TopPage


空母から空母へ


タイのプーケット沖合いの空母リンカーン甲板上で発艦を待つF/A-18E Super Hornet

タイのプーケット沖合いの空母リンカーン甲板上で発艦を待つF/A-18E Super Hornet

準備が終わり、発艦直前。これよりパタヤ沖にいる空母トルーマンをめざす。

準備が終わり、発艦直前。これよりパタヤ沖にいる空母トルーマンをめざす。

気持ちよく発艦し、これより一気に高度を上げてゆく。

気持ちよく発艦し、これより一気に高度を上げてゆく。

高度35000ftに達し、マッハ1の速さで水平飛行に移る。

高度35000ftに達し、マッハ1の速さで水平飛行に移る。

45分ほどの飛行で、パタヤ沖にある空母トルーマンを捕らえ、これより着艦に入る。

45分ほどの飛行で、パタヤ沖にある空母トルーマンを捕らえ、これより着艦に入る。

空母トルーマンの甲板上に無事、着艦。ホッと一息つく。

空母トルーマンの甲板上に無事、着艦。ホッと一息つく。空母から空母へ…成功。

■こういう飛び方もあった

 航空母艦からの発艦・着艦はしばらく練習をしていないとすぐに腕が落ちるので、週に何回かはできる限りやるようにしている。とくに、着艦はよくいわれるようにむずかしい。この練習はいつも空母を選ぶとそれを使って発艦・着艦の訓練をしている。職場の文化祭も終わり、少し気分的に落ち着きの出た先週のはじめ頃、ふとしたことから、「空母から他の空母まで飛んでみるのも面白そうだな」とおもいついた。いつも練習に使っているタイのプーケット沖合いの空母リンカーンから同じタイのパタヤ沖合いにある空母トルーマンまでは距離的にもそれほどではないので、試しに飛んでみることにした。ついでに、FSNavigatorでの空母への自動着艦は可能かも調べてみたかったので、セットして飛んでみた。発艦は問題ないが、着艦はまったくわからなかった。ただ、フライトプランを見ると、着艦時の速度の落ち方があまり良くなくて、240ktsほどのスピードになっている。これじゃ、無理かなとおもったが、何はともあれ、実際に飛んでみて調べてみたほうがいい。飛んでみると時間にして約50分前後である。自動で着艦はできるかな?と失敗は覚悟の上。空母トルーマンが近づいてきても、そのまま自動操縦を解除しないで見守っていたら、やはり心配していたように、速度が速くて甲板に着艦できず、そのわずか上空をかすめて通過してしまった。すぐに自動操縦を解除して、スロットルを全開、回復行動に移り、今度はマニュアルで着艦した。これを試してみたので、航空母艦への着艦はやはり通常通りマニュアルでということがはっきりとわかった。

 明けて、2004/09/28(火)は土日に行われた文化祭の代休日。昼間はゴロゴロしながらくつろぎ、疲れからかめずらしく昼寝もしてしまった。読みかけていた本も何とか読み終えて、夜にゆっくりと飛んでみることにした。夜20:00にプーケット沖合いの空母アブラハム・リンカーンの甲板上にF/A-18E Super Hornetを引き出して、発艦態勢に入った。きょうは、FSNavigatorのマップは参照するものの自動操縦は一切使わない。準備完了すると、いよいよ発艦だ。スロットルを全開にしてブレーキングをはずすと、一気に150kts近くまで加速されて、カタパルトを離れる。あとは、グングン高度を上げてゆく。予定飛行高度は35000ftにしたので、そこまで上昇して水平飛行に入った。この機体はディフォルトでは速度はマッハ1.2くらいしか出ないのだが、修正を入れてあるので、アフターバーナーを使うと、ほどなくマッハ1.8まで上がる。しかし、先を急ぐこともない。ほぼマッハ1で飛ぶことにした。これで、約50分の飛行で、前日と同じでパタヤ沖合いの空母ハリー・S・トルーマンまで到達するはずである。

 順調に飛び続け、ほぼ45分ほどで空母トルーマンを捕らえることができた。トルーマンは北向きに進行方向をとっているので、着艦には南側からの進入になる。高度を徐々に、しかし的確に落としてゆき、高度4000ftほどでギアを、さらに着艦フックを降ろし、高度2500ftほどでフラップを降ろしながら、空母の甲板を正面に捉える。ここからは何度やっても緊張する。スロットルを微妙に絞りながら、機体をほんの少しだけ機首上げした状態で高度だけを少しずつ落としてゆく。甲板が近づいてくるとつい突っ込みたくなるが、そこはグッとこらえて、あくまでも甲板に落っこちるような感じで速度を調整してゆく。またしても、甲板下に突き刺さるかとハラハラしながら、近づく。高度計では十分なはず(甲板の高さは76ft)。空母のターミナルが大きく近づき、ストンという感じで着艦。急激に速度が落ちて、静止。アレスティングワイアーに引っ張られて少し後ずさり。その後、着艦フックがはずれて完全に停止した。無事、着艦に成功。空母アブラハム・リンカーンから空母ハリー・S・トルーマンまでの約1000kmの飛行が終わった。この飛行はとても楽しめたので、世界中のあちこちに配置してある空母の間を飛んでみようかなという気持ちになってきた。

■新たな楽しみ方を探して

 FSでの楽しみ方にはさまざまあり、どれが一番いいとかはないとおもう。初心者の方からベテランと呼ばれる方までそれぞれがいろんな楽しみ方をしていることだろう。わたしは、現在は「気まぐれ飛行」という形で、そのときどきのおもい付きで、飛行を楽しんでいるが、これも飛び方をその都度考えるという点では、けっこう単なる「気まぐれ」ではできないというのが、本当のところ。「この次はどういう飛び方をしようかな…」とかんがえているうちに、1週間などあっという間に経ってしまう。ふつうは土曜日に飛ぶことにしているが、土曜日には部活動の指導なども入ると、午後自宅にもどってからでないと飛べない。今回のように週の途中で代休などが入ると、気楽に飛べるので、週末がグッと楽になる。何でもそうだが、はじめるのは簡単で、それを持続するのはけっこう大変だ。1回1回ごとに気を抜かず、積み重ねてゆくことで、ある程度の飛行日記もできる。とにかく、飛びつづけることが大切で、おそらく好きでなかったら、とてもつづけられないとおもう。

 FSで飛行機を飛ばすことが大好きなので、自宅ではほとんどこれと読書、そして酒くらいしかやらない。「はまる」などということばがよくいわれるが、10年以上もやりつづけているのを「はまる」というのかを、わたしは知らない。趣味という感じも自分ではしていない。ほとんど、これ自体がわたしの人生の一部であるし、楽しいだけでつづけられるのかも疑問である。ただ、これからも、おそらく新たな楽しみ方を見つけては、飛ばしつづけるような気がしている。これを書き終えると、また次回の飛行プランをかんがえる。そのときが一番楽しい。誰に強制されるわけでも、誰かがこれを見たり読んだりしているというようなこともほとんど意識にのぼらない。そのときは、まったく自分だけの孤独な(と本人には感じられないのだが)作業になる。これをいつまでつづけるのかも、自分ではまったくわかっていない。元気なうちはやるだろうくらいはわかるが…。

 2004/10/03 (日) 17:18

■ 前のページへ ■ 次のページへ ■ 目次へ ■ TopPageへ