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P-3Cで北方領土視察飛行


中標津空港から離陸して、これより北方領土視察の飛行にはいる。背後は知床半島。

中標津空港から離陸して、これより北方領土視察の飛行にはいる。背後は知床半島。

飛び立ってすぐに国後島に達する。左に見える知床半島からの距離を見ると、じつに近い。

飛び立ってすぐに国後島に達する。左に見える知床半島からの距離を見ると、じつに近い。

国後島最高峰の爺爺岳(ちゃちゃだけ)上空。島自体も大きい。

国後島最高峰の爺爺岳(ちゃちゃだけ)上空。島自体も大きい。

国後島をあとに、次に択捉島に向かう。さらに大きい島である。北方の寒気が伝わってくる。

国後島をあとに、次に択捉島に向かう。さらに大きい島である。北方の寒気が伝わってくる。

択捉島最北端の神威岳(左側)上空。前方に見えるウルップ島はロシア領。

択捉島最北端の神威岳(左側)上空。前方に見えるウルップ島はロシア領。

女満別空港への帰路、知床半島の羅臼岳上空を飛ぶ。左下の羅臼は雪だ。

女満別空港への帰路、知床半島の羅臼岳上空を飛ぶ。左下の羅臼は雪だ。

■北方領土ってどこ?

 ほとんど新聞も読まないわたしにしてはめずらしく気になっていたことがある。ロシアのプーキン大統領が「歯舞、色丹の2島返還は視野に入れている」みたいな発言をしたとかいう記事を目にしたことだ。日本としては「北方4島(歯舞・色丹・国後・択捉)は日本固有の領土であり、分割返還には応じられない。まとめて返還してほしい。それを受けて、平和条約の条件としたい」というような発言があったと記憶している。わたしも現実に知床の山などに登りにいったとき、国後島などが余りに近くに見えるため、「ありゃ、どう見ても日本としかいいようがないよな」という素直な印象をもっていた。歯舞・色丹といえば、根室からわずか数kmのところにあり、返還は当然として、今回飛んでみようとおもった国後島(最短で16km)や択捉島(117km)も地図で見る限りは、ふつうに日本に属しているとかんがえてまちがいない。さすがに、択捉島の向こうにあるウルップ島の辺になると、まあ、ロシア領かなといわれると「そうかな」という気持ちはする。今回の飛行は、先日、Team FS KBTさんから頂いた「P-3C Orion β版」のさらなるテスト飛行をかねて、この国後島・択捉島のいわば「北方領土視察」に出かけてみることにした。

 歯医者さんの予約が入っているので、そうのんびりはできないが、何とか時間を確保した。04/11/20(土)11:43に中標津空港に海上自衛隊の「P-3C Orion」(β版)を引き出して、8度方角へ一気に離陸した。この機体は本当に安定しており、離陸も安心してできる。ある程度上昇してから右旋回して方角を東にとる。すぐ目の前は国後島である。視界の左には知床半島が北東に向けてのびている。数年前の羅臼岳登山がおもいだされる。あのとき3泊もお世話になった「木下小屋(一泊\1500温泉付き)」はいい山小屋であった。また、行ってみたい小屋の筆頭である。国後島は細長い島だが、知床半島と同じくらいに大きい。日本地図などでは日本の領土のように扱われており、地名も日本語で入っている。がしかし、現在はまだロシア領である。あのような近くまで押し寄せているロシアという国の感覚を疑う。あのような大国がこの狭い日本から経済援助などを受けて、しかもわがままにもこんな近くにある島まで、ロシア領だと言い張っているのは異常である。ロシア人そのものには何も恨みつらみはないものの、ロシアという国に幼い頃から悪い印象しかもっていなかったのは、何も教育のせいではない。いろいろ自分でものの本を読んだり、満州にいた父母からの話などを総合して、そうおもっていたのだ。「とんでもない国」だと。この島の北端に爺爺岳(ちゃちゃだけ)がある。この島の最高峰である。もし、日本に返還されるようなことがあれば、登りに行ってみたい山だ。

 次に択捉島(えとろふとう)に向かう。島の形状は国後島とじつによく似ているが、国後島よりやや大きめの島である。ネットで検索したところ、この島も含めて北方4島をあわせると、日本の愛知県とほぼ同じ面積があるという。島の縦断にもけっこう時間がかかる。この飛行機は高度16000ft、速度260ktsで飛んでいる。スロットルを半分にして飛んでいても、これだけの速度が出るのは、やはりプロペラ4つの威力である。自宅の上を頻繁に飛んでいるが、低い高度をゆっくりと飛んでいることが多い。それを見ているとそれほどのスピード感は感じないが、相当なパワーをもった飛行機ある。KBTさんたちが作ったこの機体の飛行特性はほぼ問題なしと判断した。そうこうしていると、ようやく択捉島の最北端に到着。左眼下には神威岳(かむいだけ)が見える。飛行機の前方に海峡を隔てて見えるのは、「ウルップ島」である。この海峡が、日露の国境になる(1854年日露和親条約では)。飛行機で飛んだ感じでは、択捉島まではどう見ても日本だろう。ロシアは、わがままでしぶとい国なので、当分日本にもどる気配はない。貧しい国なのに、変な大国でもある。軍事力もすごい。日本は当分、ぶつくさ文句を垂れているだけであろう。

