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零戦で台湾を縦断する


零戦で台南航空隊のあった高雄空港を離陸する。

零戦21型で台南航空隊のあった高雄空港を離陸する。キャノピーはまだ開けてある。

台湾最高峰「玉山(新高山)」上空。どの山なのかわかりませんでした。

日米開戦時の「新高山登れ」で有名な台湾最高峰「玉山」上空。だが、どの山かわからない。

ほどなく、台北の空港が近づいてきた。左旋回して滑走路に向かう。

ほどなく、台北の国際空港が近づいてきた。左旋回してこれより滑走路に向かう。

こういう当たり前のスナップも時には必要。滑走路を見事に捉えている。

こういう着陸時の当たり前のスナップもときには大切。滑走路に定石通りに進入している。

待機中の大型ジェット機のそばに停止してみた。大きさの違いが一目。

待機中の大型ジェット機のそばに並んで停止してみた。機体の大きさが格段に違うのがわかる。

■まもなく、敗戦59年目

 日米の開戦からすでに63年間も経とうとしている。1945年(昭和16年)12月8日未明、日本帝国海軍の真珠湾攻撃が開始された。このときの奇襲作戦の開始の暗号が「ニイタカヤマノボレ」である。この「ニイタカヤマ」は当時日本の植民地だった台湾の最高峰「玉山(=新高山)3952m」のことである。この真珠湾の攻撃とほぼ同時くらいのときに、ここ台湾の高雄にあった旧日本海軍の「台南航空隊」からも中国大陸の攻撃に零戦隊が発進している。その中に、わたしの尊敬する「坂井三郎氏」の姿もあった。彼と同年のわたしの父親もその当時、すでに満州国で軍務についていた。8月15日は日本が外国と国運をかけて戦争をして、はじめて敗戦した年である。終戦ではない。間違いなく「敗戦」である。このときに敗戦の教訓が本当に生きているのかを、今の現状から見ると、何とも心もとない気持ちになる。とくに今のイラクのようすなどを見ていると、日本はあれ以上にすごかったのかともおもうが、どうも彼らとはちょっと雰囲気がちがうみたいだ。あれだけ痛めつけられても、現在でも果敢に抵抗を繰り返しているイラクの国民を見ると、どうも戦争に対する認識が完全に違うのではというおもいがしてくる。ともあれ、敗戦から60年近く経とうとしている。日本の政治を担う情けない政治家たちの大半もほぼ戦後世代になってきた。それ以前の日本人もどこかおかしかったのだが、戦後もそれにもましておかしくなっているのかもしれない。

 その台南航空隊のあった「高雄」から台湾を北上縦断して台北まで、当時の雰囲気そのままの「零戦21型」で飛んでみた。高度25000ftほどを零戦の巡航速度の150ktsほどでのんびりと海・山の飛行を楽しんでみた。飛んでみようとおもったのは、今朝の朝なので何の準備もしていなかった。9:00ちょうどに高雄を離陸して、玉山を見つけようと、地図を参考に飛んでみたが、残念ながらこれが「玉山」といえるような山を見つけることはできなかった。ただ、日本の最高峰「富士山」より高いことは、日本人でも意外に知らない人がいるのでは、とおもう。数年前、我が山岳会でもこの山へ登りに行く計画があったが、大きな地震ががあって、断念した。返す返すも残念なので、いずれは登頂したいとかんがえている。高雄から台北まで北上しながら縦断してみたら、ほぼ1時間ほどで縦断できた。台北国際空港に着いて、タキシングしてジェット旅客機の脇に零戦を着けたときで、ちょうど10:00だった。まだ、室内が35℃近くになる前の朝方で、PCも何とか問題なく動いてくれたので助かった。ひさしぶりに零戦を操縦できて、いい飛行ができた。

■どういうわけか、生徒が見ているらしくて…

 わたしは、高校で一応「教師」をして、生計を立てている。物理を教えている少数の生徒たちには、ときどきちょっとだけ、このHPの内容にふれた話をすることがあるが、できる限りは話さないようにしている。わたしの趣味の話など授業とは関係ないし、それに仕事場でもそんな話題を話すのは、ちょっとしんどいからだ。ところが、最近になって廊下などでとくに何も話していない1年生(彼らには理科総合Aという科目を教えている)から「先生のページ見たよ、軍用機がすごく好きなんだね…」などと声をかけられることが何度かあった。「軍用機」などといわれると、わたしが何だか右翼の「軍用機マニア」みたいに聞こえてあまり響きがよくないので、ついひそひそ声で返答している自分がおかしい。何度もことわっているように、わたしは「平和オタク」ではないが、かといって「軍事オタク」でももちろんない。ただ、飛行機としての機能美が優れているものに惹かれているに過ぎない。

 生徒がいうのを聞くと、どうも自宅で見ているのではなくて、昨年度から必修になった「情報A」の実習のときにアクセスしてみているらしい。URLは生徒にはまったく教えていないから、検索して探しているみたいだ。試しに考えられる検索エンジンにわたしの名前を入れて検索してみたら、「YAHOO! Kids」以外は、全部一番トップで検索されるようだ。知らなかった。でも、かんがえてみれば、このホームページを作ってからけっこうな年数が経っている。その割りにあまりカウンタも上がっていないけれど、どこのフォーラムなどとも関係をできる限りもたないようにして、自前でひっそりやってきた結果だから、それほど意に介してはいない。インターネットの前のパソコン通信時代からネットとは接続しているから、ネット歴は長い。「文字が多いよね」などといっている生徒もいたが、「ネットは最初は文字しかなかったのだ!」といってみたが、虚しい。彼らにはそんな時代は関係ないのだ。

 これからも職場では、こういう趣味のことはあまり話すつもりもない。生徒と飛行機のことなど話してもまったく面白くもないし、それに飛行機など彼らにとっては乗り物の一種でしかないだろう。よほどの物好きがいればわからないが、どうも職場はこういう話題を話すには雰囲気があわない。ま、ここだけの話ですませているのが一番だろう。

 2004/07/18 (日) 16:32

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