもどることはできないので、未だに近くのプーケットの空港へ避難してしまうことが多い。厳しい訓練は連日つづいている。

■F/A-18E Super Hornetの作者の方から

 昨日は、娘たちのパソコンの設置作業をしていて、結局自分のパソコンの方は見ることもなく1日を終えてしまった。今朝、メールをチェックしていたら、何とわたしが毎日使わせて頂いているこの名機「F/A-18E Super Hornet」を作られた方から、メールを頂き、恐縮してしまった。素晴しい機体を無料で使わせて頂いている上に、更なるアップグレードがあるとの情報も添えられており、ありがたいメールであった。さっそくお礼のメールを書かせて頂き送信したが、これだけの機体を作るには、相当のご苦労があったことは想像に難くない。それをいとも簡単に使わせてもらうありがたさを実感していただけに、メールまで送って頂いて、本当にありがたい気持ちで一杯だ。本当に感謝申し上げたい。

 作った方たちの苦労に報いるには、この機体を十分に使いこなし、素晴しい飛行ができるように精進するのが一番かなと自分ではおもっている。航空母艦を拠点とするこの機体は、やはり空母での発艦・着艦がスムースにできて、はじめてその真価が発揮されるとおもう。そのためにも、十分な訓練をして安全に着艦できるだけの技術を身につけたい、強い意欲が湧いてきた。きょうも、これを書き終えたら、すかさず訓練に入るつもりでいる。

 素晴しい機体を本当にありがとうございます。m(__)m

 2004/04/18 (日) 10:35:05

■■航空母艦での飛行訓練(着艦編)■■

無事着艦できるようになった。うれしい着艦時のスナップ。

ようやく着艦できるようになった。甲板にぶち当たるようにして降りるのがコツ。

この緑のランプ(ミートボール)を目印に着艦する。

この緑のランプ(ミートボール)を目印に着艦する。着艦時はすごい衝撃だ。

ようやく着艦できるようになったF/A-18E Super Hornet

着艦後に空母のタワーをバックに記念撮影。うれしい一瞬だ。

■着艦訓練に明け暮れて

 帰宅すると、グターとしてしまうことも多いのだが、このところはF/A-18E Super Hornetでの空母リンカーンへの着艦訓練で飛びつづけていた。何度飛んでも、着艦がうまくできずに、海中に落ちたり、甲板上を通り過ぎたり、空母の後部へ突き刺さったりで、散々な日がつづき、もう意地でもうまくなってやろうと必死に練習していたら、今週末になってうまく着艦できる回数が増えてきた。やはり練習の効果は大きく、次第に甲板に降りるタイミングと失速させてドスンと落ちる雰囲気がつかめてきた。インスタントリプレイで見ると、本当に車輪がグニューッと曲がっているのがリアルである。それほどうまく着艦できるようになったわけではないが、一番うまく着艦できたときのスナップを3枚ほど載せてみた。着艦フックで甲板上のワイヤーに引っ掛けるのだが、うまく着艦できるとほどなくフックは自動的に格納されてしまい、見えなくなる。着艦の瞬間は、本当にドスンという感じで甲板にぶち当たる。そして、急激に止まる。VTRで何度も見たが、それとそっくりである。

 まだまだ訓練度が足りないので、いつでも完璧に着艦できるわけではない。今のところは、成功率は3割というところだ。実機では、失敗すれば命にかかわる。ものすごい訓練が必要なことは、こうして毎晩やってみて、実感とまではいかないが、おおよその雰囲気はわかる。FSでも2・3日訓練を休んでいると、すぐに勘が効かなくなる。酒など飲んだあとは、まずはうまくいったことはない。本当に狭い甲板に突き刺さるように降りてゆくことのむずかしさ。しかも、最後は甲板上で飛行機を失速させるようにして、機首をあげて落ちる度胸が必要とされる。すばらしい機体を得て、こういう訓練をすることができて、とてもうれしくおもっている。

 この訓練のために、FSは現在のところ、空母一色になっている。通常の飛行はしばらくお休みだ。腕を上げて、また地上の空港へ戻って来たい。

 2004/04/24 (土) 14:01:48

■ 前のページへ ■ 次のページへ ■ 目次へ ■ TopPageへ