 帰途は、知床半島を見たかったので、その上空を飛んでみた。なつかしい知床の山々がまたわたしを呼んでいる気がする。大学時代の親友の田島くんが税理士事務所を構えているのも、すぐ近くの網走市である。数年前の知床登山でも自宅に泊めてもらい、歓待を受けた。すばらしい友をもったわたしは幸せ者である。近いうちにまた会いに行きたい。今度は一緒に山にも行きたいとおもっている。女満別空港へ着陸したときは、すでに13:13になっていた。PCを止めて、急いで歯医者さんへ向かう準備をした。

■室内も冷えてきて…

 温暖化の影響か、いつまでも暖かい日々がつづいていた関東もこのところ寒くなってきた。わたしがFSを飛ばしている自宅の部屋もめっきり冷えてきて、FSをするのはもっともいい時期を迎えている。室温が20℃以下になるのが理想である。わたしのPCには温度センサーがついているので、PC筐体内の温度がわかるようになっている。夏場だとすぐに60℃近くまで上がる。こういうときはハラハラして飛んでいる。ファンは4つ付いているがそれでもエアコンなどない我が家では、パソコンが汗まみれになっているような感じさえ受ける。ようやく、寒さの出てきたこの時期は飛ばすのにはいい気温になる。FS飛行中でも40℃までは上がらない。これを書いている現在(2004/11/21 (日) 8:05)は室温が18℃なので、PCには適温だ。この部屋の半畳ほどのスペースがわたしのコックピットであり、PCの作業場でもある。これで、十分だし、狭くても何も文句はない。真冬になっても、関東ではストーブを入れる必要もないとおもっているので、部屋には暖房器具もない。足が冷えるときは、靴下をはけばすむ。手には指だけ出せる手袋だ。高温に弱いPCは、こういう寒いくらいの環境で使うのが一番なのだろう。今使っているPCは音も静かだし、性能もいい。CPUはもうすでにありふれて性能のものになってしまっているが、それでもトータルな性能では優れたものだとおもっている。今度FS2006が出る頃には、また新しいものにしたいが、それまでは何も不自由していない。

 話は急にかわるが、先日、フリーソフトの「メモリの掃除屋さん」(作者:天野晃治)というのを入れた。物理メモリを常時監視し、メモリの使用量が60%になると、自動的に「メモリリーク」している部分の開放を行う設定にした。このソフトは、非常に容量も小さく軽快でもあるため、常駐させてもほとんどメモリを消耗しないので、優れている。これを入れてみて、面白いことを見つけた。通常、Windowsを起動させて、何かのインターネットなどをブラウジングしただけでも、512MB入れてあるメインメモリの40%くらいはすぐにつかってしまう。ところがである、FSを起動して1時間ほど飛んでみて、このメモリの使用量を見ると、何と10%くらいに落ちてしまうのである。これは、わたしのPCにつけてあるビデオカード(NVIDIA Geforce4 Ti4200)のメモリが128MBあり、そのメモリで主なグラフィック関係の処理をすませてしまっており、メインメモリのほうはこの間お休み状態になってしまうためらしい。ビデオカードのメモリの大切さをまざまざと見せつけられたようで、FSのような3Dグラフィックゲームには、余裕のあるメモリが必要であることがわかる。初心者の方でどれくらい必要か?などと訊ねる人がいるが、「積めるなら積めるだけ」と答えるのが正解であろう。もちろん、いうまでもないことだろうが、これはビデオカード(最近ではグラフィックカードなどともいう)本体のメモリである。

 もうPCもありふれたものになり、職場でもかなりの人が自分用のノート型を使っている。メーカー製のものがほとんどなので、あれこれ機能もたくさん付いているようだ。特に、意識するまでもなくPCなど道具の一つになっている。ただ、自動車と同じような感覚で使えるかというとそうでもない。HDDにたくさん情報を蓄えていても、それを活用できているかというと、そうもいかないだろう。職場で出す書類作りとネットでの検索などくらいしか使わないのなら、今のPCの性能はまったく必要ない。道具といって軽くおもっていても、ちょっと故障しても直せないのでは、やはり困る。せめて、自動車学校で習う程度のPC学習はしておくのがいい。ソフトの使い方だけでなく、OSやPCの作りなどの知識もけっこう役立つ。PCは本当にその人の使える能力分しか働いてくれない。これだけは、どんなにPCが使いやすくなっても変わらないだろう。決して「創造マシン」ではないのだから…。

 2004/11/21 (日) 8:51

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