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トンガ:ヴァヴァウ諸島へ


トンガタプ島のファアモトゥ国際空港から離陸して、これよりヴァヴァウ諸島に向かう。

トンガタプ島のファアモトゥ国際空港から離陸して、これよりヴァヴァウ諸島に向かう

コバルトブルーの中に大小無数の島々が点々とつづく。

コバルトブルーの海上に大小無数の島々が点々とつづく。

ヴァヴァウ諸島が近づいてきた。右奥の島にヴァヴァウ空港がある。

ヴァヴァウ諸島が近づいてきた。右奥の島にヴァヴァウ空港がある。

ヴァヴァウ空港はすぐ目の前だ。これが彼のいた島か。

ヴァヴァウ空港はすぐ目の前だ。これが彼のいた島か。

■友人S氏がかつて住んだ島

 この夏は猛暑で、パソコン内の温度もすぐに上昇してしまっていた。とても、FSで長時間飛べる状況ではなかったため、飛行はひかえていた。ようやく昨日(9/4)辺りから少しずつ気温も下がりはじめ、今朝(9/5)になり、安心して飛べる気温まで下がってきた。さて、そうなるとどこへ飛んでみようかと世界地図を片手に場所探しをしていたら、最近めっきり会っていないS氏のことがおもい出された。そして、「そうだ、S氏がかつて海外青年協力隊員として行っていたトンガを飛んでみよう!」とおもいついた。S氏は、その頃、トンガ(諸島)の北部に位置するヴァヴァウ諸島にある小さな島に技術家庭の教師として派遣されていたのである。滞在期間はたしか2年だったと記憶している。彼の話では、トンガには空港はほとんどなくて、トンガタプ島に空港があり、そこから小さな飛行機でヴァヴァウ島へ、さらに船か何かで渡る小さな島だったとかいっていたような気がする。とにかく、空港が1つあれば飛べるので、準備にはいってみた。

 2004/09/05(日)8:40にトンガタプ島に1つあるファアモトゥ国際空港からBaron58で離陸した。FSNavigatorのマップで確認すると、北部にあるヴァヴァウ諸島に何とヴァヴァウ空港というのがちゃんとあるではないか。これはいいぞ!とそこまでマニュアルで飛んでみることにした。時間は1時間ほどもあれば飛べる距離だったので、ちょうどいい。ここ数回は、南極や北極など寒いところが多かったが(まあ、暑いときにはあういうところが涼しくていい)、今回は一転して赤道直下の常夏の島々である。飛び立つと、コバルトブルーに輝く南国の海に点々と大小さまざまな島々が点々とつづいている。写真でみた限りでは、たしかに実際もこういう光景らしい。インターネットで調べてみたら、これと同じ航路を毎日定期便が飛んでいるとのことである。ものすごい辺鄙なところとおもい込んでいたら、そんなでもない。おもい込みとは怖いものである。さて、飛行のほうは久しぶりの飛行ゆえ、楽しい。外は雨が降っていて、気温も低い。FSには絶好の日である。海の色も深度によってさまざまに変化する。これだけを見ていても、けっこう飽きない。飛行機はほぼ9000ftくらいのところを150ktsほどのスピードで飛んでいる。トンガ王国は南緯20度ほどに位置している島々で、成っている。S氏の話では、常夏の島なので時の流れもゆったりしており、のどかだったとのこと。学校の授業が終わると、自前の小船で釣りに出かけて過ごしたといっていた。何を教えにいったのかは、正確にはわからない。何か、長期滞在の観光でもしているみたいだなーとわれわれの飲み会では語られていた。「そっちにいるうちに、1回遊びに行くから…」とかわたしもいった記憶があるが、当然のことながら、そんな費用はどこからも出ない。話だけで終わってしまった。

ヴァヴァウ島の海辺でのんびりと釣り 飛んで1時間も過ぎる頃、そのヴァヴァウ島が見えてきた。ふつう「ババウ島」といわれているようだ。空港が近づいてきたので、ギアを落とそうとしたら、速度オーバー。景色に見とれていて、高度を十分に下げておくのを忘れてしまっていた。急激に下降したため、速度がオーバーしてしまったのだ。仕方なく、一旦空港の上を通過。高度を保ったまま、反転して、予定とは反対の方角からの着陸をした。9:55無事着陸。気分のいい飛行だった。左にインターネットで紹介されていた写真のヴァヴァウ島のようすを載せてみた。たしかにのんびりしたようすのところらしく、昼寝でもしたい雰囲気が伝わってくる。この島で2年間の生活を送ったS氏にとって、まさしく「天国に一番近い島」だったのかもしれないな、とおもえる光景である。何気なくおもいついた飛行であったが、いい場所を飛べて幸運だった。これからも、のんびり飛びつづけたなー。


■飛ぶ場所探しに一苦労

 この「世界きまぐれ飛行」でも世界中のいろいろな場所を飛んでいる。名まえは「気まぐれ」ではあるが、じつのところ「気まぐれ」に飛ぶことのほうがむずかしい気がする。ある程度の目標を決めて飛ぶのは、毎週末の場所探しもせずに済むため、おもったほどたいへんではない。時間を確保して、順番に飛んでいけばいいからだ。「気まぐれ」に飛ぶには、飛ぶ場所を絶えずかんがえなければならないので、けっこうシンドイ。新聞やニュース、本などで「これは」とおもわれる場所をチェックしておいて、世界地図などで空港があるかも確認しておかねばならない。暑い夏などでは、飛ぶだけでも汗が出てくるから、なおのこと苦労する。ただ、苦労をする分だけ、飛んだあとの充足感はある。ほとんど、ぶっつけ本番で飛ぶため、着陸地点の滑走路がどうなっているのかの不安もある。しかし、一旦飛び立ったら、何としても無事に着陸したいというのは、FSパイロットの意地でもある。

 日本国内も全部飛んだ。世界の主な場所はほぼ飛んだ。気になっているところを今飛びつづけている。FSの中の世界をすべて飛ぶことなどできることはないとおもうが、次第に飛んでみたいとおもう場所が減ってきていることは事実だ。これからは、場所でなくて、ちがう気象条件の中などで飛んでみることも面白いかもしれない。マルチプレーというのもあるが、これだと時間がこちらの都合ではどうにもならないから、あまり乗り気にならない。何にでも「壁」はある。FSにも「FSの壁」があるのかもしれない。おそらく、わたし自身がつくってしまっている可能性も高い。あまり、気張らずにのんびりやってゆくしかないなーとおもっている。

 2004/09/05 (日) 12:05

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