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ノルウェー:スバールバル諸島へ


ノルウェーの北端・ハンメルフェストより離陸し、これよりスバールバル諸島へ向かう。

ノルウェー北端のハンメルフェストから離陸し、これよりスバールバル諸島に向かうBeechjet 400A

氷河におおわれたスピッツ・ベルゲン島が近づいてきた。

氷河におおわれたスピッツ・ベルゲン島が近づいてきた。北緯80度の島は夏でもこの気候だ。

内陸部には雪の融けているところも散見する。すばらしい景色である。

内陸部には雪の融けているところも散見される。つかの間の夏、すばらしい景色だ。

スバールバル諸島唯一のロングイェールビーン空港へまもなく着陸。

スバールバル諸島唯一のロングイェールビーン空港へまもなく着陸。波も静かだ。

■スノーボール・アース仮説の発端の島へ

 この夏の関東は猛暑でエアコンなどない我が家では、扇風機で部屋中の熱気をかきまわして何とか暑さをしのいでいる。本もできれば、涼しい話題の本がいい。と、本屋さんで見つけたのがガブリエル・ウォーカー:渡会圭子訳『スノーボール・アース(全地球凍結)』早川書房\1900である。まだ、残りが三分の一ほどあるので、本の内容は省略するが、この本の中にこの仮説の発端になった岩石が見つかった場所として、ノルウェー領地のスバールバル諸島が出ていた。「スバールバル?」と最初はどこのところかわからなかったので、世界地図で調べてみた。ノルウェーのさらに北の北緯80度近くにある北極圏の島である。どんな島なのか、興味がわいたので、飛んでみることにした。

 ノルウェーの北端にあたるハンメルフェストというところから、2004/08/08(日)7:17に離陸。この諸島に1つしかない空港であるスピッツ・ベルゲン島のロングイェールビーン空港まで飛んでみた。所要時間はおよそ1時間23分とフライトプランでは出てきた。機体は、飛びなれているBeechjet 400A。ハンメルフェストの空港の滑走路はとても短いため離陸できるか心配だったが、滑走路の末端すれすれでようやく浮上。何とか離陸できた。ノルウェーのフィヨルドの入り江のあちこちには雪が残っており、緯度の高い国だなとおもわれた。今回はさらにこれより北へ、しかも北緯80度というほぼ北極圏に入る場所までの飛行である。どんな光景が見えるか、楽しみだ。

 飛行すること、約1時間10分ほどでスピッツ・ベルゲン島が見えてきた。予想通り、島の大半は氷河におおわれている。夏場の今はあちこちに地面も顔を出しているが、面積的には少ない。先カンブリア代(6億年前よりさらに昔)に地球全体が氷河におおわれていたという「スノーボール・アース仮説」の発端になった岩石がいかにも残っていそうな雰囲気を感じさせる。この島にも人は住んでいるのだろうが、冬場はきびしいだろうな。こういう場所には不思議と行ってみたい気持ちになる。しばらくして、空港が見えてきて、着陸態勢へ。8:47無事着陸。海岸線のすぐ近くの空港だった。ここしか、空港はない。小型ビジネスジェット機で着陸がギリギリだったから、これ以上の大型機では無理だろう。プロペラ機なら問題はないが、今度は島に着くまでにかなりの時間を要する。こういうときの機体の選定には本当に悩む。知っている空港ならいざ知らず、まったく未知の空港なので、飛んでからではもう遅いからだ。無事飛行を終えて、ホッとした。

■とにかく暑い

 この夏は7月上旬から猛暑がつづいており、正直なところFSで飛ぶのもしんどい。朝夕の涼しいうちでないと、すぐにパソコンのCPU周辺温度は60℃を超える。これでは、安心して飛ばせない。温度センサーを見ながら、はらはらして飛んでいる。FS以外の作業なら別に問題はないが、FSではCPUの活動は最高度になるから発熱量もすごいのだろう。あとしばらくは、気温と相談しながらの飛行がつづきそうだ。ま、そうはいっても、季節がくれば自然に涼しくはなるのだが。

 「FLIGHT INFO」でどなたかが、「最近FSをやる人が減っているのでは?これではFS2006の販売が心配される」という旨の発言をしておられたが、確かにFSをやっているという人をほとんど知らない(友人の佐々木くんは除く)。こういうソフトがあることさえ知らない人も多い。もともとマイナーな存在だったFSがまたマイナーにもどってゆくだけなのかもしれないが。FSファンの数は、わたしにはまったく興味はない。必要なソフトは全部あるし、当分FSをやるのに困ることもないだろうし、もともと1人で飛んでいるだけなので、好きなように飛びつづけるだけである。本当に好きな人はおのずと淘汰されてゆくだろうし、ファンがどれだけいるかなんて、わたしにはまったく関心もない。世界中にどれだけのFSファンがいるのかわからないが、みんな好きに飛んでいるのではないかな。わたしがFSをはじめた頃は、大体こういうゲーム自体がほとんどマイナーだったし、こういう趣味が流行するとはとてもおもえなかった。最終的には「飛行機バカ」だけが残るのだろう。むしろ、それでいいとおもう。

 まずい!気温が上がってきた。もうきょうはこれでおしまいだ。

 2004/08/09 (月) 8:40

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